goo blog サービス終了のお知らせ 

村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

土御門院小宰相

2016-12-16 23:16:30 | 女房三十六歌仙
土御門院小宰相
つちみかどのいんのこさいしょう
生没年不詳、
鎌倉時代に活躍した歌人

女房三十六歌仙の一人。
従二位藤原家隆の娘。
藤原隆祐の姉妹。
承明門院小宰相とも呼ばれた。

初め土御門院に出仕するが、
承久の乱によって土御門院が土佐国に遷った後は、
土御門院の生母
承明門院在子に仕え、
更に在子によって養育された
後嵯峨院に出仕して
後嵯峨院歌壇で活躍した。


茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柿本人麻呂

2016-12-16 00:10:22 | 村雨庵 稽古 
柿本人麻呂
かきのもと の ひとまろ
660頃 - 724、
飛鳥時代の歌人。
名は「人麿」とも表記される。
後世、山部赤人とともに
歌聖と呼ばれ、
称えられている。
また三十六歌仙の一人で、
平安時代からは「人丸」と
表記されることが多い。

今日は木曜稽古
昨日と同じ掛け物である
柿本人麻呂の画
優しそうなお顔をしている 

茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慶安二年は1649

2016-12-15 00:02:39 | Weblog
今日は水曜稽古
掛け物は人麻呂画賛

賛の落款は写真のように
慶安二年己丑仲春 藤為景謹写
とある
己丑は つちのとうし
とよむ
西暦は1649
賛の内容はわからない

藤為景は藤原為景のことで
冷泉為景のこと37歳の書

冷泉 為景
れいぜい ためかげ
1612- 1652
江戸時代初期の公卿・歌人。
藤原惺窩の長男。
父惺窩はもとは冷泉家の流れを汲んでいたが
庶子であったため、本家を継がなかった。
叔父の冷泉為将の死去に伴い、
勅命により下冷泉家を相続する。
後光明天皇の侍講として活躍し、
松永貞徳や中院通村などの当時の
一流の文人たちとも交流があった。
このほか、水戸藩主・徳川光圀とも
交流を持った。
享年41。

なんて
覚えられない


茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐野の渡り

2016-12-13 23:11:58 | 紫廼茶話会
今日は火曜稽古
玄関からなんとなくクリスマスの
雰囲気が漂う素敵な雰囲気

掛け物は雪の画賛
賛は
駒とめて
袖うちはらふ
かげもなし
佐野のわたりの
雪の夕暮  
  新古今集 藤原定家

有名なうただ
是非とも覚えようではないか
またこの歌は
下記の万葉集の歌の
本歌取りでも有名だ


長忌寸奥麻呂
ナガノイミキオキマロの歌

苦しくも降り来る雨か
三輪ミワが崎
狭野サノの渡りに
家もあらなくに
(万3-265)


《佐野の渡り》とは
歌枕(うたまくら)。
今の和歌山県新宮市南端の
地域の海岸沿いにある
木の川の渡し。
歌では、多く「雨」「雪」
が詠み込まれる
 (学研全訳古語辞典より)


茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さあ灯りを近づけて ワインパーティー

2016-12-13 00:50:50 | お勉強
鍋敷に山家集有り冬ごもり 蕪村

師走の〇〇研究会
お勉強はいつもより
ずっと早めに終えた

今夜はワインパーティー
まずは灯りを近づけて
グラスを皆に分けましょう
というところの写真だ
ワインを飲みながらの
お喋りは愉しい

おつまみ、パン、スープに
最後はアップルケーキと紅茶
お腹も満足
気分も満足



茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女房三十六歌仙 今日は清少納言

2016-12-11 21:57:10 | 女房三十六歌仙
女房三十六歌仙
今日は 清少納言
清少納言
せいしょうなごん
966頃- 1025頃、
平安時代の女流作家、歌人。
随筆『枕草子』は有名。

清原元輔 908 - 990の晩年の娘。
曽祖父(系譜によっては祖父)は清原深養父。

のち、摂津守・藤原棟世と再婚し娘・小馬命婦をもうけた。

一条天皇の時代、正暦4年(993年)冬頃から、
私的な女房として中宮定子に仕えた。


百人一首
夜をこめて鳥のそら音ははかるとも
よに逢坂の関はゆるさじ
     清少納言



茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後楽園は若者でいっぱい

2016-12-11 00:25:45 | Weblog
今日は鈴の会
凜様と待ち合わせ
場所は出光美術館だったのだが
なんと
すっかり忘れてしまった
時間になるとどうしましたかと
メールが届く
もう凄く驚いた
慌てる焦るが仕方ない
留守番が帰ってきたので
凜様とは
時間と場所を変更して
再度会うことに

