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てらまち・ねっと



 今年の長雨、日照不足。
 トマトは7月なのに畑で実が溶けていくし、スイカもカボチャも実が溶けていった。普通は、今頃からツルがまた伸びだして2番成りがたくさんできるのに、今年は本体が枯れてしまっているから、2番成りは、ウリでわずかに見られるだけ。

 ナスも花が流れてしまっていて実がつかず、最近やっと花盛りが復活。

 そんな畑で、自然薯のツルや葉は、グングン伸びている。
 「救荒作物」なのかも知れない。
 7月に、重みで垂れ下がった北側を、竹で支柱をつっかい棒して補強。
 最近、南側も垂れ下がってきたので、昨日、つっかい棒。

 ところで、先日、照会。

 【問】 「昨年、掘らなかったので、今は、ムカゴもたくさんでき、上も茂っている。支えるのも大変。芋は根で栄養をとって太ると思うので、ツルや葉は全部とってしまおうと思うけどどうでしょう??」
 とのこと。

 【私】 「ちょっとちょっと、そんなことしたらイモは、まったく採れませんよ。
 自然薯や山芋は、8月までは土の中で、収穫物になる細い根が長く伸びつつけているだけ。
 9月10月になって、地上部の葉や茎でつくって蓄えた栄養を、一気に地下の根に送ってイモを太らせるもの。
 今、地上部を切ったら、何も採れませんよ、消えてしまいますよ」
 
 ということでうちの自然薯と山芋の最近の様子。
 ムカゴは、植えて2年目以降の株にたくさんつく性質がある。
 だから、植えて一年目の自然薯の株のムカゴはあまり期待しない。
 ヤマイモは、一年目でもムカゴはまあまあ着く。

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 ヤマイモや自然薯の根は次のように伸びる。
 栄養を吸う根も確かにある。
 でも、これは「その年の収穫予定の長い根」を太らせる栄養でなく、葉を展開させる栄養。
2006年4月27日のブログ
     ⇒ ヤマイモを植えました/前編

 この図は、偶然に聞きつけて教えてもらった講習会(後日、紹介)での説明資料。政田農園のパイプの販売の店舗に置いてある説明チラシにも、解説本にも同様の図がある。
 案内の縦棒の位置も分かる。地表下の小さいイモは、タネイモ。タネイモの力でツルと放射根を伸ばし、直下に新イモを伸ばす。これを受け皿でキャッチして、バイプの中へ誘導するという原理を理解したい。
 写真の説明を転記する。
「主吸収根の成長の状態 つるのつけ根より8から12本発生して図のように分布する」
「約1/3 深さ5から10cmに平行形に伸長」
「約1/3 地面から見て角度45度の八字形に伸長」
「約1/3 真下の方向直下形に伸長」


ムカゴや花はどれも16日今朝の写真。
うちで今年の春植えた「ヤマイモ」。
ムカゴが着いている。
  

 数年前からの一人生えの「ヤマイモ」。


ムカゴがたくさん着いている
    


 今年植えた「自然薯」はまだ、花も咲き続けている。
  


 これらのことから、自然薯より、ヤマイモのほうがムカゴたくさん着く印象を持っている。

前回は7月9日のブログで報告した。
  ⇒◆自然薯の育ち具合

(7月9日のブログの冒頭を再掲)
下の2枚は、7月4日の写真です。
この日、どのあたりからか あの自然薯の花の芳香。
咲いているところは見つけられなかったけれど・・。
3.6メートルのパイプで作った棚。伸び具合はまあまあ
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)



(参考)
 209年4月14日のブログ
    ⇒ ◆自然薯を植え終わった/パイプでなく波板栽培/今年も試行錯誤しながら

 2009年5月13日のブログ ⇒ ◆自然薯の支柱を建てました



南側
支える前(昨日15日)


竹で支えた後(昨日15日)
  


北側 (7月後半に竹で支えた)
  


真ん中の様子
株元。16メートル畝に200本。


上野7月4日、40日前の写真と比べてください。
ツルと葉の部分が ふさふさ どっしりと、とっても重くなっている。


ツルの上は、ジャングルか草原か。
今は、トタン板やパイプの中で、
太さは紐程度も無いような、
ながーい、ながーいイモの本体が伸びていっているはず。

この中空に蓄えた栄養が、
9月10月で一気にイモを太らせる。
もちろん、ムカゴもたくさんつける。
おもしろいヤマイモや自然薯の生理。


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 新しい風ニュースを1年ぶりに復活させて2ヶ月。
 2週間に一回発行で、5号目になる。
 昨日、原稿の仕上げをしていて、「やっと、ペースが戻った」と自分で感じた。

 昨年の4月の市議選が無投票。
 トップになるつもりで選挙準備をしていたので、そのショックは大きかった。

 でも、どうしても気乗りがイマイチで休んでいたニュースを、なかば、自分に強制的に復活させたこの2ヶ月。
 昨日から、ニュースを作るのが楽しいと、やっと気分が以前に戻った実感。

 こころと身体が軽くなる感じがした。

 印刷用のPDF 新しい風ニュース 211号  266MBはこちらでリンク

(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


(参考=最近のニュース)
 2009年6月21日 ⇒207号 ◆教育委員会の情報発信や説明責任/行政処分や公権力の行使の認識/中間処理施設の計画

 2009年7月7日 ⇒208号 ◆全戸配布した 新しい風ニュース  NO.208
   
 2009年7月18日 ⇒209号 ◆ドブイタ議員は いらん/でも、役所の仕事は暮らしに密接な道やミゾと切れない

 2009年8月1日 ⇒210号 ◆新しい風ニュース210号/「予算編成過程の公開と人件費の把握システム」
 
 これ以前のニュースをブログで見るには カテゴリー をさかのぼってください
    ⇒ 山県市議としてのニュースや一般質問など

 もちろんWebページには ニュースだけまとめたページもあります。
    ⇒ 新しい風ニュースのページ/寺町ともまさのネットワーク

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新しい風ニュース NO 211
やまがたの環境とくらしを考える会 (通巻248)
岐阜県山県市西深瀬208 ℡・FAX 0581-22-4989

なんでも相談  どの政党とも無関係の 寺町ともまさ  2009年8月16日
H P ⇒ http://gifu.kenmin.net/teramachi/  メール ⇒  tera@ccy.ne.jp
毎日、千何百のアクセスがある私の日記(ブログ)は「て ら ま ち」で検索するのが一番はやい

 ニュース207号で紹介した、6月議会提案の高富児童館用に旧・山県県事務所・県政資料館を県から購入する議案などの審議のため、8月6日に臨時議会が開かれました。

旧・県事務所・県政資料館を 高富児童館用に 県から 購入
 県は、当初価格より25%引き、さらに市の交渉もあって、「9月1日時点の評価」にまで下げて議会に提案されてきました。6月議会で説明された「想定予算」よりさらに減額。

敷地の土地面積は  約2400㎡、 建物計約1300㎡。
当初の県の価格、土地約8800万円、 建物約4340万円。計約1億3140万円 最終提案の価格、土地約6520万円、 建物約2980万円。計約  9500万円


8月に新しい児童館に子育支援施設などとしての改築の設計。
9月議会に改造工事費の提案がされる見込み。
現在の児童館はいずれ撤去されます。

 臨時議会の議案としては、ルールで「建物取得契約」だけが審議対象ですが、伴って契約する「土地取得」のこと、その他含めて議論されました。
 私は、6月議会の終わったあとは、こんな高い価格で、使途も動機が素直ではない、などから最終的にどのようにすべきか迷っていました。が、今回8月6日に臨時議会で説明された経過や状況などから、価格や耐震問題なども考え、結論としては、賛成しました。

9月議会は もうすぐ
 山県市議会の次の定例会は9月7日(月)開会、8日(火)が一般質問通告日、14日(月)は本会議で議案質疑、15.16.17日は各委員会での議案審議、18日(金)が一般質問、25日(金)に閉会という日程です。

 なお、今回のニュースの裏面は、市民の皆さんのゴミの収集と処理をしている市の事業のこと。山県市は、収集・運搬について、ずっと以前から「特定の1社と随意契約」しています。一般的に考えると、「競争性が無いので、割高」ではないかとの懸念が残ります。効率的・経済的にできているか、そんな観点で昨年12月議会に一般質問した報告です。

 次の新しい風ニュースに関して、総選挙投票日の翌日、つまり8月31日(月)は新聞の配達が特例となります。
 そこで、翌日の 9月1日(火) をニュースの予定とします。


2009年5月25日臨時議会
「6月限定」で職員ボーナス引き下げを決定


《提案説明・市長》 市議会議員の本年6月期の期末手当、議員報酬月額に乗ずる支給割合を、暫定的に0.2ヶ月分引き下げ、1.925ヶ月分とする。 
  (市長・副市長も同様)
一般職員の本年6月期の期末・勤勉手当の額の算定に当たり、期末・勤勉手当基礎額に乗ずる支給割合を、暫定的に0.2か月分引き下げ、1.95ヶ月分とする。

《問・寺町》 減額は、職員一人当たりいくらになるのか。

《答・総務部長》 引き下げによる影響額は、議員の合計は104万4千円。市長は16万5千円、副市長は13万6千円で計30万1千円。職員は2.454万円。 全体でトータルすると2588万5千円。(議会後の答えで)一般職員一人当たりは6万5967円。

《再質問・寺町》 今年の大手企業の夏のボーナスは0.43ヶ月ダウンだと4月から報道されている。小企業だともっとひどい。比較して、もっと高い減額が出来たのではないか。

《再答・総務部長》 人事院勧告、他の21市の状況等も踏まえて今回の改正幅とした。

《再々質問・寺町》 今回、たとえば岐阜県は何もしない。その理由は、「もともと毎月の給料そのものを下げたから」。確かに本給を下げているから、今、急に人事院に対応してボーナスを下げる必要がない。岐阜県とか宮城県とかのその対応はよく分かる。やはり、最近の自治体の流れから行くと給料そのものを下げるべきではないか。本給どうするか。

《再々・総務部長》 今回の処置は、あくまでも暫定的なもの。また人事院の勧告がなされると思うが、勧告がなされた場合は給料、本給についても当然勧告を遵守し、検討される。

(参考)  期末・勤勉手当の支給月数や支給基礎額 (説明資料や予算書から)
6月  期末手当  勤勉手当  6月期計  12月期計 年間支給月数
議員    改正前 2.125   無   2.125  2.325   4.45
     改正後 1.925   無   1.925  2.325   4.25
正副市長  改正前 2.125   無   2.125  2.325   4.45
     改正後 1.925   無   1.925  2.325   4.25
一般職員  改正前 1.40  0.75 2.15   2.35    4.50
     改正後 1.25  0.70 1.95   2.35    4.30

    給与基礎月額 × 年間支給月数 = 期末(勤勉)手当の年間支給総額 
【基礎月額】 議員/一般32万円・議長37万8千円 市長82万円・副市長68万円
職員給与・行政職平均43.5歳35万3762円 単純労務職53.6歳23万4331円

 
【寺町のコメント】 市は、市長や職員のボーナスなどの減額を「6月限定」で実施。私は、継続的、かつ、基本給の引き下げを求めましたが、市は人事院勧告に従うとの一点張り。

      2008年12月議会 12月17日 一般質問
分別収集のごみ処理の収益は 的確に確保されたか
 全国の市町村は、住民のごみの収集処理を行う。ゴミは、民法の239条の定めや、「一般に『回収』で所有権を区に継承した」という判決もあり、ごみとして出したら自治体のものになる。それに、市は「ここにごみを出せば市が収集します」というステーションを作っている。そういった形態を指定していることも考えると、市民の皆さんが出したごみは、その時点で所有権がなくなり、有価物は自治体の財産と認識される。

 山県市は市民が分別して出したビンや缶、ペットボトル、トレーを年間約5300万円で収集委託している。契約に、ペットボトルを除いて売り払い収入を市に納入するとの規定はなく、収集物の中の有価物の売却益は業者の申告のままもらっているだけ。売却益の昨年度実績は、ペットボトルは250万円、ビンは約5万円、アルミ缶は約450万円、スチール缶は約120万円、白のトレーはゼロ円。 これら状況や収支に甘さを感じる。

※ 有価物とは。ユウカブツ。「廃棄物」とは反対に、他人に買い取ってもらえる不要物。
※ 随意契約とは。ズイケイ。競争性のある入札にせずに、特定の社と契約すること。


● 毎年、おなじ1社だけとの随意契約は 競争性がない
《問・寺町》 業者選定で、熱心な自治体は競争性を確保している。しかし、山県は長年、実質1社との随意契約。業者が多い岐阜市に隣接する山県市の状況なども考えれば、地方自治法が定める契約原則上の強い懸念がある。市が認識する問題点は何か。

《答・市民環境部長》 現在の委託業者は廃掃法の委託の基準に適合している。 札幌高裁の判決は、廃掃法は競争入札制度という地方自治法の適用でなく、契約方法を市町村の裁量にゆだねている、としている。廃掃法は、市町村は、一般廃棄物処理計画に従って収集・運搬・処分しなければならない。本市の一般廃棄物の収集、運搬は、何ら問題がない。

《再質問・寺町》 判例は、随契でもいいと言っただけ。私の懸念は経済性の問題。毎年同じところに頼む関係であれば、相手もそれだけメリットがあるから、もっと安くならないのかとか、厳しく対応できるはず。もっと経済性が高い契約を過去にやってみたのか。

《再答弁・部長》 競争入札をする自治体は、条件として許可業者としている。これは一般廃棄物処理が生活に密着し、適正な処理、運搬が継続的かつ安定する必要があるからで、本市は委託の前提となる「許可業者が1社」なので随意契約となる。他は試していない。

《再々質問・寺町》 業者が信頼できないというのではない。経済性の問題として、今の時代、本当にそこがいいのかと常に検討しなければならない。県内のデータが出たが、やはり入札のところは高く売れ、随契のところは低い。貴重な市民の税金を使うし、ゴミは市が回収した段階で市の財産だから、より高価な売却を考えることが必要。

《再々答弁・部長》 新年度予算をつくる時点で業者といろいろ折衝をしており、随契の適合も、今、チェック機能を十分発揮して、今後、そういうことがないようにする。

● ゴミ処理・収集委託料は 高すぎないか
《問・寺町》 あちこちのデータで見て、山県市の規模で収集費1年間約5300万円は高いと私は感じる。他と比較して高い部分は損害というべきだ。市の見解はいかがか。

《答・部長》 自治体の地形、道路事情、収集場所の形態や数などの違いによる効率性や収集形態などを勘案する必要がある。本市委託業者は、缶、ペットボトルの保管、圧縮、収集かごの設置、回収も行っている。ある市では、缶やペットボトルなどを可燃ごみと同じ場所に出し、収集かごがない場合もある。これらから本市の費用が高いとは考えていない。

《再質問・寺町》 確かにごみ収集はいろんなケースがある。といって、それが「高いものとは考えていない」には直結しない。実際に高くない、低い、そういうデータがあるのか。

《再答弁・部長》 他の自治体との委託の比較のデータはないが、比較を行おうとすると、その収集運搬体系など、詳細な内訳が必要。単純に比較することはできない。

● 有価物の売却益は、正当に、市の収入となっているか
《問・寺町》 正当に有価物の売却益が市の歳入とされていると考えるのか。私は、差額があり、その差額は損害だと考えるが、市の見解はどのようか。

《答・部長》 10月現在の県内15の自治体のアンケートの結果。アルミ缶の最高がキロ当たり195円、最低は30円、本市の場合は138円。スチール缶は、最高が42円、最低が逆有償でマイナス9円、本市の場合は13円。ビンは無色で最高が1円、最低が無償、本市は0.5円。かなりのばらつきがある。これは、それぞれの再生処理業者の販路等などの違いなどから生じるものと思う。本市は、収集運搬業者から再生処理業者、それぞれ再商品化業者の販路も明確で、売却益についても正当に歳入され、損害はない。

《再質問・寺町》 事実として差額がある。もっと高く売っていれば、もっと入っていた。そこを市は認めるのか。確かに山県市は、最高にも最低にもいない、いわば中間だ。

《再答弁・部長》 確かに差額が生じているのは事実。これまでに信頼できる収集運搬業者に任せていたので、これにより安定的に資源を処理できるから、損害とは考えていない。

● 有価物の売却方法の 見直しを
《問・寺町》 有価物の売却先についても入札で決めている自治体もあるが、市は売却先もお任せだ。競争性、透明性、経済性、いずれからも売却方法に関して見直すべきではないか。

《答・部長》 自治体によっては入札、随意契約、また本市のような形態とさまざま。他市の状況などを調査し、検討していく。

《再質問・寺町》 もっと、より有利な契約ができる。見直してはどうか。

《再答弁・部長》 時代の要請から、いかに高価に、また、逆有償であればいかに安価に、といったことを見据えなければならないので、入札を行っている自治体の情報収集を行う。

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 昨日のブログで「幸福実現党撤退」「14日会見」と書いた。

 でも、その後、「全面撤退せず 保守系と連携」と報道された。
 「それとも、裏取引でもあったのか・・・」と書いたけど、真実はどうなんだろう。
 もともと、「全300小選挙区に候補者を擁立して保守票が割れ、民主党を利するぐらいなら身を引いて、保守系議員を間接的に応援するのが日本の未来のためになる」として撤退を検討していた、というのだから、自民党との取引しかない。

 報道では、「民主党を独り勝ちさせないために保守系勢力と協力する」「自民党などとの選挙協力の可能性」「ただ、公示が18日に迫っていることから選挙協力が実現するかどうかは不透明だ」ともされている。
 
 ともかく、「公党」としての信頼は地に落ちること間違いなし。

 ところで、こちら、今日は、新しい風ニュースの原稿作りで、ブログは昼12時前の投稿になった。
 今日中に印刷して配達しなくちゃ。
 
●衆院選:幸福実現党、選挙運動を継続 撤退の方針を転換
●【09衆院選】えっ選挙撤退? 自民と協力?? 幸福実現党、ドタバタ劇
●幸福実現党が戦線縮小を発表/衆院選
●’09衆院選:投票まで16日 幸福実現党、全面撤退せず 保守系と連携

●幸福実現党、立候補一部取りやめ 保守との協力模索
●ドタバタ幸福実現党、出る?出ない?やっぱり出る!

