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やはり、作ることよりも使うことに賭けます

未唯へ。自己申告のシーズンで、自分のミッションを述べるときです。本格的に「作る」ことから「使う」方へ変えていきます。

高崎の販売店さんに作業依頼をするのに合わせで、販売店でのシステムの状況をヒアリングに来ています。いつもは言いたいことを言うのですが、今回は聞く方に回りました。そこで分かったのは、このような優良店でも、本部から店舗への押し込み方法が旧態依然になっていることです。

いろいろな「改善」を進めて、データベース、サーバー、メーカーの新機能なども採用して、近隣の販売店からの来訪も多いモデル店です。ライブラリのメール機能も積極的に使われています。イベント時に店舗から本社への連絡方法を聞いて、びっくりしました。本社の営業責任者が1時間ごとに、全店舗に電話をして、状況を聞いて、集計して、フォローしている。それで数字が上がっていないところに対しては、叱責をしている、とのこと。

叱責をすることで、「数字が上がってくる」とのことを信じているし、現実にそれで維持できているとのこと。これを何十年もやってきて、営業の責任者の仕事になっている。

こういう作業では、情報が本部にだけ集まり、店舗での知恵が出せないということで、6年前に店舗でリアルに状況がつかめません。

そこで、メーカーとしては、イベント集計機能として、本部に情報が集まり、ポイントを絞って活動できるシステムを6年前から展開し、ポータルでは、その考えをさらに進めて、店舗主体で情報を集められるカタチを提唱している。

この優良店のやり方はショックです。そのやり方を踏襲する限り、「情報共有」は成り立ちません。本部が店舗に依存すればするほど、店舗はお客様に依存します。それはグローバルがローカルへ力の転化する論理です。「情報共有」することで、ローカルがグローバルを使いこなすカタチにすれば、店舗は本部とお客様との橋渡しができ、コミュニケーションにつながっていけます。

そういうことで、今年の目標を決めました。システムを「作る」ことではなく、「情報共有」の考えを販売店に浸透させて、ポータルを本当の武器として、「使える」ようにしていくことにしました。会社へのミッションステートメントにもその旨を書きます。今の体制では誰も理解できないでしょうけど、この会社を「変える」には必要なことです。
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