古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

イチローの言葉

2012-05-19 | Weblog・人生・その他
 マラソンや水泳だけでなく、何事も「継続が肝腎だ」と思っていますが、イチローも同じことを考えているのですね。

 『イチローに学ぶ』、17日の中日夕刊「紙つぶて」欄に、篠原久典名大教授が寄稿していました。
【「科学者、研究者になるために一番大切なことは何ですか?」。即座に私は「健康です」と答える。・・・
 科学研究には継続性が不可欠である。一つのテーマに10年、20年かかることはざらだ。忍耐強く研究を積み重ねていく。これを日常的に支えるのは、まず、健康で丈夫な体である。科学研究には先人争いのプレッシャーもある。これに耐えるのも健康な身体である。
 研究者として(スポーツ好きとしても)私は常々、身体操作に興味をもってきた。いかに、自身の体の変調をすばやく察知して病に侵されないようにするか?長い研究生活で得た私の結論は、頑固なまでに生活のパターンとリズムを変えない、ことである。毎日毎日同じことを繰り返すことにより、身体の変調を素早く感知できるようになる。
 先日、セーフコ・フィールドでイチローを間近に観察する機会があった。他のメジャーリーガーと比べても彼の身体操作術は群を抜いている。ネクスト・バッターボックスではもちろん、ライトの守備位置でも「常に全く同じタイミングで」股関節と肩甲骨のストレッチを欠かさない。毎インニング頑固なまでに、同じタイミングと動作でストレッチを繰り返し、準備する。
 彼の「小さなことを積み重ねるのがとんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています」のコトバが好きだ。】