能因法師ノウインホウシ
和歌・歌人110
山里の春の夕暮来てみれば
入相の鐘に花ぞ散りける
わが宿の梢の夏になるときは
生駒の山ぞ見えずなりぬる
嵐吹く三室の山のもみじ葉は
龍田の川の錦なりけり
都をば霞とともに立ちしかど
秋風ぞ吹く白河の関
能因ノウイン
988~ 1050か1058
平安時代中期の僧侶・歌人。
俗名は橘永愷タチバナノナガヤス。
法名は初め融因。
近江守・橘忠望の子で、
兄の肥後守・橘元愷の猶子となった。
子に橘元任がいた。
中古三十六歌仙の一人。
茶入を探していた
たどりつくまで
色々な箱を開けたところ
あるメガネ箱に
肝心の茶入が入っていない
探すと前に茶会で使ったままで
一つだけ違う箱に入っていたので
ちゃんと元に戻した
ある箱には仕服が二つ入るようになっているのに
一つは空だった
どうしたのだろう
写真はとんぼう と たそば