14年9月議会での黒田市長の勝手な判断による市民病院は「公設公営では限界」という発言以後、
指定管理者制度による民営化を強行し、翌年15年3月議会では医師会等の反対を押しきって
大阪の医療法人を指定管理者に決定したものの、5月に同法人が撤退。この民営化失敗による混乱と迷走のもと、
一層の損失増をまねき、一般会計からの財政投入が市財政悪化の原因の一つにもなっている。
懇願してやっと10月に徳島の医療法人平成博愛会の協力を取りつけ指定管理者候補としたが、
諸事情でこれも取りやめ、16年4月から当面3年間を目途に同法人と業務提携して、
経営改善への指導・援助を受けることに決定し、その後、指定管理者として民営化する方向で取り組んでいた。
ところが、ここにきて、平成博愛会による指定管理者移行による民営化の影が薄れ、
18年6月に「地方独立行政法人化を視野に三井病院との経営統合をめざす」(6月20日付山陽新聞記事)
と、これまた、市民や議会、病院職員との十分な協議・合意のないまま、
またも勝手に方向転換を表明するなど、他病院頼りの「自信喪失」の右往左往する市政運営と言わなければならない。
圧倒的に多くの自治体病院が公設公営で、経営改善・改革をすすめ市民のための病院として前進させているのに、
よほど自信がないのか、腹が決まらないのか、人まかせ、民間まかせの、国いいなりの民活路線に固執している。
医師団と病院職員を信頼し、岡大医局との連携を強化し、市民の信頼に応え得る公設公営の自治体病院として、
市長を先頭に経営改革・改善する、最高責任者として腹の座った不退転の決意が求められているのでは・・・。
新病院建設に向けて、経営を立て直す、しっかりとしたビジョンを持ち、市民・病院職員らとの協議・合意のもと、
団結した奮闘によってこそ、道は大きく切り拓かれるのでは・・・。
この記事とは別の話で申し訳ありません。
毎日 テレビで熱中症のニュースがよく聞かれます。
そんな中、県内で、小中学校の普通教室にまったくエアコンがないのは玉野市だけと聞きました。
この暑さ、昔とは違います。暑いと体調も崩すうえ、授業にも集中できないのではないかと思います。
財政難はわかりますが、なんとかならないものでしょうか・・。
唐突にこのような文を書き、失礼しました。すみません。