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システム設計には数学、社会学、歴史学以外に、茶道の習得が必要

未唯へ。あなたが日本的な精神としては、剣道を習得しましたね。我が家の三人とも奥さんの方針で剣道ですね。日本的なものは、なかなか役に立ちますね。

さまざまなシステムを作って来た過程で、技術以外に数学、社会学、歴史学が必要だと思って習得してきました。それらで、システムの基礎を固め、幅と奥行きを増すことで、将来のイメージを自分の中に明確に作りあげ、それを皆に示して、カタチにすることができます

今日の検討会の時に、ソフトベンダーの人に「システム設計で一番、必要な技術は何か」と問いかけました。明確な回答はありません。この問いをした理由は、彼の設計の仕方がユーザー寄りではないからです。管理のために出席している電算部の方を向いて、仕様を決めようとしている雰囲気がしているからです。仕様書の記載だけに頼り、本来、何をするものなのか、誰が喜ぶのか、が見えなくなっているからです。

技術とか、知識とか、手法だけでシステムを作っても、ユーザに夢は与えられません。サプライズはありません。システム設計にはユーザー視点が第一です。私の答えは「茶道」です。これを体で習得することが必要です。

電算部の時に、システム開発しても、ユーザが喜ばないのに悩んで、「茶道」を行いました。毎週土曜日の午後、名古屋の禅寺に通いました。東富士異動までの5年間行いました。

茶道のポイントは「主客一体」「イメージトレーニング」「日本的な発想」をカラダで習得できます。

「主客一体」はお客様視点とか、お菓子の視点から自分を見ることができます。「イメージトレーニング」では、道具とか茶室がなくても、すべての動作をイメージでトレースすることで、理屈ではなく、体で流れを追うものです。これを使えば、右脳でのデータの流れをつかまえられます。

そして、一番大切なので、ローカルでのこだわりとグローバル視点が一体になった「日本的な発想」が習得できることです。空間、音、季節感などの総合的な感覚です。これがシステム設計には必要です。

それを伝えたかった。だけどこれは言葉では伝わりません。「お茶」を最低1年やらないと無理です。日本には季節があるから、1年で1単位です。

時々、お茶に戻って、のんびりしたが、正坐には耐えられません。法事ではすぐに胡坐にかえてしまいます。だけど、心だけは忘れていません。
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