炭うりに鏡見せたる女かな 蕪村
茶事や茶会に使った茶碗は
乾かさないと
すぐにしまえない
乾かすのに
私は茶碗を臥せない
上を向いたまま乾かす
もし逆さまに伏せて
口回りが欠けたり壊れてはならないからだ
常に口回りは弱いので注意が必要だ
でも水指などは
普通はそのまま乾かすが
底が乾きにくいものは
逆さまにしたりもする
道具の扱いは様子を見ながら
普段と変えることも
柔軟にしたい
昨日はブログを書けなかった
夕方 熱々の珈琲を
右膝と太ももあたりに
こぼしてしまって
痛かったが大したことないと
思っていた
でもだんだん熱く
だんだん痛くなりはじめ
濡れたタオルと保冷剤で
ひたすら冷やす
あまりに痛く
何もできない
水ぶくれにはなってないので
大したことはないのだが
ロキソニン飲んで寝ることにした
朝起きると痛みはなく
よしよし
3時にお菓子を食べて
インスタント珈琲を飲もうと
こたつの机に置いて
いつもの位置に座ったが
また
熱々珈琲をこぼした
危ういところだった
今度は自分にはかからず
大丈夫だが
座布団と敷物にどっぷり珈琲がかかってしまった
同じミスを重ねては
いけないのに
気をつけよう 自分
写真はお湯をいれるとお吸い物
可愛らしい
でも熱湯に気を付けないとね
伊藤左千夫
炉開の
室の花には錦木に
やつれ野菊
そへ挿せるよし
今日の午前中は
炉の炭を洗う
風炉と炉とごちゃ混ぜになってしまった
庭の引き出しに収納した
これが結構時間がかかるのだ
炭は重たいから
少しずつしか運べないし
力を込めるので
膝が痛くなってしまった
切りの良いところで
一休みして
早めのお昼ごはんを食べる
膝が熱く痛いから
保冷剤を膝に当てて冷やす
少しするとよくなった
今日は思いの外暖かいので
片付けの作業をするには楽で
助かった
最近わたしめ働き者に変身
そのお陰で
韓ドラと華ドラのビデオがたまってしまった
それでも毎日楽しみにしているのが
豪華な母娘
5分でも10分でも少しでも見ると
不思議 癒される
復讐ものなのに
面白いんだ
写真は日曜日の選挙の
学校
私の学校
炉開やあつらへ通り夜の雨 一茶
最近のわたしめは働き者だ
先週の日曜日に茶事の水屋に入って以来
体の動きが
少し早くなった気がする
その上
まず早起きになり
小まめに働くので
何となく疲れて
夜は早めに寝る
よって朝は早めに起きる
と、まあ健康的な生活である
働くと言ってもお茶のこと
道具をこっちからあっちへ動かし
一階から二階へ持っていき
下から上の棚に上げる
香合や茶器など小道具的なものもあるが
屏風や風炉先など大きい道具もある
正直結構疲れるのだ
今日は
炉と風炉を変えるので
お弟子様に来てもらって
押入の奥に
朝鮮風炉に眉風炉と道庵風炉をしまって
細かい道具の炉風炉を変えた
もとから働き者のお弟子様と
ちょっとした仕事を終える度に
口から出る言葉は
「疲れたから休もうよ」
「ちょっと休んでお茶のもうよ」
「何か食べようか」
古希を過ぎると すぐ疲れて
休んでばかり 何か食べてばかり
加齢と筋肉量のなさ
持続力耐久力が殆どなしなので
今日も
お弟子様のお陰で
何とか炉開きの道具だしはできた感
まずまず良かった
あとは明日に
明日も働き者になって
残りの作業を頑張ろう
写真は午前中投票した所
定家
おしなべて
かはる色をば
おきながら
秋をしらする
荻のうはかぜ
定家
わすれつる
むかしを見つる
ゆめを又
猶おどろかす
荻のうはかぜ
定家
ゆふされば
すぎにし秋の
あはれさへ
さらに身にしむ
荻のうはかぜ
ガラガラと音させて
雨戸を開けると
青空
晴れている
夜中から降っていた雨が上がり
気持ちが良い
大気さわやか
今日は
ちょっと道具でも片付けようか
少しずつ道具を出して
整理しようと
それがちょっとでなく
足の踏み場もないほど
部屋いっぱいに広がって
ちょっと動かしては十時
お昼をたべて
三時もとって
あっちこっちと動かしては
一応もとの場所に押し込んだ
夕方まで動いて
道具の片付けは終わり
私にしてはよく働いたほうだ
写真は
先週の火曜日の食事会の
