日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

岡山県・玉野市 日本共産党の前市議会議員 松田達雄の活動ニュース

図書館のメルカ移転問題━リスク大きく、財政的メリットなし

2014年07月27日 | 玉野市政
 図書館のメルカへの移転問題をめぐって、私のブログにコメントが寄せられました。

市民の大きな関心事であり、日本共産党市議としての考えを聞かせてほしいというものです。

 すでに、6月議会報告の「民主玉野」で、その見解を発表し、現在市内各戸に配布しているところです。

 その内容は
 「市立図書館のメルカ移転問題を協議する市議会・特別委員会が7月3日に開かれ、市側から整備・維持費等の試算が示されました。
メルカ移転では、建設費に6億円、維持管理費は賃料・共益費を含め年4千4百万円(水道光熱費は別途必要)の費用が必要です。文化センター・図書館全体の年間維持費1千6百万円の3倍にもなります。
 日本共産党市議団は、①メルカ移転で20年間の必要経費は賃料・共益費で8億8千万円と建設費6億円の合計14億8千万円に対して、土地取得費を含めた新規の図書館建設費用の試算では約16億円。40年使用を考えれば、現状ではメルカ移転に財政的メリットはなく、逆に負担・リスクは大きい。②商業施設への子ども出入り問題、静かな環境維持の対策には、明確な回答がない。③メルカは建築後20年が経過し、今後の改装修理費の増大が賃料等の値上げに。④この先、仮に天満屋が撤退した場合のリスク。⑤第3セクター玉野街づくり㈱の経営改善策、テナント業者の合意などの問題点を指摘しました。
 広く市民に情報公開し、住民参加・合意のない、拙速な推進は許されないと、主張しました。」

 以上の記載内容でメルカ・図書館問題を市民に広報しています。

 市の中心地に位置し、第三セクターでもある玉野街づくり㈱も、ビルの一部を所有するショッピングセンターが、市民の憩いの場としても活用されている施設ですが、長期不況等のもとでテナントが減少し、空きスペースが増大しているなかで、その活性化をはかるため、公立図書館を移転される構想は、一般的に相乗効果が期待できる、と単純に表面的に考えれば、一つの考えは成り立ちます。

 しかし、具体的に進めるとなると、議会報告・民主玉野の記事のように、さまざまな課題があり、問題点が山積しています。
これらの問題点・課題が、クリアされ、市民的に十分な協議と住民合意が必要ですが、市長は事業者の都合を配慮し、
今秋にも結論を出そうとしています。

 8月11日午前10時から公共施設整備特別委員会が開かれます。私もこの特別委員会の委員の一人です。

この特別委員会で、こうした課題や財政問題をどう解決するのか。多数の住民の声を無視して拙速に推進することは許されません。

今後の対応、情報についても、このブログで発信していくつもりです。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
問題点~民意よりも土地所有会社の意向優先の市政~ (市民)
2014-07-28 18:11:17
松田議員様

早速のご対応ありがとうございます。
議員のお考え、しかと承りました。

この件についての最大の問題は、
市民生活に直結し、多くの市民が関心を寄せ、その上、億単位の多額の税金が投入されるプロジェクトであるにもかかわらず、
市側が一般市民に意見を聞く『公聴会』のような場を設けることはこれまで一度もなく、アンケートを募集することもなく、
市長・副市長やその他商工関係団体と、土地所有企業との間でのやりとりだけで計画が拙速に進められているように感じられることです。
メルカを潰したくない関係者の思惑だけが先行し、あたかも図書館移転はメルカ延命のための大義名分として利用されているに過ぎない印象さえ受けます。
すべて、市側が市民に対して十分な説明責任を果たしていないことに起因するものと思われます。

もし仮に、市長・副市長が有権者に是非を問うことをないがしろにし、それよりも土地所有会社の意向を優先させるのであれば、これは地方自治(とりわけ憲法学上の『住民自治』)の根幹にかかわる憂慮すべき事態であるようにも感じます。

今後も松田議員様におかれましては、ブログや紙媒体などを通じて有権者にしっかりと情報伝達し、市長・副市長の対応の問題点を議会を通じてしっかりと指摘していただきたいと思います。ご活躍をお祈り申し上げます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。