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てらまち・ねっと



 石原産業のフェロシルト不法投棄、別件とも追加ともいえる関係者の書類送検があった。
 データを拾っていいたら、石原産業の社員の収入などが出てきた。
 平均年齢41.2歳 で 平均年収6.250千円 とはね。 不法投棄の本体は格差社会なんのそのとの感。

 今回の書類送検の記事の前に、会社のWebページの不法投棄地の地図、
 会社が公表した文書などへのリンクをつけておく。

 今では、石原産業事件を知らない人もいるだろうから、文末には、当時の新聞記事を掲載したWebページにリンク。

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    石原産業についてのデータから
    従業員数(単独)1,074人 従業員数(連結) 1,870人
    平均年齢 41.2歳 平均年収 6,250千円
フェロシルト回収状況

岐阜県中津川市中津川(下図No.35)と愛知県瀬戸市新田(下図No.20)と三重県亀山市辺法寺町(下図No.36)での回収が完了し、現在34箇所の埋設地からの回収が完了しております。残りの埋設地について、今後も鋭意回収工事を進めてまいります(地図参照)。

   石原産業発のニュース リリース一覧 
  3ページのうちの第1ページ(右下で次ページに移動)

●不法投棄の石原産業、元副工場長ら書類送検  サンケイ 2008.3.19 21:29
このニュースのトピックス:汚染、公害
 化学メーカー石原産業(大阪市)が産業廃棄物を愛知県瀬戸市に不法投棄したとして、三重、愛知両県警の合同捜査本部は19日、廃棄物処理法違反容疑で、同社四日市工場の佐藤驍(たけし)元副工場長(70)と運搬にかかわった2業者の役員2人を書類送検した。
 法人としての石原産業も書類送検したが、すでに公訴時効が成立しており、津地検は不起訴処分にする見通し。

 調べでは、佐藤元副工場長らは平成16年11月から12月にかけて、農薬原料の製造過程で生じた廃油を石膏(せっこう)と混ぜるなどした廃棄物約250トンを、愛知県瀬戸市の山林に投棄した疑い。
 石原産業は昨年10月、佐藤元副工場長ら3人を告発、愛知県は同11月、法人としての同社と3人を告発していた。
 佐藤元副工場長は、有害物質が検出された土壌埋め戻し材フェロシルト約13万5000トンを不法投棄したとして、懲役2年の判決が確定している。

●石原産業の元副工場長らを書類送検  中京テレビ:News&Weather 更新時間:2008-03-19 18:48
 化学メーカーの石原産業が愛知県瀬戸市に農薬残渣の産業廃棄物を不法投棄していた問題で、三重県警などは19日、法人の石原産業本社と運搬会社の役員ら3人を廃棄物処理法違反の疑いで津地検に書類送検した。

 書類送検されたのは、大阪に本社がある石原産業と、石原産業四日市工場の佐藤驍・元副工場長、廃棄物の運搬業務などに携わった愛知県内の2人の会社役員ら。三重県警によると、佐藤元副工場長らは04年11月から12月にかけ、瀬戸市の山林など2か所に農薬原料を作る過程で発生した有機物残渣などの廃棄物約250トンを不法に投棄していた。

 この事件では、石原産業が昨年10月、佐藤元副工場長ら3人を津地検に刑事告発したほか、愛知県も同様に石原産業本社と3人を愛知県警に告発していた。
警察の調べに対し、佐藤元副工場長は容疑を認めているが、ほかの2人は否認しているという。

●石原産業 副工場長ら書類送検  CBC NEWS i ページ更新時間:2008年3月20日(木) 05時51分
 石原産業がフェロシルトとは別の産業廃棄物を愛知県瀬戸市の山林に不法投棄したとして四日市工場の元副工場長らが書類送検されました。
 書類送検されたのは石原産業四日市工場の佐藤驍元副工場長70歳と、運搬に関わった産廃処理会社の役員2人、それに法人としての石原産業です。
 
 警察によりますと佐藤容疑者らは2004年11月から12月にかけて、農薬原料の製造工程で出る廃油と石こうを混ぜた産廃およそ250トンを瀬戸市広之田町などの山林に捨てた廃棄物処理法違反の疑いがもたれています。
産廃は、フェロシルトと一緒に投棄されていて、去年10月、石原産業が3人を、11月には、愛知県が法人としての石原産業と3人を刑事告発していました。
佐藤元副工場長は、フェロシルトを不法投棄した罪で、ことし1月、懲役2年の判決が確定しています。(20日05:50)

●販売時に廃棄物認識か(石原産業)  リサイクル ニュース 2006年11月07日 から転載
 石原産業(大阪市)の土壌埋め戻し材・フェロシルトをめぐる事件で、廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で逮捕された同社元取締役で元四日市工場副工場長の佐藤驍容疑者(69)=三重県鈴鹿市東磯山=が、2001年8月にフェロシルト販売を始める際、「三重県亀山市辺法寺町などに埋め立て処分をしなければならない」などと記した販売計画書を作成していたことが分かった。

 三重、愛知、岐阜、京都の4府県警の合同捜査本部は「埋め立て処分」などの表現から、佐藤容疑者が販売当初からフェロシルトを産業廃棄物と認識していた可能性が高いとみている。
 同社は当時、中部国際空港(愛知県常滑市)の埋め立て用土としてフェロシルト32万㌧を四日市工場内に備蓄していた。

 計画書は佐藤容疑者らが8月8日に本社に発議。
 本社の決裁を受け、同17日からフェロシルトの販売が始まり、4カ月後の12月には亀山市辺法寺町への投棄が始まった。

 合同捜査本部は6日に逮捕した佐藤容疑者ら4人を7日、送検するとともに同法の両罰規定で、法人としての石原産業を書類送検する。
 佐藤容疑者以外の3人は、石原産業総務部長の木下博(62)、同工場環境・安全・品質部部長補佐の宮崎俊(58)、子会社「石原ケミカル」取締役の石川達雄(63)の各容疑者。それぞれフェロシルトの生産や管理の責任者を務めていた。
佐藤容疑者は容疑をおおむね認めている。宮崎、石川両容疑者もほぼ認めているが、木下容疑者は容疑を否認しているとみられる。

 調べでは、佐藤容疑者は同社関係者らと共謀し、フェロシルトを廃棄物と認識しながら、2001年12月から2003年1月ごろ約9,000回にわたり、中間業者を通じて三重県亀山市辺法寺町の茶畑などに約10万5,900㌧を捨てた疑い。
同所には2005年4月までに、約13万㌧が捨てられた。
12月1日に時効を迎える京都府の告発事実については、今月中に同容疑で佐藤容疑者ら4人を書類送検する見込み。

 岐阜県の刑事告発などについても、年内の立件を目指す。
 石原産業によるフェロシルト事件は、強制捜査に着手してからほぼ1年で、開発の中心人物だった同社四日市工場の元副工場長、佐藤驍容疑者らの逮捕となった。
産廃処理費用を浮かせるため、有害廃液を混ぜた商品を三重県認定のリサイクル製品として販売した前代未聞の事件。

 石原産業側は「佐藤容疑者の独断だった」と主張する。
しかし、三重県警などの合同捜査本部は「企業犯罪に組織的関与がないはずはない」と、当時の工場長だった田村藤夫社長の立件を視野に捜査を進めてきた。
昨年11月の家宅捜索で四日市工場などから押収した資料の中に「本来あるべき資料がない」(捜査員)など、田村社長の関与を示す十分な証拠が得られず、捜査は長引いた。

 捜査幹部は「佐藤容疑者だけなら今春にも逮捕できた」と語る。
 田村社長の立件は見送られる見通しだが、強い毒性を含む72万㌧ものフェロシルトを各地に捨て、環境の悪化や住民不安を招いた事実に変わりはない。
酸化チタントップメーカーの同社は1960年代にも、硫酸廃液を港に垂れ流して四日市公害の一因となった。

 廃棄物問題が絶えず付きまとうのは宿命とはいえ、再び環境への過ちを犯した社会的責任は免れない。 中日新聞より



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