煮物椀
源信明ミナモトノサネアキラ
わたつ海ミの
なきさの丘の
花薄
まねきぞ寄する
沖つ白波
源信明
ミナモトノサネアキラ
910-970
平安時代中期の官吏,歌人。
延喜10年生まれ。
源公忠の子。
若狭,陸奥などの国守を歴任。
従四位下。
三十六歌仙の一人。
今日は
古志ちゃんの還暦茶事の支度
待合を片付けて
道具を箱から出して
所定の場所に並べる
それでも今回は懐石がないから
その分道具は少ないのだが
結構多い
あと出すのは
縁高と風炉の枝炭
忘れない
写真は昨日の紅茶
かまくらの月のひかりや震災忌
久保田万太郎
1889-1963
大正-昭和時代の小説家,劇作家,俳人。
「三田文学」から出発。
昭和12年文学座創立に参加。
戦後俳句誌「春灯」を主宰。
32年文化勲章。
昭和38年5月6日死去。
73歳。東京出身。
慶大卒。俳号は傘雨。
昨日の地震
ちょうど友人と電話中だったところ
下からズンズン ん地震か
地震よ電話切るねと言いつつも
今度は横揺れになった
枕元の寝床で寝ている猫のミーちゃんは
体を起こしキョロキョロして不安そう
電話はまだ切って無かったようで
ぐらぐら来てる大きいわよ
と互いに言いつつ
じゃあねと電話を切った
が
ブログを書く元気は失せた
なんの被害もなく
無事
皆様もご安全に
与謝野晶子
秋の日は
さびし切なし
部屋の棚
あらゆる花を
もて飾れども
今日は日曜日
ちょっと片付けした
といっても捨てるものはないので
右から左に動かしただけだが
気分的にやった感がある
明日は道具を10月用に変更
細水指に五行棚
大板も用意せねば
風炉もこの月でおしまい
炉に変わるし
今年もあとカレンダーわずか
写真は昨日のケーキの
私の分
額田王ヌカタノオオキミ
熟田津ニキタツに船乗りせむと月待てば
潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな
茶の湯一会集だったか
「腰掛待合に出し置きたる
煙草盆、火鉢、硯箱、円座、版木まで、
亭主心をもちひて馳走に置き合わせたるなれば、
正客一人見るべきものにあらず。
相客へも置き合わせを良く見せて、
それより何も腰をかくるなり。」
とあって
茶事の導入部分を書いてある
待合や腰掛にあるものは
正客だけでなく
連客にも勧め
よくよく拝見すること
円座にすわるときは
回りに会釈してから
すわること
など
ずいぶん茶事、茶会をひらいていない
客にも招かれていない
やってないと忘れてしまう
今月は
そろそろ できるか
今日からはじまったTBSの番組を八時までみて
二度寝
目が覚めると11時半
外は台風の風雨激しく
猫のミーちゃんもずっと寝ている
やっと起き出してそのあとは
ゴロンとして電話したり昼寝したり
のんびりの1日だ
西行
慕はるる
心やゆくと
山の端に
しばしな入りそ
秋の夜の月
写真は
富士山と僧形の人物
西行だ
【富士見西行】フジミサイギョウ
〘名〙 画題。
西行法師が笠や旅包みをわきにおいて
富士山をながめている後ろ姿の図。
彫刻、焼物、玩具などにも用いられる。
(コトバンクヨリ)
藤原季通フジワラノスエミチ
野辺ごとに
人もゆるさぬ
吾亦紅
こや今様の
武者の言草
藤原 季通
フジワラノスエミチ
平安時代後期の公家・歌人。
藤原北家中御門流、
権大納言・藤原宗通の三男。
官位は正四位下・左少将、備後守、肥後守。
和歌の才のみならず、
琵琶、笛、箏などの管弦に巧みであり、
白河上皇の信任が篤かった。
しかし、若年時に箏の弟子である藤原璋子(待賢門院、鳥羽天皇中宮)と
密通したとの嫌疑を受け、
その影響から官途の面では不遇であった。
(ウィキペディアより)
今日はいつものクリニックへ
薬をもらいに行く
歩いて10分くらいでも
タクシーを呼んでの往復
足が痛い時は
無理をしないことに
朝晩は涼しい
いや寒い風邪をひいてはいけない
写真は若い友人が
「写真を撮りました。送ります」
と時たま送ってくれる
藤原長実フジワラノナガザネ
真葛はふ
阿太の大野の白露を
吹きな
はらひそ
秋のはつ風
藤原長実