●幸福実現党撤退報道に「一体何だったんだ?」
●揺れる幸福実現党、衆院選「全面撤退」取り消し
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●衆院選:幸福実現党、選挙運動を継続 撤退の方針を転換
        毎日新聞 2009年8月13日
 宗教法人「幸福の科学」を母体とする政治団体「幸福実現党」(大川隆法総裁)は13日、衆院選から全面撤退する方針を転換し「現時点では戦いを続行する」と発表した。300小選挙区と比例代表11ブロックすべてに計347人の候補者を立てる準備をしていたが、小選挙区を中心に最大50人程度減らすことを検討するという。

 記者会見した饗庭直道(あえばじきどう)広報本部長は「あえて身を引くことも選択肢の一つとして検討した」と説明。「自民系を中心とした保守系を間接的に応援する」狙いだったが、13日に党役員と立候補予定者が協議し、一部の小選挙区で保守系勢力との連携を探ることにしたという。大川総裁が予定通り出馬するかは「検討中」とした。

●【09衆院選】えっ選挙撤退? 自民と協力?? 幸福実現党、ドタバタ劇
     サンケイ 2009.8.13 22:51

衆院選から撤退しない方針を明らかにした幸福実現党の饗庭直道・広報本部長(右から2人目)。右は矢内筆勝・党特別顧問=13日午後、東京都中央区銀座(古厩正樹撮影)

 宗教法人「幸福の科学」を母体とする「幸福実現党」(大川隆法総裁)は13日、衆院選から撤退するかどうかをめぐり党内で意見が対立するドタバタぶりをみせた。「同じ保守勢力の分裂を避けるには撤退すべき」(党幹部)との意見が党内にあったためだが、同日の役員会で選挙活動を続行する方針を確認した。

 同党はこれまで300選挙区と比例代表11ブロックに計347人の出馬を発表したが、一部の立候補予定者に党として選挙から撤退するとの方針が伝えられ、党役員や候補者から異論が出ていたという。

 同党の饗庭直道広報本部長は同日の記者会見で「民主党を独り勝ちさせないために保守系勢力と協力する」と述べ、自民党などとの選挙協力の可能性に言及した。ただ、公示が18日に迫っていることから選挙協力が実現するかどうかは不透明だ。

●幸福実現党が戦線縮小を発表/衆院選
      サンスポ 2009.8.14 05:04
 衆院選への候補者擁立を進めている「幸福実現党」(大川隆法総裁)が13日、記者会見を開き、全選挙区に候補者を立てるとしていた従来の方針を転換して、小選挙区のうち40~50は独自候補を立てず保守系候補と選挙協力をしていくと発表した。比例代表11ブロックは従来通り。一部立候補予定者らに党として選挙からの撤退方針を伝えたが、反対があり、13日に党幹部が協議した。

 同党によると、この数日間、「全300小選挙区に候補者を擁立して保守票が割れ、民主党を利するぐらいなら身を引いて、保守系議員を間接的に応援するのが日本の未来のためになる」として撤退を検討していた。


 候補者擁立を見送る選挙区は検討中で「公示日まで考えていく」(同党幹部)としており、選挙協力の相手も「検討中」(同)という。

 これまで小選挙区と比例代表あわせて347人の出馬を発表しており、売名や選挙妨害目的の立候補を防ぐため、法務局に預けられる供託金は総額11億8200万円にのぼるが、候補者の絞り込みは供託金と無関係で、「惜しいという考えはさらさらない」(同)としている。

●’09衆院選:投票まで16日 幸福実現党、全面撤退せず 保守系と連携
        毎日新聞 2009年8月14日
 宗教法人「幸福の科学」を母体とする政治団体「幸福実現党」(大川隆法総裁)は13日、衆院選から全面撤退する方針を転換し「現時点では戦いを続行する」と発表した。300小選挙区と比例代表11ブロックすべてに計347人の候補者を立てる準備をしていたが、小選挙区を中心に最大50人程度減らすことを検討するという。

 会見した饗庭直道(あえばじきどう)広報本部長は「あえて身を引くことも選択肢の一つとして検討した」と説明。「自民を中心とした保守系を間接的に応援する」狙いだったが、13日に党役員と立候補予定者が協議し、一部の小選挙区で保守系勢力との連携を探ることにしたという。

●幸福実現党、立候補一部取りやめ 保守との協力模索
       朝日 2009年8月13日17時35分
 18日に公示される衆院選で、全小選挙区と比例ブロックに候補者擁立を表明していた幸福実現党は13日、記者会見を開き、「民主党政権の実現を阻止するため、保守勢力と選挙協力できる所には推薦を出し、立候補しない」との方針を表明した。

 記者会見した饗庭直道・広報本部長は「このまま全国300小選挙区への候補者擁立を維持し、保守票が割れれば結果として民主党を利し、民主党政権を誕生させてしまう」とし、自民党など保守勢力に「推薦」を出した場合には小選挙区への立候補を取りやめる考えを示した。選挙協力ができるのは「最大で40~50」としている。

 比例東京ブロック1位で立候補を表明していた大川隆法・党総裁について「最終的にどうなるかは検討中」と答えた。

 民主党政権阻止を掲げる理由として饗庭広報本部長は「国防上の政策があいまい。ばらまき政策で将来、国民に余計な負担がのしかかる恐れがある」としている。

●ドタバタ幸福実現党、出る?出ない?やっぱり出る!
        2009年8月14日06時01分 スポーツ報知
 東京・銀座の党本部で会見した饗庭広報本部長(左)と矢内広報特別顧問 

 出る、出ない、やっぱり出る!? 
 政治団体「幸福実現党」(大川隆法総裁)は13日、一部で衆院選全面撤退と報じられたことを受け、緊急記者会見を行い、撤退しない方針を明らかにした。ただ、一部の候補者に選挙から撤退するとの方針を伝えていたことを認め、この日の検討会議で協議。その結果、一転して戦いの続行を決めたという。今後は自民党など保守系勢力との連携を見据えながら、一部の候補者の出馬を見送る方針。

 衆院選で300小選挙区と比例代表11ブロックすべてに、候補者計347人を擁立するとしていた新宗教政党が公示直前にドタバタ劇を見せた。

 13日の一般紙朝刊で「衆院選から全面撤退へ」と報じられた幸福実現党。同日午前の段階では、14日に記者会見を行い、経緯を説明するとしていたが、急きょ13日午後2時から会見を設定した。

 予定より30分以上遅れて始まった会見には、饗庭直道広報本部長と矢内筆勝広報特別顧問が出席。饗庭氏は「この数日間、党で議論を重ねてきた」と説明。その中で「自民党の大敗と、民主党政権を阻止するための選択肢の一つとして、あえて身をひく」ことが検討されたとし、一時は衆院選全面撤退の考えがあったことを明かした。

 だが、この日の党役員や候補者を含めた検討会議で、候補者から「最後まで命懸けで選挙をやる」との意見が出た。党は、保守系の勢力との連携を見据え、選挙態勢の見直しを検討しつつ、「現時点では、戦いは続行するという結論を下した」という。

 会見では、民主党を「国家防衛や、ばらまき中心の経済政策を考えると、きわめて危険」と批判。「(幸福実現党の参戦で)保守系の票が大幅に割れて、民主党を利してしまう。民主党が政権を取るくらいならば、保守系を間接的に応援したほうが、日本の発展のためになる」との考えに至ったことを明かした。

 また、饗庭氏は「(幸福実現党が)『諸派』扱いされ、報道が公正ではない。公開討論にも出させてもらえず、候補者が不利な扱いを受けている」と、マスコミに対する恨み節も口にした。


 今後は「最大で40~50人の候補者の出馬を見送る予定」(党関係者)で、自民党など保守系の勢力と選挙協力をしていくという。選挙に必要な供託金約11億円については「供託金が惜しいという考えはさらさらない」と説明。比例代表東京ブロック1位で出馬予定の大川総裁については「調整中」とし明言を避けた。

 幸福実現党は宗教法人「幸福の科学」を支持母体として5月に結成。衆院選の前哨戦とされた7月の都議選に10人の候補者を擁立したが、全員落選した。

●幸福実現党撤退報道に「一体何だったんだ?」
         サーチナニュース 2009/08/13(木) 11:37
  18日の衆院選公示を前に、幸福実現党が選挙撤退する事が報道されて関心が高まった。Google「急上昇ワードランキング」に「幸福実現党」が登場した。

  幸福実現党は宗教法人「幸福の科学」を母体として09年5月に結党。結党とともに今度の衆院選にすべての小選挙区・比例区すべてに候補者を擁立して衆院第一党を目指すことを表明し、街頭やポスター、ネット上で積極的な宣伝活動を行ってきた。

 7月に行われた東京都議選・仙台市長選に候補者を擁立したものの、大差で落選していた。また、憲法の政教分離原則に反するという声が高まっていたが、これに対しては独自の見解を示し、宗教が政治に関与する事を禁止するものではないとしていた。
 しばらく大川きょう子氏が党首を務めていたが、7月下旬には大川隆法氏が総裁に就任し党のトップに立ち、比例区での立候補を予定していた。

  会見は14日に開かれ、その場で正式な撤退とその理由についての発表が行われると伝えられているが、ネット上ではすでに撤退の件についてさまざまな感想や意見が飛び交っている。まず、公示直前の全面撤退に「降伏実現」と揶揄したり、「いったいなんだったのか」「賢明な判断だろう」といったコメントが多く見られた。

 理由については、「都議選などの惨敗で集票力のなさに気づいたから」「全選挙区に立候補したとしても当選の可能性は低く、没収される供託金が莫大になることから」「選挙制度の穴を利用した宗教の売名行為目的」といった意見や、解散前日までの公職選挙法違反による警告が4年前の衆院解散時に比べて100倍を越える1390件あったという報道を引用して、「行き過ぎた宣伝で警告か圧力を受けたか」という分析もある。
 また、「マスコミが幸福実現党の事をほとんど取り上げてこなかったのはこういうことだったのか」と納得したユーザーもいたようだ。


  巷(ちまた)やインターネット上を大いに騒がした事は間違いない幸福実現党。撤退することで今後の選挙戦にどのような影響が出てくるだろうか。(編集担当:柳川俊之)

●揺れる幸福実現党、衆院選「全面撤退」取り消し
        クリスチャントゥデイ 2009年08月13日
 今年5月に結成され、300小選挙区と比例11ブロックすべてで立候補者擁立し、選挙準備を進めてきた「幸福実現党」(大川隆法総裁)は12日、全面撤退する方針を固め、候補予定者らに連絡を始めた。しかし、同党は13日午後に都内で記者会見を開き、「戦いを続ける」などとして撤退しない方針を明らかにした。国内各紙が伝えた。

 宗教法人「幸福の科学」を母体とする同党は13日、都内で役員会を開き撤退について協議。産経新聞が同党幹部の話として伝えたところによると、今回撤退の方針が出されたのは「同じ保守勢力の分裂を避けるために衆院選から撤退すべきだ」という意見が出たためだという。しかし、撤退に対しては党内で異論があり、協議の結果、続行が決まった。

 続行を表明したものの、計画していた347人の立候補者を、「最大で40~50人減らすことを検討している」(毎日新聞)という。全員を候補者とするためには委託金として約11億8000万円が必要だったという。


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 ネットを使った選挙がなかなか解禁にならない。
 その中でも、各党とも工夫している。

 例えば、民主党。
 今日13日にニュースで流された、「『若者・ブロガー×民主党』ネット公開座談会」。

 インターネットで生中継するという。
 不思議なのは、特設ページが「イベント当日の0:00~24:00のみの開設」となっていること。

 もう一つ今日のニュース。
 幸福実現党が「衆院選への候補者擁立を取りやめ、全面的に撤退する方針を固めた」という。
 明日14日に会見。
 立候補していたら、全員の供託金は「11億8200万円」だそう。

 今やめれば、これまで、どんどんマスコミでただで宣伝してもらっているから、それを「広告料」とみれば、「タダで宣伝してもらった」わけ。
 その額は、供託金「11億8200万円」を超えるのだろう・・・
 それとも、裏取引でもあったのか・・・

 ともかく、今日はネット選挙の状況をみておく。

 こちら、昨日は朝6時から夕方5時まで野良仕事。
 日中35度の中、時々、用水の水に足をつけて 身体を強制冷却。
 日射病になりそうな日中だった。

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  [Yahoo! JAPAN PR企画] 掲載日:2009年8月13日
公開座談会 民主党



【お知らせ】『若者・ブロガー×民主党』ネット公開座談会 開催のお知らせ
民主党 2009/08/13
 民主党では、来る衆議院総選挙に向けて、20~30代の若者が直接政党幹部に意見をぶつける機会をつくろうと、『若者・ブロガー×民主党』ネット公開座談会を開催。政党には将来を担う若者の重要性、若者には政治参加の重要性を認識してもらうことを目指すものです。

 岡田克也幹事長はじめ、福山哲郎政調会長代理、大塚耕平政調副会長が参加し、20~30代を中心とする参加者数十人と語り合い、お互いの考え方や政策面、将来ヴィジョンなどについて意見交換をします。

◆概要◆
「政権選択」に向けて、いま、民主党のマニフェストを問う!
日 時:2009年8月13日(木)18:00~19:00
出演者:岡田克也幹事長、福山哲郎政調会長代理、大塚耕平政調副会長
M C:蓮舫参議院議員
場 所:YAHOO!本社内(港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー)
     http://www.tokyo-midtown.com/jp/access/index.html
放送サイト:ヤフー内特設ページ(http://promotion.yahoo.co.jp/dpj/)で生中継
      ※イベント当日の0:00~24:00のみの開設



●政策論争、ネットで火花=「政見動画」、与野党積極投稿【09衆院選】
       2009/08/02-14:52 時事
 18日の衆院選公示を控え、与野党の立候補予定者が政策や政治姿勢を訴える動画をインターネット上の専門サイトに投稿、本番さながらに火花を散らしている。国民の4人に3人がネットを利用するご時世。これを使わぬ手はないと、各陣営とも顔を売り込むために必死だ。

 「これからも役所の無駄を削っていく努力をする」「中央集権から地域自立型に変える」「母子加算復活隊長です」-。日本インターネット新聞社が運営する選挙サイト「ザ・選挙」内の「e国政」には、ベテランから新顔まで450人余りが動画を投稿、選挙区ごとにアップされている。街頭演説の様子を投稿する人、字幕や軽快なBGMを流す人。一様に語り口は熱い。

 民主党は、ネットの積極活用を呼び掛ける文書を各陣営に2度も送付。広報委員会の担当者は「ネットは重要なツールの一つ。参院選で党ホームページ(HP)に動画を掲載したら、転載されて思わぬ反響があった」と、その威力を実感しているという。

 国民新党も「訴求力がある」として、全員に投稿を呼び掛け、公明党や共産党もほぼ全員参加。社民党は既に自前で動画を党HPに掲載、別のサイトへの転載も可能としている。

 一方、自民党は「自主判断」としているものの、ベテランもせっせと投稿。中には民主党の財源論を批判するあまり、「民主党さんは政権を取る可能性があるので、きちんと説明してほしい」と言ってしまう前議員もいた。

●ネット使った選挙運動禁止 日本の公選法は「時代錯誤」
        時事 009/7/28
政権交代がかかった総選挙が間近に迫ってきたが、肝心の選挙制度が時代遅れだと批判されている。インターネット利用人口が9000万人を超えているにもかかわらず、いまだにインターネットによる選挙運動が実質的に禁止されているからだ。
Twitterも選挙では使えない

インターネットの世界でにわかに盛り上がるミニブログ、ツイッター(Twitter)。若手議員を中心にTwitterで活動報告をする政治家も増えているが、選挙期間中は使うことができない。現行の公職選挙法ではインターネットを使った選挙運動は認められていないためだ。
 政府は2009年7月21日の閣議で、Twitterによる選挙運動は公職選挙法に違反するとの見解を示した。

対照的にアメリカでは、10年以上前から選挙でインターネットが積極的に活用されてきた。2008年の大統領選挙では、オバマ陣営がユーチューブ(YouTube)を駆使して政策をアピールし、若者の支持を集めるのに成功した。

このような海外の動きに触発されて、「日本もネット選挙の解禁を」という声が高まっている。たとえば、経済評論家の勝間和代さんは毎日新聞のコラムで「オバマ大統領のような新しい政治家の登場を促すために、ネットの選挙活動を解禁すべきだ」と主張した。

「現在のお金と時間がかかる選挙は、立候補者の偏りと選挙活動の歪みを呼び、この歪みは政治の歪みにつながります。もちろん、ネット特有の匿名による中傷などの恐れはあります。しかし、そのような欠点を考慮しても、政治家と有権者が直接対話し、より多くの人が政治参加できるようにするため、ネットでの選挙活動解禁を図るべきでしょう」(勝間和代のクロストーク)

また、慶應大学大学院メディアデザイン研究科の岸博幸教授は、若者世代の投票率向上という観点からネット選挙の解禁が不可欠だと述べる。

「若い世代は今や新聞やテレビといったマスメディアよりもネットを長く利用し、そこから情報を得ている。そう考えると、ネット上でもっと政治や政策に関する正しい情報を提供し、若者世代が自らの将来を考えるきっかけを作るべきではないだろうか」(コラム『「メディア業界」改造計画』)

民主党は「ネット選挙解禁」をマニフェストに明記

国政の場でもネット選挙解禁に向けた議論はされてきた。自民党の選挙制度調査会は2008年6月にネット選挙解禁に向けた報告書をまとめたが、公選法改正にまでは至っていない。党内の消極派から「誹謗中傷が広がる恐れがある」などネット選挙の弊害を指摘する声があがったためだ。

しかし、「ネットを選挙に使うのが当たり前になる時代は、すぐ目の前まできている」と指摘する地方議員もいる。ブログやTwitterを積極的に活用している神奈川県相模原市議会の阿部善博議員だ。

「現在の公選法は時代錯誤も甚だしいという感じだが、現行法のもとでも公示前はホームページにマニフェストを掲載したり、動画をアップしたりできる。事実上、ネット選挙はもう始まっているといえるので、立候補予定者はネットをどんどん使ったほうがいい」

このように話す阿部議員は
「ホームページやブログの解禁だけでは不十分。インターネットという新しい技術を生かしてどのような選挙が可能なのか、選挙制度のあり方そのものを考え直す時期にきている」
と主張する。

民主党が7月27日に発表したマニフェストには「インターネット選挙運動の解禁」が明記された。これに対して、まだマニフェストを発表していない自民党がどのような姿勢を打ち出すのか注目される。

●選挙情報サイト新機軸 動画活用、有権者と対話 
        神戸 8/1 16:02
 衆院選の候補予定者の動画を見比べることができるサイト「e国政」。主催者は未掲載の予定者に動画提供を呼び掛けている

 衆院選を控え、選挙情報を扱うインターネットサイトが次々と新しい企画を打ち出している。文章や写真ではなく、動画を活用した内容が目立つのが特徴だ。立候補予定者の訴えを見比べることができるサイトや、有権者らの質問に候補予定者が動画で答える企画など、ネット活用法も多様になっている。(高田康夫、永田憲亮)

 早稲田大学マニフェスト研究所(所長=北川正恭・前三重県知事)などは昨年10月から、全国の候補予定者が政策や経歴などを5分間で語る動画サイト「e国政」を開設した。全国の候補予定者の3分の1以上が提供に応じ、兵庫県内12選挙区でもすでに13人分を掲載。国会での仕事ぶりをアピールする前職や、自転車で選挙区を走り回る新人らの映像を見ることができる。

 同研究所の林紀行次席研究員は「一つのサイトで主張を見比べられる企画は初めて。立候補予定者は公約などを分かりやすく説明する能力も問われる」と語る。
 米検索大手グーグルの日本法人は、ネット利用者の質問に候補者が答える「未来のためのQ&A」を企画した。質問の募集には約4700件が寄せられ、人気投票で「誰もが安心、納得できる年金制度をどう構築するか」など5問が選ばれた。

 7月30日から候補予定者の回答受け付けを開始。動画投稿サイト「ユーチューブ」や、8月中旬に公開するサイト「未来を選ぼう 衆院選2009」で閲覧できる。

 一方、楽天はインターネットを通じて政治家に個人献金できるサイト「LOVE JAPAN」を開いた。現在、全国の候補予定者61人が登録し、県内は5人。その1人、兵庫9区の自民前職西村康稔氏(46)は「日本でも今後、アメリカのようにネット献金が増えてくるだろう」と話す。

 ただ、18日の公示後は公職選挙法上、規定のビラやはがきを除く文書図画の配布が禁じられ、インターネットサイトの更新はできない。あるサイトの担当者は「新企画は選挙でのネット利用について世に問う意味も込めている。ネット選挙解禁に向けた挑戦」と話している。


●選挙にもネット時代到来? 関連サイト相次ぎ開設
     2009/08/05 06:37 【共同通信】
 衆院選を控え、国内のインターネット大手企業が相次いで選挙関連サイトを開設し、候補者と有権者の「対話」や個人献金の仲介を始めている。

 昨年の米大統領選でオバマ大統領がネットを駆使して政策PRや資金集めを行ったように、日本でもいずれ「ネット選挙」時代が到来すると見越した動きで、今回はデモンストレーション的な意味がある。

 米検索大手グーグルの日本法人は、ネット利用者から募集した質問に、衆院選立候補予定者が動画で答えるサイト「未来のためのQ&A」を7月に新設した。

 質問は7月中に締め切られ「誰もが安心、納得できる年金制度をどのような形で構築していくか」など5問に決まった。立候補予定者はそれぞれ自分の回答をビデオに収め同社の動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿する。18日の公示後もサイトは閉鎖しないが、公選法に抵触しないよう画面の更新はしないという。

 同社の馬場康次シニア・マーケティング・マネージャーによると、米大統領選では「ユーチューブ」を通じて有権者が候補者に質問をぶつける形式の討論会が行われ、注目を集めたという。

 楽天は、衆参国会議員と政党に所属する立候補予定者の顔写真や略歴、政策などを紹介し、応援したい政治家にネットを通じて個人献金ができるサイト「LOVE JAPAN」を7月から立ち上げた。

 自民党の小池百合子元防衛相や民主党の菅直人代表代行ら楽天と契約を済ませた95人(8月4日時点)のページには「献金」ボタンが設置され、これをクリックすれば、千円から献金できる仕組み。

 早大マニフェスト研究所と日本インターネット新聞も7月21日にサイト「e国政」を開設し、衆院選立候補予定者のうち、希望した477人が政策を訴える動画を掲載している。

 同研究所長を務める北川正恭早大大学院教授は「いつまでも駅前で候補者がぺこぺこ頭を下げたり、選挙カーで名前を連呼するだけの選挙ではだめだ。いかにマニフェスト(政権公約)を届けるかが大事で、これからはネットを活用した動画選挙に変わっていくだろう」と指摘する。

●公選法で禁止、海外は容認 ネット選挙『解禁の時』
    2009年8月12日
 海外では広く認められているのに、日本では選挙の公示後、インターネットを使った選挙運動は認められていない。ホームページや動画は、公選法で規制される「規定外文書図画」とみなされているからだ。「安価で、幅広く政策や信条を伝えられるネット選挙を解禁すべきだ」との声が高まっている。 (稲垣太郎、橋本誠)

 「ホームページを運営する経費は月五万円、ブログ(ネット上の日記)が月二百十円。一方、選挙区の全戸に配布するチラシを作ると二百万円はかかかります」

 ホームページとブログで積極的に情報発信している社民党前衆院議員の保坂展人さん(53)は、ネットの安さを強調する。


 だが、十八日の衆院選公示日以降は、投票日の前日までホームページなどを更新することはできない。公選法では、ポスターの掲示やチラシの配布などを制限している。その理由は「自由にすると金のかかる選挙になりやすいから」(総務省選挙課)。さらに担当者は「誹謗(ひぼう)中傷や、候補者になりすます恐れもある」と話す。

 政治家が普段の政治活動では、ホームページを通して政策などを訴えるのは、珍しくなくなっている。

 若者の投票率向上を目指す特定非営利活動法人(NPO法人)「ドットジェイピー」(東京都)の佐藤大吾理事長は「選挙では怪文書がまかれたりするなど、誹謗中傷はネットに限った問題ではない。ネットで情報を入手したい人はいっぱいいる。市民の要請に応える形で、政治や行政も変わってほしい」とネット選挙の解禁を求めている。

