病院へ行くと実に待ち時間が長い
それで本でも持って行くのだが
このところは里庵さまからお借りした
阿部龍太郎の「等伯」を持っていった
初めは回りの人を気にしつつ読んでいたが
段々入り込んで気がつくと泪がにじむ
それを気がつかぬようにぬぐっては読むを繰り返していた
読み終え無かったので その後は
自宅でゴロゴロしながら読んでいた
その上下巻なるもの 漸く今日読み終えた
読んでは眠り
起きてはちょっと読んでと
休み休みでないと疲れて読めない
何故なら 老眼で明るい所で無いと読めないし
ホントにこの本を読むと泣くのだ
泣くと疲れるので 休み休みになったし
その分時間もかかった
大徳寺の高僧に利休や近衛前久など
よく聞く人物がたくさん登場し文章もわかりやすい
能登の七尾から上京してくるにも大変な苦労を経験し
比叡山の焼き打ちの場面などもありそれが後あとの人生へと繋がってくる
悲しい親族の別れもいくつもあるし
狩野永徳との確執も辛いものだ
御存じ国宝の松林図屏風が最後に登場してくる頃には
ただただ私めは泣くだけだった
でも 読み終えてひと眠りすれば
寝起きはすっきりである
これから残された作品を見る時は
その等伯の苦しかったであろう人生を思い
また必ず泣くと思うが
もしその場をご覧になっても
知らん顔の見て見ぬふりを 秘かにお願いしたい
茶の湯・茶道ランキング
それで本でも持って行くのだが
このところは里庵さまからお借りした
阿部龍太郎の「等伯」を持っていった
初めは回りの人を気にしつつ読んでいたが
段々入り込んで気がつくと泪がにじむ
それを気がつかぬようにぬぐっては読むを繰り返していた
読み終え無かったので その後は
自宅でゴロゴロしながら読んでいた
その上下巻なるもの 漸く今日読み終えた
読んでは眠り
起きてはちょっと読んでと
休み休みでないと疲れて読めない
何故なら 老眼で明るい所で無いと読めないし
ホントにこの本を読むと泣くのだ
泣くと疲れるので 休み休みになったし
その分時間もかかった
大徳寺の高僧に利休や近衛前久など
よく聞く人物がたくさん登場し文章もわかりやすい
能登の七尾から上京してくるにも大変な苦労を経験し
比叡山の焼き打ちの場面などもありそれが後あとの人生へと繋がってくる
悲しい親族の別れもいくつもあるし
狩野永徳との確執も辛いものだ
御存じ国宝の松林図屏風が最後に登場してくる頃には
ただただ私めは泣くだけだった
でも 読み終えてひと眠りすれば
寝起きはすっきりである
これから残された作品を見る時は
その等伯の苦しかったであろう人生を思い
また必ず泣くと思うが
もしその場をご覧になっても
知らん顔の見て見ぬふりを 秘かにお願いしたい
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