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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

今や暮れぬと

2020-09-18 22:38:22 | お勉強

鷹の目も
今や暮れぬと
鳴く鶉
 芭蕉

日が暮れようとしている。
くれなずむ中に急に
ウズラの声が聞こえてきた。
そうか、夕暮で
もはや鷹の目もきかないと
安んじてウズラが
藪から出てきたのであろう。
ウズラは鷹などの猛禽類の
よい餌食である。
暮色の迫る静寂の中の一瞬を捕らえた句。
(芭蕉発句全集ヨリ)
 
今日は
お弟子様に誘われていた
横浜の朝日カルチャーへ
前回は発熱で欠席
今回初めての教室だった
居眠りせずに
真面目に講義を聞いたとしても
はい終了と
椅子から立ち上がったら
何食べようかなんて
もうそのあとのことを
考えてる
勉強しても
全ては頭に入らない
ひとつでも呑み込むものがあれば
それで良しとしよう
無理せず
楽しく
ゆるうく行こうじゃあないの

写真は白の芙蓉
美しい
もう最後の花かも知れない

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今日は横浜

2020-09-12 23:35:39 | お勉強

今日は横浜へ
朝日カルチャーの横浜教室
お弟子様達が前からかよっている
茶事もせず茶会もなく
やめた稽古もある
時間ができたので
先月から行き始めた
人が大勢往き来して
活気がある
まだまだコロナ禍であることを
忘れるくらい
 あしひきの
 山した水の
 こがくれて
 たぎつこころを
 せきぞかねつる
 『古今集』
 読人知らず
くずし字を読んだりした
 夜=よ、や 
 その時により読み方を変える
講座は午前中で終わり
一時間もしないで家に着く
多めに昼食をとると
当然のように眠くなる
ほんのちょっと勉強して
お昼をたっぷりゆっくり食べる
その後は中国ドラマの
ビデオを観ながら
知らない間に寝てる
なんて緩いんだろうね

写真は
サントリー美術館の展覧会
面白そうなので
お謡の帰りでも
見に行こうかな

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今日は新橋

2020-09-11 22:22:23 | お勉強

今日は新橋
烏森口から降りると人だかり
ガードにユニックを積んだトラックが
斜めに傾いて引っかかっている
野次馬としては興味津々
遠巻きにしながらも写真を二枚パチリ
あとでその写真を見たら人ばかり
新橋界隈にお勤めの殿方ばかりが映ってる
これでは
事故のトラックがよく見えない
報道写真を撮るの難しいと実感



今日から
新しいこと始めた
ネットで見て月に一度だし いいなと思い
迷わず参加希望のメール
主催の先生からご案内の返信メール
勉強会に入らせて頂いた
勉強は一人でするよりも
みんなとしたほうが楽しいし身になる
ひとりでの勉強は
なるべくしたくない
講堂などで大勢が集まる講演会などは
先生のお話しが少ししか
頭に入ってこないし
スライドがはじまるやいなや
すぐ眠たくなる
お勉強は
集中力の続く頃合いの人数が良い
今日 初めてお目にかかる
先生と何名かの生徒の皆様
いくつになっても新しい出会いはある
新鮮な気分になった
隣室は音楽教室か
時々 楽器の音が聞こえてくる
そちらにときたま
気がいってしまい
せっかくの
先生のお言葉を聞き逃したりした
あれ 集中力が足りなくなるのは
集まる人数でなく
自分のせいかもしれない
トホホ
自分のせいねぇ
次回は雑念が入らないように
注意しよう

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遠州七窯の覚え方

2020-01-27 23:28:47 | お勉強
今日は
お茶碗研究会
今日から遠州七窯のお勉強だ
うちのサカチカさんが作った
覚え方

遠州の自然こそ
赤々と
朝日は
高く

遠州の
シ ドロ
ゼ ゼ
コソ ベ
アカ ハダ
アサヒ
タカ トリ

遠州好みは綺麗サビ
ワビやサビはわかりにくいが
綺麗ということは
誰もがわかる
わかりやすいから
好きな人も多い

研究会の帰りの電車
サカチカさんと二人で
自由にお喋り
何を話してたかしら
よく覚えてないけれど
いつだってそうだから
地が出て
言いたいことを
思いっきり
言ってたはずだ

しぱらくすると
向かいに座っていた
赤いコートの
お洒落な女性が
立ち上がって
「どうも声が似てると思いました」
と声を掛けられた
以前有楽町駅近くで
すれ違い
互いに振り返り
知り合いだと気が付いた
そのリーフさん
今度は電車の中
いま降りるところらしい
二度目の偶然に驚いたが
電車の中のお喋りは
大声を出さないように
地金ヂガネを出さないように
しよう