 インターネットの選挙利用が顕著なのは米大統領選だ。オバマ大統領が発した「チェンジ」のメッセージがネットや携帯メールで拡大、有権者の心をつかんだ。ネットで集める小口の個人献金でも、ほかの候補を圧倒した。

 国立国会図書館によると、米国、英国、フランス、ドイツ、韓国では、ネットでの選挙運動が認められている。「韓国の場合、誹謗中傷が増えたため、第三者が掲示板に書き込むときは実名でなければならない」(政治議会課)といった規制はあるが、日本のように禁止はされていないという。

●【09衆院選】幸福実現党が全面撤退を検討 供託金11億円は…
     サンケイ 2009.8.13 10:49
 宗教法人「幸福の科学」を母体とする政治団体「幸福実現党」(大川隆法総裁)は13日、衆院選の全立候補予定者の擁立を取りやめる検討に入った。断続的に役員会を開催し、立候補予定者との調整を進めている。同日中に結論を出し、14日に記者会見で正式に発表する。

 同党は今年5月に結成。これまで300選挙区と比例代表11ブロックに347人の出馬を発表し、選挙準備を進めていた。このため、選挙区と比例代表を合わせ供託金11億8200万円が必要になっていた。

●幸福実現党、衆院選撤退へ=きょう、立候補予定者に説明
          時事 2009/08/13-10:33
 宗教法人「幸福の科学」を支持母体とする政治団体「幸福実現党」(大川隆法総裁)は13日、衆院選への候補者擁立を取りやめ、全面的に撤退する方針を固めた。同日午後、都内に立候補予定者を集めて説明するとともに、一両日中に記者会見を開いて正式に発表する見通しだ。

 同党は5月に結成された。これまでに比例代表東京ブロックで大川総裁の公認を決めるなど、300小選挙区と比例11ブロックすべてから計347人の候補者擁立を発表し、選挙準備を進めていた。
 同党の広報担当者は13日、「まだ最終決定していないので、現時点で(撤退の)理由については何とも言えない」と述べた。 (2009/08/13-10:33)

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 一昨日、8月10日に岐阜地裁で言渡しのあった住民訴訟、
 「条例に明記されずに支給した知事らの退職金は違法だから返せ」、の住民訴訟、
 判決は、全て却下。

 住民監査請求は支出から1年以内にしなければならないところ、支出はいずれも1年以上前あり、1年以上経過したことに正当な理由はない・・・そんな主旨。
 前知事らは逃げ切ったというべきか・・・

 文字通りの門前払い。なんとヒドイ判決。

 判決後の記者会見は、まず「憤りをもって控訴する」と始めた。
 ずいぶん判決をもらっているけど、私の場合、判決日に「控訴する」と表明したことは、1件をのぞいて記憶にない。

 ページ数こそ「35ページ」と決して少なくない、通常のボリュームだけど、中身はまったくなし。

 とはいえ、控訴状の提出限日は2週間後の同曜日(8月24日)なので、書類提出自体はギリギリにする。
 なぜなら、その後に「控訴理由書の提出」を高裁から求められるけれど、これが原則「50日以内」と決まっているから。
 控訴状の提出を遅くすると、2週間の余裕ができる・・・・

 今日は6時から外で仕事。
 天気予報は35度・・・アツイ日

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 この事件の訴状は 2006年12月10日のブログ
 ⇒ ◆(6) 岐阜県裏金、知事らの退職金返還の住民訴訟の訴状の前半
 ⇒ ◆(7) 岐阜県裏金、知事らの退職金返還の住民訴訟の訴状の後半

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大) 
●知事らの退職金返還訴訟 住民の請求却下 岐阜地裁
      中日新聞 2009.8.11
 条例による退職金の支給根拠が明確でなかったとして、過去20年間の知事ら三役計10人に退職金の全額約3億1千万円の返還を請求するよう市民団体のメンバーが古田肇知事に求めた住民訴訟の判決が10日、岐阜地裁であった。

 野村高弘裁判長は「(法で提訴前にしなければならないとされる)住民監査請求の期限を過ぎた正当な理由がない」と請求を却下した。メンバーは「門前払いで納得できない」と控訴する方針。

 訴えていたのは「くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネットワーク」の代表の寺町知正・山県市議ら14人。メンバーは支給根拠が条例にないことが2006年の県議会でわかったとして同年9,10月に住民監査請求した。

 判決は「条例は退職金が最後に支給された05年2月以前には、周知の事実とまでは言えないにしても、相当の注意力をもって調査すれば知ることができた」として、法の定める1年間の監査請求期間を過ぎる特別な理由は認められないと判断し却下した。

 14人が提訴した06年12月7日時点では、三役ら特別職の退職金について条例は「予算の範囲で支給することができる」と規定されているだけで金額の根拠が明確でなかった。県は同月14日に条例を改正し、知事の退職金を給与月額と在職月数に0.7を掛けた額と定めた。

●岐阜県特別職退職金返還訴訟:住民の訴え却下--地裁判決
    毎日新聞 2009.8.11
 退職金の支給規定が不十分で違法だとして、市民団体が岐阜県の古田肇知事を相手取り、梶原拓前知事ら過去20年間の特別職10人に退職金計約3億1100万円を返還させるよう求めた訴訟の判決が10日、岐阜地裁であった。野村高弘裁判長は「提訴に必要な監査請求を経ていない」として訴えを却下した。

 訴えていたのは同県山県市の寺町知正市議が代表を務める市民団体「くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネットワーク」のメンバー14人。当時の県条例は特別職の退職金を「予算の範囲内で支給できる」とするだけで、額と支給方法を条例で定めるよう規定した地方自治法に違反していると主張していた。

 野村裁判長は、提訴には退職金支出から1年以内の住民監査が必要と地方自治法が定めている点を指摘し、「訴えは不適法。(退職金支給の違法性など)争点を判断するまでもない」とした。

 同ネットワークは控訴する方針。【三上剛輝】

  ●前知事らに退職金 「不当」の訴え却下 岐阜地裁
       読売新聞 2009.8.11
 2006年7月に発覚した県の裏金問題に絡み、梶原拓前知事や歴代の副知事ら常勤特別職計10人に支払われた退職金は不当として、市民団体「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」(事務局=寺町知正・山県市議)の14人が、古田肇知事を相手取り、計3億1700万円の退職金を県に返還させるよう申し立てた訴訟の判決が10日、岐阜地裁であった。

 野村高弘裁判長は「適法な監査請求を踏まえていない」として訴えを却下した。寺町市議は「門前払いの判決で納得できない」と控訴する意向を示した。

 判決では「条例の条文や県議会の一般質問などから、住民が注意して調査すれば問題性は監査期間内に知ることができた」とした。

 訴状によると、裏金問題が発覚した時点で、知事らの退職金に対する監査請求期間は過ぎていたが、隠匿行為などによって県民が請求期間内に知るすべがなかったとして、請求期間を超過したのは「正当な理由」と主張していた。

●知事退職金訴訟 返還の訴え棄却 
          朝日新聞 2009年08月11日
 知事の退職金額などが県条例に明記されていなかったのは地方自治法違反だとして、県民14人が、梶原拓前知事ら歴代の特別職に払われた退職金計約3億1千万円を返還させるよう古田肇知事に求めた訴訟の判決が10日、岐阜地裁であった。野村高弘裁判長は「提訴の前提となる監査請求が期間を過ぎてからなされ、訴えは不適法」と述べ、請求を却下した。県民側は控訴する方針。

 訴訟の対象は、88年から05年2月まで計10人の特別職に払われた退職金。判決は、県民側が06年10月に訴訟と同様の趣旨でした監査請求について、「最後の支出から1年以上が過ぎているうえ、退職金の額などを条例で触れていなかったことは、もっと前の時期に知り得た」と結論づけた。

 県は監査請求後、条例を改正して退職金の額や算定方法を盛り込んでいる。


 なお、事前に司法記者クラブに送った手紙は下記。
知事ら三役に支給した退職金返還を求める住民訴訟の判決
                              2009年7月26日
岐阜・司法記者クラブ担当記者様
                   くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク  
      寺町知正
                 
いつもお世話になります。

2006年7月に発覚した岐阜県庁の裏金の問題から派生して県議会で明らかになったこと、つまり条例に規定せずに知事ら三役に退職金を支給していたことについて、2006年10月に住民監査請求しました。しかし監査委員は認めませんでした。

よって、同年12月7日、岐阜地裁に、「岐阜県常勤の特別職(知事、副知事、出納長)に過去20年間に支給した当該の職に対する退職金の返還を求める」住民訴訟を提起しました。

判決が次の通り指定されています。
2009年7月30日(木)午後1時10分 判決言渡

 判決受け取り後、午後2時から、弁護士会館で原告の会見を設定する予定。追ってご案内します。

 ついては、当該訴訟の関連資料をお送りします。ご利用ください。

 請求の趣旨は途中で変更しましたので、「変更の申立書」及び判決に添付されるであろう「最終の訴状別紙」、それとこちらの最終の準備書面もつけます。

 この事件では、退職金支給に関して条例に明記せず内規に基づき支給していたことの違法性は明白です。
 他方で、地方自治法242条は、支出に関する住民監査請求は当該支出から1年以内に住民監査請求するべし、ただ当該支出が分からなかったことに正当な理由がある場合はその限りではない、としています。

 また、「怠る事実」には「1年制限」はありません。

 裁判の後半の争点は、裁判所が「正当な理由の有無=県民が知ることが出来たか」を明確にするための訴訟指揮をとり、双方の主張・立証を求められました。

原告としては、明確な違法性と裁判の進行から、それなりに判決に期待できると見ています。ともかく、判決の形態は次でしょう。

●地方自治法242条の2の第一項4号の返還請求について
 「1年を過ぎたことに正当な理由はないから却下する。その余は判断するまでも無い。」
 「支給は違法である。が、1年を過ぎたことに正当な理由はないから、訴えは却下する。」
 「支給は違法であるところ、県民が知ることが出来なかったから、訴えを認める。」
 「支給は違法であるところ、県民が知ることが出来なかったから、訴えの一部を認める。」

●地方自治法242条の2の第一項3号違法確認請求について
 「支給は違法で県の損害であるところ、被告がその損害の回復を怠ることは違法である。」

 さらに、上記と同日に提訴した、県民約5000人で住民監査請求し、うち約320人が原告となっている「岐阜県庁裏金20年分返せ」の住民訴訟の判決が
8月19日(水)午前10時に言渡しとなっています。その後、弁護士会館で会見します。

 この関係の資料は、訴状、答弁書等をお送りします。
 梶原前知事を証人申請していたところ、今の裁判長は証人採用を却下、しかも今年3月までの裁判長が主張整理案を作るといっていたところ、それすら必要ないとして結審しました。楽観できないところです。
                        以上



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 今朝は早く起きたので、デスクワーク。
 5時過ぎ、気分転換にと玄関のドアを開けて、びっくり。

 素晴らしい、朝焼けに、クリアな虹ができている。
 急いでカメラをとりに部屋に戻ってから、庭へ。

 そこで地震に。
 2日前の夜の「深さは約340km、地震の規模(マグニチュード)は6.9」の地震があったけど、その一連か・・・

 インターネットで地震情報を調べると、今朝は、「深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は6.6」だという。

 今は、地震から1時間半、経っている。
 テレビは、まだ大きな被害が無いことを伝えているけど、大きな地震は、数時間後に被害の状況が見えてくるもの。
 大過なければいいけど。
 ブログの最後では、地震情報にリンク。

 知人が、今日から箱根に新婚旅行に行くとか・・・大丈夫かな・・

 以下は庭から水田あたりの空の様子。

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休憩に外に出た。
素晴らしい朝焼けに 「見事な『虹』」 も。
急いでデジカメをとって、庭の軽トラックの荷台に上がった。

5時5分 南から西の空
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


5時6分 東の空


地震は5時7分。荷台でも、ドーンときた。
振動の後も、周りの木がユサユサと揺れ続けている。

部屋に戻って、テレビ情報を確認。
このあたりは 震度3 相当か

5時08分



5時14分
上の写真の「虹の左下部分」をズームでアップしてみた「にじ」



5時18分
虹の左上側にもう一本の虹が見えかかっている。
写真を拡大してみると、外側の虹が かすかに見える



5時19分


●気象庁の地震情報ページ
  ⇒ 地震情報(各地の震度に関する情報)最近一週間の地震情報が選択できます。

●地震情報 :: ウェザーニュース
  ⇒ どこよりも早い!地震情報サイト。
 緊急地震速報と連動し、地震発生後瞬時に、地震の震度、震源地、震度分布などの最新情報をリアルタイムで表示します。震度ごとに該当する市町村を確認することもできます。

●防災科学技術研究所
  ⇒ 防災科学技術研究所 Hi-netの地震観測システム
8月11日5時7分頃,駿河湾南部 またはその周辺で地震が発生した模様です。

-2009/08/11 05:07:15発表
-2009/08/11 05:17:13更新



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2週間ほど前に、「インターネットのつぶやき」などといわれる「ツイッター」を始めた。
 ところが、数日前から、パソコンだと、閲覧はできるけど「送信」なとがまったくできない。
 いわゆる混み合った状態のような感じ。

 携帯電話からは、送信も出来ているらしい。バケットが少ないから支障が出ないのだろう・・・・か。

 そして、出てきた情報。
 ツイッターそのものが、意図的な激しい攻撃を受けていて、パンクしたらしい。

 その影響が続いているのかも・・・
 そんな、インターネットの裏の話を記録。
 なお、最後には、「Twitterユーザーに動画で呼び掛け 『ネット選挙解禁に力貸して』」と言う記事にもリンクしておく。

 ともかく、始めて2週間ほどの私のツイッターは
  ⇒ google検索で 「ツイッター 寺町ともまさ」 といれると表示されます。
 (先の理由で、今は更新できていない・・・・)

 (追記)・・・そうそう、今日の午後は岐阜地裁で知事らの退職金3億1100万円の返還を求める住民訴訟の判決言渡しがある。
 それで、午前中、役所に情報公開請求ともに、用事を済ませに行ったら、昨日の私のこのブログの冒頭が「赤い印」を幾つか押して、つまり「回覧」されていた・・・

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●ツイッターに攻撃、イラン大統領選と関連の見方も
        朝日 2009年8月7日10時59分
 【ワシントン=勝田敏彦】携帯電話やインターネットで短い「つぶやき」を自由に書き込める人気の交流サービス(SNS)のツイッターが6日、一時的に利用できなくなった。米国の運営会社によると、7月に韓国や米政府機関が受けたのと同じDoS(サービス妨害)攻撃と呼ばれるサイバー攻撃が原因。別のSNS、フェースブックも同日、接続しにくくなった。

 ツイッター運営会社はDoS攻撃に対する対策を行い、現在は使えるようになっているが、DoS攻撃は匿名性が高いため、誰が仕掛けたのかはわかっていない。

 ツイッターやフェースブックは、6月12日のイラン大統領選の結果をめぐり、テヘランなどの街頭で抗議活動をした人々が連絡を取り合う手段として使っていた。今回の攻撃が5日にあったアフマディネジャド大統領の2期目の就任宣誓式の翌日だったことから、関連を指摘する声もある。

 英BBCは6月、イラン大統領選直後の同月中旬、「米国務省がツイッター運営会社に対し、イランの昼間の時間帯にサービスが中断することがないようメンテナンス時刻を変更するよう要請した」と報道。しかし、運営会社のイーバン・ウィリアムズ最高経営責任者は最近、BBCの番組でこの報道内容を否定し、国務省からの要請は受けていないと説明していた。

 DoS攻撃は、多数のコンピューターから狙いをつけたコンピューターに一斉にデータを送りつけ、処理能力を奪い、サービス不能に追い込むもので、サイバー攻撃の手法としては一般的なもの。

●ロ批判のブロガー攻撃か ツイッターのトラブル
    2009/08/09 15:47 【共同通信】
 ・・・
 同紙によると、狙われたのはツイッターやフェースブックなどのサイトを通じ「ロシアは侵略者」などの批判を重ねてきたブロガーで、居住地はグルジアの首都トビリシとしている。

 同日付ニューヨーク・タイムズ紙によると、このブロガーはグルジアからの分離独立を主張する親ロシアのアブハジア自治共和国から逃れてきた大学教員という。
 昨年8月のグルジア軍による南オセチアへの進攻と、これに対抗したロシア軍の軍事介入を機に、双方によるハッカー攻撃も強化されていた。

●「Twitterのサイバー攻撃はグルジア紛争1周年記念」と ロンドン(CNN)
       CNN 2009.08.08
 インターネットのひと言ブログサービス「Twitter」が米東部時間6日午前、約2時間にわたって利用不可能になったのは、昨年8月に起きた「グルジア紛争」1周年を記念したサイバー攻撃と主張する人物がいることが分かった。CNNへ送り付けた電子メールで判明した。

「ジョージ」と自称するこの人物は、Twitterやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブック、ライブジャーナルでは「Cyxymu」というアカウント名で利用していると紹介。「Cyxymu」とは、「ジョージ」の故郷であり、ロシアがグルジア紛争後に独立を認めた同国のアブハジア自治共和国の「首都」スフミをロシア語で書き、アルファベットに置き換えたものだと説明している。

自己紹介によると「ジョージ」は34歳で、グルジアの首都トリビシを活動拠点にしているという。しかし、それ以上の詳細は明らかにしていない。

「ジョージ」によれば、政治目的で、グルジア紛争1周年に合わせてTwitterを利用不能に陥らせるDoS攻撃(サービス拒絶攻撃)を仕掛けたと認めている。Twitterには日本時間8日午後7時ごろ、最新投稿として「ロシアからのサイバー攻撃支援に感謝する」と言うつぶやきが掲載されていた。

Twitterのほか、フェイスブックやライブジャーナルでもこれまでに、同様のサイバー攻撃を受けたことがあり、サービスが利用不可能になった。フェイスブックのセキュリティー担当者は、「Cyxymu」と呼ばれるブロガーが攻撃してきたと述べている。

一方、グルジア政府は、トリビシ在住の人物と一連のサイバー攻撃の関連性を調査している。

●ツイッターとフェースブックにサイバー攻撃、サービスに影響
          2009年 08月 7日 15:45 JST
・・・

●米ウェブサイトへの大規模サイバー攻撃、標的はたった1人のブロガーだった
     2009年08月08日 09:48 発信地:サンフランシスコ/米国
【8月8日 AFP】6日にマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」など複数の米大手ブログサービスサイトに一時的なサービス停止を引き起こした大規模なサイバー攻撃は、各ウェブサイトにグルジアを支持する意見を掲載していた1人のブロガーを標的にしたものだったことが明らかになった。

 大手インターネット・セキュリティー「エフセキュア(F-Secure)」の研究者、ミッコ・ハイポネン(Mikko Hyponnen)氏が7日に同社の公式サイトに掲載したところによると、今回の攻撃は不正なデータを大量に送りつけてウェブサイトを利用できなくする「DoS(サービス拒否)攻撃」というものだった。

 これにより、ツイッターのほか、米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「フェースブック(Facebook)」、ブログ・コミュニティー「ライブ・ジャーナル(LiveJournal)」、グーグル(Google)傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」のウェブサイトに一時的にアクセスできなくなる障害が発生した。

 攻撃はすべて、これらのサイトに「Cyxymu」という名前でアカウントを持っているブロガーを標的にしたものだったという。Cyxymuはツイッターにグルジア問題に関してロシア当局を批判する書き込みを行い、それを当局から妨害されたとして非難していた。

「今回の攻撃の背後に愛国的なロシアのハッカーがいて、体制に対するオンライン上の批判的な発言を封じ込めようとしたと考えるのが妥当だろう」とハイポネン氏は指摘する。

 もっとも今回の攻撃を機にツイッターでCyxymuをフォローしている人はそれまでの2倍近い642人に増えた。攻撃者の思惑とは逆の結果になったようだ。

 ツイッターは6日早朝に1時間以上アクセスができなくなった。7日もFacebookとLiveJournalではCyxymuのページにアクセスできないなど攻撃の影響は残った。ツイッターはフェースブックとグーグルと協力し合い、今回の攻撃について調査を進めるもよう。

 一般の人にとってツイッターは「つぶやき」を書き込むツールでしかないが、言論の自由が抑圧されている国の反体制派の人にとっては検閲を逃れる「武器」となっている。

●ソーシャルサービスが一斉にダウン:TwitterとFacebookがDoS攻撃で一時ダウン、マルウェア攻撃も復活
           ITmedia 2009年08月07日 08時17分 更新
 マイクロブログサービスの米Twitterや大手ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の米Facebookが8月6日、集中的なサービス妨害(DoS)攻撃を受けて一時的にダウンした。

 Twitterはサイトに状況報告を掲載し、DoS攻撃を受けてサイトがダウンしたと説明。その後サイトは復旧したが、攻撃は続いており、米国時間の6日午前9時過ぎの時点で、まだロードには時間がかかり、タイムアウトすることもあると伝えている。

 Facebookも同日、DDoS攻撃が原因とみられるネットワーク障害で一時的にアクセスしにくくなったとサイトで告知した。こちらも大部分は復旧したが、引き続き状況を監視中だという。

