村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

堺の庭

2012-11-08 00:44:01 | 村雨庵 稽古 
口切に堺の庭ぞなつかしき 芭蕉

ご存じだろうが
堺の庭とは利休の庭ということだ


水曜日の稽古は炉になって初めてだ
壷を飾り、口切を稽古する
茶事の挨拶が済むと正客は壷の拝見を乞う
亭主はすぐさま床の壷を取りに立ち
壷の網、口緒を取り、正面を確認する
そのあと御茶入日記を出し、
茶漏斗に詰茶を振り出す、
希望の濃茶の袋を右の挽きやに入れ、詰は左に入れる
封緘紙で封をし押印後、網に入れ水屋に下げる
つづいて初炭となるが
口切は少々時間がかかるので
初炭を先にしておくと
壷の口を切る間に湯が湧き
濃茶でも薄茶でも稽古はすぐ出来る

2008年のブログの初日は口切の茶事を書いたような記憶がある
冷蔵庫も無い昔 「お茶を挽く」がことわざになっているくらいだ
口切は日常だったはず
ゆえに壷の扱いはいつでも良いはずだが
今はやはり11月がぴったりくる
今月中に社中は口切の稽古か
または小習いの壷荘の稽古をすること


写真は飛び姫作の熨斗袋入れ
同じものを二つ貰った
華やかで綺麗である 
バックに入れておけばすぐに取り出せる
みな器用だね 有難う



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