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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

五月雨や

2012-06-09 22:06:54 | 懐石・料理
今日は自宅で懐石料理教室
今日の生徒は三名
魚は鱚キスを三枚に下して、お刺身と汁物に使う
それと鮎の塩焼き 踊り串を打ち 焼く
毎年の事だが 私は今年初めて鮎を食べた 
写真は鱚の青蘇和え

五月雨や二階住居の艸の花 一茶

雨が朝から降っている
気温は下がり寒いくらいだが
庭の草木は潤っている
梅雨に入ったようだ

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牡丹散りて

2012-05-13 23:09:50 | 懐石・料理
今日も料理教室
生徒は二人
順調に料理も出来上がり
順調に食べた
「少しお疲れぎみですね」と二人には見抜かれていた
確かに昨日は少々はめを外した らしい
料理の写真も撮るのを忘れた結果 
そのとき使った皿だけになった
模様は牡丹と菊

牡丹散て
うちかさなりぬ
二三片   蕪村

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いかなる人を酔すらん

2012-05-12 23:32:35 | 懐石・料理
食べるだけ食べ、飲めるだけ飲んだ
振り返ると酒瓶が並んでる
時間は夜の10時半過ぎ
大声で笑っては拍手、互いに大声で
喋れるだけ喋る
帰り際に漸く
酔ったような気分になった
さあこの辺でお開きにしょう

今日はわが家で飲み会ではなく懐石料理のお稽古
二日目である
生徒は三名
いつものように午前11時に始めただが
お料理が出来上がって
食べたり飲んだりしているうちに
どういう訳か12時間近くたってしまった
まあぁたまには
調子にのっても良いさ
あるだけのお酒を飲もう
そうして幸せ気分に包まれた
美味しいお料理と
美味しいお酒それに
面白い会話がほしいね
またしよう


今日の料理の魚は 鰹

鰹売 いかなる人を 酔すらん 芭蕉

ああ、少し酔ったかも


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青葉若葉

2012-05-07 23:28:24 | 懐石・料理
今日は 料理教室へ出かける
だいたい習いごとが好きではあるが
いったい
私めは月に何日くらい稽古日があるかと
拾ってみると
自宅のお茶の稽古日が8日、
習っているのが4日、
家での料理教室が3日、
習っているのが2日、
香道が2日、
研究会を二種類参加して2日、
それにお菓子、袋物、文の会とで3日、
月に一度くらいは茶事をして合計25日に用がある
他に短歌の締切や茶会に出かけたりで時間は使う
昼と夜と重複の日もあるが
何となく忙しい
やはりそうか 
考えたところ
今月で袋物と香道を退会することにした
始めるのは易しいが、辞める時はなにかと難しい

あらたふと青葉若葉の日の光 芭蕉
奥の細道の日光でよんだ句
日の光は 日光のこと
さぞ 青葉若葉であろう



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田無の隠れ家

2012-05-04 21:47:42 | 懐石・料理
今日は懐石料理の友人よりお招き頂く
半月盆に弥七田織部の小向
角の白磁皿に八寸
それからお刺身が三種類
煮物椀がきて
鳥丸と蕗、車麩の焚き合わせ
和えもの
果物は苺
デザートはプリンとプルーンに珈琲
あやめの錬切にお薄

隠れ家のようなマンションのお部屋で
お仲間の四名で楽しく懐石を頂く
ゴールデンウイークの一日
のんびりした一日

連休の間に五月になってしまった
まだ風炉釜の用意は出来ていないが
まっ いいか



いつのまに 
五月きぬらむ 
あしびきの 
山郭公 
いまぞ
鳴く
なる
古今集第三巻 夏歌 140



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ほのぼのと

2012-04-17 23:42:18 | 懐石・料理
ほのぼのと
春こそ空に 
きにけらし
天の香具山
霞たなびく   鳥羽院

寒くも暑くも無い 
ちょうど良い気候で
なんだか新しい事を始めたくなる
日射しは明るい
でも予報どおり このあと雨になったが


今日は料理の稽古
生徒を取っている限り自分も勉強を続けなければと
ゴロゴロ姿を整えて重たい腰を上げる
その前に茶道具屋で
風炉に備えて割引セールがあり
ちょっと寄った


