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豊田市中央図書館を作り出したMIUさんが退職していた

未唯へ。一つの施設を作り出すときに、人の思いが入っているかどうかで全然別のものになります。その人の努力をいつも意識しないといけません。今日、図書館でMIUさんに会いました。いつもは三つ揃いを着ていたのに、かなりの普段着でした。この3月に市役所を退職したそうです。ソファーで20分ぐらい話をしました。

東富士の裾野市の最悪の図書館環境から豊田市に帰ってきたときに、新館を作っていることを知りました。その図書館にいろいろなアイデアを言いたくて、「設立準備」の人とコンタクトを取ろうとしたけど、なかなか通じなかった。そうしている間に、開館するということを聞いて、早速、図書館ボランティアに参加しました。新館のオープン時には市民をお向かいする場所に並んでいました。

5年間、毎週土曜日に、3階の文学書のコーナーで、返本作業を3~4時間行いました。その時に、図書館の事務室に入り込むようになり、図書館の人たちが何を考えているのかを知りました。その時にわかったのは、この図書館をどうしていこうかというイメージを具体的に持っているのはMIUさんだけだということです。館長は市役所の次長級の持ち回りです。昨日まで土木課にいた人が来たり、定年間際の人が来る状態で、図書館にこだわりを持ってはいませんでした。

また、司書職の人が図書館担当になることもないので、若い人もどんどん変わっていきます。課長職のMIUさんは図書館設立に当たって、全国の図書館を回ったり、バリアフリーの設計とか、AVコーナーとかの設計を通じて、具体的な動線を決めてきました。だから、私とは話が合いました。

MIUさんがすごいのは、「図書館を守る」という意識です。専門の警備員がいるけど、仕事の合間に、図書館内を巡回してました。豊田市中央図書館は駅前なので、不審者を自らガードしていました。彼が他部署に異動した後、図書館の雰囲気が悪くなり、新刊書数も減らされそうになった時に、彼は戻って来ました。それでぶり返して、開館以来、来館者数・貸出冊数が減ったことは一度もありません。

本当にすごい図書館を作ったものです。そのお礼を言ってわかれました。今後は児童館を通じて、地域の活性化に貢献するみたいです。

図書館の活力を持続させるためにも、「図書館友の会」をつくり、MIUさんにも一市民として、参画してもらいましょう。
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