ふじわらのながざね
承保二~長承二(1075-1133)
『金葉和歌集』
(きんようわかしゅう)は、
平安時代後期に編纂された勅撰和歌集。
全10巻。
『後拾遺和歌集』の後、
『詞花和歌集』の前に位置し、
第5番目の勅撰集に当たる。
撰者は源俊頼。
今日は足の病院へ
十時半の予約が一時半にやっと名前を呼ばれた
病院にいると疲れる
待たされて怒っている人が二人いた
気持ちはわかるが
看護師さんが何度もお辞儀をして
丁寧に謝っている
そんなに謝られたら
怒れなくなる
静かになった
今回は膝を手術して
右は三年、
左は二年経った
術後の経過を見てもらうのだが
最近右膝が腫れて熱を持つ
水がたまってる気もする
先生は
様子をみましょうと
2ヶ月先を予約したが
また稽古日になってしまった
名月の出づるや五十一ヶ条 芭蕉
五十一ヶ条とは
北条泰時が発布した御成敗式目のこと
芭蕉はそれが
名月の昇るがごとく
明るい世の中が始まるぞと
思ったのだろうか
北条 泰時ホウジョウヤストキは
鎌倉幕府第2代執権・北条義時の長男。
来年の大河ドラマは
この北条義時をえがいた「鎌倉殿の13人」
楽しみだ
今日は中秋の名月かつ満月だそうな
外に見に出たが月は雲がかくして
姿は見えなかった
そして秋の彼岸二日目
近くのお坊様が棚経にお越しになるはず
仏壇の脇に御布施と
菓子椀に生菓子用意
ティファール半分くらい水を入れ
準備完了
多分午後に見えると思ったが
なかなかお見えにならないので
明日かしらとあきらめて
道具の片付けをはじめた
座敷いっぱいに道具
掛軸に水指に茶碗
足の踏み場もない
踏み台にのり棚のものを
下ろしたり戻したりした
そのせいか
膝が急に腫れてしまった
慣れないことは止めよう
四時近くにお坊様がお越し
すぐティファールを沸かして
お経が終わるとお薄を差し上げた
お湯が熱かったか
お坊様がフーフウしてる感じ
申し訳ない
今日の用事はすんだから
あとはゴロゴロ
道具が広がったまま
だが あとは明日
写真は若い友人が送ってくれた
草冠に秋
萩
平兼盛
にごりなく千世をかぞへてすむ水に
光をそふる秋の夜の月
『後拾遺和歌集』
『後拾遺和歌集』は八代集の第四、
勅命は白河天皇、
撰者は藤原通俊。
絢爛たる王朝文化が衰退しはじめた頃、
華やかなりし昔を振り返ったといえる。
今日は爽やかな風がふいている
四方の窓を開けて家に
気持ちのよい風を入れた
明日二十日から二十六日までが秋の彼岸だ
大したことはしないが
昨日と今日で仏壇をきれいにして
花を活ける
お供えをする
棚経に見えるお坊様に
お布施を用意するで
準備完了
一年の仏事は案外多い
年二回の彼岸にお盆
お茶の方では三月に利休忌がある
○○忌というのも多い
仏事の茶の取り合わせも考えておかねば
今日は
サカチカさんが遊びにきてくれた
写真はスフレレモンチーズケーキ
てな
名前だったような
サカチカさんのお持たせ
大きくてお腹満足
柿本人麿
あまの河
とほき渡に
あらねども
君がふなでは
年にこそまて
柿本人麿
天の河
こぞの渡のうつろへば
あさせふむまに
夜ぞふけにける
『拾遺和歌集』
拾遺和歌集は古今和歌集、後撰和歌集の次
三番目の勅撰和歌集
「拾遺シュウイ」の名は
前代の勅撰集に漏れた
秀歌を拾い集める意で、
その名の通り、
この集では紀貫之(107首)を
はじめとする古今歌人が引き続き
多数入集する一方、
柿本人麿(104首)ら万葉歌人が再評価され、
大中臣能宣(59首)・清原元輔(48首)・平兼盛(39首)ら
後撰集時代の歌人の作が新たに補われた。
また、斎宮女御・藤原道綱母・藤原公任などの
当代歌人も登場する。
物名部において、
卑官の藤原輔相が37首も採られている。
(ウィキペディアより)
棗を箱にしまう時
気がついた
思いこみで
違う名前を言ってしまった
玄々斎好みの黒平棗
甲には一粒万倍
蓋の裏には
お米の籾が九粒
うち三粒がはじけてる
「徳風棗」
一粒は万倍になる
その一粒を大切にしよう
間違った名前は
忘れて忘れる
写真は最近勧められて買った
まだ読んでない