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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

春の日は

2021-03-14 22:33:19 | 短歌・俳句の事

春の日は
灘の塩屋のあま人も
いとま ありてや
くらし わぶらん
 藤原家隆

陽射しが明るい
支払いの為に近くのコンビニへ出かけた
四五人の子供達がボールを
コンビニの壁に打ち付けて遊んでいる
知り合いのコンビニ建物のオーナーさんが
やめてねダメよ
と言っても
優しい言い方では
子等はそこを立ち去らず
遊んでる
今日は日曜日
どこにも行くところが無いのか

写真は
高輪ゲートウェイのロボット
写真を撮ったら
「撮ってくれて、有難う」
アニメのような可愛いい声で何回か言う
「写真撮ってくれて、有難う」
「バイバイ」
ちょっと恥ずかしいけど
私も手を振った
「バイバイ」

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春のいかづち

2021-03-13 23:50:49 | 短歌・俳句の事

くろ雲は 
この都市を 
おほはむとして 
春のいかづち 
とどろきにけり
茂吉

今日は用事があり渋谷へ行った
人が多い
想像以上だ
タクシーで行きタクシーで帰るも
凄い雨に雷がゴロゴロ鳴り響く
風も強い
宗達の風神雷神が思い浮かぶ
傘をさしても風が強く
松風庵様に頂いたダウンコートが
すっかり濡れてしまった
帰りに東急プラザ
今は何というのか
そこで甘いもの
抹茶パフェとお煎茶
久しぶりのお洒落なスイーツ
すこぶる美味しい
食べ始めて
写真を撮るのを忘れて
途中でパチリと撮ったもの


最近暇なときはインスタグラムにユーチューブ
暇でなくてもよく見ている
インスタを教えて下さった辛子様のおすすめを
いくつかフォローして
お茶人が見てる見事な景色を楽しんでいる
新しい情報が入ると
脳が喜ぶらしい
だから情報の宝庫スマホを
手放せなくなるらしい
素敵なお花を素敵に活ける
季節のお料理の色々
茶会や茶道具の写真もたくさんある
インスタグラムの事をよく分からないけれど
私のアルバムになるかもと思って
インスタに少し写真をのせた

ブログを書いて
インスタに写真をのせて
ビデオの韓ドラ華ドラを見て
お茶のお点前の勉強と
短歌を作って
お習字する
することが多いから
味が薄い
中身が浅いって事だ
まあ 頑張ろう
力まずに楽しもう
先の事はわからないから

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春水シュンスイや

2021-03-09 23:39:22 | 短歌・俳句の事

春水や四条五条の橋の下 蕪村

京都へ行きたいなぁ
春の京都
良いだろうな
でも今日は
朝日カルチャーへお勉強
10時半から終わりは12時
四月からも継続した
それと新規のコース
「能と源氏物語」を取った
いきかえり
どこを見ても人が多い
緊急事態宣言中なのにこの人集りはこわい
心配だ

写真は根津美術館の庭園の石仏だ

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鳥鳴く

2021-03-06 23:07:07 | 短歌・俳句の事

白き犬 
水に飛び入る 
うつくしさ 
鳥鳴く鳥鳴く 
春の川瀬に
 北原白秋

今日は土曜日だが
この所の自粛生活で
曜日の感覚がなくなってる
テレビも面白くないし
撮ってあるビデオも皆見てしまったし
自分の古い短歌をちょっと整理したりしたが
すぐ疲れてしまって昼寝した
明日は日曜日
日曜美術館や大河ドラマ
天国と地獄というドラマを見る予定だ

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赤椿咲し

2021-03-05 22:39:23 | 短歌・俳句の事

赤椿咲し真下へ落にけり 暁台

加藤暁台カトウキョウタイ
[1732~1792]
江戸中期の俳人。
尾張名古屋の人。
別姓、久村。
名は周挙。
別号、暮雨巷。
尾張藩の武士から俳諧師となった。
蕉風を慕い、「秋の日」の編などにより、その復興運動に努めた。
(デジタル大辞泉の解説)


一昨日お風呂が壊れた
エラー画面が出て
お風呂にお湯溜まらない
困った
何かトラブルが発生すると
とても怖い
不安でドキドキする
エコキュートという大きな機械
そこに溜めといたお湯がお風呂にやってくるらしい
その仕組みもよくわからないので
不安だ