四月の献立はまず筍
木取りをする
櫛の部分をまず取り、下の方はイチョウに切る
ザルに入れて霜降る

写真は
烏賊と筍の木の芽味噌和え




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月こそ花の・・・

2012-04-08 23:46:29 | 懐石・料理
すくい玉子のお吸い物
出しと塩気の割合が良く美味
菜の花と独活を添え
吸口は木の芽
椀は桜模様の沈金


今日も料理の稽古
調味料を確認して買い物に行く
料理酒がわずかになった
カタクリ粉ももう少ない

料理で調味料をわりと使うのだが
和菓子教室に行くようになり
砂糖の使用料がひどく増えた
使う時は一キロ袋を買っても
二回三回でなくなる
砂糖の予備がないと安心出来ない
それから必ず控えを買っておく事にしている
和菓子用のアンコはもちろん
その他に粉物もかなりある
上用粉、浮粉、道明寺粉、ゆべし粉、和三盆、
これらも嵩張って冷蔵庫に入っている
二カ月位前から
塩麹を作りはじめた
麹と塩を必要とする
麹は自分が買いに行くといつも売切て買えた事がない
生徒たちに麹はあったら取り合えず買っておいてと
頼んである
麹も買いおき組
砂糖の横に塩の一キロ袋もかかせない
塩は精製塩やあら塩と
ほかの塩もあるはず
それに加えて今月からは
しょうゆ麹も作り始めた
しょう油も必要
その貯蔵組に醤油も仲間入り
どんどん使わないと…


夜11時過ぎ菓子部の森金さんが明日のお菓子を作って届けに来た
外でしばし待つ
見るとはなしに空を見上げると その天上にまん丸な月だ
そういえば桜も見頃とか 


いづれとも
わかれざりけり
春の夜は
月こそ花の
にほひなりけれ   和泉式部



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終わり良ければ全てよし

2012-04-07 23:20:13 | 懐石・料理
今日も料理教室
買物係が不在である
仕方ない自分で行くしかないか
今日はちゃんと10時を過ぎてから近くの商店街へ行く
買物係が築地で買わなかった野菜を買うのだが
いつも届けてくれる魚屋さんへも 
ついでだから 自分で取りに行く
買い物した袋をいくつも提げて家に着いた
鍵をあけようとして
とたんに気が付いた 携帯電話が無い
出先で電話をしたから持っていたはず
さがしたが
どこにもない
焦った
家を出たり入ったり荷物の中身を皆出してみても
無い
自宅の電話からわが携帯にしてみたが 音はしない
途中の店に電話してみる
探してくれたが ないようだ
混乱したが あれこれ頭を巡らして気が付いた
そうだ魚屋さんに上げたドーナツの袋かも
電話してみると あった
なんだかさっき鳴っていたよ と 
良かった ホッとした

11時半 今日は料理教室
生徒は四名
3時半頃からKさんが具合が悪くなった
ふらふらする 気持ちが悪いと言う
横になっても良くならないらしい
いつも血圧が高いらしい 何かあっては大変だ
救急車を呼んだ
救急車はすぐに来た 
テキパキとKさんを車に誘導して症状を聞いている
付き添いで私が一緒乗る 
「料理教室の最中にふらふらして吐き気がして動けなくなった」
と言う事を救急救命士が病院に説明している
料理の完成はまだだから
何も食べていないとも

