香におどろくや冬こだち

斧入れて香におどろくや冬こだち　蕪村

茶筅供養は
かつては外にほうらくを持ち出し
種火に茶筅をどんどんくべて
わが家風の茶筅供養をしたのだが
茶筅を燃やすと煙がとても出る
想像以上の煙りがたくさん出る
それを見つけて
ウーウーサイレンをならして
赤い車がこっちにきたら
すごく困るとすぐ消した
それから
外で茶筅を燃やす事はやめている

風情ある日本の行事が
少なくなりつつある
茶道の世界に残っているものも
昔より減っている気がする
ちょっと寂しいが自分もしていないのだから
日常と異なる事は
余裕がないと出来ない
歳暮の茶の湯は何かと忙しく
あわただしく過ぎると日々だが
そういうときのお茶こそほっとして
より楽しい気がする
大晦日まで
あといくつか茶の稽古と
茶の用事がある