日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

岡山県・玉野市 日本共産党の前市議会議員 松田達雄の活動ニュース

TRC 代表と 玉野市議会側の懇談会━続編

2015年11月27日 | 玉野市政
 TRC代表の意見は、自動貸出機については、

豊後高田市の図書館では、利用者の8割が利用しているとのこと、

徳島市の図書館は「市のやり方などで」と、自動貸出機の利用率が低いことに対する

明確な回答は得られなかった。海老名市中央図書館の場合は、自動貸出機の機能の違いがある旨の発言があった。

結局、大方を自動貸出機に向け、受付カウンターの職員スタッフはできるだけ少なくて済むように考えているようだ。

設置される児童カウンターについては、大勢が利用され、賑わいがある時、そのような場合はスタッフを配置する。

図書館と公民館の融合問題では、図書館内は一定の賑わい(騒音)はあっても良いという主旨の発言で、

北欧の国の例をあげ、賑わいのある図書館となっているとのこと。

静かな環境のもとでの本来の図書館機能の重視よりも、賑わい優先の発想があるようだ。

要は、ショッピングセンター2階に図書館が入る、市の目的の第一が「賑わいの創出」であるところから

問題が発生しているのだろう。メルカ2階のテンマヤ部分が撤退する、その空きフロアー活用と、

集客に貢献するためか━

 代表は「カフェスペースもあるので・・・」と言われたが、

市教育委員会が、このスペースは設置しないことに決定していることを知らなかったようだ。

まだ、いくつかの発言、回答もあったが、気がついた点だけを記載した。


 やはりビジネスとしての図書館・公民館の指定管理であり、市民ニーズに応える努力はするものの、

自動貸出機の活用優先で、人と人、図書館利用の市民と、司書職員スタッフとの対話、話し合いは

人件費の面からも極力抑えたいというビジネス姿勢の表れだろう。

突き詰めていけば中央公民館運営でも、必ずこの低コスト意識のもと、職員スタッフを最小に抑える

運営上の弊害が出てくるように思われる。

 他議員からも何点か質問等が出されたが、概ね、歓迎、指定管理を受けてくれたことに感謝など、

肯定的な意見であった。



 


