日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

岡山県・玉野市 日本共産党の前市議会議員 松田達雄の活動ニュース

まもなく、春爛漫の季節に

2013年03月29日 | ことば綴り

3月29日(金)、25日で3月議会も閉会し、議会報告「民主玉野」の作成、月末のしんぶん「赤旗」の集金、相談事の処理に追われている。
 そう、もう、議会閉会後、4日も過ぎた。神登山峠に続く沿道(羽根崎町)の桜も、やっと開花し始めた。

3月議会では代表質問のため、多くの市政課題を取り上げ質問した。その内容を市民に返し、知らせていくためには、とても「民主玉野」では書ききれない。しかし、きちんと「知って知らせて、組織していく」ためには、わかりやすく市政問題を知らせるために、一定の時間を費やすことを惜しんではならないだろう。

 議会報告「松田ニュース」で、できるだけ簡潔に、そして、わかりやすいビラとして作成すること、同時に、街頭宣伝によって訴えていくこと、議員の大きな仕事である。

 議会内だけの質問戦、論戦で完結しない、その重要な、市民にぜひ知ってもらいたいこと、知らせたいことを、あらゆる宣伝手段で知らせきってこそ、完結する。

 ビラによる宣伝、街頭宣伝、議会報告会の開催と、ネットでの情報巣提供など6月議会開会前の5月末まで、力を入れて取り組みたい。

 朝が明け始め、小鳥のさえずりが聞こえる。

 今年のこぶしの花は全滅である。つぐみが二羽やってきて花が咲く前の蕾をすべて食べてしまっている。昨年はネットを張って防いだ。今年はテグスを張って対応したのだが、まったく効果がなかった。こぶしの花の蜜がよほど好物なのだろう。

神登山はいま、ミモザの花で黄色く染まっている。まもなく、春爛漫、百花繚乱の季節に・・・



ヒ素及びその化合物の調査地点を元に戻す━岡山県環境行政

2013年03月17日 | 玉野市政


「ヒ素及びその化合物」の測定調査地点は、どうやら、この4月より宇野港管理事務所から元の場所の日比市民センターに戻るようだ。
3月7日の私の代表質問で、この問題を取り上げ、14日には県議会の関係委員会で日本共産党・氏平みほこ県議が取り上げた。
 当然のことである。平成22年10月に優先取組物質に指定され、「健康リスクの低減を図るための指針」として指針値が年平均6ngが示された翌年の平成23年度に、調査地点を移動し、指針値をオーバーする数値が出ない宇野管理事務所に移すなど許されないことだ。
 4月から毎月1回の調査をきちんと実施し、指針値超過の場合は、発生源企業に十分な対策を求めるよう、強く要請し、大気環境を抜本的に改善してほしい。
 日比市民センターの道路を隔てた東側には第二日比小学校があり、周辺には住宅地が広がっている。

 中央環境審議会大気環境部会・健康リスク総合専門委員会の「ヒ素及びその化合物に係る健康リスク評価について」の資料では、「高濃度の吸入曝露の条件下では肺がんの発症が疫学的に明らかである、有害大気汚染物質の健康リスクを低減する観点から」、「年平均値6ng As/㎥以下とすることを提案」。「この指針値案については、現時点で収集可能な知見を総合的に判断した結果」としている。
 この第9次答申を受けて優先取組物質に指定され指針値が設定された。

県及び市環境保全課は、この指針値をもとに、発生源企業に対してこれまで以上に厳重に抑制対策を指導し、安全で安心して暮らせる大気環境を取り戻してほしい。

 「いつの間にか発生源周辺の測定調査地点を移動する」姿勢は、結果として住民の健康や命を軽視した環境行政の問題点を浮き彫りにした。
県等の担当部署・職員は、もう一度原点に立ち戻り、住民の健康最優先の環境行政を推進するよう強く望むものである。

 

予算など議案審査━総務文教委員会

2013年03月14日 | 市議会

 朝、新聞配達を終える頃、5時半過ぎには東の空が少し明るくなり始め、夜明けがゆっくりと早まっていることが感じられる。

3.11の大震災と原発事故から2年が過ぎたが、まだ多くの町も、村も押し流されたあとの広々とし空き地が広がったまま。

テレビは復旧、復興が進んでいない状況を映し出している。

TPP参加問題も、自民党内ではごまかしに終始し、有権者への公約を守るポーズを映し出しているが、

農業や医療、地域経済を守るためにはTPP参加はあり得ないことは自明の理。

昨日13日(水)から総務文教委員会が午前10時より開かれ、午後4時半頃まで付託された当初予算案などの審査をおこなった。

今日は午前10時から日比幼稚園の卒園式に出席し、午後1時から引き続き総務文教委員会が開かれる。

15日(金)は午前10時から日比中学校の卒業式、午後1時半から委員会開催、18日(月)もほぼ1日委員会が開催される。

 春が行き過ぎ、通り過ぎないように、立ち止まって一息入れて・・・

岡山県環境行政━なぜ測定地点を移動

2013年03月09日 | 玉野市政
 私の代表質問が3月7日(木)に終わった。12日(火)に予定の議案質疑に向けて準備している。

代表質問でも取り上げたが、岡山県の環境行政の不可解な測定調査地の移動を問題にした。

以前から岡山県は、日比市民センターで有害大気汚染物質環境調査を年12回実施していた。その結果は環境省の「有害大気汚染物質モリタリング調査結果」としてネットでも公開されている。特に日比市民センターの測定地点は、「ヒ素及びその化合物」物質が(発生源周辺)としては全国でも高濃度、最悪レベルの状況が続いていた。平成20年3月議会でも問題を取り上げたことがある。

 環境省の中央環境審議会大気環境部会の答申(平成22年10月)をうけ、「ヒ素及びその化合物」について指針値を設定した。これは「環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値」(指針値)である。「事業者による排出抑制努力の指針として機能を果たすことが期待される。」としている。設定された「ヒ素及びその化合物」の指針値は「1年平均が6ngAs/㎥以下であること」とし、優先取組物質となった。

 日比市民センターでの過去の測定数値は、平成19年度は9.1、20年度は11、21年度は11、22年度は10ng/㎥で指針値の6ngを超過している。
ところが、指針値が設定された翌年の23年度は、いつの間にか測定地点が日比市民センターから遠く離れた宇野港管理事務所に移動されており、この地点での23年度の測定データーは3.8ngであり、指針値内であった。

 代表質問で、指針値に設定されたら、その翌年にいつの間にか測定地を変えるなど、岡山県の環境行政はどうなっているのかと、測定地点を移動した理由を質したが、市の環境水道部長から納得の得られる答弁はなかった。

 結局、環境基準に準ずる指針値が設定された「ヒ素及びその化合物」が、発生源周辺の測定地である日比市民センターでは年平均で指針値6ngが、ほぼ毎年10ngと超過するため、測定場所を移動し、指針値基準内におさめようとしたのではないかと、疑わざるを得ない。環境省の「大気汚染状況について」の資料では、「指針値が設定されている物質━「超過地点については、発生源の調査、排出抑制の指導等の措置が講じられている」と記載している。

 岡山県の環境行政は、住民への健康リスクの低減を図らなければならない立場にあるにもかかわらず、測定地を移動し、重要な指針値超過のデーター測定を実施しないことは、事実上の隠ぺい工作としか言いようがない。直ちに事実を調査し、改善するよう求めた。