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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

心ときめく六月

2015-06-06 22:21:19 | 懐石・料理
赤坂アークヒルズの37階
今日はF先生のパーティだ
パーティ?
何を着る
着るドレスがない
いやいや
外出用の靴や洋服だってないのだから
着物だ
そうだ
いつでも着物でいいのだ
着物で行こう




先生はお洒落な着物を召され
お人形のように綺麗だ
出席された皆様はそれぞれ
素敵なドレスを召されて
華やかで若々しい
着物の方も何名もいらっしゃる

普段のわたしめには全く縁のない
華やかな席
参加できることが嬉しい
着物は良い
少々太っても
たくさん年を重ねても
たとえ安い色無地でも
紋がついていれば
安心して表に出ることができる
お茶を習っているお陰


大都会の真ん中六本木の37階の景色はビルばかり
真下にホテルオークラが見える
近々に東京タワーその後ろに東京湾が見える
晴れやかで気持ちがよいが
景色を眺めてばかり
写真を撮るのを忘れた
そこでパチリ
フランス料理のフルコース
まだ何もきていない
オリーブ油だけ注がれたところ


六月は酒を注ぐや香を撒くや春にまさりて心ときめく 与謝野晶子

心ときめく六月の異名
(弥涼暮月)いすずくれづき、
(炎陽)えんよう、
(風待月)かぜまちづき、
(建未月)けんびづき、
(水月)すいげつ、
(涼暮月)すずくれづき、
(蝉羽月)せみのはつき、
(田無月)たなしづき、
(旦月)たんげつ、
(常夏月)とこなつづき、
(鳴神月)なるかみづき、
(晩月)ばんげつ、
(伏月)ふくげつ、
(松風月)まつかぜづき、
(水無月)みなづき、
(陽氷)ようひょう



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東下り

2015-05-10 22:52:56 | 懐石・料理
今日は久しぶり
自宅でする懐石料理教室
内容は五月の末にする茶事の献立
出しを引く
ああそうだ
この香り
その美味し香りに堪能
サヨリ
鱚 蛍烏賊
青豆 蚕豆
初夏の材料の爽やかさ
時間はかかったが
そのあとの大吟醸での一杯
至福の時間だ



掛軸は東下りの図


伊勢物語の九段
東下り

ある男が京にはいられないと思い
友人の一人二人と東の方へ行く
道を知っている人が居ないので迷いつつ進んだ
三河の八橋についた
八橋というのは川が蜘蛛の足のようで
橋を八つ渡しているから
八橋と言う
その沢のほとりの木陰で乾飯を食べた
そこに
かきつばた が素敵に咲いている
それを見て

「かきつばたといふ五文字を句の上(かみ)に据ゑて、旅の心をよめ。」
と言ひければ、よめる。
唐衣(からごろも)
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
旅をしぞ思ふ
  
とよめりければ、
皆人(みなひと)、
乾飯の上に涙落として、
ほとびにけり。




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ゆりの木

2015-03-21 23:35:57 | 懐石・料理
昨日のこと
東博の常設展示を観たあとは
庭園内のレストランゆりの木へ
甘いものを食べて
お茶を飲んだ

今日も
過不足なく
いや思い切り食べ
何気なく体重計に乗ったところ
思った以上に多い
油断大敵という言葉がちらちら
脳裏を走るが
まだぼた餅が残っているはず


牡丹餅に夕飯遅き彼岸かな 虚子



高浜 虚子
(たかはま きょし、旧字体:高濱 虛子、
1874年(明治7年)2月22日 - 1959年(昭和34年)4月8日)は
明治・昭和期の俳人・小説家。
本名は高浜 清(たかはま きよし、旧字体:高濱 )。

ホトトギスの理念となる
「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られる。
《ウィキペディアより》






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スミイカ

2015-03-17 22:49:20 | 懐石・料理
今日は料理教室へ行く

スミイカのお刺身
背中に平の貝殻が入っているから甲烏賊ともいう
モンゴウイカ、シリヤケイカなどは近縁の甲烏賊
下ろしていた人の手はその墨で真っ黒になっていた
墨が多いのでスミイカと言うらしい
足は短い
エンペラは三角でなく頭の周りにフリルの様にひらひらしている
身は厚く 
江戸前の握りのネタとしても欠かせないとのこと
美味で非常に甘い。


魚貝図鑑で見ると
すみいか は
甲に平たい貝殻が入っているから
甲烏賊コウイカともいう
また針のようなものが先端にあるからハリイカ
関東では大量の墨をはくことからスミイカ(墨烏賊)
各地でマイカ(真烏賊)とも呼ぶ地域も多い。
生息域は海水生。
関東以西、東シナ海、南シナ海。
生態 は
水深10メートルから100メートルの砂泥の底近くに棲息。
春から初夏に浅場に来て藻などに産卵、そして死んでしまう。
孵化した子イカは浅場で成長。
夏には「新いか」として利用されるまでに育つ。
そして翌年春には成熟、産卵して死ぬ。
寿命は1年。
国産コウイカは関東のスーパーなどにはほとんど出回らない。
関西、西日本瀬戸内海沿岸、九州などでは比較的見られる。
関東では高く、関西でもやや高い。
夏から秋にかけては新イカが、
秋になると大きくなって冬に入荷の盛期を迎える。
新イカは東京をはじめ関東で非常に高値となり
キロあたり20000円を超える。
《ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑より》


墨烏賊の寿命は
一年
その命を
美味しく頂いた
感謝


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ぼく トラノモン

2015-03-16 23:12:23 | 懐石・料理
ながめする
みどりの空もかき曇り
徒然まさる
春雨ぞふる
      藤原俊成



虎の門ヒルズ51階
アンダーズ東京にて食事




今日は
わたしめの恥ずかしながら誕生日





家に帰ると
遠方のモリーナさんからのワインが届いていた
身に余る幸せだ

長生きしよう




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ホウボウ

2015-01-24 23:24:56 | 懐石・料理
寒月や喰つきさうな鬼瓦 一茶


今日も昨日に引き続き 
懐石料理教室

写真の魚はホウボウ
正面から見ると可愛らしい顔をしている
刺身も美味だった


ホウボウ(魴鯡)
ホウボウとは

●カサゴ目ホウボウ科ホウボウ属

ホウボウホウボウは非常に綺麗な色合いをしています。
北海道南部以南から黄海、
東シナ海、南シナ海まで分布し、
水深100-200mほどの砂泥底に多く、
更に深いところでも獲れます。
また、胸のひれが羽のように大きく、
胴体と全く違う色をしているのも特徴的です。
胸びれには柔らかい3本の
脚の様に見える鰭が発達した物が付いていて、
これを脚のように動かして
海底を歩く事でも知られています。
地方によって、
「カナガシラ」、
「コトヒキ」や「ギス」、「キミウオ」などとも呼ばれている。
《旬の食材百科より》 





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鴨の治部煮

2015-01-24 00:26:48 | 懐石・料理
我が家にて
懐石料理教室
半年ぶり
10時集まりだが
おしゃべりが楽しいせいか
料理を始めたのは12時になってしまった


向付と蕪蒸し 
下ろしたホウボウの潮汁

写真は
海老芋と鴨の治部煮
と春菊

鴨は薄く切り
脂と肉の境に包丁の角で切れ目を入れておく
網で焼き余分な脂を落とす
刷毛で片栗粉をつけ
煮汁で少し煮る

煮汁
出し150cc
砂糖と醤油
各大さじ2.1/2
酒大さじ2

器は茶事では使わない金彩染付
貞山と裏にある

さあ茶事の残りの唐墨がある
八海山で
乾杯だ







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大寒

2015-01-20 23:35:50 | 懐石・料理
大寒や羊羹残る皿の底 龍之介

今日は大寒
寒稽古
寒卵
大寒卵もあるようだ

半年ぶりに料理に行く
専門家に研いでもらった包丁が
よく切れるのなんのって怖いほどだ

先生も生徒の皆さんも変わっていない
安心した

料理は立ち仕事である
去年は7月まで通っていたが
30分立っていると
足が疲れてしまい
座らずにはいられなかったのに
今日は三時間以上立ち続けていても
一度も座りたいとも思わなかった
それほど以前は
体が大変だったようだ
そんな日も
過ぎてしまえば
その記憶も遠くになる

元気でいれば
何でも出来る


お料理が完成した頃に一人生徒が来た
いざとなったら
この手もある
元気でないなら
食べるだけでも良しとして
懐石料理も再開

写真は
神田駅のホーム
東北新幹線がビューと通り過ぎた
速い



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昭和の竜宮城

2014-11-30 23:12:19 | 懐石・料理
Aの誕生日
今日は新しくなった目黒の雅叙園にて
ランチバイキング



古い時は会社の忘年会などで5,6回行ったことがある
20代の頃だが
そのどぎつい装飾や赤い太鼓橋、漆塗りのお手洗いなど
印象深い
改築後、特に行く用事もなかったので
今回は久しぶりである