場所は丸の内線の後楽園
時間は四時
改札口で待って下さる
お茶でも飲もうと歩き出す

遊びに来た人の多いこと
若者や子連れの家族など
最近はあまり見ないほど大勢
場所が違うとこんなにも
様子が異なる
お茶をのんでお喋りをして
ほどほどで帰る
帰りの電車は席を譲ってもらった 有難い


茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幽玄 夜咄の茶事

2016-12-10 02:05:26 | 茶事 茶会 
家では何度も夜咄の茶事をした
三十代から面白がってしていたので
回数はけっこう多い
客としては
毎年想望庵様の除夜釜と
他には二三回あっただけだが
夜咄と聞くだけで
行ってみたくなる
あの暗闇でお茶などしたくなる
予定ではこの冬には
夜咄をするはずだったが
諸事情あり取りやめた
することば出来ないが
行く事は出来る
自分だけ今日は夜咄へ
誠に申し訳ない
でもいそいそ わくわく

席入は四時
待合から腰掛に向かう
汲みだしは腰掛けでとか
煙草盆を動かし
円座を置いて待つと
運ばれてきた汲出は
ふーふー 熱いお汁粉 
暗闇の中に始まる夜咄の茶事は
互いに芝居の演者
俗世にどっぷり浸る
平坦な日常を
非日常に変えてくれる
いいねぇ夜咄

迎付ありて席入
挨拶をして前茶
そのあと初炭 
夜咄らしい懐石
菓子は蒸したてのそば饅頭
もう全て嬉しい

中立すると
外は別世界
喚鐘が鳴り
手燭の交換で後入り
続き薄茶
そのあと炭だが
ほうろくが持ち出され
炭を上げ残る炭を
埋み火にする

小さな膳に年越しそば
またまた一献し
挨拶 退出
満ち足りて露地に降りる

銅鑼が鳴った
これは
送り鉦カネとか
送り銅鑼と言われるもの
鳴り始めたら
銅鑼の音を味わいつつ
名残惜しみつ露地を進む
さあ 帰ろうか
俗世界へ


茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かそけき木の葉

2016-12-09 01:42:00 | 村雨庵 稽古 
炭取の底にかそけき木の葉かな
芥川龍之介

木曜稽古
昨日来れなかったケンケンとアイテラ氏
それとサカチカさん
三名のお稽古である

写真の風炉先は
アイテラ氏への新築祝として
社中のみんなの贈り物
点前座に広げて
写真をとり
これを見てない人に送信した

こんな事が出来るなんて
凄いね
昔は出来なかった
いつから出来るようになったのだろう



茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

看々臘月尽 江天暮雪

2016-12-08 00:13:49 | 村雨庵 稽古 
今日は水曜稽古
掛物は一行物
看々臘月尽

みよみよ 
ろう月尽くし

ほらご覧12月も
終わってしまうよ
心の準備は出来てるか
というような意味合いだと解釈している

もう一つは時代の色紙

江天暮雪
葦の葉にかかれる雪も深き江の
汀の磯に夕ともなしし

江天暮雪
コウテンボセツとは
長沙市橘子洲。
日暮れの河の上に
舞い降る雪の風景。

中国湖南省、瀟水と湘水が
洞庭湖に注ぐあたりの地方を瀟湘と言い
その瀟湘地方の
下記八つの景勝を瀟湘八景と言う
・山市晴嵐
・漁村夕照
・遠浦帰帆
・瀟湘夜雨
・煙寺晩鐘
・洞庭秋月
・平沙落雁
・江天暮雪


一昨日の茶事
薄茶の主茶碗は
因久山だった
なかなか思い出せず
教えてもらった
そういえばそうだった


茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縞様の師走茶事

2016-12-07 01:12:20 | 茶事 茶会 
師走というのに日差しも明るく
襟巻きや手袋は必要のないほどだ
お茶事に向かう足どりも
お喋りも弾む


いつだったか歌舞伎をお好きな縞様に
掛け軸を差し上げた
菊池容斎筆の勧進帳の画だった
それを年内に
ご披露したいからと
今回茶事のお招きを受けた

正客は私め次客は紫兎先生あと
森金さんとサカチカさんの四名



待合床 菊池容斎筆
 硯箱 羽蒔絵籠地 料紙
汲出 染付
煙草盆 鵬雲斎好み
火入 自然坊

席入りすると
初座の掛け物は
梶原逸外の無事

梶原逸外は
1896-1981 84歳
愛知県出身。
現花園大校長をへて,
昭和19年正眼寺住職,
44年妙心寺派管長。
正眼短大を創立。
禅の海外普及につとめた。

