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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

みねのもみぢ葉心あらば

2021-09-11 23:21:19 | 短歌・俳句の事

 小一条太政大臣(貞信公、藤原忠平)
小倉山みねのもみぢ葉心あらば
今一たびのみゆき待たなむ
『拾遺和歌集』

三代集とは
『古今和歌集』
『後撰和歌集』
『拾遺和歌集』
この三つの勅撰和歌集をいう

また「三代」とは
醍醐 天皇,
村上天皇,
花山天皇の3代をさす。

コロナ禍で茶事や茶会が全くなくなり
思いがけなく時間ができた
そのおかげで
カルチャーの講座を
いくつか受講している
このところ緊急事態宣言中で又お休み
今日も電話が掛かってきて
講座は通信に変更とのこと
この先の継続はしないことにした
カルチャー教室は入るのも辞めるのも
柵シガラミがなくストレスがない
次はどの講座をとろうかな
楽しみ

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秋風はやや肌寒くなりにけり

2021-09-06 23:41:27 | 短歌・俳句の事

 源実朝
秋風は
やや肌寒くなりにけり
獨ヒトリやねなむ
ながきこの夜を

今日は寒かった
半袖で予約した美容院へ行ったが
寒かった
炭酸シャンプーはより寒そうなので
止めた

その他は用事がない
いやあった
予定では謡の稽古日であったが
お休みにした

朝8時におきる予定が
なかなか起きれない
お謡に行くか休むか考えた
喉がカラカラだし
雨が降ってるのか
体がだるいし
コロナも緊急事態宣言中ゆえに
心配だし
十月の予定だった謡の発表会は
春に伸びたと
おもいだした
そのとたん気分が弛んで
休むことに 決定
すぐ二度寝して
そのあとゆっくり起きて
朝ご飯
結構しあわせ


今月予定していた
立礼の茶事が
緊急事態宣言も伸びるようだし、
取止めになった
唯一のお茶らしい行事で
前々から楽しみにしていたのだが、延期だ
まあ楽しみは先にあるから
良しとするか

本棚のこの本 買ったがみてないかも

 

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行きかふ空の通い路

2021-08-29 23:38:25 | 短歌・俳句の事

夏と秋と
行きかふ空の通い路は
かたへ涼しき
風や吹くらむ
 凡河内躬恒オウシコウチミツネ

このところ天気予報をテレビで見ると
日本列島にかかる
夏の高気圧があるが
今週ぐらいから
その高気圧はすこし下がって
天気が変化するという
大陸にある冷気がだんだん
下がってくるらしい
その境い目に
うっすらと雲がおきて筋をなしている
これこそ
「行きかふ空の通い路」かしらん

今日は
八月最後の日曜日
まもなく9月
道具の入替えをする
どれにするか考えながら
選ぶのも楽しいが
紐を解き
箱を開けて出しては
空の紐を結ぶ
案外細かい作業で
思ったより時間がかかる

写真は
二酸化炭素計測器
はじめは918で
黄色だったが
扇風機をかけると
403で緑色になった

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小はぎがもとや蓼の花

2021-08-27 23:52:21 | 短歌・俳句の事

下露の小はぎがもとや蓼タデの花 蕪村

小萩コハギ→小さい萩。萩の美称。
蓼タデの花→蓼には「犬蓼イヌタデ」、「大毛蓼オオケタデ」と
鮎の蓼酢となる「柳蓼ヤナギタデ」
大毛蓼オオケタデの花穂は、
稲穂のように垂れ下がる。
「蓼食う虫も好きずき」の蓼は、
辛味のある柳蓼ヤナギタデ。

今日は金曜日
とくに用事はなかったが
月に一度の薬を貰いに
いつものクリニックへいこうと思っていた
でも猫のミーちゃんがなんとなく寝てばかりで元気がない
まずそれが先だと
タクシーを呼んでいざ病院へ。
ミーちゃんはミヤミヤずっとないている
かごに入るの慣れてないからね

まずは
血液検査をした
少し待たされたが
結果はすぐわかった
カリウムが少し足りないが
特に悪いところないと
聞いて安心
点滴をしてもらって
腸の働きをよくする薬をもらって
高額治療費を払った
ミーちゃんが元気なら

