山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

山陽・山陰の道ふらり旅: 第9日

2009-11-01 05:41:23 | くるま旅くらしの話
行程:道の駅:キララ多岐→道の駅:湯の川→境港市さかなセンター→皆生温泉オーシャン→道の駅:大山めぐみの里→道の駅:ポート赤碕→道の駅:はわい→道の駅:ようか但馬藏(泊)

道の駅:キララ多岐は、海のすぐ側の断崖の上に造られており、下へ降りられる道があり、その砂浜は海水浴場となっているようである。日本海は夕日の名所が多いが、ここもその一つである。今朝は予想外の快晴の空で、起き出した時にはちょうど旭が登った直後だった。その太陽は海とは反対側の山の上にあり、日の出の感動は薄いのは仕方がない。日本海は荒れ模様で、風はさほど吹いていないのに、かなりの白波が押し寄せていた。遥か沖の方では、海が荒れているのであろう。
今日はここを出てひたすらR9を行ける所まで行き、近くの道の駅に泊まるつもりでいる。明日は敦賀から北陸道に乗り、どこかのSAに泊まって、明後日からは信州や上州方面をうろつくことにした。今朝決めたことである。
9時半出発。まずは少なくなった油を補給しなければならない。宇佐美の給油所が松江にあるので、そこまでは保つだろうと思う。この辺の軽油の値段はかなり高い。105円以上となっている。車の燃料は旅の生命線の一つであり、安易に高額の油を入れる訳にはゆかない。
少し走ると道の駅:湯の川があったのでちょっと立ち寄る。何かのイベントがあるらしく、駐車場はかなり混んでいた。婦人会のような人たちが、店をだして手づくりの食べ物などを売っていた。相棒がネギ焼きという、コロッケ大のお好み焼きのようなのを買って来た。中にぎっしりネギが詰まっていて、これが結構美味かった。この辺りの郷土料理の一つなのであろう。それを食べて直ぐに出発。
松江西で給油の後は、米子市に向かう。途中道を間違えて高速道の方に入ってしまった。引き返すわけにもゆかず、不本意だなと思いながら走っていると、入り口の案内板があり、そこにはなんと「無料区間」と書かれていた。そう言えば、鳥取市に向かう途中にもその様な所があったのを思い出す。しばらく走ると、この先から有料区間とあったので、その手間のインターから出ることにした。本当に来年あたりから全ての高速道路が無料になるのか、財源は大丈夫なのか判らないけど、もしそうなれば、この様な小人のチョッピリ得した気分はどうなってしまうのだろう。どうでも良いことを考えながら再びR9に戻り、出雲バイパス、安来を通過して米子市内へ。ここの皆生温泉の日帰り入浴施設が温泉博士に載っていたので、そこに入らさせて貰うつもりでいるのだが、その前に境港市まで行き、何か魚の獲物はないか探すことにする。
境港に向かう道は、右手に松林が続く風光明媚な場所だ。弓ヶ浜は砂嘴(さし)に依って出来ていると聞く。大自然の力には不思議を感ぜずにはいられない。この弓ヶ浜の近くに旅での知人のAさんがお住まいだが、只今は佐賀平野で開催中の一大イベントのバルーン(熱気球)大会見物に行かれており、お会いできないのが残念である。
境港市は日本有数の魚の水揚げ量を誇ると聞く。又私の好きな水木しげる先生の生み出されたゲゲゲの鬼太郎を初めとする妖怪たちの町としても有名だ。どこかに魚の市場がないかと探していると、その名も「さかなセンター」という看板が目に入った。早速そこへ行ってみた。目論見としては、久しく口にしていない刺身の良いのがないか、串焼きサバはないかと思っていた。あったら皆生温泉に入ったあと、遠くまで走るのは止めて、近くの道の駅で一杯やって泊まるのも良いなと思っていたのだが、結果は惨敗だった。干物が多く、刺身は食べるのを控えなければならない、烏賊くらいしかない。蟹や海老類にはさほど関心がない。蟹で関心大なのは渡り蟹だけである。期待が大きかった分だけ、がっかりも大きかった。
諦めた後は皆生温泉へ。オーシャンというその施設は素晴らしかった。お湯も良かったが、そのお湯を活かしたつくりだった。時間を気にしなければ一日中ゆったりと温泉を楽しめるようにつくられていた。露天風呂が一番気に入って、何度も浸らせて貰った。肴のことなどはすっかり忘れてしまっていた。
その後は幾つか途中の道の駅に寄りながら、R9を走る。たっぷり風呂に浸った後の運転は結構厳しい。一番の大敵は眠気である。いつそれがやって来るかと心配だったが、隣で相棒が居眠りを続け、前車が急に止まったりして、やむを得ずブレーキを踏むと、たちまち目を覚まして、ショックで腰がおかしくなったなどと言われて、眠気などどこかに飛んでしまった。居眠りを妨げるために、わざとブレーキを踏んでいるなどと思われたのではたまったものではない。多少根性は曲がっているかも知れないけど、この歳になってそこまで悪意の動作はしない。これで良く40年以上もやって来たものだと思う。ま、お互い様で、諦めが肝心なねだとは思うが。
今日も暮れた道の運転となってしまった。湯村温泉辺りで暮れ出した道は、幾つかのトンネルを潜り抜け、目的とした養父(やぶ)の道の駅に近づく頃はすっかり暗くなってしまっていた。目的地の少し手前に、ガイド書にも載っていない新しくオープンしたらしい「ようか但馬藏」という道の駅があった。駐車場も広くて立派である。迷わずここにお世話になることに決める。夜道の運転は避けるのを躊躇(ちゅうちょ)してはならない。
暗くなったと言ってもまだ18時前である。しかし入浴後の長時間の運転が効いたのか、疲れは抜群で、夕食の後はたちまち爆睡となる。
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