春めくといふ言の葉をくりかへし みどり女
今日は裏千家東京道場
コロナ禍で
ずっとおやすみしていた好日会が
三年ぶりに復活
以前と少し異なりつも
始まった
二月初旬には大宗匠百寿の茶会が披かれ
また今日は天皇誕生日の祝日
それら三つの祝意を込めて取合せたとう
黒田和哉先生の濃茶席
茶会記は淡交に掲載されるが
引き締まった格の高いお道具
広間に御客様は二十名
濃茶を頂いた後も
みごとなお道具に皆様
離れがたく
大寄せとは思えぬほど
ゆっくり茶席に留まる
それぞれのお道具の詳しい説明を受け
晴れの茶を堪能し満ちた
薄茶席も終ると
午後一時過ぎ
点心は辻留のお持帰り
同行のお友達十名では
近くに食べるところは無い
お弁当は重たい
心は満足でも
おなかはしきりに訴える
茶会の余情残心を語りあい
ゆっくりと頂戴したいもの
しかし、しばし後には
おなかは収まり
賑やかに御開きした
愈々春めく