もう一度あるかな
リーフさんとの遭遇
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霜月照清池ソウゲツセイチヲテラス

2019-12-26 22:37:30 | お勉強
霜月照清池

寒雲抱幽石カンウンユウセキヲイダキ
霜月照清池ソウゲツセイチヲテラス
(虚堂録キドウロク)

筆者は
大徳寺管長小田雪窓オダセッソウ

美術人名辞典の解説によると
小田雪窓
臨済宗の僧。
大徳寺五百六世。
姓は小田、雪窓は道号、
諱は宗甫、室号は蔵暉。
五百三世後藤瑞巌の法を嗣ぐ。
僧堂師家となり、
昭和30年十一代管長に就任、
のち開堂した。
龍翔寺に住した。
昭和41年(1966)寂、65才。

今日は
月に一度の茶の稽古
十年と四カ月経つのだが
今月で辞める事にした

次の
新しいことを
始めよう
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一楽二萩三唐津

2019-11-25 23:16:31 | お勉強
今日はやきもの研究会
萩焼と出雲焼を勉強した
萩焼にはコトワザがある

一楽二萩三唐津
または
一井戸二萩三唐津
他に萩の七化けともいう
萩焼は
使うほど 七変化する
萩焼は
高麗茶碗にすでに化けている
と言うこと

萩焼は毛利藩のお庭焼
出雲焼は萩焼から分かれたもの
萩焼のつちは
大道土ダイドウツチと見島土ミシマツチ

出雲焼イズモヤキの楽山窯ラクザンカマは
倉橋権兵衛クラハシゴンベエから始まり
加田半六へ続いた
初代長岡住右衛門ナガオカスミエモンは
倉橋権兵衛楽山窯から数えると五代
長岡家二代空斎(六代目)から
七代空入、
八代代庄之助、
九代空味、
十代空処、
十一代空権へと続き
現在では
十二代目空郷

9月と10月の研究会は入院中だったので
二ヶ月お休みしてしまった
退院して久しぶりにお伺いした
退院のお祝いと言うことで
お昼には三友居のお弁当をご馳走になった
感謝である
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うこん

2019-09-05 23:10:35 | お勉強
写真の花は「うこん」

ウィキペディアには
【ウコン
鬱金、
欝金、
宇金、
郁金、
玉金は、
ショウガ科ウコン属の多年草。
英語名ターメリック (turmeric)。
インドが原産であり、
紀元前からインドで栽培されている。
「鬱金」の原義は「鮮やかな黄色」。
呉音「ウッコン」が転訛しウコンとなった。】とある
今日は月に一度の茶の稽古
風炉の四ヶ伝の稽古
初炭に唐物、台天目、盆点
単衣の紋付のお人が殆どだ
畳に手を付き戸の開け閉めをする
これから
大切なお道具にてお点前をいたします
という心構えを形に 表す
主客心して真剣に向き合おう
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風にみだるる糸すすき

2019-09-04 23:26:05 | お勉強
定家
あだし野の 
風にみだるる 
糸すすき 
来る人なしに 
何まねくらむ

今日は九月初めての水曜稽古
朝窓を開けると
思いのほか爽やかな風が吹いている
秋だ

写真は京都の豆人形
まじない人形と言う
それぞれに意味があるとの栞
達磨 辛抱
黒猫 幸福
寿老 しや
西行 腰痛
鍾馗 魔除
虚無僧 乗物酔
布袋 安産
蛙 縁起
招猫 商売繁盛
傘狸 火災除
お多福 人気者
骨 勝運

西行が腰痛とは知らなかった
今日は
黒猫にお願いして
幸福になろうかな
この猫 こわれてるけど
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おしなべて

2019-08-10 23:12:16 | お勉強
西行
おしなべて
ものを思はぬ人にさへ
心をつくる
秋のはつ風

おしなべて とは
一様に。
すべて。
みな同じく。
普通に。
人並みに。


月に一度のお茶の稽古日
今日は午後から
暑いので花月大会

炭付花月
貴人清次濃茶付花月
香付花月
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夏雲多奇峰

2019-07-09 22:46:15 | お勉強
夏雲多奇峰カウンキホウ多し

夏雲奇峰
三省堂
新明解四字熟語辞典ヨリ
【夏雲奇峰】カウンキホウ
夏の青空に現れる入道雲の
めずらしい峰の形のこと。

出典
陶潜トウセン(陶淵明)の「四時シイジ」(詩)

