毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 「議会で裏金」・・??と妙にも思える神戸市議会の裏金。行政の裏金は今でもたまに問題になるけれど、議会の裏金はピンとこない・・・でも、一般的に見れば同じなのかもしれない。
 考えてみれば、「号泣県議」として知られた野々村元県議も裏金といえば裏金。私たちが取り組んだ、選挙ポスターの水増し請求問題でも、結局は裏金と構造は同じ。
 
 その「号泣県議」の有罪判決が昨日確定したようなので、そのあたりの確認と神戸市議会の裏金問題、関連して政務活動費の返還が相次いでいることのニュースなどを記録しておく。

 神戸★≪自民党神戸が架空の調査委託などで裏金を捻出していたことが発覚。裏金の収支を記録したとされる“裏帳簿”などから、市議選の陣中見舞いや飲食などに流用された疑いがあり、同会派は利息を含めた計約3754万円を返還≫

 産経★≪会派「自民党神戸」(名称変更後に解散)が政活費から裏金を捻出していた問題が発覚。議会事務局の担当者は、返還率が過去最高になった理由を「裏金問題の原因究明に時間や労力を取られ、本来の議員活動が少なくなったためではないか」≫


●野々村元県議:懲役3年、執行猶予4年が確定 政務活動費詐取事件 控訴せず/ニフティニュース 2016年07月21日
●【号泣元県議判決】“警察の陰謀”まで主張した「野々村劇場」終幕へ 何を聞かれても「記憶にない」連発…実刑判決か猶予判決か/産経 7.6

●政活費1割返還は過去最高 4000万円超 裏金問題の神戸市議会 「原因究明で議員活動できず」?/産経 7.20
●政活費の返還率過去最高 神戸市議会、11.8%/神戸 7/20

●News Up ネット野々村元議員に判決 政務活動費の返還率 増加相次ぐ/NHK 7月6日

人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

●野々村元県議:懲役3年、執行猶予4年が確定 政務活動費詐取事件 控訴せず
         ニフティニュース 2016年07月21日
 政務活動費をだまし取ったとして詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた元兵庫県議、野々村竜太郎被告(49)を懲役3年、執行猶予4年とした神戸地裁判決が21日、確定した。検察、弁護側の双方が期限までに控訴しなかった。

 今月6日の判決は、城崎温泉などへの計344回の日帰り出張を虚偽だったとするなど、2011~13年度に受け取った政務活動費1684万円のうち、913万円の詐取を認定。一方で、受け取った政活費を全額返還したことや、社会的制裁を受けたことを理由に執行猶予を付けていた。

 野々村被告は判決後に更新したブログで、県民への謝罪を掲載していた。【井上卓也】

●【号泣元県議判決】“警察の陰謀”まで主張した「野々村劇場」終幕へ 何を聞かれても「記憶にない」連発…実刑判決か猶予判決か (1/4ページ)
         産経 2016.7.6
 政務活動費(政活費)約913万円をだまし取ったとして詐欺罪などに問われた元兵庫県議、野々村竜太郎被告(49)の判決が6日午後2時半から、神戸地裁で言い渡される。野々村被告はこれまでの公判で起訴内容を否認。何を聞かれても「記憶にない」と繰り返す一方、最終意見陳述では「このような事件を二度と起こさないことを誓約する」と罪を認めたかのような支離滅裂な主張も展開するなど、法廷は終始、野々村被告の言動に振り回された。「号泣会見」から異例の在宅起訴、初公判のドタキャンに「記憶にない」の連発…。紆余曲折を経た「野々村劇場」はついに“終演”を迎えるが、果たして実刑判決は言い渡されるのか。

「記憶障害の可能性あり」の診断も…

 「世の中うぉぉ、変えたい!その一心で、やっと議員になったんですぅぅ!!」

 「政務活動費は大事ですが、議員という大きなくくりの中では、ごくごく小さなものなんです!」

 平成26年7月1日、当時県議だった野々村被告は、政活費の不透明な支出を指摘されて開いた記者会見で、拳を振り上げ号泣しながら自らの潔白を主張。政活費も全額返済した。

 それでも昨年8月、神戸地検は在宅起訴。全額被害弁償しているようなケースでは異例の措置とされるが、検察側は、事件の詐取金額の多さと悪質性を重視した。野々村被告の起訴内容は、23~25年度に実際には行っていないにもかかわらず、東京や福岡、城崎温泉(兵庫県豊岡市)などへ計344回の「日帰り出張」を政務活動費として申請するなどし、計約913万円をだまし取ったとされる。
・・・・・(1/4ページ)

●政活費1割返還は過去最高 4000万円超 裏金問題の神戸市議会 「原因究明で議員活動できず」?
            産経 2016.7.20
神戸市議会は20日、平成27年度に支給した政務活動費(政活費)の収支報告書を公開し、約3億4560万円のうち約4060万円が返還されたと発表した。返還率は約11・8%。制度が導入された01年度以降、過去最高となった。

 昨年、会派「自民党神戸」(名称変更後に解散)が政活費から裏金を捻出していた問題が発覚。議会事務局の担当者は、返還率が過去最高になった理由を「裏金問題の原因究明に時間や労力を取られ、本来の議員活動が少なくなったためではないか」と話している。

 市議会の定数は69で、支給額は1人当たり月額38万円。これまでの返還率の過去最高は20年度の約3・4%。26年度の返還金は約695万円で、返還率約2・0%だった。

 真相究明のため設置した検討会によると、裏金捻出は27年度まで続き、今回返還された政活費には裏金とされた約54万円が含まれている。

●政活費の返還率過去最高 神戸市議会、11.8%
        神戸新聞NEXT 2016/7/20
 神戸市議会は20日、2015年度に使用された政務活動費(政活費)の収支報告書や領収書を公開した。昨年6月に発覚した会派「自民党神戸」(解散)による不正流用問題を受け、今回初めて領収書などのインターネット公開を導入。約3億4600万円が交付され、執行率(交付額に占める使用額の割合)は、14年度分の約98・0%を大幅に下回る約88・3%だった。

 市会事務局によると、政活費の執行率は、前身の政務調査費時代を含め01年度分以降で最も低かった。返還額は14年度の約700万円(返還率約2・0%)から約4100万円(同約11・8%)と大幅に増えた。一連の不正流用問題も影響したとみられる。

◇ 神戸市議会では、自民党神戸が架空の調査委託などで裏金を捻出していたことが発覚。裏金の収支を記録したとされる“裏帳簿”などから、市議選の陣中見舞いや飲食などに流用された疑いがあり、同会派は利息を含めた計約3754万円を返還している。

 市議会は昨年10月、再発防止策として、領収書や調査委託の成果物などのネット公開に合意。
ほかに、
▽会派内での後払い方式の徹底
▽税理士ら第三者機関による検査-などの実施も決めている。

 15年度分収支報告書によると、全体で計約3億4600万円の政活費を交付し、執行額は約3億500万円(14年度比約3千万円減)。支出の内訳では、広報紙の印刷などに充てる広報費が最も多い約1億2400万円(同約4900万円減)で、調査委託費は約2500万円(同約170万円増)、管外調査費は約1400万円(同約300万円減)だった。

 公開された領収書などは従来通り、市会事務局(神戸市役所1号館)でも平日午前8時45分~正午、午後1時~5時半に閲覧できる。(紺野大樹)

●News Up ネット野々村元議員に判決 政務活動費の返還率 増加相次ぐ
       NHK 7月6日
 兵庫県議会の野々村竜太郎元議員が、1年間に195回の出張をしていたことについて涙を流しながら説明した、いわゆる「号泣会見」は2年前の7月1日でした。その後、政務活動費をだまし取った罪などに問われた野々村竜太郎元議員の裁判で、神戸地方裁判所は6日、懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
野々村元議員の事件をきっかけに使い方に厳しい目が向けられるようになった政務活動費。昨年度は、県議会の議員や会派が政務活動費を使い切らずに返還するケースが相次ぎ、返還率が30%を超える高さになったり、過去最高額になったりした県が相次いでいることが分かりました。

ネットの反応は
野々村元議員に対する判決についてネット上では、「自業自得」、「公費を私物化する政治家はもっと厳しく制裁されていいのでは」などの反応が見られます。さらに、政治資金などの問題で辞職した舛添前都知事について、「野々村元議員と何の違いがあるの」、「辞職だけでは済まないのでは」といった政治とカネの問題に対する厳しい意見も見られました。

返還 大幅増相次ぐ
政務活動費は、調査や研究などのために議員に支払われるものですが、この事件をきっかけに、どれほど必要なものなのか、適切に使われているのか、関心を持った人も少なくないのではないでしょうか。
全国47の都道府県のうち40の府県は、6日までに昨年度の政務活動費の収支報告書を公開しました。それによりますと、昨年度に交付された政務活動費のうち、使われずに返された金額の割合=返還率は、多くの府県では10%前後ですが、兵庫県などでは30%を超える高い率になっていることが分かりました。

【府県ごとの返還率を色分けして示した地図です。緑が10%未満、オレンジが10~20%、ピンクは20%台、赤が30%以上です。】

▽兵庫県では、去年の県議選で当選した議員や会派に、去年6月以降に交付された3億7410万円のうち、使われずに返還された額は1億1437万円で、返還率は30%を超えました。野々村元議員の問題が明らかになる前の平成25年度は返還率が12%だったことから、これと比べると大幅に上がっています。
兵庫県議会では、野々村元議員などの一連の問題を受けて、去年からインターネットで政務活動費の収支報告書を公開しています。
▽徳島県では、去年当選した現職の県議会議員に交付された8920万円のうち3267万円が返還され、返還率は36%余りと、公開している40府県では最も高くなっています。
徳島県議会は、去年10月に政務活動費に関する新しいガイドラインをまとめていて、議会事務局の東端久和事務局長は「国民の政務活動費に対する厳しい目を議員が認識し、ガイドラインを踏まえて支出した結果だと考えています。今後も透明性や説明責任を十分に果たしていくという流れになっていくと思います」と話しています。

▽鳥取県では、去年当選した県議会議員に交付された1億250万円のうち、3464万円が返還され、返還率は33%余りとなっています。
▽岡山県では、去年当選した県議会議員に交付された2億2365万円のうち、5628万円が返還され、返還率は25%余りで、返還額、率ともに過去最高となりました。岡山県議会では、今回から1万円以下の支出についても領収書の提出を義務づけ、公開しています。
このほかの各地でも、返還された金額がこれまでで最も多くなったところがあります。

▽大阪府では、府議会議員が返還した金額は4531万円で、記録が残っている平成23年度以降、最も多くなりました。返還率は9.7%となっています。ある議員は「収支報告書や領収書のネット公開が去年から始まったこともあり、各議員が使い方を厳しく見直したためではないか」と話しています。
▽佐賀県でも交付を受けた会派から返還された金額は1889万円で、政務活動費の前の「政務調査費」の制度が導入された平成13年度以降で最も多くなりました。返還率は14%余りでした。

返還の動き拡大について
政務活動費の返還の動きが広がっていることについて、ネット上では、「野々村元議員の問題をきっかけに政務活動費の収支報告書のインターネットでの公開が始まったし、どんどん広がってほしい」、「政務活動費の返還の動きが今回のことをきっかけに全国に波及してくれれば」という意見が見られました。

専門家は
こうした動きについて政治資金の問題に詳しい日本大学の岩井奉信教授は、「以前は、とにかく報告書を出していればよくて、それが有権者の目に触れることはなかった。しかし今回の問題以来、政務活動費をはじめとする『政治とカネ』に対する有権者の目がものすごく厳しくなった。お金の使い方がきちんとしていることが有権者に対してのアピールになる一方、不適切な使い方をすると有権者から厳しい指弾を浴びるため、使わなかった分の返還率が上がったというのは当然だ」と分析しています。

そのうえで岩井教授は「政務活動費の使いみちや公開のしかたは、それぞれの自治体に任されているため、全国で統一したルールや公開の方法をきちんと作り上げるべきだ。また、これだけ多くの自治体で返還額が増えたのであれば、そもそも政務活動費の額が今、定められている額で適切なのかどうかを見直していく必要がある」と指摘しています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )