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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

飛流 直下三千尺

2017-08-12 22:03:32 | 茶道具、古美術、骨董
滝の画に
賛は
飛流 直下三千尺

飛流直下三千尺
疑ふらくは是れ
銀河の九天より落つるかと

あたかも天の川が
天空から落ちかかる
かのように
思われるという
李白の詩「望廬山瀑布」が出典。


望廬山瀑布   李白

日照香爐生紫煙
遥看瀑布挂長川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天



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2017-07-22 06:48:12 | 茶道具、古美術、骨董
イタチの掛け軸を持っているのだが
いつ
いかなる時に
掛けたらよいのやら
筆者は渡辺清

オーストラリア区以外の全世界に分布

平地〜低山の針葉樹林,
広葉樹林,
草地などに生息し,
とくに水辺を好む。

昔は今より身近な動物だったのだろう
鼠の天敵で
強暴性があり

いわゆる「イタチの最後っ屁(ぺ)」
また
疑わしげに人を見ることを
「イタチの目陰(まかげ)」と
同じ道を通らない「イタチの道」
など言われているようだ

夏毛はチョコレート色で腹部は色が淡い。
冬毛は黄褐色ないし赤褐色、
腹面もさらに淡色となる。
とある
この鼬はどっちか
水辺で芦があるから
夏か秋か
 
明治24年生まれの祖父は真面目な顔で
鼬にだまされたことがあると言っていた
あまりに暑いので
化かされて
少しゾッとするのも良しと…
まあ
可愛らしくこちらを見ている
だまそうとしているかも
ご注意 ご注意



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谷庄→東美→新橋

2017-07-03 00:38:40 | 茶道具、古美術、骨董
まずは谷庄へ
唐物と和物の籠花入には
色とりどりの茶花
カワラナデシコ
半夏生
ガマ
縞芦
桔梗
などなど
見事

茶室の床は
江月に松花堂の画賛
表具が素晴らしい
点てだしのお茶碗は
斑唐津
祥瑞
井戸脇
薩摩
高取

今回は誰も何も買わず
いや買えず
残念

正札会では偶然
松籟庵様と辛し様に会い
一緒に行った森金さんとサカチカさんと
みんなで楽しく回る
松籟庵様とサカチカさんは
買い物したが 私は買わず
そのうち
だんだんお腹がすいてきた
では
二階の茶室でお薄
一階では幕の内弁当を
お道具屋さんにごちになり
ようやくお腹も落ち着いた
そろそろ五時近い
正札会も終わりの時間
東美を出て
ニュー新橋ビルの喫茶店
大きなイチジクのシフォンケーキと珈琲
今しがたお弁当食べたばかりだが
全員別腹問題なし

買わずとも
道具を見ることができて
幸せだ




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師走の夕月夜

2016-12-28 00:49:23 | 茶道具、古美術、骨董
たび寐よし
宿は師走の
夕月夜   芭蕉


久しぶりの汐留
今日平日なので夕方はサラリーマンばかりだ

紅虎餃子房
汐留シティセンター店
高菜とレタスの炒飯
餃子と野菜と根菜の甘酢炒め
ゴマアイスを食べて完了


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銀座の谷庄→新橋の東美

2016-12-03 23:42:26 | 茶道具、古美術、骨董
今日と明日は歳暮正札会
場所は東京美術倶楽部
明日は用事があるので
今日にしたが
谷庄にも行くつもり
電車に乗ったところで
谷庄を先に行くことにした

谷庄は
明治元年創業の
茶道古美術商
初代は
加賀藩家老に仕えた武士だったが
明治維新により転身したとのこと
金沢と銀座六丁目に店がある

谷庄 東京店
東京都中央区銀座6-3-2 
ギャラリーセンタービル4F
歳末茶道古美術展
12月2日(金)~12月10日(土)
午前10時~午後6時
(会期中は無休、最終日午後4時迄)

今日は谷庄にて
銀の建水を買った
それと正札会では
薩摩の色絵茶碗を買った
来年の
3月18日に八王子の美ささ苑で
茶会の席持ちをする事になった
ホームページをご覧下され
もし参加ご希望の方は
コメント頂ければ
お電話かお手紙差し上げます

