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てらまち・ねっと



 岐阜県庁の裏金事件、今日は午後3時に県に申入書を提出する。
 ところで、今朝の毎日新聞は、県知事の会見のWebページにリンクが急増していると面白い記事。
 昨年のフェロシルト問題の時は、三重県知事、愛知県知事、岐阜県知事のそれぞれの会見の様子をたびたび紹介してきた。
 今回、私は、知事の会見を宣伝してきたし、このブログ経由のアクセスも少なくないだろと自負している。

   8月10日 会見リンク
   8月5日 県の報告へのリンク
   7月20日 中間報告へのリンク

 ちょうど、8月26日の岐阜新聞は、知事の心情を「当時ならば『440億円分の4億円』だったのが、十年遅れた今『4億円分の4億円』になってしまった」と報道している(なお、94年分と思われる1年分を云うこの数字の認識には明白な間違いがある)。
 シャクなのは、「25日、県庁を訪れた林業グループに、このような表現で胸中を端的に吐露した」とされているようにある程度の範囲の人には会うのに、私たちには忙しいと「会わない」こと。

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  8月24日(木)知事記者会見  録画にもリンクあり

•2006年8月24日(木)発表
•岐阜県庁(岐阜市)
【全編】知事記者会見(26分45秒)
•知事発表事項
  「飛騨美濃合併130周年記念事業」として行った県施設の無料開放の結果について
  「防災訓練の計画」について
  「不正資金問題」にかかる検討委員会の調査状況と今後の県の対応について    ほか
•記者からの質問
   不正資金問題について   ほか


● 裏金問題公開「10年遅れた」 古田知事
    8月26日 朝刊社会面
 全国的に裏金が問題化した一九九〇年代半ばから十年を経て発覚した県の裏金問題は今、全国に波紋を広げている。

 「当時ならば『440(億円)分の4(億円)』だったのが、十年遅れた今、『4(億円)分の4(億円)』になってしまった」

 古田肇知事は二十五日、県庁を訪れた本巣市の林業グループに、このような表現で胸中を端的に吐露した。

 九〇年代半ばの全国的な裏金問題を受け、全国市民オンブズマン会議は九八年、各自治体の公金不正支出についての自主調査結果を公表した。調査を実施した二十八都道府県のうち二十五都道府県で不正支出があり、その総額は四百三十六億円に上った。この際、県は「自主調査は行わない方針」と回答した。

 裏金の存在を隠し続けた末、今年七月になって県の裏金問題は表面化。県の調査によると、九八年度当初の裏金保有額は四億四千百万円だった。

 古田知事の印象的な言葉は、この経緯を踏まえ県でも年間四億円を超す裏金がつくられていた実態を深刻に受け止める一方で、県では当時の情報公開の傾向に逆らうように裏金の調査、公表が行われず、今になって発覚し、結果的に全国から集中的に非難を浴びる事態となっている現状に悔しさをにじませた格好だ。

 古田知事は、県議会でも当時、県側が裏金づくりを否定してきた姿勢にも批判を込めた。その上で深刻な裏金問題について「真っすぐに誠実に対応することに尽きる」と語り、裏金をつくれない予算執行システムを確立するなど再発防止を徹底する考えを示した。

 当時、在任中だった梶原拓前知事も今月八日の記者会見で、自らの関与は否定した上で、全国的に裏金が問題化した際、県の実態調査をしなかったことに「判断が甘かった。弁解の余地はない」と述べた。隠ぺいを続けた十年間の付けが今、県政に重くのしかかっている。


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 福井県での特定図書排除問題。集会は大盛況だった。
 2006年8月26日の福井での集会

 後ほど紹介する新聞記事にもあるが、問題の排除本のリストを作成し提出したとされる福井県の男女共同参画推進委員が来て、発言した。その前にも、同旨の発言者ひとり。
 発言に対して、間髪入れない掛け声やヤジ、しかも、会場の後部の左・右・中に散ってのやり方に、会場の参加者にも報道関係の記者にも「状況」や実態が一目瞭然だった。

 上野さん「排除するリストにいれられて、著者としての私は傷つけられた。まず、謝るべきだ」との旨。
 リストを提出したとする近藤氏「私にも表現の自由がある」との旨。

 ところで、この日の午前中、私たちは、本を撤去して問題の発端となった ユー・アイふくい に寄って、中を見学したり、所長らと話した。
 県側「あまりにしつこく、本を撤去するように言うので、職員が、その本の中に何が書いてあるかを確認するために一時どけた、という事情だ」という旨。
 私「どうしてもそういう強要があるなら、開架(本を通常どおり出した状態のこと)で一冊ずつ持ってきて、話し合えばいい」。
 県側「確かにそうです」・・・

 実は、行政の現場では、いろんなことで「強要」来る。
 そういうときに不可欠な基本姿勢は、「公務であることの信念を持ってしっかりと対応すること」。
 今回は、それが欠けたことが間違いの始まり。

 あの本がいい、この本はイヤ、そういうことは自由に発言したっていいし、要望してもいい。しかし、撤去するまで、執拗に迫り続けることは全く意味が違う。
 ス○○○○行為と同様のことだということは、多くの人がすぐに認識できる。

 この集会の報告の記事、福井では翌日の各新聞がカラー写真入りで報道していた。社会的な波紋の大きさが表れている。
 と思いつつ、岐阜に帰って今朝の新聞を見たら、岐阜市がヘンなことをしていて、市民らに問題を指摘されていた。

 詳しくは記事をみて欲しい
 (2006.8.26 上から中日、毎日、岐阜、朝日新聞)
 教育研究会未来
 行政の一部には、こういうことを隠れ蓑にヘンなことをしようとする人たちがいるし、世の中には意図的に行政を利用しようとする人たちがいる。
 苦情申し出をしたのは、岐阜女性会議。
 (参考・同会議が加わっている ぎふ女性会議ネットワーク



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 ● 「排除の意図ない」蔵書一時撤去 公開質問状 上野教授らに回答
  8月26日の中日新聞


● 参画本撤去 「福井だけの問題でない」 抗議集会で上野教授強調  全国的拡大を懸念
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
   2006.8.27  中日新聞 
 「福井単独の問題ではない」「離婚やシングルマザーを危険ととらえる勢力がある」-。 県生活学習館の男女共同参画関連の蔵書153冊が撤去された問題について、26日に福井市の県民会館で開かれた抗議集会では、全国的に目立つバックラッシュ(揺り戻し)を懸念する発言が相次いだ。(北村剛史)

 県内外から約180人(主催者発表)が参加。著書が一時撤去の対象となり、問題を「福井発『焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)』」として批判している上野千鶴子・東大教授は、「言論人にとっては著書を届けられず口を封じられるのは、生き埋めになったのと同じ」と説明。「福井県は一度入れた本を撤去するという目につくことをやりすぎただけ。全国的に、ジェンダーやジェンダーフリーに対するバックラッシュが広がっている」と述べ、今回の“事件”が、福井県に限定した問題でないことを強調した。
 その上で、「潮目が変わると、一気に取り返しのつかない状況になる。どんなサインも見逃さず、もぐらたたきのように一つ一つつぶしていかなくてはならない」と呼びかけた。
 当初から、この問題にかかわってきた今大地晴美・敦賀市議も「県は、しっかりと説明責任を果たすべきだ。批判がネットワークでつながりここまで来た。一人一人が事件について考え、今、何をするべきかを考える必要がある」と話した。
 一時撤去のきっかけとなったリストを提出した男性も出席。マイクを握り「リストの本は、理解不能で生活学習館に置くことにふさわしくない。本の内容を議論するべきだ」と発言すると、一部から発言に同調する大声のやじが飛び、騒然とする一幕もあった。
 集会は、図書リストの公開を求めて県を相手に提訴する準備を進めていたグループなどが主催。リストを事実上非公開とする決定をした県は、提訴予定日を前に方針を一転、今月11日に公開した。

 福井で抗議集会「県の姿勢危険」  図書撤去問題
 福井県生活学習館(福井市)から男女共同参画関連本約150冊が撤去された問題で、著書の一人の上野千鶴子・東大教授らによる抗議集会が26日、福井市の県民会館で開かれた。
 上野教授は、男女共同参画やジェンダーフリーへの攻撃が全国的に広がっている現状を報告した。推進員の排除要請を受け、県が書架から図書を一時撤去したことなどを「県男女共同参画推進条例に反した行為」と指摘。
 近く県に、同条例に基づき是正改善と、県男女共同参画審議会への諮問を求める苦情の申立を行う方針を示した。
 集会後、上野教授は「(批判を含め)いろいろな考えはあってもいいが、一個人の要求に県が無節操に動いたことは問題で非常に危険」と厳しく批判した。
(2006.8.27 中日新聞)