結局
自分のクリニックへは
行かなかった。
前回私も血液検査をしたが
すぐに結果はわからないから
聞きに行くつもり
明日行こうかな

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ナスビを打ちぬあけがたの雨

2021-07-31 23:47:14 | 短歌・俳句の事

 与謝野晶子
くろぐろと
鉄をよそほひ
生ナりいでし
茄子ナスビを打ちぬ
あけがたの雨


今日は土曜日 
七月の晦日
明日から八月だが
コロナ禍の夏は
茶会も茶事もない

暫しじっとして
内的力を蓄えよう

明日は八朔ハッサク
果物ではない
八月一日は
「頼み」の日

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夏草のしげりにしげる

2021-07-19 23:18:34 | 短歌・俳句の事

 良寛
夏草の
しげりにしげる我が宿は
狩りとだにやは
訪ふ人はなし

良寛リョウカン
1758~1831
江戸後期の曹洞宗の僧侶。
歌人、漢詩人、書家。
号は大愚。

土曜日に大手町のワクチン接種会場へ行った
接種したのは妹と親戚の敏子ちゃん
二人とも二回目は熱が出た
同じ反応だったのでお互い安心した様子
解熱剤をのまなくても良い程度の発熱
今日は下がったようだ
写真は東京駅のドーム
天井を見上げてシャッター押したが
首が硬く上をむけない
そういえばこの動作をしてない
体操も何もしない
でもせめて
首くらいは回さないと
ダメだ

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蛙混み合ふ日のさかり

2021-07-17 23:47:29 | 短歌・俳句の事

たぼたぼと 
蛙混み合ふ 
日のさかり 
田岸は白き 
虎の尾のはな
北原白秋

晴天
今日は妹と敏子ちゃんのワクチン接種
二度目
東京駅からはとバスの無料バス
緑美しい皇居前を通り大手町へ
梅雨が明けた
日差しがきつく暑い
でも日陰には風が吹いて
心地よい
終わったらほっとした
帰りは東京駅グランスタで
三人でアイス珈琲を飲んで
ちょっとした旅行の気分
駅弁買うの
忘れた

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四沢シタクの水の涸てより

2021-07-16 23:52:25 | 短歌・俳句の事

雲のみね四沢の水の涸てより 蕪村

【四沢】シタクとは
〘名〙 四方の沢。
転じて、自然。
地上。
世間。

梅雨があけた


今日は朝寝坊してしまった
起きたら11時だから
我ながら驚き
これでは1日が短くなってしまう
結果 夜更かしになり
また朝寝坊してしまうかも

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待つほどに

2021-07-13 23:06:05 | 短歌・俳句の事

 源道済ミナモトノミチナリ
待つほどに
夏の夜いたく更けぬれば
惜しみもあへぬ
山の端の月

源 道済
ミナモトノミチナリ
平安時代中期の貴族・歌人。
光孝源氏、陸奥守・源信明の孫。
能登守・源方国または伊豆守・源有国の子。
官位は正五位下・大宰少弐。
中古三十六歌仙の一人。
(ウィキペディアより)

お盆に入った
仏壇を掃除して
掛軸はいつもの経切れにかけ変えた
何年前は必ず迎え火をして
岐阜提灯を組み立てて
対で飾ったものだが
母が逝ったあとは
もう何もしない

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五月雨は山田のあぜの

2021-07-04 23:28:00 | 短歌・俳句の事

五月雨は
山田の畔アゼの滝枕
数を重ねて
落つるなりけり
西行

六月の菓子の銘に
「滝枕」というのがあった
調べると
〘名〙 滝つ瀬が枕のように
盛り上がっているところ。瀬枕。
とあった
お菓子は透明な錦玉で
枕のような形
中に緑色の餡が透けてみえてた

西行サイギョウとは
元永元~建久元年(1118~1190)
平安末・鎌倉初期の歌人、僧。
俗名佐藤義清ノリキヨ。
法名円位。
西行は号。
鳥羽院下北面の武士、二三歳で出家。
陸奥から中国・四国まで行脚するなど
生涯にわたって旅が多く、
旅の体験を通して自然と心境とを詠み、
独自の詠風を築いた。
「新古今和歌集」には九四首の最多歌数を入集させている。
(日本国語大辞典ヨリ)

西行は
平家物語にも登場する有名な歌人だ
以前から西行に興味があり
最近はユーチューブの古典講読(西行をよむ)を
眠り薬を兼ねて寝ながら聞いている

本棚に「西行の世界」という古い本がある
請求書が挟んであり
59年6月22日付の「文楽堂」の納品書が挟んであった
忘れてしまったが
この頃すでに興味があったのだろう
でも未だに
いい加減の知識だ
はっきりわからない事ばかり
勉強中だ

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金色のこる墨の銘

2021-07-03 22:42:44 | 短歌・俳句の事

梅雨くらし金色のこる墨の銘 秋櫻子

水原 秋桜子
ミズハラシュウオウシ
1892年(明治25年)- 1981年(昭和56年)
日本の俳人、医師・医学博士。
秋櫻子とも表記する。
本名は水原豊。
松根東洋城、ついで高浜虚子に師事。
短歌に学んだ明朗で叙情的な句風で「ホトトギス」に新風を吹き込んだが、
「客観写生」の理念に飽き足らなくなり
同誌を離反、
俳壇に反ホトトギスを旗印とする
新興俳句運動が起こるきっかけを作った。
「馬酔木」主宰。
別号に喜雨亭。