≪雅叙園のホームページには≫
「目黒雅叙園」は、
日本で初めて誕生した総合結婚式場として、
今年で85周年を迎えました。
創業者・細川力蔵は、料理の味はもちろん、
お客様に目でも楽しんでいただきたいと考え、
芸術家たちに描かせた壁画や天井画、
彫刻などで園内装飾を施し、
その独特の装飾美から“昭和の竜宮城”と呼ばれ、
親しまれてきました。
平成3年の大規模なリニューアルを経て、
近代的な建物に生まれ変わりましたが、
現在も園内には旧施設の美術工芸品や
有名な百段階段などを含む保存建築が大切に残されています。




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加賀瓜

2014-07-16 01:08:41 | 懐石・料理
今日は中野で研究会
森金さんが席を取ってくれたので
前から5番目 とても良い席
でも集中できず ひと眠り

帰りはサカチカさんと荻窪の古切れの店へ行ってみた
部屋は古布ばかり
置くでは賑やかにパッチワークの教室が開かれている
茶の帛紗や仕覆にするような布はあまりないようだ
さがして2種類買った
3000円と3800円に消費税だった
さて何を作ろうか
いや作ってもらおうかな

その後はお茶を飲んで
私はお料理、サカチカさんは渋谷で打ち合わせ
バイバイ また明日ね

時間は夕方だ
なんだか疲れてしまった 
凄く行きたくない気分だが
仕方が無い 行くしかないのだ

お料理は暑気払いの献立
しま鯵の叩きほかだが
酔心のお酒をお猪口で一、二杯
どちらも 美味しかった

写真のみどりの冬瓜見たいなものは
加賀瓜だとか





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失せ物 あらわる

2014-06-24 00:16:14 | 懐石・料理
最近探し物が多くて 
困る
貯金通帳だったり
玄関のカギだったり
結構 重要なものが多い
必死に探し探すと
疲れ果てた頃に何とか見つけ出す
案外身近にある事が多い
失せものは 出てくるのだが
それまでのストレスは
とてもキツイ
出てくるまで落ち着かない

先週の火曜日は料理の日だった
いつもの庖丁を持参して
稽古へと向かうのだが
所定の場所にはない
先月休んだのできっと
置きっぱなしにしてあるのだと
そう思って
暢気に出かけたが そこにも無い
ひと月前どこかに置いてきたのかもと
考えに考えたが
どうしても記憶がない
無なのだ
自分の記憶の希薄なこと改めて
あきれるばかり
それでも探さずにはいられない
家の中のありそうな場所をさがし
行きそうな珈琲屋を思い描くが
料理の稽古日の動向さえ不明
その日に使ったタクシーの領収書を見つけ出し
電話をした
庖丁だと言うと
えっ 庖丁ですかと驚いた風だ
料理教室の帰りでしたのでと疑問を解く
ないですね 
庖丁だったらすぐ話題に上りますので
とあっさり 
ノー
まあいいや
家には稽古で使う庖丁は何本もある
稽古に持っていく
正本の庖丁セットは買えばいいのだ
と負け惜しみ
だが 
気持ちがすっきりしない

今日も料理教室
庖丁は
先日買ったばかりの
大きな正本の27センチの柳刃
家の稽古で使っている出刃と薄刃の三本を持って行った
やはり庖丁が見つからないのです
セットで買うと 今どれほどでしょう
と伺うと
先生がふと閃き
奥の方をゴソゴソなさり庖丁を見つけて下さった
大事に奥の方へ仕舞われたのだとか
昨日まで
庖丁が見つかる夢まで見たのだが
あら こんなに簡単に出てくるとは
ああ よかった
失せもの 必ず現る


写真は
イサキの葛打ち碗
イサキを三枚に下し、塩をする
骨切りしてカタクリ粉を刷毛つけ
霜降り 
舞茸と丘ひじきを飾り
清し汁を張る
眼の覚めるほど 美味し



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鰈カレイと𩺊アラ

2014-06-21 00:23:33 | 懐石・料理
今日は自宅で料理
生徒様は2名
集合は10時だが
お持ち頂いた掛軸を
掛けたり外したり
写真をとったり
道具の話は楽しい
それやこれやで
料理を始めたのは11時45分
さあ 頑張って

