市立玉野市民病院と玉野三井病院の統廃合と119床もの病床数の大幅削減計画は大問題
玉野市がすすめる病院の統廃合・病床数削減計画は、背景に国の医療費抑制をすすめる「地域医療構想」がある。
国・県が示す岡山県南東部医療圏(岡山市・玉野市・備前市等のエリア)の
病床数の現状及び必要病床数の推計(地域医療構想)では、
2015年(H27年)4月1日現在の高度急性期、急性期、回復期、慢性期を合わせた
病床数合計は11,381病床に対して、2040年における
必要病床数は9,485病床で、1,896床が過剰と見込んでいる。
2015年を100とした場合、83.3%の数値である。
一方、玉野市の2016年(H28年)4月1日現在の市内の許可病床数は、
一般病床516床、療養病床224床で合計740床である。
この後、松田病院が2016年10月閉院、奥玉病院が同年11月に相次いで閉院し、
一般病床52床と療養病床90床が削減されている。
独法化され新病院建設後の2025年以降の病床数は一般312床、療養134床で、
合計446病床になる計画である。その割合は60.2%である。
つまり、地域医療構想の削減割合を単純に当てはめれば
740床×83.3%=616床 新病院建設後の市内病床数446を差し引けば、
170床も過大に病床数を削減することになる。
新病院の建設費用・イニシャルコスト抑制を最優先に判断しただけの、
市民に必要な安心できる地域医療、適切な地域医療の維持・充実という視点を
まったく欠如する統廃合計画であることは明白である。
結局、玉地域以西の住民にとって必要な三井病院の全病床数の削減であり、
公費を投入して三井病院を廃院させ、地域医療を弱体化させる、
国いいなりの、とんでもない統廃合計画である。
かつて市民病院の民営化路線の強行による大失政の教訓を生かすどころか、
また同じ失敗を繰り返すことになりかねない。
市民のための、市民の財産である市民病院である。
住民不在の無謀・愚策の計画を全面的に見直し、
住民参加・合意の計画に見直すことが強く求められている。
玉野市がすすめる病院の統廃合・病床数削減計画は、背景に国の医療費抑制をすすめる「地域医療構想」がある。
国・県が示す岡山県南東部医療圏(岡山市・玉野市・備前市等のエリア)の
病床数の現状及び必要病床数の推計(地域医療構想)では、
2015年(H27年)4月1日現在の高度急性期、急性期、回復期、慢性期を合わせた
病床数合計は11,381病床に対して、2040年における
必要病床数は9,485病床で、1,896床が過剰と見込んでいる。
2015年を100とした場合、83.3%の数値である。
一方、玉野市の2016年(H28年)4月1日現在の市内の許可病床数は、
一般病床516床、療養病床224床で合計740床である。
この後、松田病院が2016年10月閉院、奥玉病院が同年11月に相次いで閉院し、
一般病床52床と療養病床90床が削減されている。
独法化され新病院建設後の2025年以降の病床数は一般312床、療養134床で、
合計446病床になる計画である。その割合は60.2%である。
つまり、地域医療構想の削減割合を単純に当てはめれば
740床×83.3%=616床 新病院建設後の市内病床数446を差し引けば、
170床も過大に病床数を削減することになる。
新病院の建設費用・イニシャルコスト抑制を最優先に判断しただけの、
市民に必要な安心できる地域医療、適切な地域医療の維持・充実という視点を
まったく欠如する統廃合計画であることは明白である。
結局、玉地域以西の住民にとって必要な三井病院の全病床数の削減であり、
公費を投入して三井病院を廃院させ、地域医療を弱体化させる、
国いいなりの、とんでもない統廃合計画である。
かつて市民病院の民営化路線の強行による大失政の教訓を生かすどころか、
また同じ失敗を繰り返すことになりかねない。
市民のための、市民の財産である市民病院である。
住民不在の無謀・愚策の計画を全面的に見直し、
住民参加・合意の計画に見直すことが強く求められている。