来年はまだまだと思っていると
あっという間にその日がくるだろうから
何でも早め早め
写真は浜松町からの東京タワー



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東美特別展

2016-10-15 23:37:08 | 茶道具、古美術、骨董
14日から16日まで
東京美術倶楽部にて開催中
東美特別展


三年に一度開催される
日本で最も歴史の長いアートフェア
美術館クラスの名品に会えます
とうたうが入場料が
なんと1500円
確か
うちに招待状が来ていた

よくよく見れば
1500円が1000円で入場できますという
優待の葉書
がっかり
でも
紫兎先生から
1500円の招待券を頂き
今日は
東美特別展のお供をする

まずは茶室でお薄を頂き
それからゆっくり
二階三階四階と
拝見する

名品もガラス越でなく
直にみることができる
触っても良いですよと
お店の方に何度も言われたが
そうそう買いもしないのに
手には取れない

一応ぐるりと回り
帰りは一階のレストランで珈琲を飲んでひと休み
隣の人がビールを飲んでいるのを見て
私達もビールを注文


 写真は二階の廊下に飾ってあった
月見の趣向だ


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東博の空

2016-07-18 23:54:21 | 茶道具、古美術、骨董
写真は東博の本館
8室
香川景樹の掛け軸
読みくだしも
書いてあった

さて読めなかった文字
何日か掛けて何度もチラチラと見ていると
案外読めるようになってくるのだと
紫兎先生がよく仰っる

全く読めなかったその文字
ひょっとしたら
重なるの重かな
いや
きっとそうだ
そう思うと
それ以外に読めなくなった

いちおう
自分の答えを出して
東博の読みと比べたところ

まずは
同じ歌でよかった
詠草とあったが
位も書いてあるし
ちゃんと分かち書きもしてある
この形式も詠草と言うのか
そして不明の文字は
重なるの重で
しら重ね
と読むようで
解明した


それから一カ所読みが違う
東博の読み下しの初句
私のは「裁ちぬはぬ」
ぬはぬ は縫わないと言う意味
東博のは「たち絶ぬ」
縫と絶 
同じ糸偏だ
くずし字辞典見てみようっと

景樹の歌
夏瀧
裁ち縫はぬ こや山姫の白重ね
涼しく見ゆる瀧の色かな

たち絶ぬ こや山姫のしら重ね
涼しく見ゆる瀧の色かな



東博 本館の前ひとり
ユリノキの下のベンチにて
持参のフランスパンをかじる

本館の屋根の上
見事に青空が広がり
大樹の日陰涼しい風も吹き来る
ぼーっと眺めていると
結構幸せだ



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天保五年

2016-06-17 23:47:24 | 茶道具、古美術、骨董
昨日のつづき
釜の箱の裏に

小霰釜
高さ  四寸六分
胴渡り 四寸八分
蓋寸法 三寸五分
右之通り鋳造者也
天保五年五月三日
御釜師
浄光 印

天保五年は1834年
五月とある
旧暦だと今頃かも


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勝虫

2015-08-29 21:00:05 | 茶道具、古美術、骨董
やけに涼しくなった
蝉の鳴き声はぱったりと止み
虫の音に変わった

写真は前日の茶事の薄器
作者は
玉楮象谷
[1807~1869]幕末・明治初期の漆工。
讚岐国高松の人。
本名、藤川為造。通称、正直・敬造。蒟醤(キンマ)や中国漆器の技術を独自に消化して象谷塗を創始。

全面に虫が彫られている
中次だ
甲には勝ち虫のトンボ

真っ直ぐ飛んで後戻りをしないからとのこと
武家は好んで使ったという 
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雲だにも

2015-08-14 23:23:57 | 茶道具、古美術、骨董
雨がざっと降った
カラカラの土には
恵みの雨だが
すぐ止んだ

遠くの空に黒い雲
雨が降っているのだろう
晴れたり曇ったり

掛軸は和歌色紙 


出でてまた
帰るをみれば雲だにも
影夕ひみは
なきよなりけり


筆者は須川信行
須川 信行
(すがわ のぶゆき)
医師・国学者・歌人。
近江高島郡生。号は常葉園。本姓は清水。
渡忠秋・小出粲門人。
国学・和歌を能くし、御歌所参候・同寄人を務めた。
京都に住した。
大正6年(1917)歿、79才。
《美術人名辞典より》





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真清水蔵六

2015-08-07 22:53:13 | 茶道具、古美術、骨董
午前中
東京道場へ
許状の申請と
お弟子様達4名のゼミ申込み
そのあとやましたへ寄り
口の欠けてしまった唐物茶入の修理を依頼した
この茶入は6月に京都へ行った時に象牙屋さんに
修理を依頼したが修理人がいないからと断られた物だ

お店では5日から10日まで
お楽しみ市を開催とのハガキが来ていた
今日は7日すでに良いものは売り切れたのであろう
品物が少ない
お店をぐるりと一周し
その時に見つけた
良いものを

「山科焼柿釉」火入
山科焼は京焼のひとつ
箱裏には
泥中庵 蔵六造 印
とある

泥中庵とは二代蔵六
真清水蔵六のこと

真清水蔵六(二代)
ましみずぞうろく
初代蔵六の長男。
京都の人。
幼名は寿太郎、名は春太郎、号を春泉・泥中庵。
国内はもとより中国・朝鮮にも渡って調査研究を重ね、
京都山科に開窯、
のち西山の松尾村で製作した。
古陶の鑑識に優れ、
『陶寄』『古陶録』等の著がある。
昭和11年(1936)歿、76才。
《美術人名辞典より》