 セキュリティ企業の英Sophosによれば、このほかにブログサービスのiveJournalもダウンしたもようだ。
 DoS攻撃は、特定のWebサイトに処理し切れないほど大量のリクエストを送りつけてダウンさせる手口。通常は、マルウェアに感染させて攻撃者が乗っ取った一般ユーザーのコンピュータが踏み台に使われる。

 これに先立ちTwitterやFacebookでは、偽のつぶやきやメッセージを投稿させてマルウェア感染を広げる攻撃が横行していた。TwitterはGoogle Safebrowsing APIを使って不正なサイトのURLをフィルタリングし、悪質なつぶやきを発見・削除する対策に乗り出したばかりだった。

 しかしロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labは6日のブログで、このマルウェア攻撃に使われていたKoobfaceが手口を変えて復活したと伝えた。

 今回の手口では「My home video :) 」という文面のつぶやきがばらまかれ、悪質なリンクを掲載。これをクリックすると、Facebookそっくりに見せかけたページにつながり、動画を見るためにFlash Playerのアップデートが必要だと称してマルウェアに感染させようとする。

 悪質リンクの表示にはURL短縮サービスが使われ、それぞれ異なるURLになっているため、Twitter側で対策を取りにくい状況だという。

 Kasperskyは、Twitterが導入した対策で一部の攻撃は食い止められても、問題の根本的な解決にならなかったのは明らかだと指摘している。Koobfaceと今回のDoS攻撃との関連は現時点では不明だが、少なくともKoobfaceが感染拡大のために使っていたURLは遮断されたという。


●『Twitter』と『Facebook』に DDoS 攻撃
       japan.internet 2009.08.07
 マイクロ Blog サービス『Twitter』と人気ソーシャル ネットワーク サービス (SNS)『Facebook』は6日、一時的にサービスの提供ができなくなった。原因については両社とも、分散型サービス不能化 (DDoS) 攻撃によるものと主張している。
・・・(略)・・

●複数のアプリに防御策の影響:Twitter、DoS攻撃対策を継続中
              ITmedia 2009年08月08日 07時24分 更新
「攻撃目的が政治的なものであるにしても、Twitterは目的について議論するより安全なサービスの提供に専心する」と共同創設者のビズ・ストーン氏。

 8月6日朝に集中的なサービス妨害(DoS)攻撃を受けて一時ダウンしていた米Twitterでは、1日経過した7日もまだ修復作業が続いている。Twitterの共同創設者ビズ・ストーン氏が7日、公式ブログで状況を説明した。

 今回の攻撃は多様で大規模なものであり、これに対処するためにシステムを調整しすぎた。サービスはおおむね復旧したものの、Twitterのプラットフォームで稼働するアプリケーションの幾つかが同社の防御策の影響を受けており、現在それらのアプリケーションを修復しているという。

 また、この攻撃は政治目的であるようだが、Twitterとしては目的に関する思想的議論を展開するつもりはないとし、オープンな情報交換こそが世界に前向きな影響を与えることができ、Twitterの使命はサービスを安全に動かし続けることだとしている。

 サービスの稼働状況を報告するTwitter Statusページによると、7日午後3時(日本時間の8日午前5時)、Firefox 3.5ユーザーの一部でアップデート、ダイレクトメッセージの送信、フォローなどができない状況を修復中となっている。

●Twitterを使った攻撃などに注意--トレンドマイクロの7月レポート
           japan.cnet 吉澤亨史 2009/08/04 19:27
 トレンドマイクロは8月4日、7月度の日本国内におけるインターネット脅威マンスリーレポートを発表した。不正プログラム感染被害の総報告数は5097件で、6月の4781件から増加している。

 7月は、USBメモリを悪用する不正な設定ファイル「MAL_OTORUN」の報告数が減少した。しかし、今後USBメモリを悪用する不正プログラムが新たに発生する可能性もあり、引き続き警戒が必要としている。

 また7月上旬には、2004年1月に確認された不正プログラム「WORM_MYDOOM」の亜種を使用したDDoS攻撃が韓国・米国などで確認された。今回確認された亜種では「com(米国)」や「gov(米国の政府系機関)」、「kr(韓国)」などのドメインに所属する30以上のサイトに対してDDoS攻撃をするようにプログラミングされていた。

 6月後半には、ミニブログと呼ばれるコミュニケーションサービス「Twitter」を悪用した攻撃が海外で確認された。アダルト動画が見られるというウェブサイトのURLを記載した投稿がされ、そのURLをクリックするとユーザーを不正なウェブサイトへ誘導、動画再生ソフトに偽装した不正プログラムをダウンロードさせるというものであった。この際には、ユーザーのOSがWindowsかMac OSかを判別し、異なる不正プログラムをダウンロードさせるようになっていた。

 2009年7月度の不正プログラム感染被害報告数ランキングは、1位が「MAL_OTORUN」(299件)、2位が・・(略)・・

●米軍がTwitterなどの利用見直し セキュリティの懸念から
       itmedia 2009年08月06日 14時02分 更新
 米軍は勧誘や広報などにSNSを活用しているが、セキュリティ上のリスクを考慮して、利用ガイドラインを作成する方針だ。(ロイター)

 米国防総省はセキュリティに関する懸念から、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の利用を見直すよう省内に通達したという。同省幹部が8月4日、明らかにした。

 米軍では、若者の勧誘のほか、アフガニスタンやイラクにおけるタリバンやアルカイダの宣伝活動への対抗手段として、こうした人気SNSサイトを利用している部門が少なくない。
・・・(略)・・・
 実際、そうした取り組みはここ数カ月で勢いを増している。
 例えば、アフガニスタン駐留の米軍司令官が先月、民間人の犠牲を防ぐための新たな規定を発令した際には、まず最初にアフガニスタン駐留米軍のFacebookページにその内容が掲載された。
 また国防総省のWebサイトには、広報責任者のFacebookページとTwitterへのリンクが用意されている。
 だがその一方で国防総省の専門家は、軍のコンピュータからFacebookやTwitterなどのサイトに投稿することがハッカーに攻撃のチャンスを与えることになる可能性など、さまざまなリスクについて研究を進めている。

●民主・鳩山代表、Twitterユーザーに動画で呼び掛け 「ネット選挙解禁に力貸して」
     8月6日19時7分配信 ITmedia News
 「Twitterユーザーのみなさん、民主党はインターネット選挙を解禁いたします。力を貸してください」――民主党の鳩山由紀夫代表が、動画でこう呼び掛けている。

 動画は、同党の藤末健三参議院議員が8月5日、Twitterと連携した動画サービス「TwitVid」上に投稿したもの。

 鳩山代表は動画で、「Twitterユーザーのみなさん、民主党はインターネット選挙を解禁いたしますから、どうぞ期待をしていただきたいと思います。力を貸してください。よろしくお願いいたします」と話している。

 同党は、衆院選マニフェストにネットを使った選挙解禁を盛り込んでいる。


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 8月4日、名古屋からの帰りみち、久しぶりに晴れたので、急遽、予定をかえて関インターで降りずに、100km近く北にある「ひるがの」ダイナランドのユリ園に寄り道してきた。
 昨年初めて行って、その素晴らしさに感激。

 なんと、スキー場のゲレンデを「大ユリ園」にしている。
 岐阜の谷汲のユリもいいけど、こちらは高原で天候も良く、景色も文句なし。

 でも、今年は雨続きで、訪問できなかった。
 だから、好天に誘われて、ふらっと方針転換し、「おまけ」として遠くの「高原のユリの花」を楽しんできた。
 十二分に花を満喫できた。

 方針転換といえば、今日、重要な役員会議があった。
 状況にかんがみ、近日中に全員の合意を採ることになった。
 ここ10数年来の方針のチェンジ。

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 去年の訪問は「7月24日」。金沢の帰り道。
 2008年8月10日のブログ ⇒ 
   ◆ダイナランドのゆり園/カラフルな花たち/今は遅咲き種が満開らしい


 今は、遅咲きが満開だろうか らしい ← 開花情報のページ

● ダイナランドゆり園は西日本最大級!岐阜奥美濃に新名所、ダイナランドゆり園

(左の写真) リフトを降りたところから上は立ち入り禁止。
つまり、これからここらが満開になっていくところ。
(右の写真) ゲレンデの下方向。今、見ごろ
  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

  


    


    


  


    


  


    


  



  


    


    


    


  


  


  


    

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 一昨日は、臨時議会。
 ここ山県市の議会は、議案のうちのの「一つの内容」に関して一人3回まで、つまり「質問⇒答弁」「再質問⇒再答弁」「再々質問⇒再々答弁」までしか出来ないと規則で決まっている。
 
 それが活発な議論を妨げていることは当然。
 ともかく、そのやり取りの一往復ずつを「1回」と数えたとき、
 昨日の議案に対して「質疑」したのは、私が合計12回。
 他の議員は、3人で合計5回。

 議長を除くと議場にいるのは15人なんだけど・・・
 「活発」とは程遠い議会・・・

 議案の一番の焦点は、県が歴史的に出先の「県事務所」として使っていたけど、行革で何年も前に廃止にし、その後、「県政資料館」として再利用・・・紆余曲折を経て、市が買い取る話になったことの問題。

 6月議会でかなり厳しく議論していた私。

 ともかく、土地と建物込みで、県から市が買い取る価格、
 当初予定のより25%引き、6月議会より300万円引き、
 つまり1億3100万円が9500万円あまりになった。

 だから、一時は住民監査請求・住民訴訟も考えたけど、
 一昨日の臨時議会、私は結論としては、買取議案に賛成した。

 ともかく、議論の少ない議会はなくなってほしいね・・・そんな思いを持ちながら「議員の勉強会」を開き続けている。
 
 今年の第一回は、昨日7日と今日8日。
 場所は名古屋の「ウィルあいち」。
 ということで、昨日から、ここにカンヅメで勉強会。

 今年は、まだ若干名の余裕があるので、次回からご希望方も受け入れ可。

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2009年 議員と市民の勉強会 「議員の仕事・市民の仕事~まちをかえるのはあなた」

 ◆第1回 「議会で働くために必要な各種の基本を身につける」
― 知っておくべき 役所の支出や文書の「基本のき」―
日時 :2009年 8月7日(金)13時~8日(土)12時 
   8日午後~「オプション講座」(希望者の任意の相談に対応します)
 講師:寺町みどり&ともまさ tel 0581-22-4989(共通)

【内容の詳細およびタイムテーブル】 
8月7日(金)  開会 13:00(時間厳守) 
自己紹介及びテーマ
「議員としてのわたし(勉強会で獲得したいこと)」 

【セッション1】13:20~15:20(120分) 
議会の基本/議会の流れ、議会の構造、各議会の実態  
《総論》議会の基本、議員の仕事(発言)/議会の流れ・議会の構造(システム) 、
議会の活動能力とは
《各論》各議会の実態/調査結果&ディスカッション

【セッション2】15:40~17:10(90分)
役所の支出の基本/役所の仕事は公文書主義。情報公開との関係 
・支出の分類と定義
・委託料・補助金の違いと基本/契約と債権・債務
・文書の作られ方/仕事を定義づけるもの/自分の役所のことを肌で知る
・それらの支出に関連してどんな文書が作られているかを知る

【セッション3】17:30~20:00(150分) 
一般質問と議案質疑の基本/議会での実効性のある発言の手法 
一般質問と議案質疑の基本/一般質問・質疑の組み立て方
★「今後取り組みたい一般質問」のプレゼンテーション+コメント~課題4に即して
★「3月議会での一般質問の事後評価」のプレゼンテーション+コメント~課題5に即して
  
【セッション4】8月8日(土)9:00~11:30(150分)
9月は決算議会/決算審査を使いこなす~決算審査の基本~市民派議員として評価する 

《総論》決算とは何か/決算審査を使いこなす~決算審査の基本
《各論》 決算審査は政策(事業の)事後評価~決算全体の問い直し/決算審査の実際
~議員としての決算審査の手法

(1) 決算とは何か
   ・自治体財務・予算のしくみと流れ
・自治体財政の流れの理解と、議員活動を活かす時機
   ・「決算議会」の流れ
(2) 決算審査とは何か
   ・決算審査の重要性~予算審議との相違点と共通点
(3)決算審査は政策(事業の)事後評価~決算全体の問い直し
・決算審査の着眼点
(4)決算審査は自治体によってばらつきがある 
・各議会の習慣(議会手続き)を理解し報告する。
  ・他の議会のやり方を知る
(5)決算審査のじっさい~全員会員改正化?
  ・決算委員になれない議員はどうするか
  ・そこで、あなたはどうするか?(短期的に、長期的に)
(6)決算審査は「討論」で締めくくる
  ・挽回する、主張する、整理する。
  ・賛成討論するか反対討論するか。

市民派議員として自治体決算を評価する/評価手法と評価基準
決算審査にこう取り組む  ・決算審査でやりたいこと。

【感想とまとめ】
 参加者の感想、「第一回の勉強会で獲得したこと」と、講師のまとめ~2回目に向けて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【オプション講座】8月8日(土)午後~(希望者のみ) 
★いま、議員として議会活動で困っていること


今回の参加者は、12名。全員が現職の市民派議員です。
一泊二日で年3回の連続講座ですが、2回目以降の参加を希望する方は、
つれあいの「みどり」まで、電話 0581-22-4989 でお問合せください。


★2009年「M&T企画/議員と市民の勉強会」ご案内
テーマ「議員の仕事・市民の仕事 ~ まちをかえるのはあなた」

◆第1回 8月7日(金)~8日(土)
「議会で働くために必要な各種の基本を身につける
 ―知っておくべき役所の支出や文書の「基本のき」―」
      (上記に)
  
◆第2回 11月7日(土)~8日(日)
「実践編 まちをかえるのはあなた~基本は情報公開・議会改革」

1. 議員の仕事・市民の仕事~まちをかえるのはあなた
2. 基本は情報公開--第一回の文書を情報公開請求してみる
~公開度/公開文書の評価/非公開のときの対応
3. 一般質問の組み立て方/さらなるスキルアップのために
4. 議会改革 あなたの議会の納得できない慣例を変えるには

◆第3回 2010年 2月6日(土)~7日(日)
「予算の見方、市民派議員としての切り口」

1. 予算の基本、予算審議の流れ、
2. 取り組みたい予算の修正 増額 減額 新規に追加  
3. 一般質問と議案質疑の「事後評価」
4. 住民監査請求の実際~現場で使える直接民主主義の手法

●いずれも会場は「ウィルあいち」(名古屋市)、
前日13時から翌日12時まで


※ 各回とも日程終了後に、個別の相談に対応。

《講 師》 寺町みどり&ともまさ 

《対象者》「無党派・市民派」の議員および市民

(初参加者は別途、誓約書の提出が必要)

《参加費》 45000円を事前振込み(3回分)
 
《申込み》 先着順で定員15名

《お問い合わせ》寺町みどり  
   e-mail midori@ccy.ne.jp tel 0581-22-4989 

 ・初参加の方はまず電話でお問い合わせください。

 ・原則として部分参加はお断りしています。
《担当スタッフ》島村紀代美


以下に、昨年 2008年度の講座の報告 を 抜粋して紹介
  ↓ 2009年2月2日 む・しネットブログ から ↓
  2008年度「M&T企画/議員のためのスキルアップ講座」終了しました

  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 ↓ 2009年5月9日 む・しネットブログ から ↓
 (他の参加者の報告を読むには、各リンク先をどうぞ)

●第3回「M&T企画/議員としてのスキルアップの連続講座」報告
     プロジェクトスタッフ・島村紀代美   島村きよみの活動日記 ブログ
 1月30日(金)31日(土)、ウィルあいち(名古屋市)にて、第3回「議員としてのスキルアップの連続講座」を開催した。参加者は13名。寺町知正さんとみどりさんを講師とするスキルアップ講座の最終回である。今回のテーマはこれまでの講座の内容をふまえ、「一般質問と議案質疑のまとめ、情報公開、支出、予算審議など」。

 【セッション1】の「一般質問を深める」では、前回の講座で取り組んだ「12月議会の一般質問」のテーマについて各自が事後評価し、講師がコメントをする形で進められた。「獲得目標に届いたか?」、「その理由は?」を分析することがいかに重要かが見えてくる。講師からは質問のゴールをしっかり認識すること、必ず想定問答をすること等、多くのポイントが示された。

 【セッション2】は2部構成で、前半のテーマは「議案質疑を深める」。課題で提出した議案質疑の事後評価をもとに、よかった点、悪かった点を洗い出す。 
質疑は意見として述べるのではなく、一般質問と同様に意図をはっきり示すべきという講師からのアドバイスに、自分の質疑の問題点が明らかになった。

 後半の「一般質問、質疑のまとめ」では、参加者が事前提出した課題「一般質問でつまづいているところ」について整理した資料が用意され、講師のみどりさんからコメントがあった。テーマ選び、事前調査、目標設定、立論など各項目の「つまづいているところ」に即して、改善のポイントが的確に指摘されていく。

 【セッション3】も同じく2部構成で、前半は「3月議会に向けて=予算審議のために」。まずみどりさんから総論として「どこに軸足を置いて予算を評価すべきか」についてレクチャーがあり、続いて知正さんから具体的な予算審議の観点について細かいアドバイスがあった。
 
 こんなに注意すべき観点があるのかと、まさに「目からウロコ」。後半は「情報公開を高めることは自分の仕事に返ってくる」ということで、参加者各自が作成した非公開情報への異議申立てについて知正さんがチェック&アドバイス。

 2日目の【セッション4】は、「情報公開を広げるには」をテーマとして、前日に引き続き、情報公開のレクチャー。後半は「まちの支出を斬る」として、住民監査請求の立論と展開について実践的に学んだ。講座の中でも、もっとも参加者のニーズが高いテーマとあって、情報公開条例の対象になっていな第三セクターの公開をどう引き出すか、住民訴訟を視野に入れた監査請求書の書き方など、より深い内容について学ぶことができた。個別な「まちのおかしい支出」について情報共有できたのも大きな収穫だった。

 まとめの【セッション5】では、参加者が3回の講座で得たことや、次に学びたいことをコメントして終了した。 「すぐに使える」実践的な講座を受講したことで、みな議員として「スキルアップできた」と実感していた。講座終了後、住民訴訟の勝訴を勝ち取った人や、あらたに監査請求を提出された参加者もあることからも、現実に獲得したものは大きい。

 わたしは、2008年度の講座はプロジェクトスタッフを1年間担当した。主体的に関わったことで、わたし自身が前向きな強い気持ちで議会活動ができたと感じている。今後は学んだことをさらに議会の場で、市民と組んで、どう生かすかが重要。また常に基本に立ち帰りながら新しい視点を獲得し、情報共有できる場が自分にとってもまだまだ必要だ。

 ということで、2009年度も勉強会プロジェクトスタッフとして手を挙げた。市民派として学びを深めたいという方は、ぜひ参加をお待ちしています!