最近は電話してもすぐには人と話せない
まず機械のアナウンスが出て
あれこれ言われるままにボタンを押す
中々人と話せない

今日修理の人が来て直していった
一安心
十年間は修理は無料の
保険に入っていたようで
ホント良かった

雨音がしている
春の雨だ
こうしている間にも
季節は巡ってる

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紅梅の花

2021-02-14 22:49:28 | 短歌・俳句の事

酒つくる神と注ある三尺の
鳥居のうへの紅梅の花
与謝野晶子

与謝野晶子の歌の
お酒の神様はどこの神社だろう

奈良県の大神神社オオミワジンジャ
京都の松尾大社マツオタイシャ京都の梅宮神社ウメミヤジンシ

昨日の大きな地震
驚いてブログが書けなくなった
怖いと
グループラインしたら
地震の少し前に停電になり
洗濯は途中その上寒いとの話し
冬の停電も怖いし
コロナ禍の地震は怖すぎる

不安を消すには食べるに限る
今日も美味しいお餅を食べる
写真は
お餅を食べる時にいつも使ってる
梅柄のお皿
深川製磁フカガワセイジ

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きさらぎの朝

2021-02-12 23:30:41 | 短歌・俳句の事

青色の
をしどりの毛の浮きし水
なまめかしけれ
きさらぎの朝
与謝野晶子


午後に九州のお弟子様から
久しぶりのお電話があった
今は会えないけれど
彼女のインスタはいつも見ている
お茶が出来ず寂しい
もっとお茶をやりたい
勉強したいというのだ
コロナ禍の今
出来るお茶は何だろう

今日は朝から
南方録の台子のお勉強
頭を使うし
すぐに目が疲れて
ほとんど眺めてるだけだけど

写真はその「南方録」

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春浅し

2021-02-11 23:16:31 | 短歌・俳句の事

三味線に冴えたる撥バチの春浅し 漱石

四つ角に小唄のお師匠さんが
昔住んでらした
時々三味線の音が聞こえた
長唄も小唄も習ってみたかったが
お茶に関係の無いことは習わないようにと
お茶の先生に言われた

でもまあ時間や経済的にも無理だったが
そのお茶の先生に
お茶は茶事花月奥伝
他に懐石料理とお習字を
厳しく教えて頂いた
若い頃にはその有難みが希薄だったが
今は感謝しかない

今日はテレビを見ながら
午前中はお習字
漢字半紙をちょっと
午後は台子のノート整理をちょっと
一日丸々空いていても
大したことが出来ない
ただし朝も昼も
三食はきちんとゆっくり食べている

木曜日は魚 
刺身の日にして
毎週欠かさず食べている
今日は鯵のマリネもあったので
より太らないように
ご飯は食べないことにした
でも結局
お煎餅二枚クッキー三個食べて
無念

明日は
旧暦一月一日
新月だ

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うぐひすの声

2021-02-10 23:21:09 | 短歌・俳句の事

うぐひすの
声に悟りを
得べきかは
聞くうれしきも
はかなかりけり
西行

かつて隣家に親戚が住んでいた
この辺にしては広い敷地で
樹木も多く
梅も桜もあった
春には鶯がどこからかやって来て
その鳴き声を聞いて
春が来たことを喜んだものだが
山が近くの友人宅は
鶯の鳴き声など珍しくもなく
5月頃までずっと鳴き声がするらしい

鳥の声を
最近何も聞いていない
自然の中にいないのだろう
閉じ籠もり中だから
仕方ない

でも今日はホントに久しぶりに
コリンさんからライン電話があった
声を聞くとすぐ
面差しが浮かぶ
人の声ってその人をあらわしてる
不思議

お茶の近況など
しばらくお喋りして満足 
頑張ろう
気を取り直してお習字しよう
でも
少しも上手にならない
写真は
お見苦しい隷書だ

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もろともに

2021-02-09 23:16:43 | 短歌・俳句の事

もろともに
出イでこし人の
形見かな
色もかはらぬ
野邊の若菜は
  藤原定家

もろともに(諸共に)
とは
一緒にということ
百人一首にも確かあった

今日は久しぶりに庭に出た
少し寒いが春の陽射しが明るい
写真は前は無かったのに
この一週間で芽が出てきた
貝母バイモ

年初から
自粛期間中で
自由に出かけられず
思うことも自由に出来ない
すべてが滞トドコオり
固くなり
この所はわたしめも
気持が沈んでコロナ鬱
でも
自然界は季節の巡りに
合わせて
ふさふさと若緑の芽を出し
二月の寒気の中にいる

