村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

伝教大師・最澄

2020-09-08 23:22:18 | 和歌と歌人

阿耨多羅三藐三菩提
アノクタラサンミャクサンボダイ
の仏たち
わが立つ杣ソマに
冥加ミョウガあらせたまへ
 和歌・歌人40
『新古今集・巻二十・1921』
 伝教大師

最上の知恵をお持ちになる仏たちよ。
杣木を切るために私が立つこの杣山(比叡山)に
冥加ミョウガをお与えください。

杣ソマ=樹木を植えて材木をとる山。
冥加ミョウガ=知らず知らずのうちに,
神や仏あるいは菩薩などから
加護をこうむることをいう。
仏は潜在的に,
衆生の能力に応じて冥加を与えるとされ,
その冥加に対する感謝の印として
神社や仏閣へ奉納する金銭のことをもいう。

慈円の
おおけなく
憂き世の民におほふかな
わが立つ杣に
墨染めの袖
はこの歌を本歌としたもので、
後世に大きな影響を与えた歌である。
と本にあった。

伝教大師
767~822
近江の人
僧名は最澄
伝教大師は謚オクリナ
延暦四年785比叡山に草堂を建て
のち延暦寺と称した。
延暦23年空海と共に入唐、
翌年帰朝して天台宗を開いた。

写真は昨日行ってきた渋谷の
東急プラザ
ここでソフトクリームを食べ
ポットできた紅茶を飲んだ
満足した

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