 ↓ 2008年12月22日 む・しネットブログ  から ↓
●第2回「M&T企画/議員としてのスキルアップ連続講座」報告 
  自分の議会を自己診断

      長野県下諏訪町・青木利子  G・Gダイヤリー心と心をつなぐブログ
 スキルアップ講座の魅力は何かと言えば「実践的テクニックを身につけられる」こと。獲得したことは即次の議会で実践できる。

今回の【セッション1】のテーマ「議会を改革する」では、まず自分の議会を他の議会と比較して客観的に見て何が問題かを把握することからスタートした。例えば「申し合わせ事項や慣例・習慣」については、参加者15名の所属議会がそれぞれに独自の運用をしており、文字通り「申し合わせ」ただけのものが多かった。あらためて「自分の議会がすべてじゃない」と自覚させられた。

私が議会で働くための武器は「地方自治法」や「会議規則」といった法律やルールだ。講師のみどりさんが常に言うように「相手が言ったことを鵜呑みにしない」で条例や規則に則った議会運営がされるよう厳しく立ち向かうことが大事だと再認識した講座でもあった。

「会議規則」どおりに議案質疑に通告制をとっているのはいいが、法的根拠のない「申し合わせ事項」で質疑を制限したり、一般質問をしたら質疑は控えるといった規制をしているところがあると聞きびっくりした。

私の議会では通告制ではないから自分の意志で本会議質疑ができる。むしろ質疑ができるのにしない議員が多いことの方が問題だと常々感じている。講座を聞いていたら、講師のともまささんから「通告制は必ずしも悪い面だけでなく、通告することで職員に考える時間を与えるため良い答弁に導ける場合もある」と指摘があった。通告にはそんな良い面もあるのかと知り、さっそく次回の議会では事前に担当課に聞き取りし質疑に臨みたい。 
 
ただ注意したいのは、本番でいきなりの質疑の方が良い場合もあることも頭に置く必要がある。いずれにしても議案質疑は事前にたくさんの情報収集や調査をしっかりした上で、自分に自信をつけて臨むことが基本だ。
今回の講座でも「場数を踏むことが大事」というみどりさんのアドバイスが私にとって一番身にしみた。

●一般質問を組み立てる   
      愛知県長久手町・小池みつ子 小池みつ子 HP     
 議会活動のなかで一般質問は、自分でテーマを決め調査し、限られた質問時間を使い、主張をもって論理展開し、執行部にただしていくもの。問題意識を持ったテーマのどれを取り上げていくか、政策決定や予算化などのタイミングも考慮しながら「次は何を取り上げようか」と議会ごとに考えるのは、結構わくわくする時間でもあります。しかし、実際に質問を組み立て、獲得目標に向かって、ぶれないで質問を重ねられたかというと、かなり疑問で毎回反省があります。

 さて今回の勉強会の【セッション2】は、この一般質問について。当日までの課題は、12月議会で取り組みたい質問テーマについて、獲得目標やそれに向けての立論など7項目について、指定の字数でまとめ提出。講師のみどりさんからメールで「獲得目標が漠然としている」などのアドバイスを受け、再度項目ごとに整理、組み立てをしました。

 組み立て直しながら、「獲得目標をしぼり込めず、結局あれもこれもとなって、どんどん広がってしまう」という、自分の陥りやすい傾向を自覚することができたと思います。思いつく質問をすべてするのでなく、獲得目標に向けて必要なことにしぼっていくことが、なかなかできていない点も再認識。

 講座のなかでは、「政策をつくる」のに必要な手順についてや聴き取り(ヒアリング)のコツについての具体的な話もあり、充実した時間となりました。聴き取った相手の話を鵜呑みにしないということ、聴き取り情報では行政にとって都合の悪い情報はでてこないということは、本当にそうだと思いました。私は普段はつい素直な(?)姿勢で聴き取りをしていました。

 相手を説得するには、「根拠に基づく論理的説得力を身につける」ことが必要。つい自分の思いを押し付ける姿勢になりがちですが、「相手の論理」も知り、自分の思う方向へ相手を誘導していくための「議論のコツ」のみどりさんの話にうなずきつつ、次の一般質問を丁寧に作り上げていこうと改めて思いました。

 議会の基本を知らない議員 
    長野県安曇野市 小林純子  小林じゅん子の種まき日記 ブログ
 「議会軽視」という言葉に象徴される「議員の特権意識」は厄介なものだ。おまけに議員の権限と特権を取り違え、口利きが大事な仕事だと勘違いしている議員もまだまだ多い。

 わたし自身は、権限と特権は違うと理解しているつもりだが、自分の意識や行動がどうかといえば自信はない。そんなわたしに《セッション1》「議会の基本を知らないと議員活動は安易に流れる」は、これまでに学んだことの総ざらいとなり、議員としてその権限を適切に行使するとはどういうことなのか、再確認するよい機会となった。

 そもそも「議会の権限」とはなにか。代表(間接)民主制における議会は、市民の代表である議員によって構成され、「その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」(憲法前文)とある。この権力の及ぶ範囲が権限である。議会には議決権、監査の請求権、自律権、調査権等いくつかの権限が与えられている。よく「議員には調査権がある」といわれるが、これはあくまでも議会の権限。個々の議員に与えられているのは、発言権、表決権、議案提出権等である。

 こうしてみると、議員の口利きなどその特権意識の表われであって、権限の行使とは別次元ということがわかる。議会・議員の権限は法を根拠とする限定的なもの。だからこそ議員は議会の正規のルールである自治法、会議規則、委員会条例を守る義務があり、これら法令に反する前例、慣例に従ったり、申し合わせなど作ったりはできないはずなのだ。

 しかし、権限を特権とカンチガイしている議員は、自分たちに都合のいい申し合わせを取り決め、結果として市民に背を向けることになっても気付かない。
こうした議員と一線を画し、数の論理に流されないためには、議会の基本を常に念頭におき自分の議員活動と照し合せること。そして、なにより市民のためにこそ議会・議員の権限を適切かつ最大限に行使することだ。


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 昨日の裁判員裁判の判決。
 ともかく、ご苦労様。
 今回のことを基に、いろいろな議論が進むと思う。

 検証のためにも、とりあえずは報道から記録。

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●初の裁判員裁判、殺人罪被告に懲役15年判決 東京地裁
        朝日 2009年8月6日22時24分
 東京地裁(秋葉康弘裁判長)で3日から始まった全国第1号の裁判員裁判は、最終日の6日、殺人罪に問われた無職藤井勝吉被告(72)に対し、裁判員6人と裁判官3人が一緒に話し合って決めた懲役15年の判決が言い渡された。市民の常識や感覚を刑事司法に反映させることを目的に導入された裁判員制度。初めての判決で裁判員らが選択したのは、検察側が求刑した懲役16年を1年下回る刑だった。

 裁判員らは3日午前に選任され、午後から連日の審理に臨んだ。5日午後から判決を決める非公開の「評議」に入り、6日まで評議を継続。午後、法壇に再び9人全員で並び、裁判長が被告に判決を宣告した。

 判決は、藤井被告が5月1日午前11時50分ごろ、東京都足立区内の自宅の斜め向かいに住んでいた整体師小島千枝=本名・文春子=さん(当時66)を口論の末にサバイバルナイフで刺殺したと認定した。審理では「殺意の強さ」をめぐって検察側と弁護側が争ったが、判決は検察側主張に沿う形で事実を認定。「ぶっ殺す」と叫んで被害女性の胸や背中を深く突き刺したことなどを挙げて「強い殺意」があったと認めた。

 そのうえで「人の命を奪った結果は誠に重大」「遺族の悲しみは深く、厳しい処罰を望んでいる」と量刑にあたって考慮した点を述べた。

 被告・弁護側は量刑を不服として控訴する方向で検討している。控訴審には市民が加わらず、裁判官だけで審理される。最高裁の司法研修所は「一審の結論を控訴審はできるだけ尊重すべきだ」とする研究報告書をまとめている。(向井宏樹)

●裁判員法廷 午後 初の判決 言葉分かる/荷が重そう/裁判に関心
       東京 2009年8月6日
 東京都足立区の隣人殺人事件をめぐる東京地裁での裁判員裁判は、六日午前、評議を再開した。午後の判決公判で判決が言い渡される。法律のプロではない裁判員六人の“常識”がどう反映されるか注目される。判決を前に、今回は裁判員に選ばれなかった元候補者たちにあらためて感想を聞いた。

 「被告がどういう気持ちで被害者を刺したのか、直接聞いてみたかった」。公判を傍聴した東京都中野区の自営業土生雅祥(はぶまさよし)さん(65)は自分なりに想定の質問が頭に浮かんだというが「被告に対する恐怖も感じた」と話す。

 従来の裁判は「専門用語のやり取りで分かりにくい」との印象だったが、今回は「言葉をかみ砕いたりイラストを使ったりして工夫していたので分かりやすかった」と評価。ただ、四日間に集中した審理日程は「三十代、四十代はいいが、六十歳ぐらいになると耐えられるのかな」と語った。

 江戸川区の男性会社員(48)は「女性裁判員が体調不良で(補充裁判員と)交代したと聞き、プレッシャーは相当だったと思う」とおもんぱかった。判決の見通しについては「あんなに重い求刑(懲役十六年)になるとは思わなかった。被告は七十二歳で、評議では皆さん悩むのでは。やはり裁判員には選ばれたくない」

 葛飾区の主婦(36)は「裁判員は思っていたより荷が重そう。被告と被害者双方にいろんな事情があったようで、裁判員に選ばれていたら判断に迷ったかもしれない」と、裁判員の役割の難しさを感じたよう。都内の会社員高木勇介さん(28)は「自分なりの判決を出してみたかった。裁判に関心が持てるようになった」と話した。

 一方、今後、選任される可能性のある現役の裁判員候補者はどう見ていたか。

 千代田区の主婦(61)は「報道がセンセーショナル。一回目に選ばれなくて良かった」と胸をなで下ろす。「裁判員の質問は適切でとても努力したと思う。国民みんなで司法を支えていこうという気持ちが、醸成されてきたように思う」

 板橋区の男性会社員(43)は「被告と被害者側の話が食い違い、どちらが正しいのか判断が難しい。あの程度の主張では被告の性格も分からない」と短期審理の限界を指摘。加えて「裁判員の質問内容までチェックされたら緊張する。初めてとはいえ、報道は行きすぎだ」と、メディアの姿勢に苦言を呈した。

●量刑評議、全員一致でなければルール複雑
        2009年8月6日12時22分 読売新聞
 裁判員裁判第1号事件となった東京・足立区の路上殺人事件を担当する裁判員6人と裁判官3人は、5日午後に続き6日午前も、東京地裁11階の一室で最終評議に臨んだ。非公開のため外からは見えない評議とは――。

 ◆評決の仕組み

 評議室は約80平方メートルの広さで、窓越しに国会議事堂方面の眺望が広がり、壁に絵画がかかる。大きなテーブルが中央に置かれ、そばには議論の整理に使うホワイトボードもある。

 今回の事件では、殺人罪に問われた無職藤井勝吉被告(72)が起訴事実を認めているため、量刑が主な争点となっている。検察側の求刑は懲役16年で、被害者遺族側は求刑意見で懲役20年を求めた。これに対し、弁護側は「一般の殺人事件より軽い刑を言い渡すべきだ」と訴えており、裁判員や裁判官の意見が分かれることも想定される。

 多くの裁判官は「評議に多少時間がかかっても、できれば全員一致を目指したい」と言う。それでも意見がばらついた時は「被告にとって最も不利な意見の人数を、次に不利な意見の人数と足していき、合計数が裁判官を含む過半数に達した時、その中で最も有利な意見を評決の結論とする」という複雑なルールを使う。

 例えば、懲役20年(裁判員2人)、同18年(裁判員3人)、同16年(裁判官1人)、同14年(裁判員1人、裁判官2人)の四つに分かれた場合、まず懲役20年の2人を同18年の3人と足した計5人で過半数になる。

 しかし、裁判官を含まないため、次の懲役16年の1人と足したところで初めて条件を満たし、懲役16年が評決の結論になる。仮に有罪・無罪が争われた時は、有罪の意見が裁判官を含む過半数だった時だけ有罪となり、それ以外はすべて無罪となる。

 ◆判決文

 結論が決まると、裁判官の1人が評議での議論の内容を整理し、パソコンで言い渡し用の判決文を作成する。判決文はA4判の白い紙に横書き。できあがると、裁判員は内容に間違いがないことを確認し、判決公判で裁判長が読み上げる。裁判員も同席する。

 言い渡しが終われば、裁判員の職務は終了。その後、裁判官3人は正式な判決文を作成し、署名、押印する。裁判員は判決文に署名せず、審理の経過を記録した公判調書にも「1番」「2番」などの符号でしか記載されないため、後で事件関係者が公判調書を閲覧しても、氏名が漏れることはない。

●裁判員裁判 事実・量刑理由詳しく 被害者・被告へ配慮
          河北新報 2009年08月07日金曜日
 東京地裁で開かれていた全国初の裁判員裁判で、殺人罪に問われた無職藤井勝吉被告(72)に6日、懲役15年の判決が言い渡された。判決スタイルの変化が注目されたが、約15分かけて宣告された判決は、従来と大差のない事実認定と量刑理由を示す一方、随所に「らしさ」も表れた。

 判決は「認定した犯罪事実」「争点に対する判断」「量刑理由」の順で構成され、近隣住民や遺族の証言、被告の供述を用いながら事件の背景や経緯、事実認定と量刑を決めた理由を詳細に説明した。

 認定した犯罪事実の中で特徴的だったのは、「殺意を持って」という従来の決まり文句を「死亡させると分かりながら、強い攻撃意思で」と、概念が分かりやすい言い回しに置き換えたことだ。

 量刑理由を説明するくだりでは、裁判員がさまざまな意見を交わした評議の経過もにじみ出た。「女手一つで息子2人を苦労して育て、人生の結実期を歩んでいた被害者の無念は計り知れない」。被害者に深く同情したこの表現には、裁判員6人のうち4人が30~50代の女性で、子を持つ母親が多かった事情が反映されたとみられる。

 また、「犯行を深刻に受け止めていたのか疑問だが、警察署に出頭しようとした」「本当に反省しているか疑わしいが、反省の弁も述べている」と、加重事情と軽減事情を並べた表現からは、不遇な生活の末に犯行に及んだ藤井被告の心中を察する意見が少なくなかったこともうかがわせた。

 スケジュール管理が徹底される裁判員裁判で長大な判決文を書く余裕はなく、簡略化は不可避とされてきた。特に仙台地裁は、量刑の理由を個条書きにして情緒性を排し、中身を骨と皮までそぎ落とす超簡略型の判決を試行している。

 だが、こうした判決スタイルには、被告に罪の意識を自覚させ、反省と更生を促す「感銘力」に欠けるとの指摘もある。

 最高裁は裁判員模擬裁判の成果と課題をまとめた報告書で、「刑を決める根拠となった事実や重視の度合いなど、検討過程が一定程度明らかになる説明が判決には必要」との考えを示している。

 簡略に傾きすぎず、量刑理由で「人の命を奪うのは、取り返しが付かない」などと諭したこの日の判決に、藤井被告が何度も「はい」と、納得の声を上げていたのが印象的だった。(報道部・若林雅人)

<説諭認めてもいい>
 「裁判官の爆笑お言葉集」などの著作があるフリーライター長嶺超輝さんの話 検察側と弁護側のバランスを取った相変わらずの判決理由だ。裁判員には近所に住んでいて土地勘のある人や、年代や職業、ライフスタイルが被告と近い人を入れてみるのもいいかも。判決後の説諭は裁判長の独壇場だが、裁判員にも被告に「これから頑張りや」などと語りかけることを認めてもいいと思う。人間関係が希薄になっている社会だからこそ、雷おやじがうるさく言ったり、おばちゃんがペラペラしゃべり始めて止まらなくなったりしたら、市民参加の裁判らしくなり面白い。

<意見を強く反映か>
 作家の佐木隆三さんの話 懲役15年は、軽くはない判決だ。裁判員の意見が強く反映されたように思える。裁判員は被告に身を寄せて考えようとしたものの、有利な事情が見つからなかったのではないか。審理を見ていると、裁判員が真剣に取り組んでいることがよく分かった。積極的に質問をしていたことも評価したい。

<事実認定甘さある>
 木谷明法政大法科大学院教授(刑事法、元東京高裁判事)の話 最終日だけ傍聴したが、求刑(懲役16年)とほぼ同じだった懲役15年の判決は、検察側の主張をほぼ丸のみしており、検察側の一人勝ち。被害者側の落ち度を一切認めておらず、事実認定が甘いのではないか。裁判員は、被告の前歴や生活態度が良くないと感じたのだろうと思う。「最低でも懲役20年を」と要望した遺族代理人の求刑意見も量刑に影響を与えたのではないか。

<評議進行の対策を>
 三島聡大阪市立大教授(刑事法)の話 記者会見で裁判員は「評議は発言しやすい雰囲気だった」と話したが、評議での話し合いが刑の決定というゴールに向かって適切で組織だっていたかは不明だ。刑事裁判の素人が裁判に加わることで評議運営は困難になりかねない。しかも裁判官は市民が参加するような形での話し合いに不慣れで、進行がうまくいくとは思えない。適切な評議進行のための十分な対策が必要で、研修体制や評議の際のチェックリスト整備、模擬裁判の継続的実施などが早急に検討されるべきだ。

◎検察「努力報われた」/弁護人「理解得られず」/裁判長「充実していた」

 東京地裁で4日間にわたった裁判員裁判を連日傍聴した東京地検の青沼隆之特別公判部長は6日、判決後の取材に応じ「裁判員の方の熱心でまじめな態度を見ていて、感銘を受けた。いい制度になっていくのではないか。検察官として努力していきたい」と述べた。

 裁判員の記者会見をテレビで見たという青沼部長は「『検察側の主張が分かりやすかった』と評価していただき、これまでの準備や努力が報われた」とほっとした様子。

 判決が「強い殺意があった」と検察側の主張を全面的に認め、懲役16年の求刑に対し同15年を言い渡したことには「すべての争点についてよく評議されているとの印象を持った」。


 主任弁護人を務めた伊達俊二弁護士は6日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、藤井勝吉被告(72)が判決後に「自分と同年代ぐらいの人生経験を積んだ裁判員だったら、自分の主張を分かってもらえたかもしれない」と話したことを明らかにした。

 被害者のバイクの止め方をめぐるトラブルが事件の背景にあったとしていた被告は「人生経験を積んだ人なら少しぐらいは分かってもらえたはず」と打ち明けたという。

 公判で弁護側は「真相を明らかにしたい」という被告の意向を受け、謝罪だけではなく、被害者にも非があったとの主張を展開したが、伊達弁護士は「集中審理の短い期間で理解を得られなかった。裁判員から反省の態度がないと思われたかもしれない」とした。


 全国初の裁判員裁判で裁判長を務めた東京地裁の秋葉康弘判事は6日の判決後、「裁判員、補充裁判員の方々には熱心に審理や評議に参加していただき大変感謝しています。裁判官と裁判員とが一つになって裁判を行うという裁判員制度の目的にかなった充実した裁判だったと考えています」とのコメントを出した。

●裁判員裁判:初の判決 被告に懲役15年 裁判員、会見で重圧語る
       毎日新聞 2009年8月7日
 ◇主婦にできるか不安だったが皆と成し遂げた
 東京都足立区の殺人事件を巡る全国初の裁判員裁判で、東京地裁(秋葉康弘裁判長)は6日、隣家の女性を殺害したとして殺人罪に問われた藤井勝吉被告(72)に懲役15年(求刑・懲役16年)を言い渡した。公判を終えた裁判員6人、補充裁判員1人は、判決後に全員が匿名で記者会見。ピアノ教師の女性(51)は「いろいろ話し合う中で(判決を)決めた。不安というか心が揺れて大変だった」と、重い選択に市民が加わることの難しさを語った。一方で裁判員らは重責を果たした充実感もにじませた。

 裁判員と補充裁判員を務め終えたのは、38~61歳の男性3人と女性4人。5人が撮影にも応じた。

 女性契約社員(38)は「私みたいな一般の主婦が裁判に参加できるか不安だったが、皆さんと一つのことを成し遂げた」と語った。

 一方、補充裁判員として選ばれ、3日目から裁判員として審理に加わったアルバイトの男性(61)は「人のすべての自由を奪う重大な結論を出さなければならない」と重圧を説明した。そのうえで「被告、被害者のことを考えた。こういった社会がどうしたら少しでもなくなるんだろう。興奮してきてちょっと泣きました」と、判決前夜の心境を振り返った。

 検察、弁護側の立証や、判決を決める「評議」の雰囲気に関しては、高く評価する声が相次いだ。補充裁判員の男性会社員(38)は、双方の立証方法を「(必要な)情報を漏らすことなくまとまっていた。ビジネスに使うプレゼンテーション用資料に近い」と話した。評議も「堅い雰囲気と予想したが、(大学の)ゼミのようで素直な意見交換ができた」などの感想が続いた。

 公判日程については「4日あれば理解できる」「与えられた時間でやるしかない」と受け止め方は分かれ、男性会社員(43)は「複雑で証人が多い事件や死刑が絡むようだと4日間では日数が少ない」と指摘した。裁判員は生涯、評議の内容を話してはならない守秘義務が続くが、全員が「守ります」と述べた。【銭場裕司】

 ◇求刑16年に懲役15年
 判決は、最大の争点となった殺意の強さについて、検察側の主張を全面的に採用した。「『ぶっ殺す』と言う被告の声を聞いた」などと証言した近所の住民3人の証言について、判決は「信用性が高い」と指摘。「強い攻撃意思を持っていた」と強固な殺意も認定した。

 藤井被告は「被害者から『やるならやってみろ』と言われた」と主張したが、判決は「信用しがたい」と退けた。動機は「被害者に憤りを感じていた中、文句に言い返されて怒りを爆発させた」と認めた。

 量刑の理由について「身勝手で短絡的。遺族は厳罰を望んでいる」と指摘。反省の弁を述べたことも酌んだとしている。

 判決によると、藤井被告は5月1日、自宅近くの路上で、韓国籍の小島千枝(本名・文春子)さん(当時66歳)をサバイバルナイフで3回刺し殺害した。【安高晋、岩佐淳士】

 ◆同じくらいの年なら理解されたかも--被告

 ◇主張認定されず--弁護側
 「被告の言い分が認定されなかった」。弁護側の伊達俊二弁護士らは記者会見で、残念そうな表情を浮かべた。

 伊達弁護士は判決直後に被告と接見した。6人の裁判員は被告よりすべて若かった。藤井被告は「裁判員が自分と同じくらい人生経験を積んだ人だったら、考えを分かってもらえたかもしれない」と話したという。

 ◇理解得られた--検察側
 判決後、東京地検の谷川恒太次席検事は東京・霞が関の庁舎で記者会見し、「新たな制度の下で工夫に努めた検察の主張、立証に裁判員のご理解が得られた。今回の経験を踏まえ、分かりやすく、迅速、的確な主張、立証に一層努めたい」とのコメントを発表した。

 ◇裁判員に感謝--裁判長
 秋葉康弘裁判長は判決後「裁判員・補充裁判員の方々には熱心に参加いただき、大変感謝しています。制度の目的にかなった充実した裁判であったと考えています」とのコメントを発表した。

●「ほっとした」「守秘義務、守る」 判決終え裁判員会見
      朝日 2009年8月6日21時27分
一部の裁判員経験者は記者会見を終えた後、報道各社の補足取材にも応じた=6日午後5時11分、東京・霞が関の司法記者クラブ、上田潤撮影
 任務を終えた裁判員は6日、東京地裁で記者会見に応じた。裁判員6人全員と補充裁判員1人が会見場に姿を見せ、感想を語った。

