未唯への手紙

未唯への手紙

電子化の目的はシェア社会

2014年05月18日 | 6.本
電子化の目的はシェア社会

 本を有する世界から変わりました。電子化というのは、多分、シェアです。モノにしないことです。本はコンセプトです。OCR化しながら、それを求めてきた。思いをどう伝えるのか。自分が人類を代表して得た知恵をどう展開するのか。

 そこにおいて、シェアを先掛けている図書館の意味が分かってくる。電子図書館です。輪読にしても、キンドルならいくらでもコピーできます。同時に知を得ることができます。趣味で本を読む時代は終わるかもしれない。何かを得るために、本を読むことになる。

 その意味では、モノと心が分かれるような二元論的な世界。

フラクタル

 フラクタルは部分と全体が同じ形状を持つ。スケールを変えても同じ構造を繰り返して、現れる。自己相似性。フラクタルは語句の意味分析にも適用される。

アナロジー

 アナロジーにおいては、根源領域から目標領域へのマッピングがなされる。このマッピングの特性によって、同じと見なす、同値と見なすのがトポロジー。

行政のコンパクトシティ

 行政の支出の抑制としてのコンパクトシティ。そんなものは行政がしなければいいでしょう。道路や下水道のインフラ、市バスの運行、警察のパトロール、ゴミの回収をいかに市民としてやっていくのか。自分たちのコミュニティでやっていくのか。

 青森市の場合は、市民の居住範囲が全域に拡がることにより、除雪範囲が拡がり、支出が増加するのを防ぐために、コンパクトシティを目指した。高層ビルを駅前に作ったけど、市民は集まらず、経営は行き詰っている。

 行政という機関が存在するのは、全体の利益となる事業を行うため。公平に不公平なことをするのが、行政の役割。国の役割は、地域の活性化がなされやすくする制度設計。

 関係する全員が自らの欲望に従って、本気でやり抜き、相乗効果となって、地域をよくする仕組み、そんな制度設計が国に期待されている。これは間違っています。その結果は、モノがあふれるだけです。循環がおかしくなるだけです。国とか資本主義とか、大きな枠組みを考えることです。

循環する社会

 市民を入れた形で考えていかないといけない。自分の金儲けという狭い世界で考えていては、循環しない。無限を前提とするのではなく、コンパクトな有限の世界での循環です。モノを売ればいいという世界ではない。いかにリピートしながら、お互い様の世界をどう生きていくかです。

 そういう意味では、また、存在の力に戻ります。

モーターサイクル

 中途半端な速度で、中途半端に幅がある、あの軽車両には、専用の道路網が必要です。

電気と水素

 蓄電はどうも水素みたいです。電力から水素ガスにしていく。それをガス供給していく。水素をメタンにすれば、ガスです。水素からメタンガスを作る技術は20世紀の初頭に遡る。だから、天然ガスで走る自動車に応用することは問題ない。これは、天然ガスではなく、人工ガスなんでしょう。つまり、電気からガスにして、ガスから電気にする。

 エネルギー連鎖からすると、水素自動車の方が電気自動車は補完になります。本当に水素がそこまで安全にできるか。

 そんなにしてまで、クルマを動かさないといけないのか? 今の生活を守るためというけど、根本を見直したうえでの方法です。自然が何万年掛けて作った、石油という蓄電装置に比べると、量が少ないです。

 それを百年余りで消費する方が問題です。それをこんな短期間に、偶々、生まれてきた人間だけで使う方が問題です。

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