図書館流通センター・TRCの代表と市議会が懇談

2015年11月27日 | 市議会

昨日11月26日(木)午後1時から玉野市が図書館等の指定管理者に指定しているTRC・(株)図書館流通センターの

代表取締役会長と市議会議員との懇談会が開催された。

 これは以前に会派代表者会議でTRC側の代表者と議会側は、まったく面談をしていないため、

議会としてきちんと代表者に会って、話し合う必要がある旨の意見が出され、実施された。

 議会側からは議長、副議長、会派代表者の4人と総務文教委員会の委員長・副委員長の計8人が出席。

市当局は、教育委員会次長と社会教育課課長と議会事務局幹部2人が出席した。

 私は、冒頭に図書館等のメルカ移転整備と、民営化について反対の立場であることを表明し、

幾つかの課題、問題点について意見を述べ質問した。

1つは、図書館本来の役割を果たすとともに、市民の満足度を高める運営が求められる。

 武雄市、海老名市の市立図書館の選書をめぐって、週刊朝日等でツタヤ・CCCの不適切な運営が

報道されている。このような問題が起きないよう、市民に開かれた、透明性の高い運営を求めた。

また、TRCは公民館運営ではほとんど実績がないが、公民館の本来の目的にそった運営ができるよう、

公民館利用の場合、市民と話しなどができるよう、公民館専用の受付カウンターを事務所に作るよう求めた。

2つは、図書館と公民館の融合というが、図書館の開架スペースの中に、研修室等があるため、

公民館の研修室等の出入り際に、図書館利用者は実際には騒がしく感じ、

落ち着かない状況が発生すると思われる点は、一定の改善が必要であること。

さらに、ソフト・運営面でのワークショップも予定されているので、市民の声を反映するよう求めた。

3つに、自動貸出機の3台設置が計画されているが、最近視察した海老名市の中央図書館では、

貸出受付カウンターに5~6人が待っているのに、3台ある自動貸出機は利用されていなかったこと、

また、TRCが指定管理者となって5年以上経過する徳島市の図書館では、自動貸出機の利用率を5割以上にする

目標を掲げているが、実際には3割程度の利用しかないこと、県立図書館は自動貸出機は1台だけ。

こうした点からも、自動貸出機を1台にして、貸出カウンターのスタッフを増やし充実するよう求めた。

4つに、児童コーナーにカウンターが設置されるが、このカウンターに職員スタッフを配置するよう求めた。

最後に、文科省が定めた「図書館の設置および運営上の望ましい基準」に規定している

市民一人当たりの貸出冊数などの重要な目標数値を教市育委員会が定めることになっている。

TRCとしても、単に年30万人の入館者数というアバウトな見通しでなく、こうした目標数値を

おさえ、より質の高い、市民の満足度が高まる運営が求められている、という主旨の発言をした。

これに対して、TRC代表は・・・ 次に

 









無料法律相談のご案内

2015年11月24日 | おしらせ
無料法律相談のご案内


日時  12月19日(土)午後1時より2時まで受付

場所  すこやかセンター(奥玉)


弁護士が相談に応じます。


 交通事故、相続、借地借家、不動産関係、労働問題、サラ金・多重債務、行政問題など

法律に関することなら、お気軽にご相談ください。

なお当日は日本共産党市議団による市政・生活相談も行っています。

計画性のない場当たり的市政運営はダメ

2015年11月19日 | 玉野市政
11月18日(水)午後1時半より議員全員協議会が開催された。

平成27年6月に発表された中期財政試算では、平成27年度から31年度までの5年間で37億円の収支不足が見込まれる。

期間内に約43億円の収支改善を図るため、27年度から29年度の3か年を財政健全化の集中取り組み期間とするなど

今後、財政健全化のとり組みを集中的に行う方針案について、全議員への説明と議員からの意見が出された。


 「中期財政試算による財政悪化の原因」として、市民病院の経営悪化に伴う繰出金(補助金等)の増大、

国保・介護会計等の繰出金の増大など社会保障関連費の増加。

さらに、歳入面では地方税等の減少の影響をあげている。


 私は、市民病院の経営の悪化は、市長の民営化への強行に原因があり、

そのツケを市民に押しつけることは許されないという主旨の発言をした。

 市長の下に置かれている病院経営改善委員会が改善計画を推進する重要な役割があるにもかかわらず、

その開催は年に1回程度という、お粗末な状況。病院経営に係わって事業管理者を置いたのも黒田市長であり、

事業管理者は市長の補助職員である。つまり、病院経営の健全化が進まず、逆に悪化してきたのは

市長に責任があることを明確にし、反省すべきではないか、とただした。

ところが、経営改善ができなかったのは、「岡大医局からの医師派遣が得られなかったから・・・・」

「事業管理者が市長の補助職員というのは、(違うのでは)・・・」などの主旨で、言いわけ的な反論が返ってきた。


 私は、他の自治体では首長が大学病院へ月1回は訪問し、医師派遣を要請している例もある。

年に2~3回程度の大学医局への医師派遣の要請訪問で努力したとは言えない。

また、市民病院に勤務する全ドクターと経営改善について十分話し合いも行われていない。

さらに、全病院職員に対して、真剣に経営改善への協力を呼びかけ、せめて2年間ほどの猶予をもって

全力を尽くして経営改善にあたる。病院職員と市長、市幹部が一致団結し、総力を挙げて

経営改善に全力を尽くす。それでも改善ができないのなら、「もう限界」といえば

病院職員の理解も得られるのでは・・・という主旨の発言をした。

そうした、経営改善への努力もせず、熱意もなく、勝手に「もう限界」などと投げ出す市政運営では

市民、病院職員の理解を得られるどころか、ますます不信をつのらせ、やる気を喪失させるのは当然。

住民参加の民主的な手続きも踏まず、民意に背を向け、議会・議員の多数派を味方につければ良しとする独断専行。

自ら決めた上位計画である総合計画も反故にする、

まさに、まともな行政運営、民主的市政運営とは対極にあるものと言わなければならないだろう。


 このような場当たり的な運営は、今回の緊急避難的な財政再建策も同様である。

計画性のない、見通しのあまい財政運営が露呈したもので、

メルカへの図書館・中央公民館の移転整備と民営化などの無計画な強行市政が、

突然の市民病院の民営化とともに、さらなる財政悪化の大きな要因ともなっている。

 私は、このメルカ移転でも、指定管理者に払う人件費のダブル負担や入居のための共益費等で

当面、年に5千万円程度の市の経常経費の負担が必要となるだけに、即刻、計画を中止するよう求めた。


 いま市政は、重要問題、案件をかかえ、大きく揺らいでいる。

 将来に禍根を残さないよう、住民目線から警鐘を鳴らし続けなければならないだろう。

かつてのスペイン村開発等の大型観光開発優先の市政に、日本共産党市議団だけが

そのムダづかいに警鐘を鳴らしてきたように・・・。

11.23(月・祝日)日本共産党街頭演説会にご参加を

2015年11月13日 | おしらせ
日本共産党 全国遊説━

 「国民連合政府」実現、参議院選挙での躍進を

日時 11月23日(月・祝日) 午後4時~

場所 岡山駅前・ビッグカメラ前にて
 


弁士 井上哲士参議院議員・党参院国対委員長

    春名なおあき元衆議院議員・参院比例候補

    植本完治党県書記長・参院選挙区予定候補

    大平善信衆院議員

 上記のとおり、日本共産党の街頭演説会を開催します。

 戦争法廃止の政府をつくり、立憲主義、平和主義、民主主義を取り戻しましょう。

 「アベ政権やめろ」の声を、さらに大きく━

 多数の皆さんのご参加を心からよびかけます。

    

立冬から冬至へ

2015年11月13日 | 日記
今日11月13日(金)、早朝から赤旗日曜版を配布し、その後7時から三井門前と8時から市役所前で、

ビラ配布をした。国民の力で「戦争法なくす政府」を、戦争法廃止で

一致する野党が国政選挙で選挙協力を、と呼びかけるしんぶん赤旗号外である。

ビラには慶応大学名誉教授・弁護士の小林 節さんのコメントが記載されいる。その内容は、

「ここからが本当のたたかいです。最終的には国政選挙で決着をつけなくてはなりません。・・・・・

「戦争法廃止の国民連合政府」実現のよびかけには、「わが意を得たり」という思いです。

との談話(しんぶん赤旗、日曜版9月27日号より)


 二十四節気では11月8日が立冬。ウィキペディアによれば、「初めて冬の気配が現れてくる日」、

「秋分と冬至の中間」とある。12月22日の冬至まで日暮れが早く、夜が長くなる。

活動も、ビラ配布を少しやりにくくなるが、

夜の深まりと厳しい寒さに向かう、今年の冬こそ

凛として・・・・・。


 来週、11月18日午後1時半から議員全員協議会が開かれ、市民福祉の切り下げ、

市民負担増など財政再建策当の問題で協議される。



 

病院職員全員解雇の非情市政━経営改善の熱意なし

2015年11月11日 | 玉野市政
 昨日11月10日は市議会・決算臨時議会が開催された。

日本共産党市議団は平成26年度の一般会計決算、国保・介護保険会計決算など6会計決算の認定に反対し、

西渕議員が反対討論に立った。

 この臨時議会では、玉野市民病院の民営化推進のため、病院職員全員を来年3月末で整理解雇するために必要な

退職金約9億3千万円の支払いや、市財政の逼迫したなかで、岡山県市町村総合事務組合より

退職金支給を図るための「規約の変更等に関する協議」議案も提出された。

 私は、この議案の質疑と反対討論に立った。

 病院職員は正規職員109人 医師10人の退職金約9億3千万円が必要と見込み、

臨時・嘱託職員を含めれば192名の職員を解雇する。

公務員として採用された多くの病院職員の首を切り、生活を脅かす、

こんな冷酷非情な市政運営は許されない、と厳しく反対討論で黒田市政を批判した。

 何故なら、病院の経営改善・改革のすべての責任は市長にあり、

改善計画を推進する市長の下に置かれた改善委員会の開催は年に1回程度という「やる気なさ」。

 市民病院の事業管理者は、市長の補助職員であり、病院も市の組織の一つです。

 民営化バラ色論で民営化を強行する。病院職員との信頼関係を壊し、

病院職員全員を解雇するなど、まさに、市長の経営能力、リーダーシップの弱さだけの問題でなく、

大失政であることは明瞭である。

日本共産党は、公設公営で病院を十分に再生できることを強く主張し、

その立場に立って、安心・安全の地域医療の再構築、市民病院の改革、経営改善を求めている。