村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

白珪尚可磨

2020-09-27 23:20:56 | 茶の事

今日はアイさんのお宅へ
アイさんは今年86歳
宗栄先生が亡くなるまで
一緒にお稽古していた
一度か二度お宅に伺ったことはあるが
十何年か振り
迷わないと思っていたのだが
曲がる道を間違えて
しまった

たまに
どうしてるのとお互い電話して
一時間の長電話をする
月に一度だけれど
おうちでお茶のお稽古をしてるとのことで
今日 遊びに行くことにした
四畳半の茶室では濃茶点前
隣の洋間には点茶盤に瓶掛に銀瓶
各自茶箱を持参して
月の点前をするのだそうだ
皆さんそれぞれ立派な蒔絵の茶箱
お一人は桐に木目込みで
手毬の文様を入れたもの
好みを注文したそうだ
初めて見た
いつもは五名集まってお稽古してる
メンバーは
もと教師のTさん
歯医者の先生
不白流のSさん
九十歳の方は今日はお休み
アイさん入れて五名
いつも
点前の本を見て研究しながら
今出来ることを
楽しみながらしているのと
大きな声でお喋りしてる
平均年齢は物凄く高いらしい
飾り気のなく明るい雰囲気
活気がある
暫く会ってないので
アイさんが心配でもあったのだが
しあわせなアイさんと
暖かいお友達を見て
私自身が元気になった

写真はアイさんの掛物
白珪尚可磨ハッケイナオミガクベシ
白珪とは白く清らかな玉
完全無欠な玉をも
なお磨き続けるべし
終わりなく
磨き続ける
これでいいと
止めないこと
 
偉いね
中々出来ないもの

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