初炭点前
香合は雪竹の絵 夜寒焼
本懐石を堪能
菓子は虎屋の金団 松重ね
中立の後



後座の床 蓮月の短冊
花は壇香梅と秋の山
左入の赤楽にて濃茶
高取の時代の茶入
茶杓は淡々斎
蓋置は今年の御題の人から
三つ人形
薄器は江戸初期の平棗
薄茶碗は替が白萩と絵御本写
主茶碗は思い出せない


蓮月の歌
山里は松の声のみ聞き慣れて
風吹かぬ日は
さびしかりけり 蓮月



茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殷富門院大輔インプモンインノタイフ

2016-12-05 23:13:29 | 女房三十六歌仙
殷富門院大輔
いんぷもんいんのたいふ
1130頃 - 1200頃、
平安時代末期に活躍した歌人。
女房三十六歌仙の一人。
父は藤原信成。
母は菅原在良の娘。

若い頃から後白河院の第1皇女・殷富門院(亮子内親王)に出仕、
それに伴い歌壇で長年にわたり活躍した。
藤原定家・寂蓮・西行・源頼政など
多くの歌人と交際があった。
建久3年(1192年)の殷富門院出家に伴って
自らも出家したとされる。

逸話 編集

鴨長明が近ごろの女流歌人のなかで上手なのは
殷富門院大輔と小侍従であるとある


百人一首
90番          
見せばやな
おしまのあまの袖だにも
ぬれにぞぬれし
色はかはらす
  殷富門院大輔


写真は昨日の羊の会の
お菓子
かわいい


茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無事

2016-12-05 00:04:59 | 羊遊会
炭付花月
貴人清次濃茶付花月
掛け軸は
芳賀幸四郎の「無事」
禅語としての意味は
下記のような意味とは違うようだが
この無事の二文字を
目にするだけで
皆の一年の平穏を思い
感謝の気持ちが湧き上がる
不思議だ


デジタル大辞泉の解説
ぶ‐じ【無事】

1 普段と変わりないこと。
また、そのさま。
「日々を―に送る」
「平穏―」

2 過失や事故のないこと。
また、そのさま。
「航海の―を祈る」
「―に任務を果たす」
「手術が―終了する」

3 健康で元気なこと。
つつがないこと。
また、そのさま。
「―を知らせる便り」
「父母の―な顔を見て喜ぶ」

4 なすべき事がないこと。
ひまな状態。
「われ―に苦みて、外に出でて遊ばんことを請い」
〈鴎外訳・即興詩人〉

5 何もしないこと。
「只道士の術を学んで、無為を業とし、―を事とす」〈太平記・一〉

茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座の谷庄→新橋の東美

2016-12-03 23:42:26 | 茶道具、古美術、骨董
今日と明日は歳暮正札会
場所は東京美術倶楽部
明日は用事があるので
今日にしたが
谷庄にも行くつもり
電車に乗ったところで
谷庄を先に行くことにした

谷庄は
明治元年創業の
茶道古美術商
初代は
加賀藩家老に仕えた武士だったが
明治維新により転身したとのこと
金沢と銀座六丁目に店がある

谷庄 東京店
東京都中央区銀座6-3-2 
ギャラリーセンタービル4F
歳末茶道古美術展
12月2日(金)~12月10日(土)
午前10時~午後6時
(会期中は無休、最終日午後4時迄)

今日は谷庄にて
銀の建水を買った
それと正札会では
薩摩の色絵茶碗を買った
来年の
3月18日に八王子の美ささ苑で
茶会の席持ちをする事になった
ホームページをご覧下され
もし参加ご希望の方は
コメント頂ければ
お電話かお手紙差し上げます

来年はまだまだと思っていると
あっという間にその日がくるだろうから
何でも早め早め
写真は浜松町からの東京タワー



茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

渋谷区某所市中の山居

2016-12-02 23:34:45 | 茶事 茶会 
踏石を伝ひさしたる冬日かな
    高浜虚子

11月に一度
お誘いを受けたが
都合で伺えず
改めて日程を決めて頂き
今日は友人達を誘って伺った
某所の市中の山居
日差しも明るい良い日よりだ

今回で私は四回目くらいだが
お客は私を含めて五名
いつものように
凄いお道具が登場する
嬉しいや楽しいやら
黙ってはいられない
感嘆の声が上がるが
素敵とかでは表現できず
ただ只 びっくりして唸るのみ

また是非とも
伺ういたいと



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする