村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

花月のはなし 

2014-07-14 23:51:35 | 茶の事
昨日書ききれなかったので
続き
花月之式の話し

花月之式は
「互換機鋒看子細」ゴカンノキホウシサイニミヨ
と 無学宗衍ムガクソウエン和尚の偈頌にある
互いに動きに注目し、
その時々に応じて動けるように、
子細に よく良くまわりもみなさい

全員が集中、緊張してこそ、
花月之式がなりたつという事か

花月之式には
炭付、濃茶付、壷荘付、香付、軸飾付、茶箱付花月
茶通箱付花月、など付物花月

他に貴人の加わる、貴人清次花月、貴人清次濃茶付花月、

結び帛紗花月、投込み花月、無言花月、四畳半花月、逆勝手花月などがある
それら
全ての基本が
平花月之式である

と以上は昨日の分


今日は研究会
外は暑いが冷房のない茶室の中は
もっと暑い

集中してものを見る
先生のご説明通りに子細に見る
他にも次々と道具が出され
集中して 見る
集中したせいか 暑さを忘れた
名品は心を洗う
気がつけば今までの暑さを忘れ、
心より涼しくなっている
その事実にみなが驚いた


後十五番歌合・一三 七番 嘉言

夏の夜を
待たれ待たれて時鳥
ただ一声も鳴き渡るかな

通釈】夏の夜をずっと待たれ待たれして、
時鳥はたった一声だけでも鳴いて渡ることよ。
 

先生の露地の葡萄
まだ 若々しく可愛らしい



茶の湯・茶道ランキング



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする