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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

甲午歳暮の茶事 明日明後日

2014-12-13 23:14:01 | 村雨庵 茶事茶会
冬の空針もて彫りし絵のやうに星きらめきて風の声する 与謝野晶子


明日は茶事
天気は良さそうだ

五徳を変える予定が
間に合わなかった
古い五徳は不安なので
鬼爪に取り替えよう
釜は
野馬釜と箱に書いてある時代の釜で
何度かつかうと漏りはじめた
修理して底を新しく替えると
すっかり綺麗になった
直して初めて使う
稽古で釜を掛けるといい具合に釜鳴がする 
年初より馬地紋の釜で午年に御招きするつもりが
色々あり
とうとう12月
2日続けて茶事をする
明日の亭主はアイテラ氏
明後日は茶事
亭主はわたしめ

師も走るとう(とう=と言う)12月に
茶事をするとは
誘われたお客様もいい迷惑かも知れない
催す方は
ただただ 楽しい
それだけでなく
たくさんの苦労も
おまけで付いてくる
だから こそ

とにも かくにも
茶は修行




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宗悦さんの茶名披露

2014-11-16 21:29:34 | 村雨庵 茶事茶会
今日は茶事
デレラ嬢いや宗悦さんの茶名披露の正午茶事
小春日和 気持ちの良い晴れ
やはり亭主の宗悦さんは
晴れ女だ

精進潔斎とはいかないが
美容院へ行き髪を結いあげて
今日の茶事にのぞむ
取り合わせた道具は殆ど亭主の持ち物
今日は
いままで集めた道具を披露する楽しい場所でもある


茶名披露の時にわが茶事では
待合に茶名の許状を飾る
お客様はしげしげとそれをご覧になり
初心にもどる


掛物は
近衛信尋筆 和漢朗詠




本席は一行 
建仁寺管長の竹田益州筆
本来無一物

大辞林 第三版の解説によると

ほんらいむいちもつ【本来無一物】
〘仏〙 万物は実体ではなく,
空にすぎないのだから,
執着すべき対象は何一つないということ。
〔禅宗で用いる語〕

なるほどね

主客の挨拶
主「茶名を頂きこれからが茶の勉強だと思いました」
正客「ほんとにそうですね、私もまだまだ入口だと思っておりますのよ」

水屋でそれを聞いた
「そうだ頑張れ」


茶事は部屋を綺麗にしなくてはならない結構大変で疲れる
でも楽しかった
茶事はほんとに面白い
また次を
頑張ろう






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冬日和

2014-11-16 00:18:43 | 村雨庵 茶事茶会
馳けてゐる少年少女冬日和 立子

立子とは
星野 立子ホシノタツコ
1903年(明治36年)11月15日 - 1984年(昭和59年)3月3日)は、
昭和期の俳人。
高浜虚子の次女。
虚子の一族でも特に評価の高い人物の一人である。
女流では中村汀女、橋本多佳子、三橋鷹女とともに四Tと称された。
≪ウィキペディアより≫



明日は茶事
デレラ嬢の茶名披露の茶事

水屋の支度には今日は三名が参加
パキパキと料理の下拵えをする
午後四時頃に蒸したての蟹真薯を
味見の為に持ってきた
丁度小腹もすいている時間だ
出来立てのふっくら真薯をムシャムシャ
味見にしては大きいが頗る美味



すっかり忘れていたが
昨日の片付けで古い五徳の箱が出てきた
ずっと昔に骨董屋から買ったものの
一度か二度使っただけ
その時
爪の形が見かけないもので
何だろうと思ったが
よくよく見ると葵だった



一部壊れていたので知り合いに修理に出したところ
直って戻り おまけに同じような五徳を作ってくれた
それ以来古い五徳は箱の中にしまったまま
もっぱら
そのレプリカの方を使う


亭主のデレラ嬢は
四畳半の炉を開いて
灰を清め
五徳を調整しつつ釜の高さを計る
試しに釜に柄杓を掛けてみて
炉縁と柄杓の間に指一本入るくらいが
丁度よい釜の高さだ
明日の茶事は
出てきた
古い方の五徳を使おう




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明日は茶事 今日は秋晴れ

2014-10-18 22:16:13 | 村雨庵 茶事茶会
明日は茶事 
桃ちゃんの初茶事
今日は清々しい秋晴れ
庭掃除には打ってつけだ

水屋方と桃ちゃんと四名に
「はい、軍手、はいビニール袋」と渡して庭に出る
つくばいを清め、ゴミや落葉を取る
ほんとに綺麗になった
満足 感謝
午後からは水屋は明日の下拵え
桃ちゃんは道具を箱から出して並べ、部屋を整えた
私はいつもの半分も動けない
ちょっと物を運んでは休み、また休んでは動かす
今日は珍しく三時が無かったので余計に疲れた
五時ごろ何とか明日の支度は完了
私も疲れたが
桃ちゃんも他の皆も疲れたはずだ 
本番は明日
まだ気は抜けない

村雨庵では炭点前が出来るようになると、すぐ茶事をしてもらう
茶事を経験すると、まず茶の楽しさが解り、ますます茶が面白くなり
茶を辞められなくなる 
それを偏に期待するゆえに・・・だが 


明日のお客様は三名
正客は森金様、次客は茶事には初参加のマリ様
マリ様は桃ちゃんの妹様だ
お詰は鶴仙人

すでに巻紙でお手紙をお出ししたとのこと
もちろん妹様にも書いて、手渡ししたらしい
日常にそうそうある事ではないだろう
その場を想像するのも楽しい
茶事の手紙を書くことを負担に思わず
面白がってほしい
失敗しながら慣れてゆけば、いずれ身に付く

明日も晴れ



秋晴のまぶしさありぬ 銀襖ギンフスマ  石鼎

石鼎は原石鼎ハラセキテイ
俳人。島根県生。名は鼎。
高浜虚子に師事する。
豊かな感性と高朗な調子で独自の句境を開いた。
俳誌『鹿火屋』を創刊、主宰した。
画も能くする。昭和26年(1951)歿、65才。
≪weblio辞書≫




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秋の風吹く

2014-09-02 00:01:53 | 村雨庵 茶事茶会
君待つと
我が恋ひ居れば我がやどの
簾動かし
秋の風吹く  額田王

昨日の茶事の向付は風の字



予定では残暑きびしいのではと思い
それでは秋風でも吹いてもらおうと使ったが
このところの暑さはそれほどでもなく
風の効果は無かったようで 残念



写真の花入は
池田瓢阿作 サカチカさんの道具
不昧好みだそうだ
花は桔梗と水引き
今、花が無いのでネットで
北海道と大阪と二か所から
取り寄せたものの
当日綺麗に咲くか冷や冷やもの
相変わらず花には一番苦労する



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一期一会 楽々会

2014-08-31 23:01:22 | 村雨庵 茶事茶会
茶事の会 楽々会
先日ブログでお誘いした会だが
書くとすぐ
友人のナガタン姫が参加したいとのメールあり
また他に四名様の申し込みを頂き
すぐお客様はお揃いとなった
その日から茶事当日の今日まで
メールやお手紙でご連絡をさせて頂き
立秋に亭主のサカチカさんから御案内のお手紙を差し上げ、
またご返事を頂いたりしたが
長らくお待たせしてして 
申し訳ないことだった

今日はその茶事当日
初めての場所にての、初めて会うお方ばかり
さぞ緊張されドキドキなさった事だろうに
ようこそ お越しくださいました
水屋一同ともに 感謝 歓迎である


寄付の掛物は
柴山家伝来 探幽の画賛
汲出 加藤十右衛門
莨盆 蛇籠蒔絵
火入 夜寒
本席 正徹の短冊
濃茶の菓子は
亭主が作った 銘は「こぼれ萩」
菓子器は 盛阿弥



盛阿弥は
桃山時代の京都の塗師
利休のお抱え塗師でもあり、
天下一の称号を秀吉から貰ったといわれる

干菓子盆は唐物輪花盆
味噌最中と富士山
麓には秋草



亭主はいのしし年であるので
富士山を取りさると
叢クサムラから勢いよく飛び出して来る

勿論、全てが予定通りとはいかないが
亭主は大活躍 無事に茶事を終え
水屋の皆に濃茶、薄茶を点てる
独座観念とまではいかないが
みなで水屋の片づけを終え
一期一会の茶事は終わる

さあ 次は・・・



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瓜図

2014-07-22 23:19:04 | 村雨庵 茶事茶会
昨日の茶事

待合は瓜図
青墨で描いてある
筆者は尚信

狩野 尚信カノウナオノブ
慶長12年10月6日(1607年11月25日)― 慶安3年4月7日(1650年5月7日))は江戸時代初期の狩野派の絵師。
狩野孝信の次男で、狩野探幽の弟、狩野安信の兄。
子に狩野常信がいる。
通称は主馬、自適斎と号した
(ウィキペディアより)

長板に菱馬の水指は
手塚祥堂造






午前中は病院
そのままお料理へ出かける

ちょっと具合が悪かったが
動いているうちに
自力で元気になった
料理も大勢でワイワイ作っている時は
実験室のようで 楽しいものだ



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夏を楽しむ・正午茶事

2014-07-21 23:42:04 | 村雨庵 茶事茶会
正午茶事
亭主は森金さん
水屋は二名 クマショウさんとサカチカさん
お客様は五名様

挨拶のあとすぐに懐石
風炉はすぐ懐石ゆえ
ご飯の炊きあがりに合わせて動く事が必要だ
お客様がそろったらガスの火を付けて
ご飯を炊く
見切り発車だから
待合ではゆっくりできない
挨拶もサラッと 行こう

懐石の後、初炭
初炭所望で正客のキミさん 
表千家だが快諾 
香は香盆を出し、翠香先生から頂戴した
伽羅「日吉野」を焚く
久しぶりの伽羅の香は 
さすがに良いもの
菓子は亭主森金さんの手造り
葛製「水牡丹」
菓子器は明の染付 
兜鉢の小さなもの
ピンクに青色が綺麗だ



あさ早かったので
この辺にして
明日書こう




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外山夏月・明日は茶事 

2014-07-20 23:34:41 | 村雨庵 茶事茶会
明日の茶事
今日は亭主他水屋二名で明日の用意
それぞれにわかれたが
水屋が二名でちょっと大変だったようだ
焼物はイサキだが10匹、八寸の鮎は5匹
計15匹を下した ようだ
御苦労さま

明日の掛物は
江雲宗龍筆の詩短冊
題は外山夏月

山接村邊帯月帰脱風吹落透単衣
慇懃欲向素娍怡 挍是乗涼上翠微
何となく雰囲気はわかるが
ちゃんと読めない
一文字だけ読んで繋げてみるが
文字の読みも確かではない

山に接する村の辺には月を帰カエし
脱ぐ風吹き抜けて単衣を透トオりすぎる
真心が籠っていて礼儀正しく欲しがりむかうが、
もとより、かよわい、こころがなごむ、
くらべれば是涼さに乗り上げ 翠は微かだ

おそまつである


外山は=
奥山、深山の反対、人里に近い山、端の山、はずれのやま

外山の夏の月は 涼しくて気分が良いです
ということだろうから
まあ、それでいこうと・・・
で 天気はどう




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茶事の会 楽々会

2014-07-07 00:19:00 | 村雨庵 茶事茶会
少々悩んでいる事がある
最近、生徒さまが少なくなった
転勤だったり田舎に帰ったり
それぞれ止むをえないのだが、いざ茶事をしようとすると
参加者の人数が相対的に少ないので
外からお客様をお呼びする事になる
すると毎回水屋に入る人は決まってしまう

そこで
考えた
茶事の会を作ろうと
会の名前は「楽々会」

第1回は
物凄く暑いであろう 8月31日の日曜日
12時席入り 正午茶事
亭主はすでに決まっているので
今回はお客さまで参加
いずれは水屋や亭主も・・・と続けられるようにしたいが
どうだろう
募集は5名様程度 
私めは裏千家だが流派は問わない
募集期間は7月末日まで
途中で満員になれば 
それで今回はお終いにしようか
会費は1万円 
場所は拙宅 村雨庵
神奈川県横浜市


もし、もしもだが、物好きにでも
傾きかけた、わが村雨庵で
茶事でも経験しようかなと思われたら
ご連絡されよ
現在コメントは非公開中ゆえに
メールアドレスや御住所など御連絡先をご記入のほど
後日、メールにて直接ご返事致しまする


今日は懐石料理の会
煮物椀は「う豆腐」
豆腐の上に鰻がのっている
小メロンとも言えぬ大きな小メロンは
デレラ嬢から貰ったもの
実柚子を吸い口にして
う・・・・・ うまい




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沢の松 還暦の茶事

2014-06-09 00:07:17 | 村雨庵 茶事茶会
向付の挨拶では
始めての茶事は台風だったと
亭主のサワワさんの話しだから
どちらかというと雨女かもしれぬが
すこし
小雨になった
これならば外に出られる

初座は
蛍籠で初炭 香合は扇面
午年の亭主
鐶は くつわ鐶
菓子のあとは中立ち
雨が少し小降りになった
空も思いのほか明るい
菓子は前日作った葛焼きで銘を「沢の松」



中立の後
蹲を使って席入りすると
あさぎ交趾の花入に額紫陽花がひと枝
亭主のサワワさんがたっぷり露をかけた
水指は菱馬に茶入は高取
茶碗は旦入の黒
茶杓はサワワさんの持出しで
鵬雲斎大宗匠の作 銘は「松寿」

建水はサハリ
後炭は常のように香合は初炭と同じ
煙草盆を出し干菓子を運ぶ
サワワさんの棗 扇面大棗で中村孝也造とか
サワワさんの茶碗はやましたで去年買ったと
「白馬に乗った王子様」黄交趾
干菓子は 大きなダイヤモンドの指輪



もうひとつの干菓子は
サワワさんは仙台生まれ
仙台堆朱の盆
幼い時を思い出し 蛍に水




茶杓は皆様のお祝い
銘は「のどか」

本席の掛物は還暦の茶事ならで赤いものをと
「丹頂千年寿」

還暦の茶事は
サワワさんにとって将に
一期一会
一生に一度の茶事だ
きっと本人は 今日を忘れない



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明日は サワワさんの茶事

2014-06-07 20:38:54 | 村雨庵 茶事茶会
明日はサワワさんの
還暦の茶事

今日は
料理の支度、
茶室の掃除、
最後は
明日の菓子を完成


植木屋さんが入ったばかりで
露地の掃除が無い分
楽だ
庭はまだ綺麗だが
木戸を入ってから
枝葉が着物に触れないよう
更に短くサカチカさんが切った

準備は出来た
今日は一日ずっと雨
明日は どうだろう

写真は5月20日高輪の開東閣
美しい茶人お二人がモデル
お部屋に良くお似合いである




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飯台の茶事 花見頃

2014-03-30 23:28:06 | 村雨庵 茶事茶会
朝からしとしと雨だ
待合には手あぶりを用意したが
丁度よい温もり
お客様がいらっしゃる頃には結構強い雨音
風も強い
どうなることかと気にはなったが
お帰りの頃になると雨はすっかり上げり
青空が見えた

亭主サカチカ
水屋クマショウ、森金
露地、桃
正客、松風様
次客、アイテラ氏
三客、鶴仙人
詰、デレラ嬢
お客様は四名

汲出のあと
にじり口から四畳半へ席入
挨拶のあと初炭
飯台にて懐石
菓子のあと中立ち
後座に席入し濃茶、後炭、薄茶と
懐石のほかは正午茶事と同じだが
飯台は禅僧の食事作法に近いとの事
懐石も道具も侘びの取り合せ
サクラ開花で花見に丁度よいが
花爛漫というわけで軸も水指も棗も茶碗もと
桜ばかりを出す事もあるが
今回は桜そのものを出さず
花は心眼で見ようと
桜の絵は薄茶茶碗のみにした

軸はサカチカさんの道具
後藤瑞厳老師の「山花開似錦」

主菓子はサカチカさんが作った
「佐保姫」




道具の事もたくさん勉強し、正客のお尋ねに淀みなく答えていた
まずはホッとした事だろう
茶事の達成感と解放感は格別だから
独座観念、一期一会である



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大炉の茶事

2014-02-16 23:06:20 | 村雨庵 茶事茶会
森金さん久しぶりの登場
大炉の茶事だ
今回で大炉は五回目だとか
友人たちが皆さん言うのだ
「私も森金さんの大炉の茶事に出た事があるわぁ」と
なるほど行動した結果は残る

今日の客様は森金様のご友人方
以前 飯台の茶事でお出まし頂いた
青年部の時のお知り合い
初めての方は二名様 壷々を用意して
お越しをお待ちする

木戸や露地の残りの雪を塵取りで取り去るが
それまでの道端にはまだ回りには雪が残っている
お客様は皆さま お着物でいらっしゃった
さすがお茶人



寄付は川端玉章
お福さん
先日の好日会でも
点心席の掛物は抱一のお福さんの立ち姿
琳派の画家もお福さんを描くのだと
道具屋はそう言ってこの軸を進めてくれた事を思い出した

茶事の菓子は今回は
亭主の森金さんが作った
主菓子は先日和菓子教室で習ったばかり



干菓子は州浜の梅の枝と
摺り琥珀の紅梅白梅に鶯を一羽
それに末富の白酔墨客

もう一つの盆には 和三餅と会津の
干菓子の写真を撮るのを忘れた
御免



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冬至 夜咄の茶事

2013-12-23 00:23:43 | 村雨庵 茶事茶会
亭主はリンさん
半東はアイテラ氏
正客は森金さん
詰はひいろんさん


汲出は志野茶碗
甘酒に生姜を入れ楊枝をつける
待合の掛物は「鶴寿老」と箱にある



本席は小田雪窓の「楽」
楽しむと読むか
楽と読むか
どちらも 良い

夜咄は大字か 
または小さい字の
掛物が良いという


前茶のあと
平炭斗で初炭
羽根は白鳥
火箸 時代
釜カンは淨益
香合はみみづく
懐石は一汁一菜
燭台の明かりの中に
亭主も持ち出し相伴する

主菓子は上用を重ねた
雪だるまの頭に
羊羹の鱗鶴をのせる
菓子部製 銘「鶴仙人」
ちょっと可愛らしすぎだ
暗闇の中では良いか 



中立前には
露地にたっぷり水を撒く 
そうすると露地行灯の灯りがよく映る
わが狭い露地も
見違える良い風情に変わる
写真を撮るのを 忘れた
中立のあと手燭の交換 
床は石菖
水指は白萩 
茶入は背の高い美濃伊賀茶入
濃茶茶碗は白楽で小川長楽造
茶杓は玄々斎 銘「小天狗」
蓋置は竹 小林太玄老師
建水は曲
濃茶茶碗と薄茶の主茶碗はリンさんのもの
薄茶は雪洞の水指を持出
薄器は打出の小槌が大きく蒔絵された宝尽くし蒔絵 輪島だが
茶杓は 福本積応老師の銘「かがり火」
茶碗は和田桐山の筒茶碗
他は梅の色絵や干支の茶碗をつかう
干菓子は等々力のお菓子屋の七色の鈴最中
虎屋の和三盆 推古
菓子部の落雁
それとネットで探した「ゆべし」冬至なので柚子を使いたかったのだ
開けると小さな柚子そのままの形である
でも正直あまり美味しくなかった 残念
ほんらい夜咄は続き薄茶なのだが
都合で濃茶と薄茶とをした
その後に止め炭があり
見送る

灯篭のあかりだけ残したが
あとは順に灯りを消していく
露地は暗い
いつもの電灯をつけると
一瞬の幽玄の世界はたちまち消えた
茶事は終わった

あとは皆さまからの手紙を
亭主は楽しみにするばかり・・・




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