古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

剣山紀行(1)

2010-07-11 | 旅行
四国剣山に登りました。以下、その旅行記、お閑の折、ご
笑覧ください。
実は、休日の高速1000円を狙って、3(土),4日(日)で計画していたので
すが、西から雨が降り出す模様で、急遽1日遅らせて、4日から出発することにしま
した。
4日9時、名古屋駅に集合。メンバーは、浜松のSさん、小牧のJさんと小生の3
人です。いつもは、岐阜のSさんが加わるにですが、今回は都合がつかず3人になり
ました。
一宮ICから名神にのり、日曜の渋滞を心配していましたが、おてんきがパットし
ないためか、まったく渋滞がなく、11時半には吹田JCTで中国自動車道、山陽道
に入り淡河(おうご)SAで昼食。
「全品2割引だって」と、Jさんと感嘆の声を上げ、早速、「サンデイランチ(4
00円)」を頼みました。うどん・蕎麦にいなり寿司2個、吸い物という豪華版。
三木JCTで、山陽道に入りました。垂水JCTで、明石大橋に向かいます。橋の前
に大きなトンネル、「舞子トンネル」です。
「これって明石大橋を造るために掘ったトンネルだね。片側3車線。すごいカネを掛
けてる!」とJさん。
「平成10年にこの橋が出来たとき、完成記念のハーフマラソン大会があって、トン
ネルの出口からスタートして、またトンネルに戻ってくるコースだったが、この舞子
トンネルが、更衣室代わりに使われたんだ!」と、小生。
明石海峡大橋が全貌をあらわした。天気が持ち直し、青空が出てきたので、素晴らし
い景観だ。世界最長の吊り橋(3911m)です。
淡路島に入って、車は快調に走る。
「なんだか島の中を走っているように思えない」
「淡路島は北から南に長いからね」
「ここは兵庫県なんだ」
(兵庫県は、淡路島から日本海側の城崎温泉まであるから、南北に長い県だ)
今度は大鳴門橋にかかる。橋を渡っていよいよ四国。
鳴門ICで、高速を降りたら、料金表示が「¥3500」
「えっ、1000円じゃないの?」
「もしかしたら、大橋は別料金になるのかな?」
まぁ、あれだけ立派な橋を1000円以内で渡ったんでは申し訳ないからいいか!
一般道を徳島ICに向かう。2時半ごろ徳島道に乗り、美馬ICを目指します。
「一寸休憩しましょう」と途中のSAで下車。
売店に入ると、ここも「全品2割引き」。どうやら高速の売店は、第一日曜は「2割
引」を行っているらしい。3時ごろ美馬ICを降りる。料金は、750円。しかし看
板の表示は、徳島から1500円。ここは、日曜5割引?
今度はR438。日本3大酷道の一だそうです。徳島市と坂出市を結んでいる国道だ
が、徳島から西側の山岳地帯へ入り、剣山のふもと、徳島県三好郡東祖谷山村見ノ越
で北へと方向を転じ、坂出へと向う。
この国道、四国の山岳地帯を通るだけあって、「これぞ酷道!」といった、四国の酷
道の真髄を見せつけてくれる。なお、徳島市から東祖谷山村見ノ越までの区間は、こ
れもまた酷道で有名な、国道439号と重複している。貞光の道の駅で時間を潰し、3
時45分、宿舎の「岩戸荘」に着いた。乗せてもらっているだけでも、7時間近い車
の旅は疲れる。6時からの夕食は、「あまごの味噌鍋」。
窓辺の清流貞光川(吉野川の上流)を眺めながら、懇談した。
「吉川英治が昭和の初めに書いた小説に“鳴門秘帖”という小説があって、その舞台
が、この剣山。中学生の時読んで、初めて“剣山”の名をしったの」と小生。
「ここまで来たら石鎚山にも登ってみたいと、山登りが趣味のJさんは言う。剣山は
標高1955m。石鎚山は1982m(四国の最高峰)である。話題が尽きない夕食タイムで
した。(続く)