何もないと思っていたが
蔵六の火入 二個入
買えて
良かった



その次は
新宿の茶道具屋
こんどは象牙の蓋裏に
金箔を貼ってもらう
あと
茶碗の箱
巻物の箱
古写経の折本を入れる箱
三種類の箱を注文した

材質は一般的の桐
変わった材料や
変わった真田紐
変わった箱の作りなど
変わったことを依頼すると
どんどん高くなる可能性があるらしい
それを聞いて

とりあえず
普通でお願いしよう
普通は安心だ






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嵯峨棗

2015-07-05 01:25:01 | 茶道具、古美術、骨董
東京美術倶楽部の中元正札会へ
サカチカさんと出かけた
いつもの道具屋さんから赤札をもらい
四階から順に見て歩く
特に欲しいものは無い が
サカチカさんには
とても欲しいものがあるそうだ
サカチカさんの欲しいものは嵯峨棗だ
池田巌さんの「嵯峨棗」の本で
見て
欲しい道具として
脳に残っているようだ


嵯峨棗とは
桃山から江戸初期に
嵯峨嵐山辺りで土産物として作られた
枝垂桜,柳,藤などの図柄を
蒔絵にした
雅趣にとむ
嵯峨棗と呼ばれるもの

嵯峨棗は普通それはそれは高いものだ
今回はほどほどの金額のものを三個見つけたが
どれも江戸初期の時代があるように見えない
道具屋さんに見てもらった
時代が下がるとの判定
でも本人が良ければ
嵯峨棗の写しと思えば良し
本人の考え方とのこと
すぐそれらは止めて
他にふたつ薄茶器を買った

嵯峨棗は又にしよう
一生かけて探す道具がある
夢がある
希望がある
強く願えば 叶う
と言うではないか
ね!





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東京アートアンティーク

2015-04-17 22:27:15 | 茶道具、古美術、骨董
「東京アートアンティーク~日本橋京橋美術骨董まつり」
4月16日17日18日の三日間開催している

誘われて 京橋で待ち合わせ 
いくつか回る

斎藤紫紅洞は茶箱展
なかなか良いが
とてもとても手が出ない
応接室の床には
為恭の公達の絵があった

更紗を展示している店もあり
小品を二件購入
展示が終わったら送ってくる

時間はまだ11時半くらい
昼食をとろうと京橋 松輪に行く
すでに大勢並んでいる最後についた
店の人が人数を数えてここまで大丈夫と言い
「売切れ御免」の看板を出して店に戻った



限定70名とか 何を食べさせてくれるのか楽しみ
ランチは一種類 
今日はアジフライに味噌汁と和え物と香のもの
大根おろしに山葵が添えてある
フライをこれで食べるらしい
その手順が書いてあり
そのとおりにした
美味




天気が悪くなるかもしれないからと
傘と雨コートも持参したが
よけいな荷物になった

気持ちの良い青空に
微かに風も吹き来る
骨董めくりに丁度良い





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狩野尚信

2015-03-31 02:24:53 | 茶道具、古美術、骨董
馬から布袋様が転げ落ちている
それを馬が見ている
愉快な絵だ

絵の筆者は狩野尚信カノウナオノブ
探幽の弟だ
F先生が掛物を御覧になるとすぐ
「松花堂かなぁ」と仰った
いえ
「尚信です」
「そうか尚信ね、尚信は松花堂の絵の先生だからやはり似てるね」との事
そうでしたか
知らなかった



狩野尚信は
探幽の画風に多くを学びつつも、
そこから一歩踏み出し、
探幽以上に湿潤な墨調をもち、
次男という自由な立場故か、
余白や構図にも探幽を超える
大胆さを垣間見せる作品が残っている。
大和絵の白描技法を水墨画の人物描写に応用し、
漢画の和様化に寄与した。
近衛家熙は『槐記』のなかで、
古今に超絶したものだと高く評価している。
一方、金碧障壁画の着色作品は、
対象を単純化しようとする傾向が見られ、
探幽が
金碧画の中にも和様化を目指したのに対し、
尚信は
装飾化へ向かおうとしたようである。
ただし、尚信の代表作には障壁画以外に
濃彩画が残っておらず、
尚信は着色金碧画には余り興味を持たなかったようだ。

探幽の弟子・木村探元著の『三暁庵雑志』では、
「探幽絵などとは違い、別て筆ずくなに書し画にて候」と評し、
不出来な作品は破り捨てていたため寡作だったという。
実際、現存する尚信の作品は多くはない。
江戸時代には探幽と同じくらい人気があり、
反面作品数は少ないため、
しばしば贋作が作られるほどだった。
《ウィキペディアより》




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下萌え

2015-03-27 23:19:10 | 茶道具、古美術、骨董
東美 和美の会
金曜日と明日土曜の二日間
東京美術倶楽部 四階にて開催
11時に待ち合わせ
縞様と松風さんサカチカさんと四名
カタログから必ず見たいものをチェック
付箋を付けて出かけた
お目当てのもののいくつかは既に売約済み
もしくは売却済でちらとも拝見できず
頗る 残念
結構なるものばかり
しごく満足 

美術倶楽部のすぐそば
角の「かど」というお店で昼食
まぐろ漬丼とビール
四人で乾杯
相席のサラリーマンが羨ましいと呟いた




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