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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

猫柳ものをおもへば

2018-02-19 23:32:52 | お勉強
昨日急に
スマホが動かなくなった
画面が真っ黒になって
固まった
再起動も出来ない
何をしても動かない

メールも読めないし
目覚ましも使えない
ブログもかけない
住所録もみれないから
手紙も書けない
何よりも短歌を12首作ってあったのだが
それがないと
また一から作らないとならない
困った

今日は月に一度の茶の稽古
二月は大炉だがそれを止め
台子奥伝の稽古をする
ラッシュに合いたくないので
朝六時半には駅にいた
それでも
電車には座れないが
押されたり揉まれないだけよい
先方は10時始まり
一時間ほど喫茶店で待ち
支度もあるので8時半に着く

奥伝なので
会員はみな紋付の色無地
心地よい緊張感に浸りつ
集中

真のときの花入は
白磁や青磁又は胡銅
敷板は矢筈板
花入は下座におく
しかし真の時のみ
床の間の真ん中に置く
横物の軸であれば
その下真ん中に置き
竪物であれば下座に置く

花入は下座
ではどこが下座か
茶室のどの場所に床の間があっても
下座は
茶道口が一番の下座である

そこに注目すると
自ずから花入を置く場所が決まる


稽古帰りにドコモショップへ寄ると
すぐ再起動して
普通に動き出した
前の機種は電源ボタンを長押しすればできたが
今度のは電源とボリュームボタンを
ふたつ同時に長押しするらしい
知ればなんということ無いが
動かないのは
不安のかたまり
スマホ依存症だ
これでやり方がわかったから
携帯がまた固まっても
大丈夫
安心


今日の花入は
唐金の鶴首に
花は
椿と猫柳


北原白秋

猫柳ものをおもへば猫の毛を
なづるここちに
よき風も吹く



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為恭は贋物

2018-01-29 23:24:46 | お勉強
夕栄ユウバエにはじきとばされ寒雀 青畝

阿波野青畝アワノセイホ
俳人。ホトトギスの四Sと称された
俳誌「かつらぎ」を創刊、主宰する。
平成4年(1992)歿、93才。

写真の軸は贋物
冷泉為恭と箱にあり
表装もわりと良い
それらしき落款もあるが贋物
先生に見て頂いたがやはり
にせ物は偽物
そういう目で見れば
本物を見たときに違いがわかる かもだ


今日はお弟子様と一緒にお勉強
一月から教科書の初めから始まる
今日は天目茶碗
アジアの地図を見ながら陶磁器の
講義を受けるのは
面白い
また来月も休まず行こう



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初釜は刺激的

2018-01-27 23:58:34 | お勉強
今日は
月に一度の茶の稽古の初釜
初炭のあと濃茶と薄茶
そして会食
肴にお謡の竹生島を
ひとふし二人で謡う
賑やか華やかな初釜

一年の初めに
先生の練られた濃茶を
頂戴するのは
家元の初釜の時とは
また違う緊張感

途中で各自今年の抱負を語る
予定の茶会や茶事など
それぞれに個性的な話しぶりで好ましい
積極的な皆さんのお話しを
ただ聞いているうちに
自分自身も何かしたい
しなければという
気持ちが自然とわいてきた

不思議だ
5月の茶会が終わったら
それが済んだらというのは
何ヵ月も先のことだけど
小さくても
やはり家で
茶事か茶会をしたいなあと
思った
そう思ったのは
溌剌とした皆さんに刺激されたせい

そして
今日は
ずっと変えたかったスマホの
機種変更をした
だいたい二年位使うと飽きてしまい
何ヵ月も前から変えたかったのだが
とにかく時間がかかるし面倒なので
変えられなかったのに
初釜の刺激でか
携帯を変える気分にもなった

家でごろごろしていては
刺激を受けることもできない
出来るだけ頑張って外へ
出かけよう
でも
明日もゴロゴロ
寒いから



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小松引き

2018-01-14 23:45:14 | お勉強
さまよへる風はあれども日向ぼこ
    高浜虚子

もう芽が顔を出し始めた
貝母だ
いつも一番に新芽を伸ばす

今日はカサチカさんのおうちへ
さわわさんと
ちょっとしたお勉強

床の間に冷泉為恭の色紙が掛かっていた
小松引きの童子の画
ただし複製だそうだ




小松引きとは
平安時代、正月最初の子ねの日に、
野山に出かけ小松を引き抜いて
長寿を願ったこと。
[季] 新年。
(大辞林 第三版の解説)


小松引とは
子 (ね) の日の遊びともいわれ,
奈良・平安時代,正月初めの子の日に,
野山に出て小松を引き合った遊び。
この日は人日 (じんじつ。1月7日) と同様
若菜を食するならわしがあり,
この松も芽を食用とした。
子の日に野山へ出る行事は
唐から伝えられたもので,陰陽の静気を得,
煩悩 を除く術とされ,
正月行事の一種として行われた。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)


