日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

岡山県・玉野市 日本共産党の前市議会議員 松田達雄の活動ニュース

新型コロナ対策─学校も市民も対応に

2020年02月29日 | 玉野市政
新型コロナウイルス対策・対応で、いま、地域が市民が騒然としている。

小中・高等学校の一斉休業が3月2日(月)から始まる。

安倍首相の突然の要請に県・市教育委員会が従った。

長期臨時休校は、小中学校は3月2日~3月26日まで

高等学校は3月2日~3月19日までとしている。

卒業式・入学式も出席者も制限し、特別の体制で式典を行う。

放課後児童クラブや放課後デイサービスなどへの支援、

日中の保育体制を確保できない子どもたちについて、

学校で預かるなどの配慮・体制確保など、さまざまな対策・支援が必要である。

 安倍首相のこうした一律の要請に対して、地方自治体の首長からも批判の声が上がっている。

政府が責任をもって、思い切った財政出動を行い、子どもたちや保護者が困らないよう

特別の具体的な対策を打ち出すことが求められている。

 政府の新型コロナ対策は、クルーズ船への対応など、極めて不十分な感じで、

後手に回った感は否めない。

 現在のところ岡山県での感染者の発表はないが、

情報がきちんと国民に伝えられているのか、わからないことが多くある。

市内でも各種のイベント等も中止になり、関係者は対応に追われているだろう。

被害が最小限に抑えられ、一日も早く終息されるよう願うばかりである。


玉野市議会3月予算議会の運営

2020年02月21日 | 市議会
2月20日(木)、午前9時30分から会派代表者会議、10時から3月議会に向けた議会運営委員会が開かれた。

午後1時から議会改革特別委員会が開催され、午後3時半頃に終了した。

3月議会の運営について

2月27日(木) 議会開会 市長提出案件の提案説明、付議、市政運営の基本方針説明。

3月3日(火)~5日(木) 代表質問(6会派) 

日本共産党は4番目となり、松田達雄が代表質問、4日(水)の午後の予定。

3月6日(金)、9日(月)、10日(火)は午後1時半より一般質問、質疑。

3月11日(水)~13日(金)、16日(月)~18日(水)までの6日間は各常任委員会開催

3月23日(月) 3月議会最終日 各常任委員長の報告、報告に対する質疑、

      各議案・請願等の討論、採決

 以上が運営予定である。一般質問者が多い場合などは一部変更される場合がある。


議会改革特別委員会では、巨大地震等の大規模災害発生時の市議会としての

「対応要領」や「行動マニアル」など、先進自治体に学び、議員・議会の対応を協議し、

成文化する取り組みを進めている。

 また、「政務活動費の使途基準の見直し」についても、より厳格にするための

協議検討を進めている。また、玉野市議会基本条例の検証結果報告についても、

近くネット等で公開する予定である。




市議会厚生委員会でごみ減量化、地方独立行政法人病院等を視察③

2020年02月13日 | 市議会

東京行きの新幹線から見えた富士山

 2月7日(金)の3日目の視察は、玉野市とは平成6年から「国内交流都市」として交流している

東京都中央区の「勝どき敬老館」を視察。

「訪問健康づくり」「おかえりPASS」の取り組みの説明を受けた。

「訪問健康づくり事業」は、健康教室等に通うことが困難と思われる、おおむね65歳以上の方に、

保健師が自宅を訪問し、健康づくり、体操等を行い、区の健康づくり事業の紹介など、

アドバイスを行う。期間3か月、希望があれば最長6か月延長できる制度である。

申請者は10名~17名程度、H30年度実績で訪問95回。一人暮らしの高齢者への健康づくりへの参加、

きっかけづくりを促す訪問事業である。

 「おかえりPASS事業」は、認知症等で高齢者が行方不明になつた場合、

家族の方が操作に役立つ情報を警察などに提供できるよう、事前に情報をまとめておくための

シート(おかえりPASS)を作成し、自宅等に保管しておき、行方不明になったとき警察等で

このシートを活用するもの。また、「中央区見守りキーホルダー登録システム」についても説明を受けた。

 その後、敬老館内をご案内いただいた。多くの高齢者の方が、将棋や囲碁などで楽しんでいた。

入浴施設もあり、無料でお風呂にも入れる。カラオケで楽しんでいる高齢者の方も多くおられた。

中央区内には、こうした施設が3カ所あるとのこと。

 玉野市では田井の福祉センターがよく似た施設と思うが、

この入浴、娯楽、カラオケができる、社会福祉協議会が管理運営する施設までも、

廃止する動きが見え隠れする。高齢者の方が一日、

ゆったりと過ごせる敬老館のような施設は、本市にも絶対必要である。

公共施設再編整備の名のもとに廃止・削減を検討するなど許されない。







玉野競輪場 20億円建設、20年間に包括委託─公開プレゼンテーション

2020年02月11日 | 玉野市政
昨日、2月10日(月)午後2時から、産業振興ビルにて、玉野競輪場再整備、

「選手宿舎兼ホテル建設」の公開プレゼンテーションが行われた。

予想どおり、1業者のみの参加で、比較検討のしようがない。

30分間のプロジェクター活用による説明だけで、

傍聴者(参加者)には一枚の資料も配布されず、終わった。

印象に残ったのは、市が示した建設整備費20億円に対して、

A社・代表企業は19億9千9百万何がしかの整備費を提案。

選手宿舎兼ホテル建設は、玉野市の土地を借地し、

A社が施工し、所有する。競輪場整備も、選手宿舎兼ホテルの建設も

同時に施工して令和3年3月完成すること。競輪運営の包括委託期間20年間で、

ホテル事業はホテルオペレーター(運営委託会社)に運営させる。

玉野市には選手宿泊施設を有償で貸し出すなど・・・。

公開プレゼンテーションと言っても、参加者には資料は配布されず、

市の幹部が多数を占める選定・評価委員によってA社に点数をつけ、

選定する仕組みであるが、1社だけでは、比較ができず、

まさに、「出来レース」。これで公正公平、適切な行政運営と言えるのか、はなはだ疑問である。

これまで市民参加の検討委員会も、市民への説明会も一切開かれず、

年約6億円もの利益を上げている競輪場(市民の財産)を、市外企業に投げ出す、

市政のあり方が厳しく問われる、プレゼンテーションであった。








市議会厚生委員会でごみ減量化、地方行政独立行政法人病院等を視察②

2020年02月10日 | 市議会
6日の筑西市では、「茨城県西部メディカルセンター」を視察。

平成30年10月開院で、一般病床250床、「入院治療や早期手術等が必要な患者さんを対象に

2次救急医療までを完結できる病院を目指す」とし、急性期の患者さんの診療を担当する病院として

開院している。筑西市民病院と桜川市にある県西総合病院と医療法人隆仁会山王病院の3病院を、

再編統合し、「茨城県西部メディカルセンター」及び「さくらがわ地域医療センター」の2病院で

筑西と桜川地域の地域医療を支えることにしている。

「さくらがわ地域医療センター」は医療法人の山王病院が指定管理者として運営している。

 当日は筑西市役所で説明を受け、その後、メディカルセンターに行き、

独立行政法人の理事長と病院長から病院理念、基本方針等の説明があり、

病院施設を案内していただいた。屋上にはヘリポートもあり、総事業費約128億、

延床面積19,393㎡、6階建て、免震構造、鉄骨造の立派な病院である。

 玉野市民病院の新病院建設とは、規模等も大きく違って比較できないが、

独法化した点は玉野市が目指す方向と同じである。

 職員給与の問題、医師・看護師の確保の問題、経営健全化等の課題は多くあると思われるが、

これら諸課題を解決し、地域医療を担う病院として発展することと思う。

 一方、玉野市民病院の新病院建設、独法化はまだまだこれからである。

本当に、独法化して大丈夫なのか。多くの課題・問題点があり、

なによりも、市民に必要な病院として、もっと市民に情報を提供し、

新病院建設の在り方、独法化の是非を含め、市民参加の取り組みが求められている。

市議会厚生委員会でごみ減量化、地方独立行政法人病院等を視察①

2020年02月10日 | 市議会
厚生委員会の行政視察で2月5日(水)から7日(金)まで、

東京都府中市に「ごみ減量化について」、6日には茨城県筑西市の

「茨城県西部メディカルセンターの地方独立行政法人移行の経緯」、

7日には東京都中央区の「勝どき敬老館」における「訪問健康づくり、

おかえりPASSのとりくみ」について視察を行った。

 府中市のごみ行政は、年2回全世帯に発行する「府中のごみ」情報紙などで広報している。

市民の減量化・資源化への意識は高く、平成29年度に実施した市民アンケート結果では、

「マイバック持参」は85.7%、「生ごみの水分をきる」は94.2%、

「食料品を買い過ぎないようにする」では89.3%と多くの市民が3R分別などに関心をもっている。

「府中のごみ」2019年7月発行の情報紙では、「一番多く排出されていた平成17年の時と比べて、

平成30年度のごみ・資源物の排出量は約29%減量」を実現。

「また現在、全国の人口10万人以上50万人未満の市町村のうち、1人1日当たりの

ごみ・資源化物の排出量は全国で4位」で605gとなっている。

 府中市は平成22年2月にごみ袋の有料化を実施し、同時期に戸別収集を開始している。

ちなみに、玉野市の1人1日当たりの生活系ごみ排出量(ごみ・資源化物)は平成28年度で、

830gであり、府中市と比較して37%も多く、玉野市のごみ減量化は進まず、

取り組みの遅れは明らかである。

 府中市の分別・資源化は、雑紙、古布、剪定枝はすでに分別して各再生工場に。

家庭用廃食用油は各文化センター等で各自が持ち込み回収している。

また、府中市のごみ・資源化物の処理経費はは、平成29年度実績で、

市民1人あたり/年10,685円(事業系ごみは除く)となっている。

この府中市をはじめ、ごみ減量化の先進市に学び、市民との協働、市民意識の向上を

飛躍的に進め、減量化を大きく前進させる必要があることを痛感した。