日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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「大異を保留し大同につく」よりも、「排除」が・・・

2024年07月12日 | 玉野市政
  今日7月12日付の毎日新聞の5面に「立憲、国民 連携難航─共産との関係巡り溝」─「道筋見えず連合いら立ち」との見出し記事。
 要は次期総選挙をめぐり、裏金・金権腐敗の自民政権・与党を過半数割れに追い込み、野党による政権交代をめざす。そのために労働組合中央組織である連合の芳野会長は、立憲と国民民主との連携を呼びかけている。ここまでは「野党連携で」という意味ではよいのだが・・・。芳野会長や国民民主党は日本共産党との連携、共闘には否定的である。
 芳野氏は、東京都知事選挙で「共産党が前面に出過ぎて逃げてしまった票もあったのではないか」と発言。国民民主党の玉木代表は、「共産党と組むと『立憲共産党』と言われるような枠組みが、無党派の支持の広がりを欠く大きな要因の一つになった」と発言したことが記事に書かれている。
 蓮舫氏が都知事選で、石丸伸二氏よりも得票が伸びず、第3位となった結果をもって、言っているのだが、日本共産党の小池書記局長は「何を根拠におっしゃっているのか」と批判。都知事選挙では連合東京や国民民主党は小池百合子氏を応援している。
 石丸氏が第2位に浮上した選挙結果は、分析検討する必要があるが、安芸高田市長として石丸氏の政治手法には、大いに疑問がある。先日の新聞記事では、石丸氏が4年前の市長選挙での選挙ポスター代など約70万円の未払問題で、事業者が訴え、最高裁判決では石丸氏敗訴の記事が出ていた。市長にもなろうという方が、未払い問題で中小業者を泣かすなど、その方の人となりにも疑問を持たざるを得ないだろう。まさかこの記事はフェイクではないだろうが。
 SNS、ネット情報により選挙のあり方が大きく変わってきていることは確かである。虚像に踊らされるのではなく、実像、真実、事実を見極めることがますます重要になるネットSNS時代の到来である。

 一人しか当選できない衆院小選挙区では、できるだけ候補者を絞り込み、共闘してこそ、勝ち目があり、政権交代につなげることができる。
 日本共産党は、綱領・規約で基本政策や、将来の道筋も明らかにしている。当然のことだが、他党との共闘・連携に対して、党の方針や基本政策を持ち込み、押しつけるようなことはない。基本政策などに違いがあっても、一致できる基本的な重要政策で大同団結し、共闘してこそ長期政権で腐敗した自民党政権を退場させることができると思うのだが・・・。
 「大異を保留し大同に就く」の立場で、共闘し、政党がお互いをリスペクトし、主権者国民の民意にそった、立憲主義に基づく、まともな政権を樹立することが求められている。
 芳野連合会長や国民民主党代表らが、日本共産党排除の姿勢を続けていては、よろこぶのは政権与党と、その補完勢力のみではないか。

 7月9日の「しんぶん赤旗」(日刊紙)の第一面トップには、「仏左派連合 第1党 極右内閣誕生を阻止」の見出し。