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蓬莱

2018-01-09 01:28:34 | お勉強
蓬莱に初日さし込む書院哉 漱石


[蓬莱]ホウライとは
(1) 蓬莱山の略.
中国で,仙人が住むとされる山.
(2) 蓬莱(1)をかたどった台に
縁起物を配した飾り物.
(3) 新年の祝いの飾り物.
三方に山海の産物を飾る.
(デイリーコンサイス国語ヨリ)


雨が降るかもしれない
降っても降らずとも
雨の用意して
今日は
月に一度の○○研究会

年初にはいつも
先生が
都心の方から届くという
お酒を振る舞っていただき
会員たちもご相伴するのが
まずは新年の楽しみ

あるある
床の間に二本御酒が飾ってある
日本酒は祝い事には二本と
聞いたことがある
ネットで調べてみたが
理由は色々はっきりわからない
でも日本酒が二本並んでいる姿は
不思議だ神々しくもみえる

講義の前にお菓子を食べ
お茶をのみ
少し雑談
さてお酒はいつ頂けるやら
なんとなくモヤモヤしていたが
我慢できず
ちょっと催促などしたか
もしくは
そういう視線を送ったかした結果
厚かましくも
まだ封を切っていなかった御酒を
今年も有難く味わう事ができた
ちょっと舐めるくらいと思いつつ
朱盃を重ねれば
勉強はどこへやら
今習ったことも
霧と化した

今年もあいも変わらず
好奇心と欲望には
素直に直進



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元日や

2018-01-01 23:46:43 | お勉強
元日やたたみの上に米俵 北枝

北枝とは立花北枝タチバナホクシ
[?~1718]
江戸中期の俳人。
蕉門十哲の一人。
加賀の人。
別号、鳥翠台・寿夭軒。
通称、研屋トギヤ源四郎。
「奥の細道」行脚の途次の芭蕉に入門。
編著「山中問答」「卯辰ウタツ集」など。
(デジタル大辞泉ヨリ)


今日は元日
晴れ
大皿に伊達巻蒲鉾黒豆
叩き牛蒡 なます
それと
お雑煮
今年は喪中だが
お雑煮は食べた
いい年でありますように



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炭取のひさご

2017-12-13 00:24:58 | お勉強
炭取のひさご火桶に並び居る 芭蕉

今日は寒かった
月に一度の茶の稽古
ちょうどラッシュの時間と重なるので
始まる時間の2時間以上前にいつもの駅に着く
さすが2時間前では早いので
近くの喫茶店でモーニングを食べ
時間を調整する
今年最後のお稽古
何かと慌ただしいが
釜にぬくぬく湯が湧き
菓子は
蕪の形の練りきり
干菓子は銀杏と味噌煎餅
わいわいと炭付花月
濃茶付花月
平花月
と花月尽くし
それも年末らしい

掛け物は
小田雪窓老師

大徳寺五百六世。
姓は小田、雪窓は道号、
諱は宗甫、室号は蔵暉。
五百三世後藤瑞巌の法を嗣ぐ。
僧堂師家となり、
昭和30年十一代管長に就任、
のち開堂した。
龍翔寺に住した。
昭和41年(1966)寂、65才。
(美術人名辞典ヨリ)

花は
榛ハシバミと
名の不明の椿
花入は備前



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柚子の大馬鹿十八年

2017-12-11 22:38:49 | お勉強
今日は月に一度の研究会だが
お菓子の写真を撮るのをわすれたので
クマショウさんのお家に飾ってあった
柚の絵をのせた

柚子の実は 秋の季語
柚子の花は 夏の季語
柚子湯は 冬の季語

桃栗三年柿八年
そのあと
「柚子は九年でなりかかる」
「柚子は九年の花盛り」
「柚子の大馬鹿十八年」などと言うらしい



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東京駅の青い空

2017-10-31 01:36:54 | お勉強
定家
よしさらば
四方の木枯し吹きはらへ
一葉くもらぬ
月をだに見む

木枯らし1号が吹いたとか
外は案外寒い
写真は東京駅ホームから撮った
東京駅の青い空

今日は月に一度の研究会
終わると
帰り際にお土産にと
鰻のお弁当を手渡された
 うちは
 鰻は駄目でして
と申し上げた
何度か立派なお鰻様をお送り頂いた
有難く感謝し
 おいしかったですう
など
お礼を申し上げて
食べれませんとは言えずに
おり

お心遣い
誠に感謝




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深雲古寺鐘シンウンコジノカネ

2017-10-03 22:51:59 | お勉強
月に一度の茶の稽古
掛けものは
深雲古寺鐘
シンウンコジノカネ

絶海中津(1334~1405)著の蕉堅稿ショウケンコウより
流水寒山路。深雲古寺鐘。

山中幽深の妙趣。現實がそのまま悟りの妙
(禅林句集ヨリ)

