よみ人しらず
菊の花
長月ごとに咲きくれば
ひさしき心
秋やしるらむ
『後撰和歌集』
今日の午前中は
読売カルチャー
茶の湯文化史
織部と有楽のお話し
如庵にある有楽窓
如庵は織田有楽が建てた茶室
その窓のデザインで
竹連子を縦にびっしり張った窓
それが有楽窓
やわらかい光が入り時にそれがプリズムのようになって
虹の光が入ってくることも
有るようだ
有楽窓別名「虹窓」
素敵です
底のない桶こけ歩く野分哉 蕪村
写真は『神歌抄』ジンカショウの一部分
平安時代の巻子本
神歌とは、
神の徳をたたえる歌
最古の神楽歌カグラウタの写本。
伝源信義サネヨシ筆。
源信義ミナモトノサネヨシは
陰陽師安倍晴明のパートナー源博雅ヒロマサの子
平安時代の仮名というと
流麗で美麗ばかりかと思うと
日常の文字は
ちびた筆で書いたような
素朴で連綿がないから読みやすい
かわいらしい文字だ
今日の午前中は
朝日カルチャー
午後も朝日カルチャーの講座の予定
午前の講座はお昼で終わる
午後の時間は一時から
それまでの一時間
お昼はどこで食べようかな
どこが危険がないかしらと
あれこれ思っていたら
午後の講座はコロナの関係で九月に延期
午前の講座が終わったら
まっすぐ帰って
昼寝
今日の講座は眠くて眠くて
舟を漕ぎそうだった
いや漕いでいたかも
濡縁に雨の後なる一葉かな 虚子
一葉とは桐の葉のこと
桐の葉は大きくかさばる
落ちるときも落ちても目立つ
我が家でも雨のあとの濡れ縁に
縮れた葉っぱが落ちてた
どうということもない事が
素敵な俳句になる
今日は読売カルチャーへ
お勉強
取っている講座は
「茶の湯の文化史」
利休が創造したもの
楽茶碗ににじり口
長次郎の赤楽茶碗で
ハタノソリタル茶碗
その銘は「道成寺」といい
能からの銘
茶碗を伏せた姿が
道成寺の鐘のようだからとのこと
藤原公実
旅人の
ま菅スゲの笠や
朽ちぬらむ
黒髪山の
五月雨のころ
元禄文化ゲンロクブンカとは
5代将軍徳川綱吉の治世に,
特に上方 (京都,大坂) を中心として展開した
町人文化。
演劇→人形浄瑠璃。
歌舞伎→市川団十郎,坂田藤十郎ら (→元禄歌舞伎 ) 。
近松門左衛門は、
浄瑠璃では世話物。
歌舞伎では時代物。
俳諧では、
松永貞徳によって形式が整えられ,
西山宗因を経て、松尾芭蕉の出現。
蕉風の俳諧が完成された。
小説では,井原西鶴が,浮世草子を著わす。
絵画では
狩野探幽らの狩野派に対して、土佐派の復興。
また琳派は,
花鳥風月や人物を色調豊かに表わし,
浮世絵は大いに民衆に愛好された。
工芸面では,
横谷宗珉,尾形乾山。
儒学では,
朱子学派に
山崎闇斎,木下順庵,貝原益軒,室鳩巣,新井白石らが。
古学派に
山鹿素行,伊藤仁斎,荻生徂徠,太宰春台らが。
陽明学派に
熊沢蕃山,淵岡山ら。
国学では,
僧契沖,荷田春満,下河辺長流,北村季吟,賀茂真淵。
ん 難しい
梅雨の雲
白くおりゐて
見の親し
船の舳ヘむかふ
真鶴岬
千樫チカシ
古泉 千樫コイズミチカシ
1886- 1927、
本名は幾太郎。
伊藤左千夫に師事。
貧困と病弱に苦しみながら創作を続けた。
今日は読売カルチャーへ
茶の湯文化史のお勉強
なんの勉強でも忘れる
何度でも重ねないと
すぐに薄れて忘れてしまう
利休七哲を言ってみよう
宗旦四天王は
瀟湘八景、近江八景は
遠州七窯、六古窯
するすると言えるには
事あるごとに
考えたり
口に出してないと
講師の後ろには黒板があり
私は机に向かってメモをとりながら
じっと講義を受けていると
いかにも勉強している感じ
これまた形から入る
安直方式だ
写真は
昨日アップした「あつま帖」の裏の見返し
昭和26年9月
「新撰上代様習字帖」とある
お習字すればいいのに
見てるだけ
いづ方に
なきてゆくらむ郭公
よどのわたりの
まだ夜深きに
壬生忠見ミブノタダミ
壬生忠見ミブノタダミ
生没年不明
平安時代中期の歌人、
「古今集」撰者の一人。
壬生忠岑の子ども。
藤原公任が選んだ三十六歌仙のひとり。
今日は
読売カルチャー教室へ
「茶の湯のはじまり」
茶道の歴史と意味
利休以前の茶についての講義を受ける
席は15名で満員
盛況である
コロナ禍で茶会もできず、
美術館へも行けず
原点に戻って
茶の歴史でも勉強しようではないか
という人達であろう
昨日二回目ワクチン接種だったが
