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「老朽更新」しか通らない設備計画と自己規制の世界

未唯へ。またしても愚痴です。我慢して聞いてください。

販売店システムのライブラリ機能に位置付けている二つのシステムが「老朽更新」として、設備計画され、内容の説明が部長になされました。

大量データの衛星配信を地上配信にするために計画したシステムは、衛星配信の「老朽更新」のみで地上配信は先延ばしです。この「老朽更新」は「壊れたら困るでしょう」ということの単なる「保険」です。電算部の保身です。販売店システムでの未来志向なやり方を受け入れていれば、今頃は地上配信が始まっています。

グループウェアの「老朽更新」の方は、「情報共有」をどのようにして実現していくのかという、本来のミッションではなく、サーバーが古くなったから、「こう替えます」ということで勘弁してもらって進めようとしています。

なぜ、販売店のために知恵を出している部署が、こんなにも萎縮しないといけないのか! 2つ前の社長の時には、「老朽更新」は認められなかった。ミッションのための開発しか認められなかったのに、あまりにも様変わりしています。

同じことを私は過去に体験しています。18年前に急激な円高で、設備計画がほとんど中止させられた時期がありました。その時は東富士で、技術者の実験環境の再構成を行っていました。技術者と一緒に研究・開発のプロジェクトを作り、実験室と設計室をネットワークでつなぐと同時に、設計者個人が使えるソフトウェアとパソコンで、設計者の能力アップを企画しました。

世の中は、メインフレームとワープロの世界だったが、光回線を敷設して、パソコン(マック)とサーバ(UNIX・VAX)を使ったシステムを技術者の仕事を結びつけました。

実施段階に、設備計画の中止が元上司の技術役員(のちに副社長)からありました。技術役員にラボ環境に来てもらい、技術者から直接、効果を訴えました。それでも、中止するということであったので、ダメなら死ぬつもりで、本社に乗り込んで直談判することにしました。

その直前に、「わかったから来るな! 半額は認める」という指示が役員から示されました。その半額でやりきりました。他の電算部の物件は自己規制で全滅していました。

私のやり方は変わっていません。本当のユーザと「変えていく」ことが私の役割です。そのためには販売店を味方にして、正々堂々と進めます。
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