10月は侘びの月ゆえ
侘びの点前を稽古
中置の初炭と濃茶、薄茶

懐石ではやきものの種類を変えての
寄向などをするが
染付扇とか同じ意匠のものの
時代が違えて寄向にするのも
洒落ている





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葛の花

2017-09-12 01:36:07 | お勉強
葛の葉の
吹きしづまりて葛の花  子規

今日は月に一度の研究会
写真はその時のお菓子
岩根ツツジに見えるが
ツツジでは季節が違う
萩の金団だ

秋の野に 
咲きたる花を
指折りオユビオリ
かき数ふれば
七種ナナクサの花
   
萩の花 
尾花葛花 
撫子の花
女郎花 
また藤袴
朝貌アサガオの花

    山上憶良


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秋さらば

2017-09-06 00:47:03 | お勉強
秋さらば見つつ偲へと妹が植ゑし
やどのなでしこ咲きにけるかも 
      家持ヤカモチ


【大伴家持】オオトモノヤカモチ
[718ころ~785]
奈良時代の歌人。
三十六歌仙の一人。
旅人の子。中納言。
越中守・兵部大輔など地方・中央の諸官を歴任。
万葉集編纂者の一人といわれる。
万葉末期の代表的歌人で、歌数も最も多い。
(デジタル大辞泉の解説)


月に一度の茶の稽古
掛け軸は
わが心秋月に似たり

花入は青磁 中蕪ナカカブラ
花はナデシコ
クガイソウと薄

菓子は薄紫と黄色の片身変わり
銘は秋の野
干菓子は菊とその葉

秋になった

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葛焼き

2017-08-15 02:23:54 | お勉強
月に一度の研究会
夏休みはない

暑くとも寒くとも
槍が降ろうが雪が降ろうが
お勉強にはまじめに出かける
一度始めたらやめない
と初めは思うのだが

辞めたのも
たくさんある
香道に書道に華道
若いときは
合気道や日本舞踊
他に数知れず

若いときから続けているものは
お茶のお稽古と
焼きものの勉強くらいだ

お茶は自分の病気のせいで
何ヶ月もお休みをして
皆よりすっかり
遅れをとってしまったと
焦ったり
嘆いたこともあったが
長くみれば点前など
どうということない事を知った
今まで
一度もお茶のお稽古を
やめようと思ったことがない
楽しいことばかりだった


今日のお菓子は
葛焼き

吉野葛に水とザラメを
混ぜて煉りあげ
蒸して流し缶に入れ冷ます
切って
小麦粉をまぶして
銅板で焼く
てなことを書いてあった




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暑気払い また

2017-08-11 00:34:41 | お勉強
枇杷と桃 葉ばかりながら 暑気払い

今日は月に一度のお茶のお稽古
お稽古が終わったあとは
いそいそといつもの
お料理屋さんへ暑気払い
参加者は先生他10名
生ビールで まず乾杯
飲めない方は烏龍茶
はじめカクテルグラスに
蛸と茗荷の和え物
黒い塗り箱に
お刺身
マグロとハマチ
大葉に紫芽と山葵
右側には卵焼きと
鶏の鍬焼きとクラゲ酢
それに洒落た茶碗蒸



次は天ぷら
揚げ鶏の卵とじ
最後にご飯味噌汁香の物
デザートはソフトクリーム

先生の楽しい会話に
笑い声がお店中に響く
暑気払いだ
これで気分を替えて
暑さに負けずに
頑張ろう 




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あるときの 我

2017-07-31 23:21:54 | お勉強
あるときの我をよぎれる金魚かな 汀女

汀女とは
中村汀女ナカムラテイジョ
[1900~1988]俳人。
熊本の生まれ。
本名、破魔子。
「ホトトギス」同人として活躍。
「風花」を創刊。
句集「春雪」「汀女句集」など。
(デジタル大辞泉ヨリ)

今日は〇〇研究会
十名位が出席
来月は夏休みなのでしばし
サヨナラ
帰りに縞様と一緒に帰る
いつもは荻窪なのだが今日は
西荻窪までタクシーに乗る
南口に着くと見慣れない景色
昭和の雰囲気のある細道の商店街
駅前から奥へと続いている
早く帰るつもりが
夕ごはん食べて行きますか

二人でその商店街へ
吸い込まれるように入った
右側にあるハンバーガー屋
とりあえず ここにしよう
アメリカン風なのか
メキシコそれともイタリアン
試しに聞いてみると
首を傾げ さあといわれた
特にどの国とは言えないそうだ
ハンバーガーは食べたくないので
まずは生ビールと
オリーブ入りレタスサラダ
それと
ソーセージとポテトとピクルスが
あれこれ一緒のもの
後は
サーモンとマッシュルームのアヒージョ
アヒージョって何?と聞いたが
答はよくわからない
インテリアもロッジ風で
不思議な店だ
ビールと三品二人で
3.485円
今日はもうこれで
夕ご飯は食べるのよそうと
今は思っているが
さあてね


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