日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

岡山県・玉野市 日本共産党の前市議会議員 松田達雄の活動ニュース

こぶしの花が咲いた

2024年03月27日 | 日記


 このところ雨の日が続いていたが、今日3月27日(水)は気持ちがいいほどの快晴。青空にこぶしの花のピンクが映えている。昨年までの何年かは、渡り鳥らしい鳥が、膨らみ始めた蕾をほとんど食べつくし、花を見ることができなかった。今年は温暖化のせいか、渡り鳥が早くに旅だったのか、初めのうちは蕾を啄み、食べられていたのだが、ここ数日は鳥が寄りつかなくなり、蕾は花びらを広げて咲き始め、しだいに花弁は桃色から白にかわる。
 「北国の春」に「・・・こぶし咲くあの丘  北国の・・・」という歌詞があり、「こぶしの花」てどんな花か興味があり、ずっと以前に苗木を買って、我が家の小さな庭に植えた。この時期になると、こぶしの花の咲くのを楽しみにしていたのだ。

玉野市のごみ処理の現状と課題 ⑵

2024年03月04日 | 玉野市政
玉野市のごみ処理の現状と課題  ⑵

⑴ 一般廃棄物の事業系ごみ処理の現状はどうか。本市の直近の公開データでは、2022年度(R4年度)は市民1人1日当たり事業系ごみ量312g。前年の247gに比べ26.3%増加している。これは2022年度から家庭ごみ有料化に伴い、商店・飲食店等の小規模業者による「ごみステーション排出制度」を廃止したため、家庭ごみが減少し、小規模業者の可燃ごみの東清掃センターへの搬入が増えるなどの要因で事業系ごみが増加している。

⑵ 本市の2022年度実績である312gの数値と、現在公表されている2021年度の県内他市との比較では、本市の事業系ごみの排出量は多い方から6番目である。(環境省・令和3年度一般廃棄物処理実態調査結果より)

 本市の一般廃棄物処理基本計画(案)では、事業系許可業者収集ごみと、事業系直接搬入ごみ(燃やせるごみ)を加えた2022年度(R4年度)実績の1日当たり排出量16.3t/日に対して、「分別徹底」により1.8t 削減し、5年後の2028年度(R10年度)に11%削減して、14.5t/日にする目標を設定している。

 私は、県内他市の先進例として、人口が類似する笠岡市の事例を取り上げた。笠岡市の「第2次笠岡市一般廃棄物処理基本計画 後期計画」(2023年3月策定)では、事業系可燃ごみの1日ごみ量(t/日)の2021年度(R3年度)実績(許可業者∔直接搬入)の13.2tを、2027年度(R9年度)までに20%削減を目標にし、2.7t削減して10.5(t/日)にする積極的な目標を掲げている。本市もこの事例に学び、もっと積極的な削減目標を掲げるよう要望する、パブリックコメント(意見書)を提出した。

 私の意見に対する「市の考えは方」は、「事業系ごみの排出量は人口規模に比例するものではなく、事業活動の盛衰に左右されるものです。岡山県の公表している『岡山県市町村民経済計算』によると、本市の総生産額は、岡山市、倉敷市、津山市に次いで4番目に高い額であることから、相応の事業系ごみは排出されるものと考えます。」と「市の考え方」を記載している。そして、「生活系ごみの目標値と同様に、一歩一歩着実に目標をクリアしていくための目標値としています。」とのことである。私が笠岡市の事例をあげて主張したかったのは、事業系ごみの削減目標を令和3年度実績に対して令和9年度に20%削減という積極的な削減目標への市の取り組み姿勢を評価してのことである。本市の場合の、令和4年度実績から令和10年度までに11%削減という低い、消極的な目標を問題にした意見であり、産業活動による事業系ごみ量の多寡を問題にしてはいない。ちなみに、笠岡市は玉野市に次ぐ県内5番目の総生産額である。

 この基本計画案のごみ削減目標では、本市は県内他市との比較で5年後においても中位以下の低水準にとどまるのではないか。私は、市民のためにも、また岡山市での広域ごみ処理の処理負担費の軽減のためにも、もっと意欲的、積極的な目標を掲げ、不断に市民参加、市民と事業者との協働の力で、ごみ減量化に取り組み、県内15市の中で上位を目指し、先進的な取り組みを展開するよう強く求めて、パブリックコメントの意見を提出したのである。