その後副反応は腕が痛いくらいで何もない
家ではお習字のお稽古中
森金先生と園さんと暮ちゃんが
お習字に集中してる
私も後れ馳せながら
参加して細字を二枚書いた
酷い文字だ 筆のせいかしら
でも気にしない
いいや出そう
そこへクマショウさんが
写真の空也の最中を
買ってきてくれた。
私はお返しに
今しがたそごうで買った「水無月」を。
甘いものの物々交換
ほのぼの
嬉しい
明日食べよう
樋口一葉
世の中のひとの心にならひけん
かはるに
はやきあぢさゐの花
飛鳥川あすは知らねど水色に
今日はにほへるあぢさゐの花
一葉の歌は
優しくわかりやすい気がする
今日は
南方録のお勉強会
その中に
南方録 棚
十二に中央卓の上に名香かざる事あり。
香箱、香袋、いづれにでもよし。
名香はどんす結構なる袋、
長緒極真にむすぶべし。
茶入天目の結と同じ。…
聞おえて取入る。
名香は香合の内にても
袋の内にても、
紙につつみて二たき入べし。…
云々とあり
写真の包み方が載っていた。
名香でない常の香の時は
香合の時はつつまない。
ともかいてあった。
今度 包み方を試してみよう
今日は
南方録のお勉強
南方録ナンボウロクは
安土桃山時代の茶道書。
7巻。
南坊宗啓著。
文禄2年(1593)ごろの成立。
師千利休から習得した茶道の心得や
秘伝を記したもの。
福岡藩黒田氏の家老立花実山による
偽書とする説もある。
わが家の本棚にある南方録
1975淡交社 南方録 久松真一
1983淡交社 南方録を読む 熊倉功夫
1986岩波文庫 南方録 西山松之助
2009中央公論新社 現代語訳 南方録 熊倉功夫
覚書などは分かりやすく
社中で音読したりしたのだが
結局 続かない
だんだん文字をよむのが面倒になって
難しい本は開かない
やはりちゃんと指導者がいて
生徒は小人数で受けるのがいい
講義を受けると
知らないことを
少し知り得た気分になる
でもその時だけで
すぐに忘れてしまうけれど
写真は新橋駅烏森口のガード下
今日は横浜の朝日カルチャー教室へ
香合のお勉強
型物香合のお話しもあった。
黄交趾大亀、染付辻堂、菊蟹、染付有馬筆、
オランダの白鳥、周茂叔、隅田川、拍子木、
笠牛、台牛、張り子牛などなど
美術館所蔵品のスライドを説明をうける
「形物香合相撲」番付表は
安政2年(1855)出版。
染付85種、
交趾64種、
青磁29種、
祥瑞19種、
呉須16種、
宋胡禄2種、
計215種の唐物を
東西に分ける。
行司に塗物香合3種、
頭取に和物の焼物の代表的なもの7種、
勧進元に呉須台牛と紅毛2種の計3種、
差添に南蛮・寧波染付の2種の、
総計230種。
その他は世話人の部。
型物と言ってもその型は今と違うから
たくさんは出来ない
いくつか数えるほどだと。
なるほど
だから美術館のガラス越しに見るしかないのか。
写真は
ひとの駐車場の片隅。
植木鉢の藤の木は
今年も美しい花を咲かせはじめた。
かつてエス先生の四月の月釜。
透木釜は藤の花の地紋だった。
いまだ他で見たことがない。
八代集」とは、
勅撰和歌集の
古今集から
新古今和歌集までの
八つの和歌集の事を言う
「古今和歌集」から、
「後撰和歌集」、
「拾遣和歌集」、
「後拾遣和歌集」、
「金葉和歌集」、
「詞華和歌集」、
「千載和歌集」、
「新古今和歌集」までの8つの和歌集のこと。
それぞれの巻頭歌
古今和歌集
詞書『ふるとしに春立ちける日よめる』
「年のうちに春はきにけり一年を
去年とやいはむ今年とやいはむ」(在原元方)
後撰和歌集
詞書『正月一日、二条の后の宮にて白きおほうちきをたまはりて』
「ふる雪のみのしろ衣うちきつつ
春来にけりと驚かれぬる」(藤原敏行)
拾遺和歌集
「春立つといふばかりにやみ吉野の
山も霞て今朝は見ゆらん」(壬生忠岑)
後拾遺和歌集
詞書『正月一日に詠み侍りける』
「いかに寝て起くる朝にいふことぞ
昨日を去年と今日を今年と」(小大君)
金葉和歌集(二度本)
「うちなびき春は来にけり山河の
岩間のこほり今日やとくらむ」(藤原顕季)
詞花和歌集
詞書『堀河院御時、百首歌奉り侍りけるに、春立つ心をよめる』
「氷ゐし志賀の唐崎うちとけて
さざ波よする春風ぞ吹く」(大江匡房)
千載和歌集
詞書『春立ちける日よみ侍りける』
「春の来るあしたの原を見わたせば
霞も今日ぞ立ち始めける」(源俊頼)
新古今和歌集
詞書『春立つ心をよみ侍りける』
「み吉野は山もかすみて白雪の
降りにし里に春は来にけり」(藤原良経)
八代集の覚え
《今後私語は禁止せし》
古今→こ(ん)
後撰→ご
拾遺→し
後拾遺→ご
(は)
金葉→きん
詞花→し
千載→せ
新古今→し
だそうだ
チャレンジしてみよう
今日はお習字のお稽古
漢字半紙が八級から七級に昇級した
下の方だが
そう簡単に上に上がらない
鴨長明
小夜更けて
千鳥つまよぶ
松風に
こぬみの浜や
さびしかるらむ
鴨長明カモノチョウメイ カモノナガアキラ
平安末から鎌倉前期の歌人・随筆家。
禰宜・鴨長継の次男。
位階は従五位下。
法名は蓮胤。
南大夫、菊大夫とも称。
今日はお能の勉強会へ
向かう途中に福山の凛さんから電話
久しぶりのお声を聞いた
お元気で嬉しい
初心者のお能の講座
今日は能面のお話しだった
能楽師が面オモテを付けるとき
神仏と同じく深く礼をし
それから付けるとか
美術館などにあるガラス越しの古作の面オモテは
破損の恐れあり
使われることはないと
他にも色々聞いた
知らないことばかり
覚えていられたら
良いのだけれど
写真は悪猫カレンダー
今一番のお気に入りだ
柿落ちてうたた短かき日となりぬ 夏目漱石
幼なじみの庭の柿の木
今年も二十個くらい届けてくれたが
今もうすっかり葉は落ちて
柿の実が五つ六つ残っている
木守り柿だ
午前中は朝日カルチャー
午後は家でお習字教室
今年は旅行や茶会で出かける事も無い
じっくりお勉強するには
良いときだからと
朝日カルチャーの教室の色々に
通っている
楽しそうなお能や
古今集のお勉強
崩し字の読み方に
香の話しや朗読など
興味は尽きない
期間は月に一度で三ヶ月
又は単発で一度のみとか
期間が短いので気楽
午後は森金先生のもと
細かな指導を受ける
とりあえず課題に挑戦して
上手く書けなくとも出品することにした
ペン字の部門も真似をすればよいからと
簡単そうに思ったが
案外難しい
まあペン字はまだまだ十級だから
そう頑張らずに
甘いもので休憩とりつつ
四時過ぎまで
日暮れが早くなって
間もなく暗くなった
俳句では
「短日タンジツ」とか「日短ヒミジか」
季語がある
写真は昨日のふくもと
立ち吉の豆皿に
亀末広の四畳半、京のよすがの干菓子
濡れて行くや人もをかしき雨の萩 芭蕉
ずっと雨が降っている
師走なみの寒い一日
今日の村雨庵は
縫い物教室
先生はサカチカ先生
参加者は
クマショウさんとクレちゃんと
森金さんの三名で
私はお休みした
朝起きると具合が悪い
雨が降っているからか
やる気がおきず
お天気病の為
お休みした
でもたびたび作業の状況を見にいっては
急遽、用務員のおばさんになって
お茶出しをしたり
お喋りしたり
うろちょろしてると
サカチカ先生から足袋いれを頂いた
嬉し
写真の左の黒い袋物がそれ
他は皆さんの作品
靴下入れと
楊枝入れ
ただの布が半日で形をなす
成果がありありと目に見えて
ちょっと感激する
参加はしてないのだけどね
今日は古筆のお勉強会
松花堂昭乗ショウカドウショウジョウ
1582 - 1639、
江戸初期の真言宗の僧侶。文化人。
姓は喜多川、
幼名は辰之助、
通称は滝本坊、
別号に惺々翁・南山隠士など。
俗名は中沼式部。
堺の出身。
豊臣秀次の子息
(隠し子、落胤)との俗説もある。
書道、絵画、茶道に堪能で、
特に能書家として高名であり、
書を近衛前久に学び
、
大師流や定家流も学び,
独自の松花堂流(滝本流ともいう)
という書風を編み出し、
近衛信尹、本阿弥光悦とともに
「寛永の三筆」と称せられた。
松花堂昭乗の文字を勉強しよう
写真は通りすがりに撮ったもの
ちょっと休憩したくなる
関戸本古今集セキドボンコキンシュウ
伝藤原行成デンフジワラノユキナリ筆
平安時代
詞書コトバガキ 秋の立つ日よめる
名のり 藤原のとしゆきの朝臣
秋来ぬと
目にはさやかに
見ゑねども
風の音にぞ
驚かれぬる
今日のお勉強
午後から朝日カルチャーの教室へ
終わったら横浜そごうへ
虎屋の和菓子と
鳩居堂で香たどんを買った
早いお昼を食べていたが
頭を使ったので
お腹が空いた
天麩羅の天一で天丼を注文
夕ご飯のつもりで完食
お風呂に入ったら
何か食べたくなった
柿の種の小袋を三袋食べた
食べ始めると止まらない
反省
でも
デパートは
楽し