今日は
朝日カルチャーの崩し字を読む講座へ
文字を分解して読み解くのだが
崩し字とは現代人が読めない文字をそう言うのであり
昔はくずし字でもなく
ふつうの文字であったという
講師は右へ左へと軽快に動きながら
お話しはやや早口で表情豊か
ユーモアたっぷりで飽きさせない
あっという間に時間はすぎる
くずし字は読む経験の積み重ねで
読めるようになる
頑張ろう

帰りにスーパーで刻んである野菜をかった
ボールにあける時黒い小さな虫のようなものを見つけて、落ち込んだ
何度も見ては嫌な気分になった
よくよく見てもわからない
拡大鏡でもみたが虫かどうかわからない
写真でとっても大きくしてみると
なんだ
紫色してる
紫の野菜の切れ端
安心した
その写真である

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千里の空も一つにて

2021-07-03 00:58:41 | 短歌・俳句の事

きのふけふ
千里の空も一つにて
軒端にくもる
五月雨のやど
良経

九条 良経クジョウヨシツネ
平安末から鎌倉初めの公卿・歌人。
関白・九条兼実カネザネの次男。
官位は従一位・摂政、太政大臣。
九条家2代当主。
後京極殿と号した。
通称は後京極摂政、中御門摂政。

今日は雨
お謡の稽古日だが
起きたら雨だ
どうりで体が重たい
少し喉が痛い
そのうえ 眠たい
何よりも
お謡の稽古を満足にしてない
東京はコロナ感染者もふえてるし
ワクチンの効果はまだ先だし
やはり今日はやすもう

おやすみだ

写真は
昨日の掛軸のうちの
読めない文字
何だろう「移」か、
そのあとの三文字も
すへて、うへて、みへて、たへて
どれか決まらない

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夏は緑の葉のみしげれば

2021-06-28 23:18:00 | 短歌・俳句の事

にほひつつ
散りにし花ぞ
おもほゆる
夏は緑の葉のみしげれば
 よみ人しらず
 『後撰和歌集』

よみ人しらずヨミビトシラズ
古代から中世の和歌集の作者が不明
又は匿名

詠み人知らず、
読み人知らず、
詠人不知、
読人不知。

和歌の作者が
①本当に不詳。
②読者(宮廷人)に理解されない人物、
あるいは低い身分(下級役人、民衆)。
③名を載せることが
政治的に憚られる場合。
皇族に縁のある身分や出自。
失脚した人物。
④勅を発した天皇・上皇自身が
名前を伏して入撰させたもの。
⑤家集時点で名前が伏されたもの。
撰歌当時名前が不明だったもの。
⑥編者の編集の都合。
特定の歌人が多くなりすぎたなど。


今日は二回目のワクチン
一時間前に着いた
座って前の掲示板を見ると
「接種券」と「本人確認書類」の用意とある

忘れた本人確認の何かを
持ってくるのを忘れてしまった
取りに戻るしかない
とほほ

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さゆり葉に

2021-06-27 22:22:51 | 短歌・俳句の事

さゆり葉に
まじる夏草
しげりあひて
しられぬ世にぞ
くちぬと思し
 定家

今日は紫兎先生の二回目ワクチン接種
3週間振りにお目にかかりお元気で要らして喜ばしい
午後は
録画してあった華ドラ「明蘭」を見る
前に一度みたが又放映が始まった
BS11毎週火~土曜日
あさ4時00分~5時00分
「明蘭」
中国北宋時代の官僚の娘さんが主役だが
その時代の家庭生活や文化、
衣装に食事など大変興味深い
まだ11話が終わったところだ、
天目に茶筅のようなものでお茶をたてる場面も
これからも出てくる
官僚の三人のお嬢さんが
先生から
お茶お香それにお花の
作法を習う
お茶は「茶経」を読めというし
画面にそれぞれの道具が並ぶのだ
面白い

 

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とこなつの

2021-06-26 23:07:47 | 短歌・俳句の事

とこなつの 花をし見れば うちはへて 
過ぐす月日の 数もしられず
紀貫之

今日 鉄製の蓋置を買った
時代ではあるが
どのくらいかは不明

勝虫といわれる蜻蛉が
三匹
蜻蛉や蝶などの数えかたを見ると
頭と数えるともあった
それによると三頭
小さな蜻蛉の蓋置
そのうち茶会でも茶事でもひらいたら
つかおう

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