村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

与謝蕪村と祇園祭

2009-07-12 23:16:55 | 茶事 茶会 
月に一度の紫廼茶話会 
軸は祇園祭に因み
蕪村の消息

そういえば
今日の日曜美術館は与謝蕪村
蕪村の魅力をたっぶり見て聞いたばかりなるが
偶然か必然か
目の前に蕪村の濃い墨色の文字が連なる とは
やはり
紫兎庵様 ならであるぞよ
わくわくと うれしく拝見すれども
此間

そのあとは全く読めず 皆固まる
あっさり 読めませんと われら皆 いい年なのだが口を揃え
まるでお腹のすいた雛たちのよう



消息の内容は
祇園祭の水引の下画ができたので
どうぞ取りにいらして下さい
という 7月9日の手紙


此間者御光来
辱奉存候
けしからぬ秋暑に御座候弥
御安全奉賀候
しかれば被仰聞候
水引下画奥書出来有之候
御勝手次第 取に可被下候
右御案内如此に御座候
余は期拝眉候
頓首
七月九日
 二白 御町内みなみな様へもよろしく
  被御達可被下候 以上

新町四条上ルひがしがわ
高宮屋五兵衛様
    
       与謝蕪村

とあるらし
どこからか
祇園祭のお囃子のコンチキチンが聞こえてくるよな
コメント
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