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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

明日は夜咄茶事

2013-12-22 00:10:39 | 村雨庵 茶事茶会
明日は夜咄
亭主はリンさん
半東はアイテラ氏
男性ふたりがもてなす茶事だ

早々と茶事案内の手紙が届いたそうで
鶴仙人ことリンさんのその風雅さに感激したと
もらった客人達はいう
今日はそのリンさんとサカチカさんと桃ちゃんの三名が手伝い
露地の掃除
道具の出し入れと片づけ
一時から始めたが四時半にはほとんど終わった
驚くほど早い
四名だからだろう

夜咄だから
朝もゆっくりでも
いや 油断は禁物
灯りの用意がまだ
それに
煮物碗も出し忘れた

明日は冬至
一年で一番夜の長さが長い
一年で太陽の昇る高さが低いので影も一番長い
無病息災を願い
南瓜を食べ、柚子湯に入ろう










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紅白金団

2013-11-24 19:49:47 | 村雨庵 茶事茶会
茶事の主菓子は
おめでたく紅白金団とし
金団の得意な菓子部のひとりが作った

干菓子は銀杏と松葉



それと
鯛 笹の和三盆
栗の甘納豆 
山芋の松茸は菓子部で 紅葉は鶴屋のスリ琥珀
それらを吹き寄せにして
福升に

昨日の事だが
過ぎ去るのは早い
すぐ次の12月の茶事を考えないとならないが
今日はさすがに疲れて
菓子の稽古は休んだ
ずっと寝ていた

あまりに疲れると
頭が回らず
失敗や感が狂うから
適度に休まないといけない らしい
休み休み 
来週もお茶に励もう
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小堀宗中

2013-11-23 23:17:46 | 村雨庵 茶事茶会
賛の
小堀宗中とは

江戸後期の幕臣・茶人。
遠州流八世。
政峰の孫。
六世政寿の子。
名は政優、通称を大膳、別号に和翁・大建庵。
茶家小堀家中興と称された。
慶応3年(1867)歿、82才。 《コトバンクより》



画の狩野伊川院とは

江戸後期の画家。
養川院惟信の子。
名は栄信、号は玄賞斎。
絵を父に学び、その父に「吾及ばず」と言わしめた。
近世狩野派の名手。
水墨に金泥を施す技法に特色を発揮する。
また茶道を能くし松平不昧の恩顧を受ける。
文化13年法印に叙せられ伊川院と称した。
文政11年(1828)歿、54才。
《美術人名辞典の解説.》
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古希の茶事 

2013-11-23 21:40:52 | 村雨庵 茶事茶会
待合床 恵比寿
 汲出 志野
 煙草盆 玄々斎好香狭間透
 火入 織部八角 加藤作介造
腰掛 煙草盆 手付春慶 
   火入 青磁
本席床 寿老人画賛
  小堀宗中筆 是見人延命 
  狩野伊川院画 寿老人

クマショウさんの古希茶事
目出度い道具を取り合わせたが
表道具は亭主の道具だ
茶入は高取
棗は紅葉の色絵蒔絵内は流水文様、
濃茶茶碗は春岱 
薄茶茶碗は久宝の色絵
茶杓は社中のお祝で差し上げた銘「蓬莱」を濃茶に
薄茶には銘「日々新」

お客様は五名
正客は十徳姿の鶴仙人 思わず宗匠とお呼びしたくなる風情だ
次客は久々の森金さん 
三客はお香の先生
四客様はくま姉様 
詰は着付のカズ先生
待合に座られた皆さまの風格に圧倒される
水屋は
半東と露地 それに水屋が四名と総勢7名
皆都合をつけてお祝いに参加してくれたのだろう
お陰で私めは足の痛い事をいいことに 口だけ参加
亭主のくましょうさんは古希とも思えぬ俊敏さ
口切、初炭、懐石
濃茶、後炭、薄茶と全て見事に点前した
立派 見事 素晴らしい
私も古希の茶事を元気に披くことを願っているが