 7人は30~60歳代で、4人が女性。会社員や栄養士など職業は様々で、仕事を休んだり、子どもを保育園に預けたりして裁判に参加したという。7人は口々に「ほっとした」「やっと終わった」と話し、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 モニターや図面を活用した「目で見て分かる」ように工夫された審理は、全員が「よく理解できた」と評価した。評議では「自分の意見が言いやすかった」といい、守秘義務については全員が「守る」と答えた。

 裁判員2番だったピアノ教師の女性(51)は「いろんな立場で考えることができ、いい経験になった」と今後裁判員を務める人たちにエールを送った。一方で、被告の刑の重さを決める上での負担感について、裁判員1番だった会社員の女性(50)は「最後までこれでよかったのか分からない」と話すなど、重責を感じたという意見も出た。

 7人全員が氏名を明かさなかった。5人は撮影の取材にも応じた。(中井大助)

●16地裁で23件、日程決まる=性犯罪や少年事件も-起訴延べ350人・裁判員裁判
        時事 2009/08/06-22:42
 裁判員裁判の対象事件はこれまで追起訴を含めて延べ約350人が起訴されており、今後は16地裁で24件(6日時点)の審理日程が決まっている。
 8月はさいたま地裁で1件、9月は青森地裁をはじめ、11地裁で14件、10月は7地裁で9件が予定されている。

 2番目の裁判員裁判は今月10日~12日、さいたま地裁で開かれる。駐車場で男性の左胸などを包丁で刺したとして解体工の男(35)が殺人未遂罪に問われた事件で、借金をめぐるトラブルがあったとされる。

 起訴内容に争いはなく、10、11の両日で被害者の証人尋問や被告人質問を実施。結審後、裁判員と裁判官で評議し、判決は12日午後の見通し。地裁は63人の裁判員候補者に呼び出し状を発送している。

 9月2日~4日の青森地裁の裁判員裁判は対象が強盗強姦(ごうかん)事件で、初めて裁判員が性犯罪を審理する。同月8日からはさいたま地裁で、事件当時少年の外国人(20)の強盗致傷事件が審理される。

 日程が決まったのは起訴内容をおおむね認めている事件で、無罪を主張したり、死刑の適用が争点になったりする事件は公判前整理手続きに時間がかかり、裁判の開始は今冬以降になるとみられる。

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 3日目の裁判。
 こんなに注目されて、詳しく報道されるのは、全国に先がけての第一号の裁判だからなのは間違いない。

 次からの各地方裁判所での裁判は、ローカルで流れる程度だろう。

 だから、各地の裁判員候補も、国民も注目しているのだろう。

 ・・ということで、「裁判員の全員が質問」との昨日の記録は残したい。
 どんどん質問していいんだ、そんな前例となった。

 それにしても、この短期のハード・スケジュール。
 裁判員の積極参加が増えるほど、検察も弁護側も十分に対処できるのか、
 そもそも、裁判員自体、十分に検討できるのか、その疑問を露呈させている。

 これが、死刑の宣告の可能性がある事件としたら、なおさら・・・
 ともかく、今日の午後は判決。

 今朝、記録するのは、次のテーマ。

●全裁判員が被告に質問 第1号裁判結審、6日午後に判決
●「なぜナイフを」=裁判員、手元にメモも-6人、被告に質問次々
●「注目度高く精神的負担」か?裁判員の1人交代
●裁判員に質問「ハッとした」 弁護スタイルの課題も指摘
● 裁判員裁判:最終評議を開始…6日に判決 東京地裁

●裁判員裁判対象の被告病死=長女切り付け、殺人未遂-松山

●日弁連、全弁護士に「情報を」 判決文や審理時間の提供要請 
    ◇最高検、最高裁も

● 陪審制や参審制とは違うのですか。
        裁判員制度 | 裁判員制度Q&A

●恐くない!難しくない! 女性のための裁判員ファーストレッスン

●【米国ブログ】日本で始まった裁判員制度に米国でも関心

●裁判員制度はいらない! 大運動

 なお、こちらは今日は臨時議会。
 それが済んだら、明日7日、あさって8日と名古屋で開く「講座」の資料やデータ整理をするなど、講師としての準備。

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●全裁判員が被告に質問 第1号裁判結審、6日午後に判決
         日経 2009.8.5
 東京都足立区の路上女性刺殺事件を巡る全国第1号の裁判員裁判は5日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で3日目を迎えた。検察側は論告で懲役16年を求刑した。裁判員6人全員が被告人質問し、犯行にナイフを使った理由や犯行状況などを尋ねたほか、遺族側も求刑意見で懲役20年を求めるなどし、公判は同日正午、結審した。

 午後から、裁判官3人と裁判員6人が判決を話し合う非公開の「評議」入りする。殺意の程度や刑の重さを巡り、市民感覚が量刑判断にどのように反映されるか、裁判員制度に基づく初の判決は6日午後に言い渡される。

 求刑を受けたのは、近隣に住む女性整体師(当時66)をナイフで刺殺したとして、殺人罪に問われた無職、藤井勝吉被告(72)。

●「なぜナイフを」=裁判員、手元にメモも-6人、被告に質問次々
           時事 2009/08/05-12:49 
 「なぜナイフを持ち出した」「死ぬかもしれないと思ったのに救急車を呼ばなかったのか」。全国で初めて裁判員が参加した隣人殺害事件の審理は3日目。東京地裁では5日午前、法壇に並んだ6人の裁判員全員が約10分間にわたり、証言台前に座った藤井勝吉被告(72)に質問をした。

 秋葉康弘裁判長が「裁判員1番さんから質問があります」と述べると、傍聴席から見て一番左の女性裁判員が、手元のメモを見た後で「なぜ言い争いになって最初にサバイバルナイフを持ってこようと思ったのでしょうか」と切り出した。

 「ナイフで脅したら、相手が納得すると思った」と答える藤井被告。女性裁判員が「なぜほかの、包丁とかではなく」と重ねて尋ねると、被告は「包丁はもっと危険だと思った」と述べた。

 右隣に座る女性は、長女の遺品だった大切なナイフを凶器にした点を問いただした。被告は言いよどみながら、「そこまで気付きませんでした」と答えた。

 続いて、この日裁判員になったスーツ姿の男性が質問。「死ぬかもしれないと思ったのに、救急車や110番をしなかったのか」。近所の人がすると考えたとの返答に、男性裁判員は被告を見据えながら「死ぬかもしれないと思いながらそうしたのか」としっかりした口調で確認した。

 前日に初めての質問をした女性裁判員は、被害者に押し返されたとする被告の主張について、「間違いないんですね」と念を押した。

 その右隣の女性は、逮捕された際の所持金を確認。最も右端に座る男性裁判員が、被害者ともみ合いになった際の細かい状況を尋ねた。

 その後、裁判官に続いて、改めて新たな男性裁判員が質問。「刺したときの感覚は記憶にあるのか」「ナイフは何に使っていたのか」と問いを重ねた。

 公判は予定より10分遅れで開廷。裁判員の1人が女性から男性に代わっており、廷内が一瞬ざわついた。

●「注目度高く精神的負担」か?裁判員の1人交代
           スポニチ  2009年08月05日 12:23
 全国初となった東京地裁の裁判員裁判で5日、裁判員の女性1人が体調不良を訴え、補充裁判員に交代した。原因は明らかにされていないが、精神科医の和田秀樹さんは「注目度が高い上、過密スケジュールで責任も重い。裁判員に大きな精神的な負担がかかった可能性はある」と指摘する。

 裁判は3日午後から始まり、4日は午前10時から午後5時すぎまで終日審理が続いた。負担軽減のため休憩時間が何度も挟まれたが、100人近い傍聴人の視線を受け続け、一挙手一投足が詳しく報道されている。

 和田さんは「慣れない環境で興奮状態が続く。人によっては体に変調を来すだろう。裁判所は十分配慮していたのか」と疑問を投げ掛ける。

 一方で、補充裁判員への交代については評価。「裁判員から絶対に逃げられない、と思う方が精神的によくない。結果的には『体調が悪くなれば代われる』ということを示すいい前例になったのではないか」と話している。


【裁判員 熟慮(3)】「質問いいですか」突然の裁判員の申し出に声がうわずる裁判長(10:30~10:40) (3/4ページ)
   サンケイ 2009.8.5 11:50
《秋葉康弘裁判長から藤井勝吉被告への質問が続いている。裁判長は事件当日の藤井被告の行動を改めて聞き直していく》

・・・・・

 《裁判長の質問が終わると、この日補充された裁判員7番(男性)が、「質問いいですか」と声をあげた。これまで、裁判長の質問に淡々と答える藤井被告をじっと見つめ続けてきた裁判員7番(男性)。突然の申し出に、裁判長も驚いたのか、うわずった声で「裁判員7番」と指名。傍聴人の目が一気に裁判員7番(男性)に集まった》

 裁判員7番(男性)「犯行時のことを無我夢中で何も覚えていないと言っていますが、刺したときに感覚があるとも言っていて、犯行時のことは記憶にあるのですか」

 藤井被告「刺したときの感覚はあります。後のことは覚えていません」

 《7番の男性裁判員はその後も質問を続ける。藤井被告は相変わらず淡々と、受け答えを続けている》
 裁判員7番(男性)「犯行時のことを無我夢中で何も覚えていないと言っていますが、刺したときに感覚があるとも言っていて、犯行時のことは記憶にあるのですか」

●裁判員に質問「ハッとした」 弁護スタイルの課題も指摘
         スポニチ 2009年08月05日 14:05
 全国初の裁判員裁判で被告の弁護人を務めた伊達俊二弁護士らは5日、結審後に東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、判決を控え「わたしたちにできることは終わった。裁判員には冷静な判断をお願いしたい」と述べた。

 裁判員の質問について、伊達弁護士は「的確で感心した。どこに目線があるのか分かってよかった」と評価。特に被告が娘の遺品のナイフを犯行に使った理由を尋ねた質問には「わたしたちには考え付かない。ハッとしました」と感想を語った。

 裁判員裁判について「今回の裁判が報道されれば『専門家でなくても、自分の疑問をそのままぶつければいいんだ』と理解されていくのでは」と期待する一方、「わたしたちはパソコンを使ったが、主張の方法はいろいろある。新しい制度での弁護の在り方は今後の課題」と指摘した。

● 裁判員裁判:最終評議を開始…6日に判決 東京地裁
       毎日新聞 2009年8月6日 0時36分
 全国初の裁判員裁判は5日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で結審し裁判員6人は裁判官3人と評議を始めた。6日に判決を言い渡す。殺人罪に問われた無職、藤井勝吉被告(72)は起訴内容を認めており、量刑を中心に話し合いが進められたとみられる。検察側は懲役16年を求刑、弁護側は寛大な判決を求めている。

 伊達俊二・主任弁護人は「裁判員は冷静な判断を」と訴え、青沼隆之・東京地検特別公判部長は「主張は理解していただけるのでは」と話した。地裁は5日、裁判員の女性の欠席理由を「風邪」と発表した。【安高晋】

●裁判員裁判対象の被告病死=長女切り付け、殺人未遂-松山
         時事 2009/08/05-12:37
 家族間のトラブルから長女らに包丁で切り付けたとして、殺人未遂罪で起訴されていた被告の男(66)が病死したことが5日、分かった。松山地検が同日発表した。起訴は6月19日で、裁判員裁判の対象事件だった。

 地検によると、被告は拘置先の松山刑務所(愛媛県東温市)で持病が急に悪化。松山市の病院に搬送されたが、3日午前7時ごろに死亡が確認された。地検は「起訴時には拘置に耐えられると判断していた」としている。

●日弁連、全弁護士に「情報を」 判決文や審理時間の提供要請  ◇最高検、最高裁も
            毎日新聞 2009年8月5日
 裁判員裁判対策のため日本弁護士連合会は、全国の弁護士会を介し、会員である全弁護士に判決文などの提供を求める依頼文を送付した。審理時間などのデータも含まれ、日弁連によるとこれほど詳細な情報提供の要請は初めて。最高検も公判だけでなく捜査や裁判員選任手続きなどの検証を全地検に指示しており、双方が急ピッチで対策に乗り出している実態が浮かんだ。

 日弁連裁判員本部によると、宮崎誠会長名で先月、東京の3弁護士会と各道府県弁護士会の会長に依頼した。判決文のほか、公判前整理手続き終了時に起訴罪名、審理予定日、争いの有無といった基礎的な情報や、判決後に裁判員候補者から裁判員を選ぶ「裁判員選任手続き」の概要、実際の審理日数や時間、求刑や量刑の提供を求めた。

 元々、各弁護士は独立色が強く、日弁連による情報集約は難しい。しかし、裁判員本部は「新制度への対応は非常に重要。要請に応じるかどうかは、各弁護士の判断だが協力をお願いした」と語る。今後は集まった判決文を読み込むなどして実態分析を行い、弁護活動に生かすノウハウを集積する方針。

 一方、最高検も今春、裁判後に検証会議を開き、その結果を高検を介して報告するよう全地検に指示した。各地検は▽捜査段階で核心をとらえた調書を作成したか▽冒頭陳述で視覚に訴える立証ができたか▽被告の公判供述に適切に対応できたか--などを検討し、対策をまとめて報告する。

 最高裁も、評議時間や開廷日数などのデータを各地裁から集める。さらに裁判員を対象に実施するアンケート結果を検証機関である最高裁の「有識者懇談会」に提供し、改善策作りに役立てるという。【銭場裕司、岩佐淳士】

 ● 陪審制や参審制とは違うのですか
        裁判員制度 | 裁判員制度Q&A
 諸外国においても,国民が刑事裁判に参加する制度を導入している国は多数あります。国民が裁判に関与する形態等はそれぞれの国によって様々ですが,おおむね陪審制と参審制に分けることができます。

 陪審制とは,基本的に,犯罪事実の認定(有罪かどうか)は陪審員のみが行い,裁判官は法律問題(法解釈)と量刑を行う制度です。陪審員は,事件ごとに選任される点に特色があります。陪審制は,アメリカやイギリスなどで採用されています。

 参審制とは,基本的に,裁判官と参審員が一つの合議体を形成して,犯罪事実の認定や量刑のほか法律問題についても判断を行う制度です。参審員は,任期制で選ばれる点に特色があります。参審制は,ドイツ,フランス,イタリアなどで採用されています。

 裁判員制度は,裁判員と裁判官が合議体を形成するという点では参審制と同様です。
 ただし,裁判員は事実認定と量刑を行い,法律問題は裁判官のみで行う点で参審制とは異なります。
 他方,裁判員が事件ごとに選任される点では陪審制と同じです。

 このように,裁判員制度は,参審制・陪審制のいずれとも異なる日本独自の制度だと言うことができます。


   恐くない!難しくない! 女性のための裁判員ファーストレッスン

著者からの言葉・著者紹介

 「裁判員になるのが恐い」と思っている女性がたくさんいると知って、私はとても驚きました。裁判員に選ばれるなんて、一生に一度かもしれないチャンスです。それを、ただ「恐い」という理由で参加しないのは、なんともったいないことでしょうか。この本は、女性が読みやすいように、イラストをたくさん入れて全ページカラーにしました。

 裁判員を恐いと思っている女性が、この本を読んで少しでも裁判員に興味を持ってくださったら嬉しい限りです。裁判員になるのに、難しい勉強など必要ありません。選ばれた方はもちろん、まだ選ばれていないあなたも、ぜひ読んでみてください!

 弁護士。日本女子大学文学部英文学科卒業。
 普通のOLを経験した後、司法試験の勉強を開始し、弁護士となる。
 自らが法律の難解さに苦労した経験から、一般の人に分かりやすい法律解説を心がけている。主な著書に『弁護士の仕事がわかる本』(共著、法学書院)がある。


●【米国ブログ】日本で始まった裁判員制度に米国でも関心
       Y! V 2009/08/04(火) 10:14
 一般国民が裁判員として参加する初の裁判が3日、東京地裁で行われた。日本が第二次世界大戦以来60年以上ぶりに裁判員制度を再開したとして、米国でもニュースなどで伝えられている。

  大学で法律を教えるDouglas A. Bermanは、ブログでこのニュースに関する記事を引用し、紹介している。記事では裁判に参加することに消極的な人もいて、評決が求められたらどうするべきなのかわからないとの意見があることなどが伝えられており、これについて筆者は「透明性がある公正な裁判を行うために始められる裁判員制度であるはずなのに、裁判で自分の意見を言うことに抵抗があるとすれば残念なことだ」と記している。

  ブロガーJasonは、制度の内容について「より公正な裁判を行うために始められた制度のはずだが、裁判官3人のうち1人以上の評決が裁判員の多数意見と一致している必要があるという点はいかがなものか」と疑問を投げかけている。同時に「米国の陪審員制度にも欠点がないとは言えない」とし、「日本が60年以上ぶりに再開させた裁判員制度の今後に注目していきたい」と記している。(編集担当:松井望・山口幸治)

  裁判員裁判を育てる市民の会
       トップページ
 私たちは、「市民の裁判員制度・つくろう会」での活動を通じて、市民による司法制度のチェックが必要であることを痛感いたしました。
 市民が裁判員制度の意義を理解し、真に裁判官と協働するためには的確な制度運用とそれを監視、検証することが不可欠であると考えます。
 そこで私たちは、新たな視点から活動を始めることといたします。

裁判員・裁判員候補者 のみなさまへ
 当会では、司法が市民参加によってより市民に理解され、信頼される制度となることを目指して様々な啓発、要請活動を行っています。

 裁判員制度はその第一歩として大切な制度です。

 そこで、裁判員ご経験者には「評議」について、裁判員候補者の方には選任手続きについて率直なご意見を伺いたいと考えております。

 ご協力いただける方は下記までご連絡ください・・


裁判員制度はいらない! 大運動 TOP



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 裁判員裁判の報道、どれを見ていても面白い。
 私は、本人訴訟で行政訴訟を50件ほど(3件は弁護士とともに)やってきた。
 弁論と判決は、「地裁」「高裁」「最高裁」それぞれに別個にあるので、素人でも、地裁、高裁、最高裁と立った法廷の場数は知れない。

 でも刑事事件は、直接の当事者になったことはない。
 時々、裁判の合間に刑事法廷をのぞいたりしたことがある程度。ロープをつけて法廷に入ってくる被告人を見かける。
 それと、ここの旧高富町の町長が汚職で捕まった刑事事件の公判、次の町長も汚職で捕まったその刑事事件、それらは全部傍聴した。
 だから、ある程度の刑事法廷の雰囲気は分かっている。

 とはいえ、裁判員裁判は、誰もが初めて。

 だから、報道は興味深い。

 特に面白いと思ったのは、
 質問した裁判員のことと、次。

  「法の日:最高裁長官、記者会見欠席へ
   裁判員法を違憲だと裁判が起こされた場合、
   大法廷で憲法判断をする可能性があるほか、
   裁判員裁判で審理された事件の上告審を担当することも想定される」

 最高裁も、いずれも裁判員制度が違憲問題に発展することは覚悟しているらしい。
 今日は、次の報道を記録しておこう。

●重圧、遠慮…質問は1人 『何でも聞ける雰囲気を』
●裁判員、証人に初の質問 第1号裁判2日目
●初の裁判員裁判の傍聴券求め 2382人が長い列
●質問少なく「残念」=検察側は内容評価-弁護人・裁判員裁判2日目
●予断避けるため、裁判員入廷前に手錠・腰縄外す
●スタート裁判員:売れない関連本、ゲーム… 注目高まり「反転攻勢」?
●裁判員事件担当の2弁護士に業務停止 大阪弁護士会
●法の日:最高裁長官、記者会見欠席へ 裁判員制度に配慮
●直接・口頭主義を徹底 裁判員裁判 調書とのバランス課題
●初の裁判員裁判、結審へ 5日に評議入り、量刑どう判断

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●重圧、遠慮…質問は1人 『何でも聞ける雰囲気を』
        東京 2009.8.5
 全国初の裁判員裁判となった東京都足立区の隣人殺人事件の公判で四日、殺害された被害者の長男らの証人尋問などが行われ、裁判員から初めて質問が出た。だが、質問したのは裁判員六人のうち一人にとどまり、法律のプロから「『こんな質問では』と遠慮したのでは」「裁判員がどう見ているか聞きたかった」と残念がる声が上がった。 

 午前の公判で、被害者の整体師文春子さん=当時(66)=宅近くに住み、犯行当日にナイフを持った無職藤井勝吉被告(72)を目撃した女性が証人として出廷した。

 検察、弁護側双方の質問が終わると、秋葉康弘裁判長が「裁判員、補充裁判員とともに退廷するので、証人は待ってください」と告げ、ほかの裁判官二人、裁判員六人、補充裁判員三人とともに法壇後ろの扉から一時退廷した。

 約五分後に法廷に戻った秋葉裁判長らの補充質問後、同裁判長は裁判員らに顔を向けながら「よろしいですか」と尋ねた。裁判員らが首を振るなどのしぐさで質問がない旨を示すと、女性の尋問は終わった。

