古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

小学校の同級会

2016-11-08 | 美術館と美術展
豊橋美術博物館に行ってきました。5日午前です。5日は蒲郡で、午後小学校の同級会。どうせ蒲郡までいくのなら、豊橋によって来よう。豊橋の美術館はいい美術館で10数回行っています。最近時間がとれなくて訪れていないのでこの機会に行ってみようと、朝8時に家を出て、名鉄で豊に向かいました。9:37豊橋着、市電で豊橋公園に行きました。実はこれ、小生にとって大事件です。美術館は駅から2㎞弱、豊橋公園の中にあるのですが、今までは駅から歩いていたので、市電で行ったのは初めて。最近脚力が弱って、2kmを歩くのが億劫で市電に乗ったのです。「80歳を過ぎたから仕方ないか。」
 公園前で下りて美術館まで歩きました。「NIHON画 新たな地平を求めて」という企画展をやっていました。
「本展では、戦後日本画史を語る上で欠くことのできない福田平八郎、神岡神泉、東山魁夷、高山辰夫、杉山寧、片山珠子、香山又造、平山郁夫、堂本印象、横山操といった画家たちが日本画壇に新風を吹き込むべくさまざまな表現に挑んだ1950~60年代を起点にバンリアル美術協会などの前衛グループや独自に活動を展開した画家たちの実験作。伝統素材を用いて「日本画」を超える新たな可能性を示した現代画家を取り上げます。」
 日本画とは何かを追求し、岩絵の具を用いた絵で抽象画の世界を追求した作品の展示と思われました。秋野不矩の「ガンジス川」が印象的でした。
1時間ほど見た後、また市電で駅前に戻りました。豊橋名物の「菜飯田楽」で昼食を採り、1時前の電車で蒲郡に1次10分ごろつきました。
幹事のNが、いました。「ケイタイ持ってない?」。「持ってない」。「公衆電話探したけど、たった一つ見つけた公衆電話が故障らしくてかからない!」
実際最近ハケイタイの普及で、公衆電話が少なくなり、探すのに苦労する。
「ホテルのバスが迎えにくるじゃない。それを待とう」。ホテルのバス専用の乗り場の前のベンチに腰を下ろし待っていると、S君がきたので、ケイタイを借りてNが電話した。
間もなく、もう一人の幹事「タミネエ」(本名民子)が車を転がしてやってくる。早速乗り込む。「ダンナは元気?」。「昨年12月になくなった」。もう皆そういう齢なのだ。
竹島ホテルについて、ロビーに座り込んでいたら、次々昔の同級生がきた。今日は男子8名、女子12名の20名だという。同級生は50数名いたが、80歳を超すと3割がなくなっているから生存者は40名程度、20名なら、出席率5割を超す。
「10名も集まるか?」と思って声をかけ始めたんだけど、20名もあつまってくれたから、うれしい」。幹事のNが言う。部屋に入り、着替えをして大風呂に行く。三河湾の景色が綺麗だ。目の前に竹島がある。
幹事の部屋に集まり、アルコール漬けが始まる。マサミ君が来た。何十年ぶりかな?奥さんを17年前に無くし、今はウオーキングに熱中しているとのこと。「シーボー」(本名静子)も来た。名前が思い出せないのも、男子2名、女子2名いた。
 夕食会後はカラオケが恒例だ。みんな乗りの良い歌を歌う。カラオケが歌えるということは、肺活量があり健康だということだ。
小生「世の中歩がなきゃなりたたぬ」の『歩』、「精進落としの酒を飲み,
別の生き方あったね」の『小樽運河』を披露したら、「歌、沢山知ってるんだねぇ」。賞賛なのか、冷やかしなのか。ともあれ8時過ぎまでカラオケで賑わった。
翌日9時でお開きにしてかえってきたが、中学の同級生Fの息子さんから年賀欠礼の挨拶状が来ていた。
「父が本年7月永眠しました。そういう齢、と再度思いました。