皆様お疲れでした
ゆっくり しましょう



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菊月の正午茶事

2013-09-29 22:29:03 | 村雨庵 茶事茶会
サカチカさん菊月の正午茶事は
晴れ女だけあり 爽やかな茶事日和だ
支度をしている時でさえとても気持ちが良い
打ち水をし、香を焚いた頃
お客様がお越しになった

お客様は四名 
時間通りに茶事は始まった

水屋は四名 それぞれに何度も水屋をこなしている
盛付もタイミングもまかせ
その分私は日頃の怠慢を恨みつつ
鬼のように掃除をしたり お椀を洗ったり…
何でも経験 回数が物をいう
一回より二回 二回より三回だ
なにしろ茶事百会 おぼろ月だから
懐石の時は何かと忙しく
写真を撮れないがそれでも ひとつ撮れた
時代の犬山焼には
葡萄と舞茸の梨酢を



写真は亭主サカチカさんが作ったお菓子
こなし製である 銘は「東籬」
采菊東籬下 悠然見南山
菊を採る東籬のもと 悠然として南山を見る 
陶淵明の飲酒二十首の中の一句

今日もサカチカさんから
アリナミン7を貰って二本も飲み
たくさん働き 何とか無事に済んだ
ご馳走様でした 
 また お願い・・・



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積善有余慶 小さな茶会

2013-05-06 23:15:33 | 村雨庵 茶事茶会
今日もいい天気だ
緑の木々の間を拭きぬけて風が来る
気持ちのすこぶる良い
掃除日和でもあるが
今日は茶会
茶室をかたづけて
お客様をお待ちする

茶会は二回 12時半と2時半の二回
茶事は披いていたが
久しぶりの自宅での茶会
茶事と違いお客様も気楽にいらして頂けるはず

円覚寺管長の朝比奈宗源老師の一行 積善有余慶
広州窯の白釉の花入 
花は昨日の茶事 松籟庵様から頂いてきた立派な芍薬
松籟庵さま 有難うございます
昨日に引き続きわが小さな茶会へもお運び頂きました
松風庵さまと想望庵さま 
有難う御座いました
どうぞまたお越しくださいませ


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青柳の

2013-04-01 18:59:12 | 村雨庵 茶事茶会
昨日の茶事
待合は加賀千代女の画賛
青柳の朝日をまくる霞かな

本席の床は 宙宝宗宇
無事是貴人





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三月尽 飯台の茶事

2013-03-31 23:22:53 | 村雨庵 茶事茶会
飯台の茶事は
折敷の代わりに
飯台という表面が平らな文台のような机をつかう
四つ椀は重ねて持ち出す
飯椀には物相のご飯を入れ蓋をする
その下に汁椀その下に汁椀の蓋
一番上に利休箸を乗せて長盆で持ち出す・・・

飯台の茶事はいままで何度かしているが
経験の多いお客様でも面白がって頂けるようだ
椀の置きかたなど、いつもと違う
献立もわびて一汁三菜といきたいが
料理の関係もあり折角お客様お越し頂くからにはと
一汁五菜になって いつもと同じ
懐石の道具を出す時習慣的に出してしまった小吸物
小吸物は省略
香鉢もない
それから汁替えが無い
その分 水屋は楽だ



昨日菓子部で作った菓子は
ひさご
菓子器は花見弁当のようなつもりで手付を選び
白餡を緑に染め白酒餅でくるむ
それを形つくった
今回の茶事は正客のながたん姫、亭主の勝どの、それに私も体調不具合
元気でやって行こうではないかと無病で行くべし
菓子は五個、蓋にひとつ合計、六瓢ということ

茶事は終わった
まず互いに疲れをとろう


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アイテラ氏茶名披露正午茶事

2013-03-18 00:03:49 | 村雨庵 茶事茶会
一月の予定だったアイテラ氏の茶名披露茶事
私めの風邪で延期したが
今日 無事に茶事は終えた
まずは良かった

お客様は三名 水屋は二名と亭主
懐石道具を出すのも洗うのも簡単 時間も早い

取合せの道具は亭主の道具を中心に足りないものは私のを使った
自分のだと道具を覚えなくても済む
その分楽だろうと 
まず本席の床は亭主の持ち物
山田無門筆 本来無一物
六祖慧能エノウ 638~713が 五祖弘忍の後を継ぐ
という事が決まった その偈頌である
五祖には弟子が700人程いたというが 
選ばれた慧能はただの寺男だったという


写真の
棚は八田円斎造 半月棚
水指 古高取 
薄器 唐戸面溜塗菊桐蒔絵茶器
薄茶茶杓 作は忘れた 銘は若草 
因みに濃茶茶杓の銘は平常心
両方とも亭主のものだ

 

主菓子は 亭主の名前から「一之字餅」菓子部製
銘々皿は 加藤幸兵衛窯の弥七田織部
干菓子はゴルフ最中 これのみは虎屋のだ 
転がらないように州浜でピンを作った これも菓子部



もうひとつの菓子はゴルフが趣味の亭主
グリーンと池 などどうだろうかと・・・
菓子部と相談 造ってもらったが



その調子 中々いいではないか
さあ うまく
カップイン出来るかどうか
それとも 池にポチャンと落ちるか
恐れを知らず ホールインワンを狙うか
ゴルフも人生と同じようかも
とまあ 遊んでみた



袴姿の亭主アイテラ氏
茶事が済んだ 帰りがけの言葉は
ああ面白かった   と・・・
お疲れでした
 

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飛姫茶名披露茶事

2013-02-17 21:29:16 | 村雨庵 茶事茶会
本席の床は飛び姫茶名の記念品
閑雲 義山良忠 大徳寺510世

今日は飛び姫の茶名披露の茶事である
待合でまず葛湯を 汲出茶碗は志野
掛物は新井勝利画の紅梅

誰が袖棚に
初釜の福引で飛び姫が当てた色絵扇面の水指を据える
茶入は時代の瀬戸 
父君が以前もとめてあった茶道具のうちのひとつだそうだ
仕覆は今日の為に飛び姫が自分で作ったもの
次回の自分の茶事にはまた新しい仕覆を作るとのこと
袋物を習っている甲斐があったというもの

干菓子は菓子部が作った
といっても飛び姫自身の上用まんじゅう 
干菓子の梅花糖も飛び作
茶名で頂いた「貴」の字だが
なぜか昨日と違う
動いてしまったらしい
生きている



もうひとつの干菓子盆

白い巳の二尾は飛び姫製
菓子部では
すり琥珀で鱗 立山に見立てた
右下にあるのは銭 
巳は福徳財宝を授けてくれるとか
黄色に染めた薄甘せんべいを楕円にし
真ん中を四角く押すと銭に見える
お客様は懐紙にたくさん移されたとか



お客様は三名
正客は林和靖リンナセイ 初めての正客
次客は着付けの先生のカズ先生
詰はサカチカさん
四畳半の茶室がとても広く見える


亭主の飛び姫は巳年
年女だ 
36歳である 
その上
背が高く稀に見る美しさ 
まさに弁天様
生徒様 弁天様
ああ
有難や・・・

合掌




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ひいろんさんの正午茶事

2012-11-24 23:09:50 | 村雨庵 茶事茶会
茶事は疲れる
なにしろ茶事に使う四畳半は
普段は仏間と荷物置き場になっている
それをさら地のように何もなくすのだから
想像以上に大変なのだ
昨日けっこう片づけたつもりだったが
今朝続きを始めると
日頃の掃除、片づけがいかに出来ていないか
前回の茶事につかった茶碗の箱、座布団が8枚
紙袋の束が4袋、それに袋物のアイロン類と
辞めた香道の関係の大きな袋がふたつ
二月堂が三台と大きな座卓が1台
それらをやっとお風呂場にしまった
掃除をして漸く炉の畳を開けた
なんと五徳が入っていない
去年の炉塞ぎは透木釜
一番前にあり手に触れた五徳は鬼爪だが
急いでいるから これで勘弁
四畳半はやっと整い
廊下の荷物に目隠しのカバーを掛けようとしていると
アイさんが見えた
ちょっと早いけどとかおっしゃって
あちこちの襖を一気に閉める
確かまだ時間は50分前頃
どうぞ どうぞと・・・
入って頂くが
目隠しは途中で断念
ごちゃごちゃの荷物はどうぞご勘弁を


写真は待合の軸
狩野伊川院の高尾大夫の画
一文字は絵の大夫の着物に似る
中回しは墨流しで紅葉を所々に染め
軸はモミジの金蒔絵である

汲出しは黄瀬戸
煙草盆は一対になっている
象彦の蒔絵の煙草盆
火入れは瓢型の青釉



明日は友人の茶事へ行くから
このへんで また


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明日は茶事 ひいろんさんの物語り

2012-11-23 23:56:33 | 村雨庵 茶事茶会
夕方6チャンネルのテレビを見ていると
植木屋の青木さんの御両親が登場した
高尾山の紅葉が見事だが
それにつづく奥高尾も美味しい食べ物があるという
奥高尾は高尾山頂から小仏峠 景信山 神馬山と続くが
いくつかある山小屋にそれぞれ美味しい名物があるようで
青木さんは景信山の山小屋で
山菜のてんぷらを作っていた
いつも青木さんから山小屋の話しは聞いていたが
テレビでもお客様が大勢いらして混雑していた
年に何度か植木の手入れに来てくれるが
あんなに遠いのだなと思うと ただただ感謝である


明日は村雨庵にて正午茶事
亭主はひいろんさん
正客はアイさん
今日は前日の支度
ひいろんさんは道具の出し入れ
水屋は下拵え
当日の水屋はさかちかさんとotakeさんとバイ様
今日は勝殿、デレラ嬢それにちょっと寄っただけのカズ様まで片づけや料理に
手伝ってくれた
集合は11時 まずお茶と珈琲を飲みひいろんさんお持たせの海苔巻きをペロ
1時半にカズ様とotakeさん到着でお持たせのオニギリやお菓子
3時半頃そろそろ終わりだデレラ嬢のミスドのドーナッツで締め
休憩ばかりであるが 茶事の支度はとにかく 疲れる
やすみ休みでないと 出来ない 
みんなが帰る四時過ぎに丁度電気屋がスイッチの修理にやってきた
狭い玄関でみなが出るまで中に入れない
狭い家なのに次々と
若くて綺麗なお弟子達が
玄関からあれよあれよと出てくるので目を丸くして驚いていた

雨が降り露地の掃除ができない
午後から晴れて来たが 
明日だ
夕方テレビを見て夕食のあと
確認に見に行くが
道具を見まわして何だかすっきりしている
長板総荘りなのだが何と皆具を出してない
茶杓もない 花入も無い
出し忘れた道具を踏み台に乗って出した
あとは 明日だ

写真も明日



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夕月夜 10月の茶事

2012-10-21 23:07:04 | 村雨庵 茶事茶会
茶事は天気には関係ない
雨だろうが槍だろうが
寒くとも暑くとも
よほどの事が無い限り、茶事と決めたらお客様をお待ちする
先月の茶事の時、台風の為、夕方から大雨になるという事だった
正午茶事だったが帰りの電車が止まってもいけない
このような場合にこそ「続き薄茶」の点前が相応しいかも
しかし亭主役は初めてで、急に変えられても対応が難しい
そのまま茶事は進行しお客様も無事何事もなかった

今日は快晴
空はどこまでも青く、空気は澄み、心地よい風も微かに吹いている
露地に水を撒いても、ほどよく濡れて、さわやかである
亭主役のアイテラ氏の日頃の行いの証しか
待合は昨日のブログの写真
紅葉
汲出しは鼠志野 加藤十衛門

本席の軸は 烏丸光廣
名所杜
夕月夜入りぬるかげや
木枯らしの
森の下草 置く露もなし

懐石のあとに唐物炭取で初炭
香合は厳島神社古材 村瀬治兵衛



菓子は三種差し上げた
唐果物と納経それにご正客様から頂いた林檎を大徳寺縁高に盛る
唐果物は京都の亀屋清永の「清涼歓喜団」、これを食べた後味がすごいが
漢方薬か香でも食べたかのよう 
胃袋から体が綺麗になる その感じが私は好きだ