いずれ季節は巡って
茶事や茶会のできる日が来るだろう
今は
じっと待つ
その間に片付けをすればよいのだろうが 
わが家は非常に寒いので
今は炬燵で台子点前を
まとめる作業をしてる
次は散らばってる
道具の蔵帳もつくっておきたい

茶道には卒業が無い
ずっと勉強だと思う
でもそれは嫌々でなく
小さな充足感や満足感もある
茶の湯の空間は
何より癒しの空間だ
楽しいことがギュッと詰まってる
しばし皆さんに会えないが
待とう しばし

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天満大自在天神

2021-02-08 21:16:37 | 短歌・俳句の事

飛梅や唐まで自由自在天 立圃リュウホ

野々口立圃ノノグチリュウホ
京の人
雛人形の製造販売をしていたので、
雛屋立圃ヒナヤリュウホ、雛屋とも呼ばれた
和歌を烏丸光広に、
俳諧を松永貞徳に、
尊朝流の書を能くし、
絵画は狩野探幽あるいは俵屋宗達に学んだとも言われている。

二月と言えば梅
飛梅と言えば菅原道真を思い浮かべる

菅原道真は唐に渡って
径山の無準師範 に参禅し,
衣鉢を伝得したという夢を見た
その姿を描いた「渡唐天神の図」がある

菅原道真は没後神格化され
天満大自在天神と呼称され
神様になった。

写真は
とらやの「あずき茶」と
カゴメの「つぶより野菜」

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梅の香り

2021-02-07 23:11:49 | 短歌・俳句の事

梅の花
立ちよるばかり
ありしより
人のとがむる
香にぞしみぬる
『古今集 よみ人しらず』

二月のお茶のお稽古お休み
お茶碗と古筆の研究会もお休みだと
会員にメールをした
一日おいて
「承知しました。お元気ですか」と返信を頂いた
そして今日は
和漢朗詠の梅を掛けて
自服なさったとのこと
誰の書だったのだろう
自服したお茶碗は何だったか
想像してみる
わが家に梅の木は無いが
梅の香りはわかる
仕方ない
しばしは想像の世界で
お茶を楽しむか

写真は昭和57年昔の新聞だ

加藤唐九郎がつくった志野茶碗
のち紫匂と立原正秋が名づけた
今年になって和菓子は食べたが
お茶を飲んでない気がする
明日でも自服しようと決めた

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春の宿

2021-02-06 23:11:13 | 短歌・俳句の事

折釘に烏帽子エボシかけたり春の宿 蕪村

春の宿とは
なんと心地よい響きだろう
今年は行けないだろうが
いつか春の宿に泊まろう

ある茶会で「萎え烏帽子ナエエボシ」
と銘の付いた花入があった
烏帽子の材質は
初期は薄い絹で、
のちは和紙に黒漆
それは長くつかうと確かに弱るはずだ

今日は
いつか片づけようと思っていた
紙袋に入れたままの書類の束
少し整理したが
疲れた
気分転換に
捨てようと積んである羽織を広げてみると
裏を見ると
市松に可愛らしい御所人形
これでは
捨てられない

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鏡のうらの梅

2021-02-05 23:20:46 | 短歌・俳句の事

人も見ぬ春や鏡のうらの梅 芭蕉

メモに
茶事に持って行くものが
歌になっている

茶にゆかば
小菊にふくさ扇子足袋
茶巾手ぬぐい
香と小袋

小菊とは懐紙のこと
香も志野袋に持参し
小袋は残滓ザンサイ入れ
ということか

茶会や茶事は
極々普通の事だったが
今はその
普通の事が出来ないのだ
いずれ時が経てば
茶事も茶会もできるだろうから
その日を楽しみに
している

写真は頂いた浅草の人形焼き
明日食べよう

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春立つ今日の風や解くらむ

2021-02-03 22:31:56 | 短歌・俳句の事

今日は立春

先日お稽古した高野切の臨書は
立春の歌

はるたちけるひ よめる
きのつらゆき

そでひちて
むすびし みづの
こほれるを
はるたつ けふの
かぜやとくらむ

夏には
袖を濡らして掬った水も
凍りついてた
立春の今日から
春の風が吹けば
とけるだろうよ
てなことと 思う

朝からお習字
午後にはサカチカさんと
森金さんが寄ってくれた
お持たせの甘いもの
頂きまーす

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