3月28日(月) 午後2時半から市役所3階の大会議室にて、この4月から玉野市民病院と業務提携した
徳島市の民間医療法人 平成博愛会の武久理事長と玉野市議会議員との初の懇談会が開かれた。
初めに黒田市長が挨拶、続いて武久理事長が市民病院への経営改善への対応などが話され、
その後、議員との質疑応答となった。約1時間半の懇談会であった。
武久理事長は、市民のための病院とし医療の質を維持しつつ、経営改善をすすめことなど、
玉野市の地域医療全体や市民のニーズに応える病院づくりなど、その思いを話された。
その考えには共感するところが多くあった。
しかし、3年後の新病院建設に向けた「経営改善が認められる」という状況とは、どのような経営内容か。
どのような収支・事業計画を検討されているのかの問いには、「1年目は収支改善は難しい」などと、
話されたが、同時に「黒田市長の要請もあり9月から指定管理へ移行を・・・」という主旨の発言も飛び出してきた。
個人的な思いの一端を率直に述べられたのだろうが、多くの議員は驚いたと思う。
4月から3年間の包括協定に基づき、公設公営で平成博愛会が経営改善を指導、援助する業務提携の矢先に、
また、指定管理者制度では公務員としての身分でなくなるという「病院職員の心情を配慮して」、
公設公営だったはずだが・・・
理事長からこのような発言あるとは・・・。
ここでも、指定管理者制度導入を願う黒田市長の曖昧な政治姿勢が反映されているのだろうか。
市長自らが先頭に立って、病院経営を立て直し、市民の期待に応えられる病院改革を成し遂げる、
という意思を欠いた、民間まかせ、人まかせの市政・姿勢では、決して良くならないだろう。