 
もうひとつは「納経」と銘をつけた 菓子部の作だ
写真が下手でうまく撮れないが 案外良かった



干菓子は「琵琶」と「撥」を、清だが唐物の盆に盛る
いずれも、われら素人が作る菓子ゆえちょっと漫画みたいだが
当人たちは頗る楽しんでいる

粛々と茶事の時間は流れ、濃茶、後炭、たちまち薄茶となる
10月は侘びの月だが今回は中置にもせず、
薄茶のみ小間据えに動座し、台目棚にて後炭と薄茶
亭主のアイテラ氏
今日は半東もいず、着物姿での支度や点前はさぞお疲れであろう事や
アイテラ氏がぼそっと「ああ面白かった」との独り言


日の暮れが早くなった
名残惜しいが お客様をお見送りにと出たその空には
もうすぐ半分になりそうな月が煌々と美しい

明日は
上弦の月



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明日は さわわさんの初めての茶事

2012-09-30 00:24:00 | 村雨庵 茶事茶会
明日は茶事
11時に水屋担当、1時に亭主役が来て
おのおの支度をする
私めはひたすら片づけをする
紙袋や座布団、茶事には必要のないものを
傍らに集め
明日いっぺんにお風呂場へ押し込めるのだ
普段から整理をしておけばよい物を
いらないコピーや紙袋やビニール袋
山になりはじめた本のタグイ 稽古に使った茶道具らを
有るべき場所へ納める 箱に入れて元に戻す
続けて動いていると疲れてしまう
三時をしようと皆に声を掛けひとやすみ
夕方出かける洋服を着てみると、お腹のまわりがキツイ
前に並ぶボタンがパンパンだ
皆に見せると上着で隠せば大丈夫だと言う
その言葉を信じて夕方、皆を置いて出かけた
家に帰ったのは夜八時頃
水屋は少し前に帰ったらしい
遅くまで大変でしたね

明日は九時集合
日曜なのに、早い時間で寝坊も出来ない
茶事は結構大変な事が多い
人が寝ている時、体を休めている時
フル回転で頭も体も動かさなければならない事もある
茶、茶事は仕事でも無いのに、
本気でしなければ進まない
だからこそ 面白い

さわわさんは華奢でソフトである
道具も勿論その雰囲気を壊さない取合せにした

懐石道具は
折敷は山中塗の和田瑾斎
丸い膳で黒塗り回りの縁に金彩がある 明日は満月
向付は薩摩、萩の籬の文様 
煮物椀は木地が見える塗で金銀の大きな菊が蒔絵してある
焼物鉢は鉄釉に白の流しかけ 
紫兎先生に先週頂いたもの早速使わせて頂く
預け鉢は萩の鉢、坂田泥華作
進め鉢は現川焼
香鉢は緑色の平焼 
S先生は香鉢は必ず焼き〆を使いなさいとおっしゃったが
スイマセン今回は・・・
四つ碗も燗鍋も出したが
そうだ
小吸物を出すのを忘れていた
まああその位良いか

あしたにしよう




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村雨庵茶事の菓子

2012-06-19 01:15:16 | 村雨庵 茶事茶会



日曜日の茶事



主菓子は「糸巻き」
菓子器は文箱フバコを使う
時代の蒔絵で文様は根引きの松
さて
黒文字をどうしようかと考えたが
紐を濡らさないように
りゅうさん紙と懐紙に包んだ

干菓子は硯箱に
菓子部で作った干菓子を盛る
硯の文様はしのぶ
いにしえの王朝を偲ぶと思いあれ
 
いつも無理な注文をするのだが
なんとか頑張って作ってくれる
今回は硯と筆と色紙
州浜で硯、筆は山芋に砂糖、色紙は錦玉で干し琥珀


「歌でも一筆」と言って
亭主が正客に持ちだす
蓋を開けた時の顔を思うと楽しい



茶事が終わると亭主は水屋にも茶を点てる
改めて干菓子も盛る






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