さて家には生徒が三名
いちおう作業の手順を伝えた
Kさんは救急病棟に運ばれ検査
そのあと点滴
二時間位かかると看護婦さんの話しだ
血圧も正常、他も大丈夫らしい
あとで来ますから私は一度帰る
家では慣れていた生徒の指示で順調に進んでいた
時間になり迎えにいく
車を拾うと
丁度その時 Kさん本人からの電話がかかってきた
今家に帰るところだと 声はさっきと見違えるように元気だ 
一人で帰れる位なら大丈夫だろう 
良かった

Kさんが無事で良かった
大した事が無く良かった
料理に最中に救急車が来たこと
携帯の紛失と救急車
心配したが ホッとした

忘れられない日になった足元にエイザン菫がさきはじむ

終わり良ければ全てよし


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カンアオイに カンパイ

2012-04-06 22:27:16 | 懐石・料理
今日は懐石料理
四月の懐の会
細魚サヨリと赤貝をつかおう
細魚は
はらを開けると真っ黒 ホント
それに細いから案外難しい
丁寧に丁寧に扱おう
赤貝は
殻を開けると赤い液体が出て来る
初めての人はびっくり
大丈夫 慣れれば平気だ

貝庖丁に
蝶番なるをこじあけて
この赤貝の
生きてるままに 

赤貝の
殻を外せば
真っ赤なる
血のごときものが
ボールに滴る  村雨庵

あっという間に春 
庭の草木がどっと芽吹きはじめた
私の大切なカンアオイも
二枚しかなくなってしまった葉が
今朝 よくよく見ると小さな小葉が芽吹いている
嬉し
嬉しい
ほら 以前のカンアオイの写真
葉は二枚のみだったのだから



カンアオイに乾杯だ


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日永 ヒナガ

2012-04-02 23:32:14 | 懐石・料理
金泥もて法華経写す 日永 哉 漱石

漱石は 日が伸びて来たその春の日
祈りを胸に法華経を金泥で写す
その用紙は紺紙だろうか
写経する静かな時間
紺地に金泥が光る




今日は料理
おわって外に出るとまだまだ明るい
日が長くなった



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アワビの酒蒸し

2012-03-31 22:00:59 | 懐石・料理
春雨の
中を流るゝ
大河かな  蕪村


今日は雨
予定していた食事会

おしどりの器が華やかで可愛らしい
右の鴛はアワビの酒蒸し
左の鴦はうるいと蛍烏賊
菱形の器には
鯛の毬鮨
鴨ロース
金柑甘露煮
天豆
稚鮎の南蛮漬け
松風
ともうひとつあった

生ビールで乾杯しつつ佳き日を味わう




美味しいものを食べると
なんだか元気が湧いてきた



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舞へ舞へ蝸牛

2012-03-04 23:20:49 | 懐石・料理
日曜日 今日の大河ドラマ清盛で
鳥羽上皇の第四皇子が登場した
雅仁親王役の松田翔太
のちの後白河法皇になる

舞へ舞へ蝸牛カタツブリ 
舞はぬものならば
馬ムマの子や牛の子に 
蹴クゑさせてん 
踏み破ワらせてん
真マコトに美ウツクしく舞うたらば 
華の園ソノまで遊ばせん

と梁塵秘抄にある今様を歌っていた

梁塵秘抄は後白河法皇が編集した
平安後期の今様を集めた歌謡集で
仏教の歌も多いが 
遊びをせん・・・も
この蝸牛の歌も 良い


今日も懐石料理の稽古日
ひいなの料理だ
献立は今度の茶飯釜の懐石に使うゆえ
ここには書かない
反省した事がある
どうも料理を始めるまでに時間がかかる
お喋りをしたり
遅くなった人を待っていたりして
中々始まらない 気をつけよう
二人や三人で作るのだから
当然 時間はかかる
さっさと始め、テキパキとこなしていこう
出来あがれば小さいグラスにビールで乾杯
至福の時が訪れるから

料理は体力 重たい鍋を持ったり
擂鉢で磨ったり 海老を叩いたり
知らぬ間に力を入れて
頑張っているのだ
料理は脳トレ 短冊に人参を切る
葱を笹切りする 考えて包丁で切るのだが
その思い通りに切ろうとする事が
脳トレだ

