村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

正午茶事 飛び姫の夏休み

2009-07-19 22:57:41 | 茶事 茶会 
早起き 5時半
とび姫の初の茶事だ
半東にやっとも姫
水屋はかつどのと森金さん

正客は布佐から遥々お越し頂いた和子様
次客 入門したてのさわわ様
三客は同じく入門ほやほやのうららさん
詰は次回亭主をするサカチカさんだ


客がどうも揃わず 連休の中の日ゆえか
和子様のお出ましを願った

飛び姫は
はじめてにしては ちゃんと勉強したせいか
誠に良く出来た 

会話は女優のように決まった台詞以外は難しく、
なかなかスムーズに出ないらしい
そんな時は 顔の筋肉を
パントマイムのように動かして
「すいません、わかりません」
「ああ良く考えればもう少ししたらわかるかもしれません」
「さっきはちゃんと解っていたのに」
「すっかり忘れてしまいました」
表情だけで表現していた
稽古茶事ゆえ
濃茶がうまく練ることができればまずは良しとするか

なにより最後まできちんと一人する茶事は
大変なだけ勉強になるはず

なるべく早く茶事の亭主をさせて
茶の事を勉強する楽しみを知ってほしい のだ

菓子は
ふくやの 向日葵 
朝 届けてくれた 出来たて
美しさを
裏切らないおいしさだ

待合掛物  雄波 狩野
煙草盆   銀象眼皿 
火入    白釉
汲出    一閑人  

本席 
掛物 雲無心岫出 クモムシンニシテシュウヲイズ
      西部文淨筆
釜   真形釜 増山馨鉄造
炭斗  菜籠
火箸  福豆 時代
灰匙  南鐐 淨貞造
釜釻  寒雉
羽   海猫
香合  一文字 染漆
 
風炉は初めに懐石 その後 初炭 その後に菓子が出る
懐石は
向付 石鰈のお造り 万古焼編笠
汁  冬瓜 
煮物椀 鰻豆腐椀 時代鳥花色絵煮物椀
焼物  鰹叩き 廣栄窯
預け鉢 新ジャガと牛肉の炊き合わせ オランダ写京焼
進肴  烏賊と玉葱の胡麻酢 織部  
小吸物 西瓜の芽  糸巻き型
八寸  アワビ 枝豆  生地
香のもの 澤庵 ごぼう 青菜 飛び姫自作
菓子 ひまわり ふくや製
菓子器 治兵衛

後座の床は花に変わる
花入 蝉籠
花  むくげ 祇園守 水引
棚 淡々斎好 瓢棚
水指 絵志野 口四方 時代
茶入 利休瀬戸
茶碗 京三島 
茶杓 磯千鳥 藤田寛道
建水 唐金 棒の先
薄茶水指  色絵 柳橋 京焼
薄器 細なつめ 田所芳斉
茶碗 八つ手色絵  清閑寺
 替 星天目  酒井学
茶杓 根来塗
菓子器 淡々斎好 ほたる籠 

以上
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする