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てらまち・ねっと



 3日目の裁判。
 こんなに注目されて、詳しく報道されるのは、全国に先がけての第一号の裁判だからなのは間違いない。

 次からの各地方裁判所での裁判は、ローカルで流れる程度だろう。

 だから、各地の裁判員候補も、国民も注目しているのだろう。

 ・・ということで、「裁判員の全員が質問」との昨日の記録は残したい。
 どんどん質問していいんだ、そんな前例となった。

 それにしても、この短期のハード・スケジュール。
 裁判員の積極参加が増えるほど、検察も弁護側も十分に対処できるのか、
 そもそも、裁判員自体、十分に検討できるのか、その疑問を露呈させている。

 これが、死刑の宣告の可能性がある事件としたら、なおさら・・・
 ともかく、今日の午後は判決。

 今朝、記録するのは、次のテーマ。

●全裁判員が被告に質問 第1号裁判結審、6日午後に判決
●「なぜナイフを」=裁判員、手元にメモも-6人、被告に質問次々
●「注目度高く精神的負担」か?裁判員の1人交代
●裁判員に質問「ハッとした」 弁護スタイルの課題も指摘
● 裁判員裁判:最終評議を開始…6日に判決 東京地裁

●裁判員裁判対象の被告病死=長女切り付け、殺人未遂-松山

●日弁連、全弁護士に「情報を」 判決文や審理時間の提供要請 
    ◇最高検、最高裁も

● 陪審制や参審制とは違うのですか。
        裁判員制度 | 裁判員制度Q&A

●恐くない!難しくない! 女性のための裁判員ファーストレッスン

●【米国ブログ】日本で始まった裁判員制度に米国でも関心

●裁判員制度はいらない! 大運動

 なお、こちらは今日は臨時議会。
 それが済んだら、明日7日、あさって8日と名古屋で開く「講座」の資料やデータ整理をするなど、講師としての準備。

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●全裁判員が被告に質問 第1号裁判結審、6日午後に判決
         日経 2009.8.5
 東京都足立区の路上女性刺殺事件を巡る全国第1号の裁判員裁判は5日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で3日目を迎えた。検察側は論告で懲役16年を求刑した。裁判員6人全員が被告人質問し、犯行にナイフを使った理由や犯行状況などを尋ねたほか、遺族側も求刑意見で懲役20年を求めるなどし、公判は同日正午、結審した。

 午後から、裁判官3人と裁判員6人が判決を話し合う非公開の「評議」入りする。殺意の程度や刑の重さを巡り、市民感覚が量刑判断にどのように反映されるか、裁判員制度に基づく初の判決は6日午後に言い渡される。

 求刑を受けたのは、近隣に住む女性整体師(当時66)をナイフで刺殺したとして、殺人罪に問われた無職、藤井勝吉被告(72)。

●「なぜナイフを」=裁判員、手元にメモも-6人、被告に質問次々
           時事 2009/08/05-12:49 
 「なぜナイフを持ち出した」「死ぬかもしれないと思ったのに救急車を呼ばなかったのか」。全国で初めて裁判員が参加した隣人殺害事件の審理は3日目。東京地裁では5日午前、法壇に並んだ6人の裁判員全員が約10分間にわたり、証言台前に座った藤井勝吉被告(72)に質問をした。

 秋葉康弘裁判長が「裁判員1番さんから質問があります」と述べると、傍聴席から見て一番左の女性裁判員が、手元のメモを見た後で「なぜ言い争いになって最初にサバイバルナイフを持ってこようと思ったのでしょうか」と切り出した。

 「ナイフで脅したら、相手が納得すると思った」と答える藤井被告。女性裁判員が「なぜほかの、包丁とかではなく」と重ねて尋ねると、被告は「包丁はもっと危険だと思った」と述べた。

 右隣に座る女性は、長女の遺品だった大切なナイフを凶器にした点を問いただした。被告は言いよどみながら、「そこまで気付きませんでした」と答えた。

 続いて、この日裁判員になったスーツ姿の男性が質問。「死ぬかもしれないと思ったのに、救急車や110番をしなかったのか」。近所の人がすると考えたとの返答に、男性裁判員は被告を見据えながら「死ぬかもしれないと思いながらそうしたのか」としっかりした口調で確認した。

 前日に初めての質問をした女性裁判員は、被害者に押し返されたとする被告の主張について、「間違いないんですね」と念を押した。

 その右隣の女性は、逮捕された際の所持金を確認。最も右端に座る男性裁判員が、被害者ともみ合いになった際の細かい状況を尋ねた。

 その後、裁判官に続いて、改めて新たな男性裁判員が質問。「刺したときの感覚は記憶にあるのか」「ナイフは何に使っていたのか」と問いを重ねた。

 公判は予定より10分遅れで開廷。裁判員の1人が女性から男性に代わっており、廷内が一瞬ざわついた。

●「注目度高く精神的負担」か?裁判員の1人交代
           スポニチ  2009年08月05日 12:23
 全国初となった東京地裁の裁判員裁判で5日、裁判員の女性1人が体調不良を訴え、補充裁判員に交代した。原因は明らかにされていないが、精神科医の和田秀樹さんは「注目度が高い上、過密スケジュールで責任も重い。裁判員に大きな精神的な負担がかかった可能性はある」と指摘する。

 裁判は3日午後から始まり、4日は午前10時から午後5時すぎまで終日審理が続いた。負担軽減のため休憩時間が何度も挟まれたが、100人近い傍聴人の視線を受け続け、一挙手一投足が詳しく報道されている。

 和田さんは「慣れない環境で興奮状態が続く。人によっては体に変調を来すだろう。裁判所は十分配慮していたのか」と疑問を投げ掛ける。

 一方で、補充裁判員への交代については評価。「裁判員から絶対に逃げられない、と思う方が精神的によくない。結果的には『体調が悪くなれば代われる』ということを示すいい前例になったのではないか」と話している。


【裁判員 熟慮(3)】「質問いいですか」突然の裁判員の申し出に声がうわずる裁判長(10:30~10:40) (3/4ページ)
   サンケイ 2009.8.5 11:50
《秋葉康弘裁判長から藤井勝吉被告への質問が続いている。裁判長は事件当日の藤井被告の行動を改めて聞き直していく》

・・・・・

 《裁判長の質問が終わると、この日補充された裁判員7番(男性)が、「質問いいですか」と声をあげた。これまで、裁判長の質問に淡々と答える藤井被告をじっと見つめ続けてきた裁判員7番(男性)。突然の申し出に、裁判長も驚いたのか、うわずった声で「裁判員7番」と指名。傍聴人の目が一気に裁判員7番(男性)に集まった》

 裁判員7番(男性)「犯行時のことを無我夢中で何も覚えていないと言っていますが、刺したときに感覚があるとも言っていて、犯行時のことは記憶にあるのですか」

 藤井被告「刺したときの感覚はあります。後のことは覚えていません」

 《7番の男性裁判員はその後も質問を続ける。藤井被告は相変わらず淡々と、受け答えを続けている》
 裁判員7番(男性)「犯行時のことを無我夢中で何も覚えていないと言っていますが、刺したときに感覚があるとも言っていて、犯行時のことは記憶にあるのですか」

●裁判員に質問「ハッとした」 弁護スタイルの課題も指摘
         スポニチ 2009年08月05日 14:05
 全国初の裁判員裁判で被告の弁護人を務めた伊達俊二弁護士らは5日、結審後に東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、判決を控え「わたしたちにできることは終わった。裁判員には冷静な判断をお願いしたい」と述べた。

 裁判員の質問について、伊達弁護士は「的確で感心した。どこに目線があるのか分かってよかった」と評価。特に被告が娘の遺品のナイフを犯行に使った理由を尋ねた質問には「わたしたちには考え付かない。ハッとしました」と感想を語った。

 裁判員裁判について「今回の裁判が報道されれば『専門家でなくても、自分の疑問をそのままぶつければいいんだ』と理解されていくのでは」と期待する一方、「わたしたちはパソコンを使ったが、主張の方法はいろいろある。新しい制度での弁護の在り方は今後の課題」と指摘した。

● 裁判員裁判:最終評議を開始…6日に判決 東京地裁
       毎日新聞 2009年8月6日 0時36分
 全国初の裁判員裁判は5日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で結審し裁判員6人は裁判官3人と評議を始めた。6日に判決を言い渡す。殺人罪に問われた無職、藤井勝吉被告(72)は起訴内容を認めており、量刑を中心に話し合いが進められたとみられる。検察側は懲役16年を求刑、弁護側は寛大な判決を求めている。

 伊達俊二・主任弁護人は「裁判員は冷静な判断を」と訴え、青沼隆之・東京地検特別公判部長は「主張は理解していただけるのでは」と話した。地裁は5日、裁判員の女性の欠席理由を「風邪」と発表した。【安高晋】

●裁判員裁判対象の被告病死=長女切り付け、殺人未遂-松山
         時事 2009/08/05-12:37
 家族間のトラブルから長女らに包丁で切り付けたとして、殺人未遂罪で起訴されていた被告の男(66)が病死したことが5日、分かった。松山地検が同日発表した。起訴は6月19日で、裁判員裁判の対象事件だった。

 地検によると、被告は拘置先の松山刑務所(愛媛県東温市)で持病が急に悪化。松山市の病院に搬送されたが、3日午前7時ごろに死亡が確認された。地検は「起訴時には拘置に耐えられると判断していた」としている。

●日弁連、全弁護士に「情報を」 判決文や審理時間の提供要請  ◇最高検、最高裁も
            毎日新聞 2009年8月5日
 裁判員裁判対策のため日本弁護士連合会は、全国の弁護士会を介し、会員である全弁護士に判決文などの提供を求める依頼文を送付した。審理時間などのデータも含まれ、日弁連によるとこれほど詳細な情報提供の要請は初めて。最高検も公判だけでなく捜査や裁判員選任手続きなどの検証を全地検に指示しており、双方が急ピッチで対策に乗り出している実態が浮かんだ。

 日弁連裁判員本部によると、宮崎誠会長名で先月、東京の3弁護士会と各道府県弁護士会の会長に依頼した。判決文のほか、公判前整理手続き終了時に起訴罪名、審理予定日、争いの有無といった基礎的な情報や、判決後に裁判員候補者から裁判員を選ぶ「裁判員選任手続き」の概要、実際の審理日数や時間、求刑や量刑の提供を求めた。

 元々、各弁護士は独立色が強く、日弁連による情報集約は難しい。しかし、裁判員本部は「新制度への対応は非常に重要。要請に応じるかどうかは、各弁護士の判断だが協力をお願いした」と語る。今後は集まった判決文を読み込むなどして実態分析を行い、弁護活動に生かすノウハウを集積する方針。

 一方、最高検も今春、裁判後に検証会議を開き、その結果を高検を介して報告するよう全地検に指示した。各地検は▽捜査段階で核心をとらえた調書を作成したか▽冒頭陳述で視覚に訴える立証ができたか▽被告の公判供述に適切に対応できたか--などを検討し、対策をまとめて報告する。

 最高裁も、評議時間や開廷日数などのデータを各地裁から集める。さらに裁判員を対象に実施するアンケート結果を検証機関である最高裁の「有識者懇談会」に提供し、改善策作りに役立てるという。【銭場裕司、岩佐淳士】

 ● 陪審制や参審制とは違うのですか
        裁判員制度 | 裁判員制度Q&A
 諸外国においても,国民が刑事裁判に参加する制度を導入している国は多数あります。国民が裁判に関与する形態等はそれぞれの国によって様々ですが,おおむね陪審制と参審制に分けることができます。

 陪審制とは,基本的に,犯罪事実の認定(有罪かどうか)は陪審員のみが行い,裁判官は法律問題(法解釈)と量刑を行う制度です。陪審員は,事件ごとに選任される点に特色があります。陪審制は,アメリカやイギリスなどで採用されています。

 参審制とは,基本的に,裁判官と参審員が一つの合議体を形成して,犯罪事実の認定や量刑のほか法律問題についても判断を行う制度です。参審員は,任期制で選ばれる点に特色があります。参審制は,ドイツ,フランス,イタリアなどで採用されています。

 裁判員制度は,裁判員と裁判官が合議体を形成するという点では参審制と同様です。
 ただし,裁判員は事実認定と量刑を行い,法律問題は裁判官のみで行う点で参審制とは異なります。
 他方,裁判員が事件ごとに選任される点では陪審制と同じです。

 このように,裁判員制度は,参審制・陪審制のいずれとも異なる日本独自の制度だと言うことができます。


   恐くない!難しくない! 女性のための裁判員ファーストレッスン

著者からの言葉・著者紹介

 「裁判員になるのが恐い」と思っている女性がたくさんいると知って、私はとても驚きました。裁判員に選ばれるなんて、一生に一度かもしれないチャンスです。それを、ただ「恐い」という理由で参加しないのは、なんともったいないことでしょうか。この本は、女性が読みやすいように、イラストをたくさん入れて全ページカラーにしました。

 裁判員を恐いと思っている女性が、この本を読んで少しでも裁判員に興味を持ってくださったら嬉しい限りです。裁判員になるのに、難しい勉強など必要ありません。選ばれた方はもちろん、まだ選ばれていないあなたも、ぜひ読んでみてください!

 弁護士。日本女子大学文学部英文学科卒業。
 普通のOLを経験した後、司法試験の勉強を開始し、弁護士となる。
 自らが法律の難解さに苦労した経験から、一般の人に分かりやすい法律解説を心がけている。主な著書に『弁護士の仕事がわかる本』(共著、法学書院)がある。


●【米国ブログ】日本で始まった裁判員制度に米国でも関心
       Y! V 2009/08/04(火) 10:14
 一般国民が裁判員として参加する初の裁判が3日、東京地裁で行われた。日本が第二次世界大戦以来60年以上ぶりに裁判員制度を再開したとして、米国でもニュースなどで伝えられている。

  大学で法律を教えるDouglas A. Bermanは、ブログでこのニュースに関する記事を引用し、紹介している。記事では裁判に参加することに消極的な人もいて、評決が求められたらどうするべきなのかわからないとの意見があることなどが伝えられており、これについて筆者は「透明性がある公正な裁判を行うために始められる裁判員制度であるはずなのに、裁判で自分の意見を言うことに抵抗があるとすれば残念なことだ」と記している。

  ブロガーJasonは、制度の内容について「より公正な裁判を行うために始められた制度のはずだが、裁判官3人のうち1人以上の評決が裁判員の多数意見と一致している必要があるという点はいかがなものか」と疑問を投げかけている。同時に「米国の陪審員制度にも欠点がないとは言えない」とし、「日本が60年以上ぶりに再開させた裁判員制度の今後に注目していきたい」と記している。(編集担当:松井望・山口幸治)

  裁判員裁判を育てる市民の会
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 私たちは、「市民の裁判員制度・つくろう会」での活動を通じて、市民による司法制度のチェックが必要であることを痛感いたしました。
 市民が裁判員制度の意義を理解し、真に裁判官と協働するためには的確な制度運用とそれを監視、検証することが不可欠であると考えます。
 そこで私たちは、新たな視点から活動を始めることといたします。

裁判員・裁判員候補者 のみなさまへ
 当会では、司法が市民参加によってより市民に理解され、信頼される制度となることを目指して様々な啓発、要請活動を行っています。

 裁判員制度はその第一歩として大切な制度です。

 そこで、裁判員ご経験者には「評議」について、裁判員候補者の方には選任手続きについて率直なご意見を伺いたいと考えております。

 ご協力いただける方は下記までご連絡ください・・


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