村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

きのうの茶会の短歌を詠んだが

2015-10-19 22:05:56 | 茶事 茶会 
橋を渡り
門をくぐる
延べ段を少しあるいて
右に曲がると玄関だ



孤蓬庵の露地の風景いくたびも写真で見しと比べて立てり

小堀遠州の建立されし孤蓬庵かの有名な露地を前にす

孤蓬庵の廊下に座り薄茶席の順を待ちおり秋の日ざしに

京の名席その三つに入るとう扁額「忘筌」の扁額の文字まず確かむ

「忘筌」とう茶席の床に月の和歌冷泉為村の軸うつくしき

沢庵の「雲関」軸の意味を言う孤蓬庵主の穏しきまなこ

床の間に江雲宗龍の軸かかる遠州の子なるとう伸びやかな文字

孤蓬庵のひらく茶会にふさわしく国宝の茶碗にまみうるならん

枇杷色にろくろ目強くかいらぎあり指し示したる喜左衛門井戸

思いのほか手取り軽しと喜左衛門とう茶碗を両手に乗する庵主は

国宝の喜左衛門井戸その茶碗のぞき込む面きびしかりける

窓からの秋日に枇杷色の喜左衛門の茶碗明るむ孤蓬庵主も

村雨庵


おそまつ




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