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玉野市渋川野営場の条例廃止の背景は

2022年01月16日 | 玉野市政
 臨時議会が1月17日(月)午前10時よりに開催される。上程される議案は、新型コロナ感染対策としての市民への暮らし支援、子育て世帯を支援する給付金の補正予算議案と、渋川野営場条例を廃止する議案である。コロナ禍での低所得世帯への暮らし支援の予算議案(前のブログ記事参照)は、私が所属する厚生委員会に付託されるため、私自身は議案質疑はできない。野営場廃止条例にについては渋川観光駐車場の通年有料化とも関連するため、質疑する予定である。

 議案第2号 玉野市渋川野営場条例を廃止する条例に対する質疑の主旨について

①渋川観光駐車場の通年有料化に伴い、令和3年度から観光駐車場及び渋川野営場を含めて、市外企業を指定管理者に指定したばかりである。その運営・管理を任せた渋川野営場の条例を廃止して、急遽、行政財産から普通財産に切り替え、事業者に野営場一体の施設を貸与する方針に転換するとのこと。ここに至った経緯について、また、定例議会でなく、この臨時議会に条例廃止の議案を提出する異例の手続きをとった理由について、説明を求める。

②渋川野営場施設を貸与する事業者は誰か、この貸与施設に係る主な契約内容はどのようなものか。普通財産として貸与する財産の内容、貸付金額、貸付期間、契約の重要事項、リスク管理に係わる内容等について明らかにすること。

③事業者は、国等の補助金を受けて野営場のリニューアル整備をする予定だが、国等の活用する補助制度の内容についてはどうか。総整備費用と、国等からの補助額の見込金額はどうか。また、整備後について、グランビング事業を推進するとのことだが、年間の利用者数・入込客数の見込、宿泊施設の宿泊人数は1日当たり最大でどの程度見込まれているのか。宿泊単価の見込はどうか。年間の収支状況・経営状況等の見込(目標)についてはどうか。

③グランビング利用者の観光駐車場の駐車料金はどうなるのか。駐車場の指定管理者と、野営場を貸与する事業者との関係はどうなるのか。仮にグランビング事業が採算ベースに合わず、赤字が出た場合は駐車場収入との関係でどのように対応されるのか。

④国立公園内の野営場を普通財産に切り替え、一民間業者にまるごと貸付て、事業者自らの施設としてグランビング等の事業を展開している他市の類似事例との比較検討状況はどうか。

⑤指定管理者による野営場(グランビング)の管理運営ならば、市が適切に関われるが、普通財産として貸与する場合は指定管理者の指定と同程度の運営規定や環境適応等の諸規定が求められる。施設整備や適切な運営、利用料金の設定など、この点をどのように検討し、議会に示されるのか。

⑥市民はこれまで通り、野営場のある渋川海岸東側周辺を散策し、海水浴や釣りなどが自由にできると思うが、この点はどうか。

⑦年間を通じて一定の入込客が見込めたとして、この事業展開での市のメリット、デメリットはどうか。将来を含め新たな費用負担は生じないのか。事業が失敗した場合のリスク管理はどうか。また、市民的には年間通しての駐車場有料化で市民負担が増え、気軽に海岸で遊び、スポーツし、散策ができないというデメリットは大きいが、地域内経済循環、地産地消としての意味から、この事業にどのようなメリット、デメリットがあると考えられるのか。

⑧渋川観光駐車場の通年有料化による市外企業を指定管理者とした事業展開の一環としての、野営場条例の廃止に至ったものだが、今年度の駐車場収支において、年間収入見込みは幾らか、市の収益と、指定管理者の利益(儲け)は幾らと見込めるのか。また、今年度の実績を踏まえ、新型コロナ感染が一定落ち着いて場合、これらの年間収支、市の収益(利益)、指定管理者の利益はどの程度と見込んでいるのか。

 これらの内容を議案質疑で明らかにしたい。





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