ブログとは違う媒体に ミクシィ mixi というものが開発されている。
あなたもやったらと、 何人か 何方向か から いわれたこともある。
でも、そんな趣味もないので・・・
いま、来る4月1日からの利用規約改定とされる「著作者人格権」の問題が突沸しているらしい。
調べると、他の「ブログ」でも数年前に同じ問題があったそうだ。
知らなかったけれど・・・
mixi運用会社は意図を否定しているそうだけど、コワイ話。
なお、媒体の将来展望への懸念についてのmixi社長のインタビュー記事も紹介。
mixiのアクティブ率(3日以内にログインしたユーザーの割合)低下が止まらないことについて、「危機感はある」。
ともかく、mixiだけでなくブログも、最終的にはユーザーにおける利用する者としての自覚と自衛が必要だと思う。
ちなみに、私の管理している市民運動のWebページ くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク のトップページの下の方には、2000年のスタート最初から、次のように書いている。
「・・ 当会のHPに掲載した文書や訴状、判決などの一切は無断転載・無断利用は自由で,これを奨励します。何かのお役に立てばと願っています。・・」
結構、データを使っている人がいるらしい・・・時々お礼のメールが来る
(追記) 各ブログの著作権保護レベルの比較一覧解説やmixiの意図の解明などについての情報を文末に追加。
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ここのところ6位、7位、8位あたり
mixi利用規約
制定日 平成20年4月1日 制定
第18条 日記等の情報の使用許諾等
1 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2 ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
いろんな指摘があるので、少しずつ引用。詳しくはリンク先をどうぞ
ブログサービスを使って自分の書いた記事を、自分が自由に使えない? そんなサービスを使う気になりますか?
「livedoor Blog 開発日誌:利用規約の一部変更のお知らせ」では「利用者は、弊社及び弊社の指定する者に対し、著作権等(著作者人格権の行使も含む)を行使しないものとします」と改訂され、物議をかもしている。
そもそも、著作者人格権とは譲渡できない権利。しかし、自社サービスに投稿された人気ブログの内容を勝手にまとめた本でも出そうとでもいうのだろうか? ブログサービスの中には、著作権をまるで理解していないところが少なくないようである。
そこで今回は、著作権の規定を再確認した上で、すべてのブログサービスにおける著作権規約を全チェックしてみた。 |
LivedoorBlog以外にも権利侵害規定!ブログ著作権規約を全チェック
Livedoor Blogの著作権条項改訂から始まった「ブログの規約における著作者人格権規定」の問題。前のエントリー「LivedoorBlog以外にも権利侵害規定!ブログ著作権規約を全チェック」が長くなってきたので、前エントリーは一覧と規約抜粋のみとし、著作権について考える内容を書き直すこととした。合わせて、「どのように書くなら問題がないのか」といった点についても追記している。 |
ニュース
「mixi日記、無断書籍化はしない」――規約改定の意図をミクシィが説明
「ユーザーのmixi日記が勝手に書籍化されるのではないか」――ネットで騒動になっていたmixiの規約改定について、「ユーザーの了解なしに書籍化などは行わない」と明言し、改定の意図を説明した。
2008年03月04日 17時35分 更新
ミクシィは3月4日、前日付けで告知したSNS「mixi」の新規約(4月1日から適用)の著作権に関する条項について説明した。「規約改定後はユーザーのmixi日記が勝手に書籍化されるのではないか」とネットで騒動になっていたが、「ユーザーの了解なしに書籍化などは行わない」と明言し、改定の意図を説明した。
改定後の規約
改定後の規約では新たに、「ユーザーが日記などを投稿する場合、ユーザーはミクシィに対して、その情報を国内外で無償・非独占的に使用する(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行う)権利を許諾するものとする」「ユーザーはミクシィに対し、著作者人格権を行使しない」という条項を追加した。
これを知ったmixiユーザーからは「ユーザーの日記を、ミクシィが勝手に書籍化するつもりでは」「写真家がmixi内限定のつもりで公表している写真も、勝手に写真集にして出版されるのでは」といった不安の声が相次いでいた。
ミクシィの広報担当者はこれに対し、「ユーザーの日記などの権利は従来通りユーザー自身が持ち、書籍化も、ユーザーの事前了承なしには進めない」と釈明。その上で、新条項を追加した意図について、
(1)投稿された日記データなどをサーバに格納する際、データ形式や容量が改変される(ユーザーの著作者人格権《同一性保持権》を侵害する)可能性がある
(2)アクセス数が多い日記などは、データを複製して複数のサーバに格納する(ユーザーの複製権を侵害する)可能性がある
(3)日記などが他ユーザーに閲覧される場合、データが他ユーザーに送信される(ユーザーの公衆送信権を侵害する)可能性がある
――など、厳密に著作権法を適用した場合に、ユーザーに無断で行うと法に抵触しかねないデータの複製や改変について、規約で改めて規定した、と意図を説明した。
同社は今後、利用規約をユーザーに分かりやすい内容にすべく検討していくとしている。
「危機感あるが、頭打ちではない」 mixi笠原社長に聞く成長戦略
mixiのアクティブ率とPC版のPVが急速に低下している。笠原社長は「危機感を持って取り組んでいる」とし、Twitterのように気軽に交流できる機能の追加を検討。「成長余地はまだまだある」とも話す。
2008年02月08日 07時21分 更新
PVとユーザー数の推移。PC向けのPVが急減。モバイルのPVは増えているが、補い切れていない
「成長余地は、まだまだあると思っている」――SNS「mixi」を運営するミクシィの笠原社長は言う。
mixiのアクティブ率(3日以内にログインしたユーザーの割合)低下が止まらない。2006年11月までは7割を維持し、笠原社長も「アクティブ率の高さが売り」と公言していたが、昨年末に58%まで落ち込んだ。PC向けmixiのページビュー(PV)も07年半ばごろから下落が続き、「mixiモバイル」のPV成長率も鈍化している。
右肩上がりの成長が当たり前だったmixiは、踊り場にさしかっているのだろうか。「会社としても危機意識を持って取り組んでいる」と笠原社長は言う。
「つながりにくく」なっている?
2006年以降にmixiに参加したユーザーのアクティブ率が特に低いという。同社がミクシィに社名変更し、上場するなど急速に注目が高まったころ。ユーザーが急増して知り合いやコミュニティなどが見つけにくくなったことが背景にあると笠原社長はみている。
mixiがオープンして間もない04~05年は、本名で登録するユーザーも多く、コミュニティの数も限られていたため、知り合いや同じ趣味を持つ人と出会うことが比較的容易だった。だが06年ごろからは登録時に実名を避ける人が増え、ユーザー数・コミュニティ数も急増。08年1月現在で200万コミュニティを超えている。「同級生を探そうと学校名で検索しても、同じ高校のコミュニティだけで2つ3つあることもある」
mixiに参加しても友人を見つけることができず、楽しさを知らないままログインしなくなる――そんな機会損失があると、笠原社長は分析する。
ユーザー同士を出会いやすくし、マイミクを増やせる仕組みを改めて構築できれば、アクティブ率低下に歯止めがかけられると笠原社長は見ている。指標は「マイミク20人」。マイミクが少ないほどアクティブ率が下がる傾向があり、20人を境にアクティブ率が急落するという。
Twitterのような機能も?
笠原社長
目指すのは「つながりたい人とつながる」仕組みの再構築。探したいコミュニティやユーザーがすぐに見つかるよう検索機能を改善するほか、「日記を書かなくなるととたんに交流がなくなってつまらなくなり、mixiにログインしなくなる」という課題を解消したいという。
日記よりもライトに更新でき、交流できる仕組み作りを検討中だ。Twitterのように短いコメントを更新して友人に届けられる機能や、米SNS「Facebook」の「Wall」のように、気軽にコメントできるゲストブック的な仕組みの設置を検討している。
PVを機械的に高めたいなら、ユーザーインタフェース(UI)をいじってクリックが必要なページを増やすという手もある。だがmixiはこれまでのリニューアルでむしろ、クリック数を減らすようなUI変更を行ってきている。「画面遷移が良くなってPVが下がるのはいいと思う。Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)で動かせるUIに、無駄に1ページを挟むのはよくない」
スパムにも悩まされる
スパム対策も課題だ。スパム業者が宣伝目的のアカウントを取り、大量に「足あとスパム」を付けたりスパムメッセージを送りつけるという問題がユーザー離れにつながっている面もあり、先日は「mixii」(ミクスィ)を名乗る悪質な業者のスパムメールに注意喚起した。対策のためにパトロールを強化したり、システムで対応していくという。
モバイルは「業界経験者で専門チーム」
mixiモバイルにはゲームも導入
利用が落ちてきているPC版と異なり、モバイル版「mixiモバイル」は成長が続いている。1月末にはモバイル専任部署「モバイル企画部」を発足。「モバイル業界経験者が集まっている」という。
mixiモバイルはここ1年で大きく変化した。絵文字の多いUIにしたり、ポップな背景スキンやデコメ素材を提供するなど、モバイル特有の流行を押さえて機能追加してきた。「モバイルはひまつぶしという要素が強い」と無料ゲームも投入した。
ただ「ゲームやデコメもmixi上でのコミュニケーションの延長線上にある」という。ゲームはマイミク同士で点数を競えるようにし、デコメもマイミク同士で交流してもらうために提供するなど、「コミュニケーションインフラとしてのmixi」という方向性は、モバイルでもPCもぶれないようにしていきたい考えだ。
モバイル広告「mixiが切り開かないと」
広告単価は右肩上がり
広告事業はPC、モバイルとも順調で、1PV当たりの単価も上昇が続いている。特にモバイルは「いい位置にいる」という。
「PCだとどうしてもYahoo!JAPANの次という位置づけになるが、モバイルだとmixiを最初に考えてくれることが多い」。PVは、PCはYahoo!にかなわないが、モバイルはYahoo!を大きく上回る。
モバイルの広告媒体としてライバルとなるのは「モバゲータウン」だが、モバゲーが若年層に強いのに対して、mixiは18歳以上限定。モバイルでは数少ない「大人向けのメガ媒体」として、ナショナルクライアントからの注目度も高いという。「モバイル広告は、mixiが切り開いていかないといけないと思っている」
安易なフィルタリングには「待った」
未成年の携帯サイトフィルタリング原則化には懸念を示す。「当社への影響は限定的だが、現状のフィルタリングでは、情報発信型サービス全体が使えなくなる。最近のネットサービスは人と人と情報共有で価値を分ける仕組み。18歳未満が一律で使えなくなる、ネットにあまりいい影響を与えないのでは」
インディーズ機能は「One Day Free」の成果
本サービスになる前の機能を試す「インディーズ機能」も続々と投入してきた。同社エンジニアが1週間のうち1日、普段の仕事以外のテーマに取り組める「One Day Free」(ODF)の成果の発表会場でもあるという。
インディーズ機能として公開した、特定コミュニティに関連するコミュニティを表示する「コミュニティブラウザ」は、本サービス化する予定。自社開発の検索技術・テキストマイニング技術をいかしたサービスだ。
「mixi内のデータはぼう大。検索の使い勝手の善し悪しがサイトのアクティブ率にもつながる」
ユーザー3000万人も可能
登録ユーザー数も1300万を超え、そろそろ頭打ちでは――とも考えられるが「まだまだ伸ばしていける」と笠原社長は言う。
「米国のMySpaceやFacebook、韓国のCyworldの普及率を見ても、mixiはまだ普及途上だと思う。mixiは最も普及している20代前半で50%以上の普及率だが、コミュニケーションインフラに近づくことができれば、90%を超えることも可能になる。2000万~3000万人が上限ではないか」
API公開、「できるだけ自由に作ってもらいたい」
(中略)
「クリエイターが作品をネットで公開するという流れが加速しているが、mixiもそのプラットフォームになりたい。mixiには、日記や動画で作品を発表している人もいる。クリエイター専用アカウントを作って発表しやすくする、といった展開もありえるだろう」
mixiは個人同士がつながるプライベートなコミュニケーションツール。だが作品の発表も、プライベートの延長線上にあると話す。「自分が作ったものを見せたいというのもコミュニケーション欲求だと思う。現状ではプライベートな見せ方しかできないが、もう少しパブリックなものも取り込んでいきたい」
同社は事業の拡大へ手を打ち始めており、海外展開も検討中。mixiと、求人サイト「Find Job!」に加え、「3つめのサイトも、チャンスがあればやりたい」という。
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(3月6日 追記) ご紹介いただいたうちの私が面白い思ったところを抜粋。詳しくはリンク先をご覧あれ。
●● 主要ブログの著作権規定、格付け一覧
▲1.運営側に許諾される著作権の範囲も、利用目的も制限されている。
1a.(A++)ユーザの著作人格権の制限規定はなく、運営側の権利の期間が明示されている。
ココログ ・・・(記事の掲載終了とともに運営側の権利は消失する)
ウェブリブログ/ウェブリSNS・・・(記事の掲載終了とともに運営側の権利は消失する)
1b.(A+) ユーザの著作人格権の制限規定があるが、運営側の権利の期間が明示されている。
TypePad ・・・(退会とともに、運営側の権利は消失する)
(著作人格権全般ではないが、運営側は改変・編集が可能)
1c.(A)ユーザの著作人格権の制限規定はないが、運営側の権利の期間が明示されていない。
(運営側の権利の期間が曖昧で、解釈次第でトラブルになる可能性がある)
ドリコムブログ・・・
ブログ人 ・・・・
楽天広場 ・・・(ユーザの出版権には制限あり。)
1d.(A-) ユーザの著作人格権の制限規定があり、運営側の権利の期間が明示されていない。
(運営側の権利の期間が曖昧で、解釈次第でトラブルになる可能性がある。また、著作人格権の制限規定があるため、問題が生じやすい。)
livedoor blog・・・
ヤプログ!・・・(要約+氏名の改変などが可能)
So-net blog・・・(著作人格権全般ではないが、運営側は改変・編集が可能)
アメーバブログ・・・(著作人格権全般ではないが、運営側は改変・編集が可能)
1e.(B-) 運営側の権利に期間制限が「ない」ことが明示されている
(一度、ブログ上で公開したものについては、未来永遠にわたって、運営側が利用可能になることが明示されている。このため、ブログを閉鎖して、内容を書籍化したとしても、ブログの運営側は、書籍の内容を、規約の範囲内で無償で公開することができるし、公開の停止の代償として、運営側に対価を求められる場合もある)
はてな
gooブログ
Autopage
▲ 2.(C) 運営側に許諾される著作権の範囲は制限されているが、目的は制限されていない
(運営側は、ブログをそのまま転載したり、要約したものを書籍化することも可能)
FC2ブログ・・・(運営側は、転載と要約に限って、目的を選ばず利用可能)
JUGEM・・・(運営側は、転載と要約に限って、目的を選ばず利用可能)
(別条項で目的について書かれているが、著作権との関係は明確ではない)
▲ 3.(C-) 運営側に許諾される著作権の範囲も、目的も制限されていない(範囲が非常に広い場合も含む)
mixi(4/1以降)
GREE
Seesaa
Yahoo!ブログ
エキサイトブログ
CURURU
MSN Spaces
○参考サイト
主要ブログサービス・著作権関連の利用規約まとめ
●● mixi問題から見たmixiがする新たなるビジネス戦略の可能性について切り込んでみる
▲ mixi利用規約第18条をわかりやすく説明してみた
▲ ミクシィの釈明会見と矛盾(三月五日)
▲ ミクシィはミクシィユーザーだけが見れる日記や写真集を、一般のヒトに向けて販売しようというプランをすすめていた
▲ ミクシィはクリエイティブ・コモンズを参照し、新たなSNSの価値を求めていったほうがいいと思います
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