「春水四沢シュンスイシタクに満ち、
夏雲奇峰多しカウンキホウオオシ」。

顧愷之コガイシ
「神情詩シンジョウシ」にも同句がある。

今日は月に1度の茶の稽古
掛け物は夏雲多奇峰
花は千成ほおずきと篝火草と虎の尾

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紫陽花の

2019-06-11 23:20:00 | お勉強
紫陽花の
よひらの山に見えつるは
葉越しの月の
影にやあるらむ
崇徳院

【崇徳天皇】
[1119~1164]
第75代天皇。
在位1123~1142。
鳥羽天皇の第1皇子。
名は顕仁(あきひと)。
鳥羽法皇の死後、
後白河天皇と争い、
保元の乱に敗れて
讃岐(さぬき)に流された。讃岐院。
(デジタル大辞泉ヨリ)

今日は月に一度の茶の稽古
色無地紋付を着て
台子奥伝を稽古する
身が引き締まる
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薩摩焼

2019-05-27 23:19:53 | お勉強
美容院に予約してあり
カットに行くと
鏡の傍らにアイパッドのようなものがあるので
写真を撮った
今度はこれで雑誌を見るのだ

今週テレビで見た
「美容院の雑誌が無くなってしまう」
美容院には必ず雑誌があるが
このアイパッドみたいなモノに変えると
安価な費用で
何種類もの雑誌の中から好きなものを
見ることができるとか

本の間に入った髪の毛を掃除したり
毎月の本の代金や廃棄の作業など
必要なくなるというのだ
前回カットに来たときは
まだなかったが
シュガー先生に聞くと
他の支店では
前から採用していたとか
さすがシュガー先生
何事も早い
進んでる


今日は薩摩焼のお勉強
私の思う薩摩焼は
黒もんと白もんがある
また
島津藩御用窯の竪野窯と苗代川窯 

竪野窯タテノガマの陶工は金海(星山仲次)
古帖佐コチョウサもここで焼かれた
藩窯として保護され
献上・贈答用の茶碗や茶入を焼いた

苗代川窯ナエシロガワカマは 
慶長4年陶工・朴平意ボクヘイイが焼いた
白い土も後に発見された

薩摩は茶入も焼いていて
私のメモに
茶入は軽いほうから
唐物
次は高取
近畿のやきもの
瀬戸(軽いのも重いのもある)
そして薩摩の順とある
薩摩の茶入というと
「甫十の茶入」
薩摩の茶碗というと
「薩摩火計茶碗サツマヒバカリチャワン」だ
あとは司馬遼太郎の
「故郷忘じがたく候」を読もうと買った
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佳辰棚

2019-05-18 00:14:10 | お勉強
今日は月に一度の茶の稽古
初風炉のお稽古は
炭付花月
佳辰棚にて濃茶

茶通箱風炉の茶もいいものだ
佳辰棚とは
天板の四方に四神を黒で蒔絵
天板の裏には太極が書いてあるとか
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明日も春

2019-04-29 23:42:03 | お勉強
暮れぬなり
明日も春とは
頼まぬに
猶のこりける
鳥のひとこゑ
藤原定家


今日は
月に一度の焼物の研究会
唐津を勉強した
来月は薩摩だ
お弟子様が二人
古志ちゃんとサカチカさん
と友人が二人
里庵さんと草苑さんが来ていた
お勉強が終わると
どこかで珈琲か何かを食べようと
駅ビルのイタリアンへ行った

今日は整体の予約をしてある
間に合うように
帰るには
あと一時間二十分しかない

時間が足りるだろうかと
思いつつ
頼んだのは
欲望のサラダと
ピザを二枚
それとスパゲッティを
四名でシェアする
最後に珈琲
時間が足りるだろうかと心配したが
四人とも食べるのが
早い
凄く早い
料理が足りないかもと言いつつも
お腹は満腹で
丁度良かった

写真はサフランのピザ
ピザの生地は薄くとても大きく美味
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黄金クガネ花咲く

2019-04-05 23:16:06 | お勉強
今日は月に一度の茶の稽古

円能斉お好吉野棚にて初炭
透木釜のお手前
吉野棚にて薄茶
和巾点
台天目

床の掛ものは
「山花開似錦」
花は
乙女椿と立金花リュウキンカ

立金花が
立つ金とあるので
お仲間のお一人が
万葉集の大伴家持の歌を披露なさった

5月から元号が代わる
その「令和」の出典の万葉集に
注目が集まっている

すめろきの 
みよさかえむと 
あづまなる 
みちのくやまに 
くがねはなさく

天皇の 
御代栄えむと 
東なる 
陸奥山に 
黄金花咲く 

勉強になりますね
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