 秋葉裁判長は、検察、弁護側双方の質問が済み、裁判員が質問できる場面になると、決まって休廷を宣言、法廷から姿を消した。この日の公判では同様の場面が三回あった。

 秋葉裁判長が、質問したくても、緊張してなかなか踏み切れない裁判員に配慮した措置とみられるが、結果として、質問した裁判員は一人。裁判員の質問機会は、最終日の五日の被告人質問を残すのみとなった。

    ◇

 この日の公判を傍聴した元東京地検公安部長の若狭勝弁護士は「市民参加による裁判は、裁判員自らが直接被告に質問をぶつけて、事件を理解することに意味があるはずだ」と指摘した。

 さらに「裁判員には『こんな質問をしたらばかにみられるかもしれない』と消極的な人もいるかもしれないが、どんな変な質問でも聞いていいんだ、という環境づくりをすることが裁判所の今後の課題だ」と訴えた。

 藤井被告の弁護人伊達俊二弁護士は「裁判員の口から直接本当のところを聞きたかった。質問が直接聞ければ、裁判員がどう見ているのかを判断しやすい。一人しか質問が出なかったのは残念だ」。頻繁に休廷した裁判長の訴訟指揮には「その分の時間を証拠調べに使ってほしかった」と不満を述べた。

 「プロでも疑問に思う点で、非常に的を射た質問だった」と裁判員の質問を評価したのは、東京地検の青沼隆之特別公判部長。ただ、「質問するのはなかなか勇気がいるのでは。第一号裁判の特殊性かもしれないが、傍聴席に有名人ばかりいる中できついんじゃないかな」と話した。

被告人質問で真剣味増す
 三日の初公判の冒頭に認否を述べて以来、藤井被告が法廷中央の証言台に着いた。裁判員らの表情が一層の真剣味を帯びた。

 弁護人 被害者は(被害者一家のバイクの置き方を被告に注意されて)気をつけると言いましたか。

 被告 言いません。「これは自分の家の道路だ。私の勝手だ」と。「生意気言うんじゃない」ときつい言葉で言われた。

 弁護人の質問に沿う形で被害者側に問題があったと主張する被告の態度に、険しい顔つきをする裁判員もいれば、うなずく裁判員も。続いて検察側が質問し、凶器のサバイバルナイフを見せて被告を追及した。

 検察官 女性相手に、なぜナイフを持ち出す必要があったんですか。ナイフで脅せば犯罪になることは分かっていたはず。

 被告 気がつきませんでした。

 時に口ごもる被告の真意を測るように、裁判員らはやりとりを見守る。被害者参加制度に基づき、遺族の代理人弁護士が思いをぶつけた。

 弁護士 (被害者が、被告が置いた猫よけのペットボトルを倒したことが)刺して殺す理由になるんですか。

 被告 理由にはなりません。

 弁護士 遺族は謝罪をひと言も聞いてない。なぜですか。

 被告 手紙では謝りきれないし…。

 検察官と弁護士の間に座った被害者の長男が、被告に鋭い視線を向ける様子を裁判員らはじっと見つめた。

●裁判員、証人に初の質問 第1号裁判2日目
           日経 8.4
 東京都足立区の路上女性刺殺事件を巡る全国第1号の裁判員裁判は4日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で2日目の審理が開かれた。被害女性(当時66)の長男(37)の証人尋問では法廷の証言と供述調書の食い違いを巡り、女性裁判員が長男に質問した。裁判員が審理で質問したのは初めて。5日午前に結審、判決は6日、言い渡される見通し。

 この日は午後1時から被害者の長男の証人尋問が始まった。弁護側が長男の捜査段階の供述調書に言及。調書では「おふくろは気が強くて、近所の人ともしょっちゅうケンカをしていた」とされていたが、長男は法廷で「調書のことは覚えていない。近所とトラブルがあったなどの記憶はない」と調書内容の一部を否定した。

 長男に質問したのは、女性裁判員の1人。秋葉裁判長は裁判員が特定されないよう配慮して「4番の方」と番号で呼び掛け、質問を促した。

●初の裁判員裁判の傍聴券求め 2382人が長い列
           スポニチ 2009年08月03日 11:37
 報道各社のヘリコプターが旋回する中、東京地裁には、傍聴を希望する2382人が58の一般傍聴席を求めて長い列をつくった。倍率は約41倍だった。

 午前8時20分の開門前から日傘を片手に訪れる人も。10時ごろ、抽選番号が印字された整理券が配られ始めると早々と100人近くが並んだ。

 司法試験を受験中の川村覚さん(26)は「市民が審理に加わり、どのように変わるのか見てみたい」。地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズヱさんは「裁判員裁判の第1号として注目されているが、被害者側から見て、どんな審理になるのか見届けたい」と話した。

●質問少なく「残念」=検察側は内容評価-弁護人・裁判員裁判2日目
       時事 2009/08/04-20:58
 初の裁判員裁判2日目を終え、主任弁護人の伊達俊二弁護士は、裁判員からの質問が1問しかなかった点について、「裁判員の質問が直接聞ければ、どういう点を見ているのかが分かりやすかったので、1回だけだったのは残念だ」と述べた。

 午前中、裁判官が裁判員に代わって質問したような場面について、吉田繁実弁護士は「裁判員に質問してもらうための工夫だろうが、生の声が聞こえなくなる印象がある」とした。

 伊達弁護士は、審理が長引いて裁判員による被告人質問が5日に延期されたことに触れ、「あれほど休憩時間を取る必要があるのか。もっと証拠調べに時間を取るべきでは」と、日程に疑問を呈した。

 東京地検の青沼隆之特別公判部長は、女性裁判員による質問について、「プロでも疑問に思う点で、非常に的を射た質問だった」と評した。その上で、「主張をどれだけ理解してくれたかが分かるので、質問があった方が望ましい」と積極的な質問に期待を寄せた。

 裁判官による「代理」質問については、「的外れの質問などを心配する裁判員の不安に配慮したのでは」と理解を示した。

●予断避けるため、裁判員入廷前に手錠・腰縄外す
 2009年8月4日00時35分 読売新聞
 裁判員の「予断排除」も、懸案の一つだった。

 今回の裁判では、藤井勝吉被告(72)が必要以上に悪い印象を持たれないよう、逃走防止用の手錠や腰縄を外す様子を裁判員には見せないようにした。

 公判では裁判官3人が入廷してカメラ撮影を終えた後、一度、両脇の陪席裁判官が退廷。秋葉康弘裁判長だけが法廷に残り、藤井被告が入廷し、裁判長の指示で被告の手錠・腰縄が外された。その後、裁判員6人と補充裁判員3人が裁判官2人とともに法廷の中に入った。また、閉廷時には、裁判員らと陪席裁判官が先に退廷し、残った裁判長が手錠をかける指示をした。

 この問題については、日本弁護士連合会が裁判員の入廷前に外すよう法務省などに提案。法務省は当初、難色を示し、協議は難航した。だが、7月24日、最高裁、法務省、日本弁護士連合会の間で合意された。

●スタート裁判員:売れない関連本、ゲーム… 注目高まり「反転攻勢」?
         毎日新聞 2009年8月4日
 ◇「経済効果」を期待
 市民が司法参加する裁判員制度が5月にスタートしたのに合わせて、書籍やゲームなど関連商品の発売が相次いだが、売れ行きは今ひとつ思わしくない。3日にいよいよ実際に裁判員裁判が始まり、関係者は「売れ行きが伸びるのでは」と反転攻勢に期待している。【前谷宏、内橋寿明】

 東京都千代田区の三省堂書店神保町本店。法律書などを扱う3階の一角にある「あなたのギモンと不安にお答えします」という手書きの紹介文を掲げた特設コーナーには、制度の解説書や専門書など約50種類の書籍が並ぶ。裁判員候補者の抽選が始まった昨年から関連本の発売が相次ぎ、制度開始の今年5月にコーナーを設置。これまで約80種類を扱ってきた。

 しかし、売れ行きは「数日に1、2冊程度」(同社)。佐藤公治本店次長は「今まで制度が始まった実感がわかなかったのでは。これからは関心が高くなるでしょう。当面コーナーを継続します」。

 東京・秋葉原の大手家電量販店、ヨドバシカメラ秋葉原店は、裁判員制度をテーマにしたニンテンドーDSのゲームソフト「有罪×無罪」(バンダイナムコゲームス、5040円)を販売中だ。

 裁判員として凶悪事件の審理に参加するゲームで、保険金殺人▽放火殺人▽連続殺人▽危険運転致死--の4種類の事件がある。

 用意された質問内容から選択して被告にぶつけたり、評議では他の裁判員の意見に対し賛否を表明。検察側の立証や無罪を主張する被告の供述から、有罪、無罪の判断を下す、本物さながらの内容となっている。

 5月21日の制度施行日に発売されたが、ヨドバシ広報担当者は「あまり売れていない商品。今後注目が集まれば」と期待した。

●裁判員事件担当の2弁護士に業務停止 大阪弁護士会
      朝日 2009年8月4日
 大阪弁護士会は3日、民事事件などで不適切な活動をしたとして森岡一郎弁護士(68)を業務停止2カ月、久万(くま)知良弁護士(70)を同1カ月の懲戒処分にしたと発表した。2人は大阪地裁で初の裁判員裁判となる覚せい剤取締法違反事件(9月8日に初公判)をめぐり共犯とされる男2人の弁護人をそれぞれ務めていた。この男2人の裁判もそれぞれ裁判員裁判の対象で、近く始まる公判前整理手続きの日程に影響が出る可能性がある。

 弁護士会によると、森岡弁護士は05年に引き受けた民事事件などを昨年2月の業務停止に伴って断らなかった。久万弁護士は06年、土地取引に関する業務を請け負いながら、この依頼者に対する刑事告訴の手続きを別の人物から引き受けたという。

 森岡弁護士は大阪市の男(58)の弁護活動を引き受けており、9月4日からの公判前整理手続きの日程に影響を及ぼす可能性がある。久万弁護士は神戸市の男(62)の私選弁護人だったが処分を受けて辞任し、今月5日からの公判前整理手続きが延期になる見通しだ。久万弁護士は取材に「審理が遅れて申し訳ない」と釈明、業務停止の終了後、再び弁護人を引き受ける意向を示した。

●法の日:最高裁長官、記者会見欠席へ 裁判員制度に配慮
       毎日新聞 2009年8月4日
 「法の日」の10月1日に日本記者クラブが主催している会見に、竹崎博允(たけさきひろのぶ)最高裁長官が欠席する意向を示していることが分かった。既に日本記者クラブに伝えた。

 5月に裁判員制度がスタートし、今後、関連する裁判が最高裁に係属する可能性があることなどを考慮した。

 関係者によると、裁判員制度対象事件の関係者らが裁判員法を違憲だと主張した裁判が起こされた場合、大法廷で憲法判断をする可能性があるほか、裁判員裁判で審理された事件の上告審を担当することも想定される。このため、審理の公平性などを考慮して欠席する意向を伝えたという。【銭場裕司】

●直接・口頭主義を徹底 裁判員裁判 調書とのバランス課題
       河北新報 2009年08月05日水曜日
 東京地裁で開かれている全国初の裁判員裁判は4日の証拠調べで、事件の核心部分と言える目撃者と被害者遺族の証人尋問、被告人質問が行われた。裁判員裁判では、法廷で被告の供述や証人の証言をじかに聞く「直接主義」「口頭主義」が重視される。実際の法廷でも調書の証拠採用を最小限にとどめ、それが徹底された。

 証人は、事件を目撃したとされる近隣の男女2人と被害者の長男の計3人。近隣男性については証拠採用された調書を朗読後、その内容を土台に尋問した。女性は尋問のみで、長男はごく簡単な調書を採用して朗読したが、大半を尋問で調べた。

 被告については公判前整理手続きの段階で、東京地裁が身上や経歴を除いた捜査段階の供述調書を「不必要」として証拠採用しなかった。そして、法廷での被告人質問で犯行に至る経緯や動機、犯行状況をただした。

 直接・口頭主義と対立する概念は、調書に依存して証拠調べをする「調書主義」。裁判員裁判での直接・口頭主義の徹底は、裁判員が膨大な調書を読んで判断するのは時間的、労力的に不可能との判断に加え、自白の強制など調書主義による悪弊からの脱却も目的だ。

 ただ、法廷では調書の必要性を再認識させられる場面もあった。被告の法廷供述は捜査段階の供述と食い違いが目立ち、検察、弁護側とも「捜査段階では別の話をしている」などと、調書の内容を挙げて弾劾し合った。

 裁判員から出された初めての質問も調書の作成に関する内容だった。今後の裁判員裁判では口頭と調書のバランスが課題となりそうだ。

 直接・口頭主義を柱にした2日間の証拠調べでは、検察側の積極性も目を引いた。初日の冒頭陳述で、検察官は裁判員席の正面に据えた譜面台にメモを置き、一人一人に顔を向けながら事件の構図を説明。オーケストラの指揮者のような姿からは、立証を通じて「裁判の執行を監督する」(検察庁法4条)役割への強い意志を感じた。(報道部・若林雅人)

●初の裁判員裁判、結審へ 5日に評議入り、量刑どう判断
       2009/08/05 06:44 【共同通信】
 東京都足立区の殺人事件をめぐる全国初の裁判員裁判第3回公判が5日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で開かれる。裁判官による被告人質問が行われる予定で、争点となっている殺意の程度や、被告と被害者のトラブルの有無について裁判員が質問する可能性がある。

 午前中に結審、その後の評議で裁判員が裁判官とともに刑の重さをどう判断するのかが焦点だ。

 この日は、検察側の論告求刑や弁護側の最終弁論のほか、遺族側の弁護士も被害者参加制度に基づき求刑意見を述べる方針。判決は6日午後に言い渡される。

 裁判員が初めて質問したのは、殺害された女性の長男(37)に対する4日の証人尋問。被害者像について、捜査段階の話と公判廷での証言が食い違っていたため、確認した。

 ただ、目撃者3人の証人尋問を含めて裁判員の質問はこれまでこの1回。裁判員の存在感が薄いまま審理は進んできた。

 被告は、近所の整体師文春子さん=当時(66)=をサバイバルナイフで刺殺したとして、殺人罪で起訴された無職藤井勝吉被告(72)。

 被告人質問の終了後、女性の次男(36)が意見陳述する。

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 先日、「洗浄便座で細菌繁殖も」との新聞記事を見て、ヌヌヌ・・
 ずーっと、ずーっと以前、腰を痛めたときそのありがたさを強く感じた。
 それで、和式の上に据え置くタイプの便座を置いている。

 当時、ナショナルの5万円台のものが3万円台だったので買った覚え。
 慣れると和式しかないと不自由、というより不快。
 ホテルや旅館選びも、「ウォシュレットあり」が条件の一つ。

 そんな毎日、毎回だから、 「洗浄便座で細菌繁殖も」 は、聞き流せない。
 そこで調べてみた。

 便利なトイレに慣れたけど、ウィキペディアには次のように書いてあった。

     「このようなトイレの多機能化は日本独特のものであり、
      世界的にはこのような便座はまだ普及しているとはいえない。
      歌手のマドンナが2005年に来日した時、
      彼女は『日本の暖かい便座が懐かしかった』とコメントしている。」

 ところで、数年前、中国を訪ねた知人がお土産をくれた。
 彼は何度か行っているのだけれど、向こうの話をきくのは初めて。

  「まず、トイレ」
  「ちょっと、覚悟しないと、向こうには行けないですよ」 
    ・・・・

 そんなところだと説明してくれるのに、わざわざ出かける彼の気持ちが私には分からなかった。
 無論、それ以上の魅力がある、そういうことに違いないけど。

 だから、中国のトイレ事情も見てみた。
 情報の幾つかを読んで、自分を振り返ることにもなった。

 ところで、昨日から泊っている名古屋のホテル ⇒ みどりの一期一会
                    
↓トイレ室もシャワー室も区切られている↓

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


    

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●洗浄便座で細菌繁殖も、尻に病気の人ご注意
         7月26日3時6分配信 読売新聞
●トイレの温水に雑菌…東海大調査 塩素蒸発、タンクで繁殖
     最終更新:7月26日3時6分 読売
 温水洗浄便座の温水タンク内では細菌が繁殖しやすいことが、東海大学の松木秀明教授と片野秀樹研究員(公衆衛生学)らの調査でわかった。

 加温によって、水道水に含まれる殺菌用の塩素が蒸発するためらしい。一部からは大腸菌群や感染症の原因となる緑膿(りょくのう)菌も見つかり、松木教授は「健康なら問題ないが、おしりなどに病気のある人は注意が必要だ」としている。

 温水洗浄便座は清潔志向の高まりから普及が進み、今年3月の内閣府消費動向調査によると、世帯普及率は69%に達している。

 研究グループは、神奈川県内の民家80か所、公共施設28か所で温水洗浄便座の局部洗浄水を採取した。民家では水道の水質基準の平均31倍、公共施設では10倍の一般細菌を検出。民家では4か所から大腸菌群が見つかり、うち1か所では緑膿菌も確認された。

 温水タンクには清浄な水道水が取り込まれ、密閉型で外気に触れないことから、細菌は繁殖しないとされてきた。だが実際には、水道水を約30~40度に温めるため塩素が蒸発し、ノズルのすき間などから侵入した細菌は、温かいことから増えやすいものと推測された。民家の汚染度が高いのは使用頻度が少なく、タンクの水があまり入れ替わらないためと考えられるという。

●温水洗浄便座
   出典: フリー百科事典『ウィキペディア』
 洗浄水の操作ボタン温水洗浄便座(おんすいせんじょうべんざ)とは、洋風便器に設置して温水によって肛門を洗浄する機能を持った便座のことである。

 しばしば、この温水洗浄便座を『ウォシュレット』や『シャワートイレ』などの呼称で総称している場合があるが、ウォシュレットはTOTO、シャワートイレはINAXのこれら商品に対する商標であり、メーカー名や商品名を特定する場合でない限りは温水洗浄便座と呼ぶことが望ましい。

  日本では、この温水洗浄便座を装備した便器が増加しており、現在の普及率は60%程度に達する。


●ウォシュレット        出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
  初代ウォシュレット
  TOTOのウォシュレット
38個ものボタンがあるウォシュレット操作パネルウォシュレットとは、TOTOが販売する、温水洗浄便座の登録商標及び商品名である。

1980年6月に発売以来、2005年6月には累計販売台数が2000万台を突破した。温水洗浄便座では高いシェアを誇り、INAX(同社の名称はシャワートイレ)や他社製の同種類のものも含め、「ウォシュレット」と呼ばれるほど定着しているが、ウォシュレットの名称はTOTOの登録商標(第1665963号)であるため、注意が必要である。

・・・抗菌・防汚にも配慮がなされ、ノズル部分は肛門から跳ね返ってきた温水が周囲に掛からないような角度(43度、ビデは53度)に設定されており、格納時やおしり洗浄前にノズルを温水で洗浄する機能も付属している。

 また、おしり洗浄とビデ洗浄では吐水する配管も変えられている。
 他にも、省エネルギーにも配慮して節電機能を設けたほか、操作部も一部機種では壁付けの別体リモコンの採用で使いやすくするなどの改良が加えられている。また2005年10月には音楽のMP3再生機能が備わったウォシュレットが発売されるなど、多機能化が進んでいる。

 このようなトイレの多機能化は日本独特のものであり、世界的にはこのような便座はまだ普及しているとはいえない。歌手のマドンナが2005年に来日した時、彼女は「日本の暖かい便座が懐かしかった」とコメントしている。2006年10月現在、中国・香港・台湾・韓国・ベトナム・シンガポール・インド・ドバイなどの中東地域・アメリカ・カナダで販売されている。

 また、変わったところでは1996年に和式便器用の機種も発売されている。しかし、和式では使用しにくいことや、一般家庭が洋式への移行が進んだことから普及せずに生産が終わった。一方で、旅行先などで使用できる携帯タイプは現在も発売されている。
・・・・・・・・


●役立つ住宅情報:ハウジング・ミニ情報 節電、清潔性…機能で選べる--INAX
         毎日新聞 2009年7月23日 東京朝刊
 INAXは、「PASSO Wタイプ」と「PASSO」の二つのタイプの温水洗浄便座を発売した。

 Wタイプは省エネを追求した超節電が特徴。使わない時は暖房便座を切り、人を感知するとわずかな時間で便座が温まる「省エネ暖房便座」、お湯を使うときだけ温める「省エネ温水シャワー」を搭載。4人家族で使用した場合の試算では、電気料金を旧来型より年間約6100円節約できる。

 PASSOは便座の継ぎ目をなくすなど、清潔性などにこだわった。Wタイプは15万1200~19万3200円、PASSOは10万3950~12万4950円(いずれも税込み、施工費別)。

●【中国ブログ】日本人は中国のトイレ文化をどう見ているの?
        news.searchina  2009/07/25(土)
  中国人ブロガーが「中国に旅行に来た日本人が中国のトイレに驚愕していた」とする文章を自らのブログに掲載した。それによると「中国のトイレの水準が低いのは各々の中国人の教養が高くないこと」に起因するという。以下は、その要約。
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  先日、私が教えている日本人学生が中国に旅行に来た際、中国のトイレに驚愕していた。トイレは社会の発展レベルと民族文化が反映されており、日本人はトイレの環境に対して非常に気を使う。現在の中国人は生活環境を重視しつつあり、自分の家のトイレは清潔に保っている。しかし、公衆トイレは清潔でないのが現実である。