お茶が好きなら
料理もしよう
掃除もしよう
体にも気をつけて
運動しょう
元気にお茶が出来るように
と中々思うように
出来ない自分に言い聞かす


暢々庵さま
風邪気味
御身お大切に

写真は椿の木 
青空にのびのびと葉を伸ばし
わが庭のとは大違い




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ものがたりゆく蓑と笠

2012-03-02 23:45:41 | 懐石・料理
朝から雨だ

春雨やものがたりゆく簑と傘 蕪村

蓑の本物は見たことが無い
20代のとき、会社のクラブで合気道を習っていた
そのクラブの人二三人から旅行のお土産にと小さい蓑を貰った
珍しいお土産だ
なぜ蓑笠なのか良く覚えていない
赤ん坊がすると丁度良いくらい大きさで
蓑と笠が付いている
宝尽くしの絵の中にも登場するお目出度い
隠れ蓑、隠れ笠 
そのお土産は本物の藁でできているので
茶席に入れるには粗野で無理だが
六月の茶事、雨中の茶事のときに
寄付にこれを掛けると
中々風情があった
それを見て田植えや梅雨を思い浮かべ
雨中を積極的に楽しむのだが
同じお客様にはしないので
蓑笠の出番がだんだん少なくなり
埃だらけで ついには破棄した
こんまりさんのときめき片づけ法とかあるが
その蓑笠は若きの思い出で
今でも思うと
ときめくものだったが もう遅い
 
春雨のそぼ降る中
蓑笠の人と傘の人が
ものかたり
しつつ歩む か…



今日は
12時に懐石料理の生徒様が二名お見えになられる
料理の説明よりまずは帝国ホテルの日曜日のお茶会の話
パンを口にほおり投げ三人でお喋り・・・が続く
今日の説明をして さあお料理をしましょと時計を見ると
午後2時 いくらなんでも
そろそろしないと
と始めたが
終わったのは
7時になってしまった

時間配分にきをつけよう


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月が美しいよ

2012-02-05 23:02:55 | 懐石・料理
日曜日には必ず見るテレビ番組がある
まず日曜美術館
鉄腕ダッシュ
清盛
トンイ
イサン
見る事ができない時はビデオにとる
今日もあとで見るのだが
楽しみだ

今日も料理教室
11時に集合
解散は六時半位か
また時間がかかってしまった
その最中、椅子にも座るが
同じ姿勢時間でいること
三日間続けると足や膝がなお痛む
困ったものだ
運動かせめて散歩くらいしないと
それらは自分で出来る事だからしたら・・・と言われた

鍼の先生は運動好きの人は言わずともしますよ
苦手の人は頑張ってやってみても続かないものですよ
運動しないと何か気分がすっきりしない
と思えるくらいに
習慣にならないと駄目ですね とのたまう
三日坊主ゆえ
耳が痛い


昔に作ったわが短歌
美しい月夜と知らすメール来て外にて空を仰ぐ真夜中  村雨庵


今日も月が綺麗だ



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春立つや・・・

2012-02-04 22:36:24 | 懐石・料理
今日は立春

春立つや
六枚屏風
六歌仙 虚子

六歌仙とは 
僧正遍昭
在原業平
文屋康秀
喜撰法師
小野小町
大友黒主
古今集の仮名序にて貫之が上げた六名の歌人のこと
貫之はその仮名序で黒主のことを
「そのさまいやし、いはば、たきぎおへる山人の花のかげにやすめるがごとし」
評価は厳しい
そのうえ六歌仙の内
大友黒主ひとりだけ
定家の小倉百人一首には登場しない
黒主の歌の軸を持っているので
私は嫌いではないが・・・




今日は土曜日
我が家で料理教室
献立は昨日と同じだが
微妙に味はちがう
今日も生徒は三名
明日もお料理だ



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