今日の魚は 鰈と𩺊

左ひらめに右カレイ

写真は鰈カレイ だ
五枚に下し 薄造り 

それと アラ を三枚に下す
漢字では魚偏に荒 だとか
𩺊 
アラは スズキ目ハタ科アラ属
別名、イカケ、オキスズキ、ホタ

刺身には日本酒で
ちょいと一杯 
あると嬉しい




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磯の笠子は口ばかり

2014-06-01 21:09:20 | 懐石・料理
日曜日 
今日は六月日曜組の料理教室
もう夏の料理
カサゴとアイナメを下し
カサゴは薄造りと
アイナメは骨切りをして揚げ、大根おろしをのせ汁を張る


カサゴは笠子、瘡魚と書く
知っていたら通人級だとか

東京ではカサゴだが
九州ではガシラ
島根ではボッコ
岡山瀬戸内ではメバル

武骨な面構えから江戸時代、端午の節句の祝魚として用いられ、
佐渡ではカサゴの干物を軒先に魔除けとして吊るした。

「磯の笠子は口ばかり」と言うことわざがある
カサゴは小さい身体に口が大きく、
食べる部分が少ないことから、「口先ばかりで実行力のないこと」。だとか
クセがなく、だし、旨味があるので汁物にして非常に美味。
刺身は身が少なく歩留まりが悪いが、
上品なうまみに思わず歓声が上がる

写真は
カサゴの薄作り
白髪葱を敷き、
茗荷と胡瓜を繊に切りトマトを飾った
生姜ご飯、胡麻豆腐の吸物
他に二品


私はいつもより動きが悪かったが
茗荷を切り、胡瓜のカツラむきなど
少し仕事をした
殆ど 元気だが
言う事ばかりで働かない
「磯のカサゴは口ばかり」と言われないように

頑張るぞ 少しだけ



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アボカドの霙和え

2014-05-26 22:28:00 | 懐石・料理
今日は料理の稽古に出かける
低気圧のせいか身体が物凄く重い
雨が近い

写真は
夏ミカンとアボカドの霙和え
材料 夏ミカン、アボカド、胡瓜、大根

夏ミカンの房をとり、ほぐしておく
アボカドの皮をむき角に切り、レモンを掛けておく
キュウリは皮をむき、小さな乱切り立塩に10分つける

大根を下し、それを水でさっと洗いみぞれをつくる
出来たみぞれに甘酢、醬油少々、塩少々で味を見る
もちろん美味だ


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あぶりカマス 美味し

2014-05-10 00:11:23 | 懐石・料理
金曜日 朝9時半
経師屋さんがやってきた
先日畳を変えたのだが障子も替えたい
畳屋さんに聞くと
「いるよ ちゃんと仕事できるよ」
「でも車がないから連れて来るね」
ということで障子を取りに来た
障子は六畳の茶席に5枚、その窓際に4枚、
四畳半の窓に2枚と下地窓の小さい窓が一枚
合計12枚
経師屋さんは思ったより結構なお歳である
障子を外して庭に出て車に乗せるのだが
車を運転してきた畳屋さんと私と手伝って
順調に車にのせた
出来上がりは明日という
そんなに早いのかと驚いたが
早いに越したことはない
綺麗になるのは楽しみだ が
6畳の5枚の障子は実際には道具を隠す役目が大きく
それが無くなると裏方が全て見える
あまりにも雑多でひどい景色だ

今日わが家は料理教室
10時に生徒様がお二人お見えになる
なくなった障子の替りは
屏風でそこを隠すつもりだったが
いや待てよ 
ピンとひらめいた
反対側の襖を外して試しに
そこに嵌めてみたところ 
ぴったりと嵌る
それも始めからそこにあったかのようだ
襖は六畳と四畳半とのしきりに四枚が建っている
それを取ると見通しは良くなったが
それほど違和感が無い



考えれば襖の高さと障子の高さは同じ
移動しても大丈夫なのは当たり前で
驚く事はないのだろう
襖を移動しつつ
つくづく思った 我が家は
ホントに狭い
悲しい程だ
お弟子様たちが遠方から足を運んで下さることに
感謝

襖が障子の代わりになり
お料理までに速やかに
ボロを隠せたこと
またちょっと 感動した

向付はあぶりカマスに鯛 
独活の短冊、アスパラと黄菊の酢漬、山葵を添える
あぶりは稽古で濡らしたまな板の上にのせ
皮をバーナーでじりじりと焼くのだが
バーナーの火が恐いので
金串にさしコンロのガスで焼いた
それを冷水に入れ粗熱をとり
拭いてから冷蔵庫で冷やす
あぶり�衞の美味しいこと期待以上だった
それにまた
お猪口のこの一杯が
また幸せを増幅させる

今日は朝から大道具の仕事をした
だからかな
特別に うまいのは



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