● 本撤去 福井で抗議集会  県の迷走強く非難 問題追及の構え
    2006.8.27 日刊県民福井新聞
 ユーアイ・ふくい(県生活学習館)のジェンダー関連図書約150冊を県が一時撤去した問題で、著者で社会学者の上野千鶴子・東京大学教授ら関係者が26日、福井市内で抗議集会を開いた。非公開としていた撤去図書を県が突然公開したことから、会場はさながら主催者側の“勝利集会”の様相を呈した。
 福井市の県民会館で開かれたこの集会には、県内外から180人が参加。県を相手取り、撤去図書名の公開を求めて福井地裁に提訴する方針を決めていた原告団が主催した。県が11日に図書名を公開したことから提訴は見送ったが、原告団メンバーは県男女共同参画審議会を通して一連の問題をさらに追及する構えを見せている。
 集会ではまず、原告団メンバーだった今大地晴美敦賀市議らが一連の経過を説明。引き続き、上野教授は「私たちの勝利だ。不当なのは県と、撤去を求めた男女共同参画推進員だが、今回のことは人ごとではない」とし、全国に広がりつつある男女共同参画への不当に批判や圧力に抵抗するよう呼び掛けた。
 この後行われた上野教授と信田さよ子氏の対談に引き続き、撤去図書の著者や関係者らによるメッセージか次々と紹介された。この中では、一時的にせよ図書を撤去し、図書名の公開をめぐって迷走した県の一連の対応を強く非難する意見が目立った。
 一方、集会には図書撤去を申し入れた男女共同参画推進員の男性も参加。上野教授の著書の記述の一部を批判し、賛同者がヤジを飛ばして騒然となる場面もあった。
 上野教授は「突然の方針変更に対する市民オンブズマンの質問に県はきっちり答えてほしい。撤去という意思決定を行った県はおかしい。私たちが問題にしているのは行政権力だ」と述べた。(永井寛郎)

● ジェンダー図書排除で抗議 「県の無節操さ問題」 福井で集会 上野さん「戦おう」
    2006.8.27 朝日新聞
 県生活学習館(福井市)でジェンダーや性教育に関する本約150冊が書架から一時撤去されていた問題で、撤去された本の著者上野千鶴子らでつくる「ジェンダー図書排除」究明原告団は26日、福井市大手3丁目の県民会館で抗議集会を開いた。集会には原告団のメンバーや市民180人が参加した。 
 会は「福井発・焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)、ジェンダー図書排除問題を問う」をテーマに開かれた。原告団のメンバーが、図書が撤去された経緯や県の対応の問題点などを説明。その後、上野さんらが講演し「言論人が書いた物を葬られるというのは口を封じられるのと同じだ。どんなに小さな動きでも、静観するのではなく戦っていかなくてはいけない」と訴えた。
 最後に原告団のメンバーらが、順番に意見を述べ「県の対応は行政としての一貫性がまったく感じられない。不当な本の撤去がひろがらないようにしたい」などの意見が出された。
 この問題は、05年11月、県の男女共同参画推進員の男性が、県生活学習館の3冊の本について「内容が過激で不適切である」として県に撤去を要請。県は同月下旬に「男女共同参画に関しては、さまざまな意見があり必要だ」として、申し出を拒否した。
 しかし、その後も男性からの申し出は続き、06年2月に、ジェンダーや性教育に関する図書153冊のリストを提出し撤去を求めた。県は3月末に図書を書架から移動、5月中旬に戻した。
 原告団は6月、リストの開示を求めて情報公開請求。県は7月に書名や著者名などを黒く塗りつぶして公開した。原告団が、非公開は不当だとして提訴する構えを見せると、県は態度を一転させ今月11日にリストを全面公開した。
 上野さんは一連の県の対応に対し「撤去を求めたことは思想信条の自由。それに対し県が無節操に動いたことが問題で、とても危険な行為だ。こうした事態が前例になっては困る」と話した。


● ジェンダー本撤去問題  上野東大教授ら抗議集会 福井「全面開示は勝利の証し」
2006.8.27 読売新聞 
 県生活学習館が、フェミニズム関係の書籍約150冊を一時撤去した問題で、対象となった本の著者の上野千鶴子・東京大教授らが26日、福井市の県民会館で抗議集会を開き、「対抗勢力に負けず、(男女共同参画の)声を上げていくことが大切だ」と訴えた。
 約180人が参加。今大地晴美・敦賀市議らが一時撤去した書籍名の公表を情報公開制度を使って県に迫り、実現した経緯などを説明。撤去を繰り返さないよう県に求める苦情申出書への署名を呼びかけた。
 上野教授は「福井は本の撤去で目立ったが、(フェミニズムに対する)バックラッシュ(揺り戻し)の動きは根が深い。特に東京都は教育現場が委縮しており、今後どこに広がるか分からない。今日は(書籍名などの全面公開を引き出し)勝利した証しの集会が出来てうれしい」と述べた。
 参加者が意見を述べるリレートークでは、本の撤去を申し入れた県男女共同参画推進員の男性も発言。「理解不能な言葉や写真が使われており、男女共同参画にふさわしいのか」とした。
 これに抗議する側から「バッシングを身近に感じる」「この問題をきっかけに、対抗するネットワークを広げたい」などの声が上がり、同教授も「獲得したものは闘わないと失う。女はおとなしく台所に引っ込んでいろという声から守り抜いて」と話した。(2006年8月27日 読売新聞)

● 県生活学習館の書籍撤去  著者らが抗議集会/福井

 県生活学習館の書架からジェンダー関連本が一時外された問題で、著者の一人で社会学者の上野千鶴子東大教授らが26日、福井市の県民会館で抗議集会を開いた。
 上野教授は県が当初、書名や著者名などを非公開にしたのに対し公開を求めて提訴を表明。その後、県が公表に転じたため提訴は見送っていた。
 集会には県内のほか、東京都、岐阜県などから約180人が参加。上野教授は「提訴に踏み切るとしたから県は公表した。問題は福井県のことだけではない。東京都ではジェンダーの名のつく本は図書館に入れない動きがある。身の回りでそういう動きがないか監視してほしい」と訴えた。
 会場には、外された本のリストを作成した県男女共同参画推進員の男性も出席し「リストの本は男女共同参画にふさわしくない」と発言。上野教授は「あなたは私の権利を侵害したのであり、謝罪してほしい」と求めた。
 当初、上野教授とともに訴訟を予定していたメンバーらは、県男女共同参画推進条例に基づき、県に苦情申出書を提出することにしている。申出書では書籍を撤去したことなどが条例の趣旨に反するなどとして、再発防止と県男女共同参画審議会への諮問を求める。(2006年8月27日 福井新聞)

「社会を後退させないために」 ジェンダー本撤去 上野さんら集会
 福井県生活学習館(福井市下六条町)が県民からの指摘でジェンダー(性差)関係の書籍約150冊を一時撤去し、そのリストを非公開にしていた問題で、社会学者の東大教授、上野千鶴子さんらのグループが26日、福井市内で、「ジェンダー図書排除問題を問う」と題した抗議集会を開いた。
 もともと26日に、県を相手取り撤去した本の書名公開を求める訴訟を福井地裁に起こし、その後に「提訴集会」を開く予定だった。今月11日に県が一転して、書名の全面公開を決めたため、集会のテーマを変更した。
 上野さんをはじめ、グループのメンバー4人が一般参加者約100人(注・180人の間違い)に、経緯や今後の対応、問題の背景について説明し、意見を述べ合った。
 上野さんは「きょうの集会は私たちの勝利の証し。県は、言論を制限するというナチス・ドイツと同じ過ちを犯した。社会を後退させないためにも、みんなで頑張っていきたい」と話した。同グループは、今後「男女共同参画施策に関する苦情申出書」を県に提出する。(松井聡)(2006.8.27 毎日新聞)

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 去年、初めて認識した、センニンソウ・仙人草という植物。
 身近にたくさんありました。開花後のその変わった姿に驚き。

 まだ、咲き初めです。とりあえず、予告的に紹介します。

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ハチもたくさんきます


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