新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

BSシネマと『物語アメリカの歴史』

2020年09月26日 | 歴史
コロナ自粛でNHKBSシネマを観る時間がぐんと増え、月に10本ほど。白黒のインパクトのある美しい映像も好きですが、かつて気になっていた名画が目白押しです。
「シェナンドー河」「ネバダ・スミス」を見るうちに、アメリカの地図と建国に至る歴史を知っていたらもっと楽しめることを痛感しました。知っているようで知らなかったのです。
そんなときにgooblog「人生ブンダバー」さんのブログで猿谷要著『物語アメリカの歴史』を知り、これだとばかりにすぐに購入すると、これが実に面白いのです。
映画でも建国に至るまでの歴史を知らないとあらすじがぼやけてしまいます。特に南北戦争については知っておくべきで、地図で確かめると私のイメージとはかなり違っていました。まだ本も途中までですが、映画の理解にはとても役に立っています。

歴史と「地図帳」は切り離せません。広大なアメリカは地図と歴史が渾然一体で変化していき実に興味深いのです。

地図の片隅には、こんな興味深い資料まで載っています。アメリカは割譲、併合、譲渡、そして購入を繰り返してあんなに広く強大な国に成長したのです。場所を確認するためにだけ使っていた地図帳には情報が満載でした。
この夏、トランプさんがグリーンランドの購入計画に口を滑らしたときは衝撃が走り、世界にニュースが広がりました。
「えっ、デンマークから領土を買うの?よその国の一部をお金で買い取るの?」と違和感を持ちましたが、領土拡大のアメリカの歴史ではあり得る発想です。アラスカもアリゾナもこれを買って得たんですものねぇ。
アラスカがそのままロシア領だったら、冷戦ももっと酷い状態になった?世界は核の危機に陥ってた?・・・かもしれないと思うと、「アラスカ購入」はそれでよかったのだと肯定しています。
アラスカを買い取ったときは「巨体な冷蔵庫を買った」と揶揄されたそうですが、その後アラスカからは金、アリゾナからは鉱物が続々出てきました。アメリカは強運ですねぇー。
録画で見るシネマ、これからもおもしろくなりそうです。


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