  中国の公衆トイレの多くは無料のトイレットペーパーが設置されておらず、非常に不便である。だからこそ、中国人は外出の際にはトイレットペーパーを携帯することを忘れないのである。


  私は大連市に住んでいるが、大連は環境が良いとして有名な海浜都市である。以前、大連の五つ星ランクのホテルに行った際、その公共トイレは素晴らしかった。4つ星ホテルの公共トイレは何とか満足できるレベルであったが、3つ星レベルの公共トイレとなると「この程度のホテルになぜ、星がついているのか?」と疑いたくなった。もちろん、どのレベルのホテルであっても、客室のトイレは綺麗なのだが、なぜこれほどまでに差が出るのだろうか。

  中国は非常に早く発展しているものの、人の教養はそれほど高くは無い。さらに中国は人も多く、受けた教育の水準も異なることから、人の教養もバラバラなのである。だからこそ、トイレに無料のトイレットペーパーを設置すると無駄遣いされたり、盗まれたりするのだろう。中国のトイレが不衛生である理由は、掃除をする人がいないからではなく、使用する人々が綺麗に使おうという意識が無いからである。

  私がこれまでに見た最高のトイレは大連にある森茂大厦というビルにあるトイレだ。このビルは日本の企業が手がけたビルであり、トイレは清潔で快適である。便座はその都度消毒されているほか、便座は暖かく、洗浄機能まで備え付けられている。また、無料のトイレットペーパーが設置されているのは言うまでもない。世界各国の人間が中国のトイレを賞賛する日が来れば、その頃には中国も発展国となっていることだろう。(編集担当:畠山栄)

●【中国ブログ】日本人が中国トイレに呆然とする理由とは
      news.searchina 2009/07/15(水) 21:00
  日本の捕鯨は他国から見ると野蛮に見えるらしいが、文化や風習が異なれば習慣も当然、異なるものである。中国人ブロガーが「日本のトイレと中国のトイレの違い」について綴った。それによると、「中国のトイレは日本のトイレの良い点を参考にすべき」としながら、文化や風習が異なるのは習慣が違うからだと綴った。以下は、その要約。
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  我々中国人から見て、日本には「男女混浴」や「女体盛り」などといった理解しがたい点が存在する。こうした話をしていると、あたかも自分たちの全てが科学的で合理的だと言わんばかりに、日本の文化を「変態」という言葉を使って非難する人もいるが、文化や風習は単に習慣の問題でしかない。

  習慣となった文化は良いことも良いとは思えず、また悪いことも悪いとは思えなくなるものだ。当然、中国にも日本人からすれば理解できないであろう点が存在する。その一つにトイレを挙げることが出来るだろう。

  日本人は「トイレ文化」をかなり重んじており、日本のトイレは衛生的である上に機能的な装備が備わっている。辺鄙な場所にあるトイレですら水洗であり、無料のティッシュが備え付けられているのだ。

  中国を初めて訪れた日本人、特に女性は中国のトイレを見ると必ずと言っていいほど呆然してしまう。もしも心臓に持病のある人であれば、生命の危険すらあるかもしれない!なぜなら中国のトイレは、北京や上海などの大都市も含め、外観は立派でも内側は日本人が経験したことの無い惨状だからである。扉がついていなかったり、扉がついていてもカギを閉めない人もいるため、空いていると思って扉を開くと互いに目があってしまい、非常に気まずいからである。

  しかし、実際のところ、これらの光景はいわば国際平均であり、中国以外にも見られる光景である。また、私の故郷では、トイレは用を足す以外に観景台や観閲台の機能も備えているのだ。左右と後ろは遮られているが、前方は開け放たれているため、用を足しながら景色を見ることもできるし、道行く人に挨拶をしたり、おしゃべりをしたり、冗談を言い合ったりすることも出来るのである。


  いずれにしても日本のトイレ文化における特徴-衛生的で水道があり、無料のティッシュが備え付けられている点-は中国も参考にすべきであろう。(編集担当:畠山栄)

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 初めての裁判員による裁判が今日から始まる。
 新制度の是非はともかく、いちおう歴史が変わるのだから、記録しておきたい。

 今日午前は、東京地裁に呼ばれた候補から裁判員を選任。
 そもそも、指名された「候補」のうち、何人来るかも不明。

 今日3日午後からは毎日、一番大事な公判での審理、そして評議。
 判決言い渡しは4日後の6日午後。

 その後に記者会見がある。
 各地の「裁判員候補」で、その会見などを注目している人も少なくないらしい。
 
 報道機関は、その会見に関して記者会見のルールを東京地裁と報道各社が合意したいとう。
    「裁判員経験者の記者会見の運営ルールについて合意した。
     裁判員を務めた人のうち出席を了解した人を対象に、
     裁判に参加した感想などを語ってもらう。」
 という。
 「守秘義務」とかいわれていたけれど・・・「感想」ならいい、というわけらしい。

 6日の判決の日は臨時議会だけど、午前中には済むだろうから、会見は注目したい。

 これから、今日・明日は、名古屋へ出張。
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●あす初の裁判員裁判 東京地裁 6日に判決
        東京 2009年8月2日
 市民が刑事裁判に参加する裁判員裁判が三日、全国で初めて東京地裁(秋葉康弘裁判長)で開かれる。

 抽選で選任された裁判員六人と裁判官三人が四日間の連日開廷で一緒に審理し、六日午後に判決が言い渡される見通し。裁判員がどんな心証を持ち、どんな判断を示すのか、注目される。

 市民が刑事裁判に参加するのは、米国統治下だった沖縄を除くと、十五年間の陪審制度が一九四三年に停止されて以来。

 第一号となるのは、東京都足立区の路上で五月、近所に住む整体師の女性=当時(66)=を刺殺したとして、殺人罪に問われた無職藤井勝吉被告(72)の公判。藤井被告は起訴内容を認めている。

 公判に先立ち、裁判官、検察官、弁護人による公判前整理手続きで争点は絞られている。弁護側は、強い殺意はなかったと主張するとみられ、公判で殺意の程度と刑の重さが争点となりそうだ。

 被害者参加制度に基づき、女性の長男(37)が全日程で検察官の隣に座り、代理人弁護士とともに被告人質問などをする。

 三日午前の選任手続きで、呼び出し状を送付した七十三人の候補者の中から、裁判員六人と補充裁判員三人を抽選などで決める。審理は午後一時半から始まり、罪状認否や、検察側、弁護側双方の冒頭陳述などがある。

 四日は、目撃者二人と被害者の長男の証人尋問、被告人質問が予定されている。五日午前に検察側の論告求刑、弁護側の最終弁論などを経て結審。午後から裁判員と裁判官による評議に入る。六日午後、判決が言い渡される見通し。

 公判で、検察側は裁判員が理解しやすい冒頭陳述を行う。弁護側も、視覚的に主張を理解してもらえるような準備を進めている。

 裁判員制度は五月二十一日から始まり、同日以降に起訴された殺人や強盗傷害など重大事件が対象。

●全国初の裁判員裁判、東京地裁で開廷へ 殺人事件審理
       朝日 2009年8月3日5時43分  
 全国で初めてとなる裁判員裁判が3日、東京地裁で始まる。裁判は4日間連続で行われ、6日に判決が言い渡される予定。市民から選ばれる6人の裁判員が、重大な事件の審理に参加し、3人の裁判官とともに有罪・無罪や刑の重さを判断する制度のスタートで、日本の刑事司法は大きな変革期を迎えることになる。

 「全国第1号」の裁判員裁判となるのは、5月に東京都足立区で起きた殺人事件。この事件の審理のため、地裁はあらかじめ選ばれた管内約2万7700人の裁判員候補者のうちくじ引きで100人を抽出。辞退を希望した70歳以上の人や学生など、法令上辞退を認められる理由がある人をのぞく候補者73人に、当日朝に裁判所へ来るよう「呼び出し状」を送っている。

 3日は午前中、集まった候補者から裁判員を選ぶ選任手続きが行われ、6人の裁判員と3人の補充裁判員を決める。公判は午後から開始。審理計画によると、5日まで3日間、3人の目撃証人と被害者遺族への尋問、被告人質問などの証拠調べが予定されている。結審後に裁判員と裁判官は非公開の「評議」に入り、判決を話し合う。

 裁判員制度は04年に国会で裁判員法が成立した後、5年間の準備期間を経て5月21日にスタートした。年間に2千~3千件程度の裁判員裁判が行われることが見込まれている。開始以降、起訴された対象事件は300件を超えた。8月10~12日にはさいたま地裁で「第2号」となる裁判員裁判が予定されているほか、9月以降、青森や神戸、大阪、山口の各地裁など全国で実施が本格化する。(向井宏樹)

●裁判員裁判3日スタート、まず女性刺殺事件
       サンスポ 2009.8.3 05:04
 全国初の裁判員裁判が3日、東京地裁でスタートする。6日の判決まで連日開かれる公判の展開が注目される。対象は、東京都足立区の自宅前で5月、近所に住む女性=当時(66)=をサバイバルナイフで刺殺したとして、無職の藤井勝吉被告(72)が殺人罪に問われた事件。

 公判では、双方とも裁判員が理解しやすいよう難しい専門用語の使用を避ける。裁判長は裁判員の負担を軽減するため、1時間程度審理すれば30分の休憩を挟むという。被害者参加制度も適用され、女性の長男(37)が被害感情を述べる予定。

 裁判員は、初公判に先立ち3日午前の選任手続きで選ばれる。東京地裁では、通知を受けて来庁した候補者が迷わないよう表示板を出したり、案内役の職員が掲げるプラカードを作ったりするなど、本番へ向け入念に準備を整えている。

 5月21日からスタートした裁判員制度は、殺人や強盗致死傷などの重大事件が対象。同日以降、これまで300件を超える事件が全国で起訴された。8月は東京地裁のほか1件、9月以降に17件の公判日程が決まっている。

●初の裁判員裁判、開始へ=午前に選任手続き、6人決定-隣人殺害事件・東京地裁
       時事 2009/08/03-05:30
 裁判員裁判第1号となる東京都足立区の隣人殺害事件の公判が3日午後、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で始まる。有権者から選ばれた裁判員6人が、裁判官と共に初めて審理に臨む。午前の選任手続きで裁判員が決まる。公判は4日間連続で開かれ、判決は6日に言い渡される。

 政府の司法制度改革審議会が、国民感覚の反映を目的に裁判員制度の導入を提言してから8年余り。プロの法律家が担ってきた刑事司法は大きな転換点を迎えた。
 殺人罪に問われた無職藤井勝吉被告(72)は起訴内容を認める方針。事前に争点は殺意の程度や情状に絞られており、裁判員は審理を通じ、量刑面を中心に判断する見通しだ。

 3日午前の選任手続きに来るよう、抽選で地裁から呼び出し状を送付された裁判員候補者は73人。うち、病気や親族の介護などの理由で事前に辞退が認められた人は、呼び出しを免除される。

 集まった候補者は、地裁職員から事件概要について説明を受け、事件とのかかわりなどを尋ねる質問票に記入する。

 その後に秋葉裁判長が、事前提出された質問への回答などを基に候補者に質問。辞退希望者について、当日の辞退を認めるかを判断する。
 事件関係者ら不公平な裁判をする恐れがあると判断された人は選任されない。裁判長の質問には検察官と弁護人が立ち会い、各4人まで理由を示さず不選任とすることを求めることができる。

 残った人で抽選をし、裁判員6人と補充裁判員3人が選ばれる。

●裁判員裁判3日開廷、候補40人選任手続きへ
       2009年8月3日03時03分 読売新聞
 全国初の裁判員裁判が3日、東京地裁で始まる。

 審理されるのは、東京都足立区の路上で今年5月に女性整体師が刺殺された事件。東京地裁から呼び出しを受けた裁判員候補者73人のうち40人程度が、3日の裁判員選任手続きに参加する意向を示している。最高裁の調査では、8月は12月に次いで参加の免除を希望する人が多かったが、順調に手続きが進む見通しとなった。

 最高裁は昨年11月、全国の有権者からくじで選ばれた約29万5000人に裁判員候補者になったことを通知した。東京地裁は今年6月、約2万7700人の候補者名簿から100人を抽出し、70歳以上であらかじめ辞退を希望していた人らを除いた73人に、呼び出し状と辞退希望の有無などを尋ねる質問票を送付した。

 8月は夏休み時期と重なるため、同地裁内には参加人数を不安視する見方もあった。しかし、関係者によると、質問票を返送してきたのは50~60人で、このうち十数人は辞退を希望して認められたが、40人程度は「辞退を希望しない」と答えているという。

 選任手続きは3日午前10時頃から始まり、正午までに終了する見通しで、裁判員6人と補充裁判員3人を選び出す。午後からは初公判が行われ、検察、弁護側双方の冒頭陳述などが行われる。

●裁判員裁判、中部は9月から 弁護士は慎重に準備
       中日 2009年8月2日
 (本紙から)
 全国初の裁判員裁判となる公判が東京地裁で始まるが、中部地方(愛知、三重、岐阜、長野、福井、滋賀の各県)でも、津地裁で強盗致傷事件の公判が9月15日から開かれるのを皮切りに、順次、裁判員裁判が開廷される見通しだ。ただ、中部で日程が決まったのは、津の公判だけ。期日がなかなか決まらない背景には、各弁護士会が刑事弁護のエース級の弁護士を当て、慎重に公判準備を進めている事情もある。

 強盗致傷の罪に問われ、津地裁での裁判員裁判で審理を受けるのは、三重県松阪市、無職小津友範被告(24)。起訴状によると、3月21日早朝、同市内のコンビニエンスストアで男性経営者を金属バットで数回殴り、全身打撲などで4カ月のけがを負わせた上、27万円を奪ったとされる。被告の弁護人によると、小津被告は起訴内容を認めており、公判の争点は情状面に絞られそうだ。

 岐阜地裁では4日に殺人未遂などの罪で起訴された岐阜市、配送業杉山幸保被告(43)の公判前整理手続きがあり、公判期日が決まる見込み。9月下旬以降になるとみられる。

 5月21日の裁判員制度開始から2カ月間の対象事件の起訴は、276件(共同通信集計)。中部6県では、38件(7月31日現在)が起訴された。この中には少年が被告の強姦(ごうかん)致傷事件や、外国人が被告で通訳を介したやりとりが必要となる強盗致傷事件も含まれる。

 裁判員裁判では法律の素人である裁判員に主張を理解してもらう弁護技術が求められることから、愛知県弁護士会は国選弁護人を指名する日本司法支援センター(法テラス)と協議の上、刑事弁護に精通した弁護士を優先的に投入している。

 「エース級の弁護士ほど公判前整理手続きの際、争点整理などを慎重に行い、時間がかかる」と同会関係者は説明。なかなか公判期日が決まらない背景には、こうした事情もあると指摘する。

 同弁護士会の天野太郎副会長は「裁判員制度をよく研究した弁護士によって裁判員裁判でのいい先例を定着させて、制度を安定化させたい」と話す。

●裁判員の記者会見ルール、東京地裁と報道各社が合意
           日経 8.02
 裁判員制度では、参加した人の経験を国民全体で共有していくことが、制度の定着や運用改善に欠かせない。東京地裁での第1号事件の公判に先立ち、報道各社が加盟する司法記者クラブと同地裁は、裁判員経験者の記者会見の運営ルールについて合意した。裁判員を務めた人のうち出席を了解した人を対象に、裁判に参加した感想などを語ってもらう。最初の会見は、6日の判決言い渡し後に開かれる。

 会見は記者クラブが主催する。地裁が判決後、裁判員経験者に会見に応じるかを尋ね、了解を得られれば(1)氏名などを公表するか(2)冒頭2分間のテレビ、カメラ撮影に応じるか――を確認。会見時間も含め報道各社は出席者の意向に従う。(07:00)


●【裁判員裁判】「どうかわる?」直前チェック (1/3ページ)
        サンケイ 2009.8.1 18:56
 東京地裁に準備された裁判員候補者案内用のプラカードと表示板
 いよいよ裁判員裁判が始まる。いつあなたも裁判員に選ばれるかはわからない。国民が参加する新しい刑事裁判は、どう行われ、どんなことに注目すればいいか、ポイントをチェックしておきたい。

 ▽何人来たか?

 3日から始まる第1号裁判で東京地裁は、裁判員選任のため73人の候補者を呼び出した。この中から裁判員6人と補充裁判員3人を選ぶ。裁判所に全員来れば約8人に1人の確率となるが、実際に何人来るのか。内閣府の世論調査では、約7割が裁判所に出向く意向を示している。

 ▽選ばれなければ?

 裁判員に選ばれなかった人には、裁判所の所長があいさつしたり、希望者にその裁判を傍聴できるようにしたりする配慮が検討されている。東京地裁では記念のポストカードが配られることになりそう。緊張とともに、平日の朝、やってきた候補者。選ばれずにホッとするか、残念がるか…。

▽日当は?

 裁判員はもちろん、選ばれなかった人も含め、裁判所に来た人に支払われる日当も注目だ。規定では裁判員・補充裁判員は1日当たり1万円以内、候補者は8000円以内。最終的に選ばれなかった候補者は、選任手続きが終了するまでの拘束となり、午前中だけなら半額になることも。

 ▽法廷は?

 法廷での裁判員は裁判官と一緒に並んで座る。一段高い位置だが“上から目線”になりすぎないように、壇を低めにした裁判所もある。裁判員は被告人質問などもできるので、法廷での裁判員の第一声にも注目したい。

 ▽裁判員の服装は?

 服装の決まりはなく、最高裁は「普通の服装で」と呼びかけている。もちろん裁判官が着る絹製の黒い法服も貸し出されない。法廷は被告や被害者・遺族らと向き合う場なので、それなりの配慮も必要。裁判員のファッションチェックも欠かせない。

 ▽被告は?

 身柄を拘束されている被告には、希望があれば出廷の際、フック式のネクタイと革靴風のサンダルが貸与される。ジャージーやノーネクタイ姿だった従来と比べ、印象は変わるか。被告の手錠や腰縄は、裁判員が法廷に入る前に解錠され、退廷後に施錠される。いずれも裁判員に「被告は有罪」との予断を与えないための措置だ。逃亡や危害を加える可能性のある場合は、裁判所の判断となる。

▽ランチは?

 昼を挟んで行われる裁判員裁判。食事は裁判所内か、周辺でとることになる。弁当持参もOK。食堂がある裁判所も多く、出前を頼むこともできそう。食堂がない地裁は、付近のお店を紹介する地図を作製したところも。ただし、昼食代は“自腹”だ。

 ▽休憩は?

 裁判員裁判は、負担に配慮して休憩を増やし、ゆとりある審理計画が組まれる。東京地裁の第1号事件も、「通常なら3日間で終わる」(関係者)ところを4日間に。休憩時間は審理を振り返る時間にあてられることもあるという。

 ▽判決は?

 評議の結果を踏まえて、裁判官が作成する判決書。短時間で書くため、A4版数枚程度になりそう。判決宣告で、裁判員の仕事は終わる。ただ、会見が予定されており、感想などを語る機会がある。



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 今朝は、いや今日もまた、朝から強い雨。
 約束の仕事があった。
 下だけカッパ、上はカッパを着ると蒸れて暑いしメガネ
 もくもるから上は長袖シャツだけ。
 どうせ濡れるからと、足元は片方穴あきの長靴。

 朝7時から初めて、カッパを脱いだのは雲の切れた午後4時ごろ。
 終わったのは午後7時。
 ふーっう。

 まだまだ雨模様だというので、今日のブログは、夜になってしまったけど、
 青空が恋しいと先月撮った庭の花の写真。
 たまにはこんな写真で、あでやかなブログにしておこう。

 ・・ブログのランキングがググーッとあがった。
    どうしてだろうか???

        ・・・・ツイッターを始めたからだろうか。
    始めて初めて一週間ほどの私のツイッター
  ⇒ google検索で 「ツイッター 寺町ともまさ」 といれると表示されます。

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やっぱり カサブランカ
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

    

  


ムクゲ
    

ざっと計算すると 毎日 500以上は花が咲いてる



  


白のムクゲと紫のムクゲの間には、
5月にきれいな花を着けたハクウンボク・白雲木がたくさんの実をつけて



クレオメ・スイチョウカ(酔蝶花)・フウチョウソウ(風蝶草)



カンナ
  


オーシャンブルー ・ 琉球朝顔
6月から7月、毎日200花ほどついた。
この花の特徴は、真夏には花が減って、秋からまた増える、
あと、このあたりでも12月も咲き続けること、か。
このブログの琉球朝顔のエントリー、毎日100件ほどのアクセスがある。



トリトマ
  


  


  


先週の土曜日は 誕生日の”ハレ”
岐阜駅前の「山形の板蕎麦」のお店で。
2種種・相盛り4人前で2800円。
これが、おいしいんだよ。・・2人で完食。
  そうそう、この日も、土砂降りの雨だった・・


現地のお店に行くと、どこも、皆さん、板の片側に寄せてから食べておみえ。
マネして、これは相盛りだから、真ん中に寄せてから・・
  

夜は、痛風・・なんだけど、気を緩めて・・


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