日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

岡山県・玉野市 日本共産党の前市議会議員 松田達雄の活動ニュース

玉野市スポーツ振興財団の使途不明金問題の責任は

2020年03月31日 | 市議会
スポーツ振興財団の使途不明金問題でコメントが寄せられた。

玉野市も市教育委員会も、この問題ではまだ調査中であり、

市幹部として誰かが責任をとったという状況ではありません。

現教育長は、文科省から出向して本市の教育長として

3年間の任期を終えて文科省に戻るだけです。

教育長は、市長が議会の同意を得て任命する特別職であり、

市職員としての部長級とは違い、「副市長」などと同じです。

教育長を補佐するため部長級の教育次長がいます。いずれも、

市長が最高責任者(上司)として、教育長を議会の同意を得て任命し、

一般職員から部長級の教育次長を配属しています。

 この使途不明金問題では、市の告発を受け元財団職員を警察が

検察庁に書類送検したことが新聞で報道されていた。

 事件・問題の解明は、まだこれからです。

なぜ、このような問題が発生したのか。

市と財団の関係、経理処理の問題など、早期に真相を解明し、問題点を明らかにすることで、

責任を明確にすることになると思っている。

今後、調査を進める市と、議会100条委員会の責任は重大である。




玉野市議会 100条委員会設置、事件解明に

2020年03月25日 | 市議会
 2月27日から開催された玉野市議会3月定例議会が3月23日(月)に閉会した。

多くの課題、問題が噴出した議会であった。

 先日、私のメールに市民の方から、スポーツ振興財団の使途不明金問題に関わって、

今後、市はどうするのか。誰が責任を取るのか、などのコメントが寄せられた。

市から財団への出捐金5千万円のうち、約4千万円の定期預金の不正解約に対しては、

元職員への損害賠償請求事件は結審したが、刑事事件として告発している件は捜査中であり、

全貌はまだよくわからない点もある。

 私は、3月議会最終日の各議案の反対討論の中で、この問題にもふれた。

その一部を記載する

「 最後に、スポーツ振興財団の使途不明金問題です。もちろん個人の責任は重大です。しかし、行政組織として適切に対処・対応していれば、ここまで問題を大きくせず、芽のうちに摘み取ることができたことは確かです。私は、これまで常任委員会等でたびたび行政の劣化、行政運営の問題点を指摘してきました。それは、市民病院の民営化強行や八浜地区への給食センター整備、競輪事業、市民センター機能縮小問題などトップダウンで行政の適正運営をゆがめる、情報隠蔽、市民に正確な情報を伝えないなどの問題です。住民目線での公正公平な行政運営に反して、トップが無理やり歪みを起こせば、下はそのいい加減さに面従腹背の態度となり、行政内の問題点や課題に対して、真摯に向き合い、厳正に処理する姿勢が弱まっていくのではないでしょうか。まさに、行政の劣化です。今回の事件は、その延長線上にあるものと思います。この事件における市長の責任は重大です。」

 現教育長は、文科省官僚として玉野市に出向してきた方で、4月には帰京する。

この3月議会最終日に議会の同意を得て、地元の学校長を経験した方が教育長が選出された。

同じく議会最終日には、調査権をもつ100条委員会である、

「財団使途不明金問題調査特別委員会」が全会一致で設置された。

市執行部、教育委員会による調査任せでなく、議会として責任をもって

この事件を調査し、原因究明し、市の責任を明確にすることになる。

ただ、刑事事件に直接係わる問題までは立ち入らない。

100条委員会の調査事項は、要約すると以下の事項である。

①財団の定期預金の不正解約・使途不明金問題の実態解明。

②玉野市及び玉野市教育委員会のスポーツ振興財団に対する監督体制に関する事項。

③当該外郭団体を除く、市の外郭団体に対する監督体制の現状に関する事項。

 日本共産党会派から、私がこの100条特別委員会の委員の一人として参加することになった。

 今後も引き続き、この問題をブログで情報発信していくつもりである。